人狼議事


32 Zug Zwang

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示




  俺の手がわかる様になったのか?
  成長したな、ルーカス。

 



 [弱い手を見抜かれたならそう言って、
  責め立てられているというのに笑うのだろう。
  
  幾度も盤を重ね合って
  幾度も互いの手を研究し合って
  いつか本当に勝たれる日が来たかもしれない。

  その時だって笑うんだろう。
  今度こそあんたの実力だって散々褒めて。
  不貞腐れた顔でもされたら、それも揶揄って。]
 



         [ そんな夢をもう
           見る事すら無いのだろう。]
 


【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ


      [     ボタンのカバーは既に外した。
          後はもうボタンを押すだけで良い。
        流石に触れたくらいでは押せないので、

                もう後は押すだけで ]
 

(22) 伽藍堂 2023/12/25(Mon) 09時頃

【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ



  ………っは、ぁ、……は…、っ…―――

 

(23) 伽藍堂 2023/12/25(Mon) 09時頃

【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ


 [幾度目かの過呼吸状態となっていた。
  ボタンを押す為でもあるがその場に座り込み
  全身が震え出しているのをただ指先だけは抑えて。
  それでも殺しきれない振動がボタンの表層を
  カタカタと揺らしている。

  いっそ、押してしまった方が何もかもが楽だった。

  指先が支点を得られる。
  そもそもに震えを抑える必要が無くなる。
  過呼吸の原因であるストレス対象を排除できる。

  部屋の冷たさのお陰か思考は妙に冷静で
  状況の把握も最適手もその後の展開すら描き、
  対処と封殺の手筈迄全て考え尽くせていた。

  だから押すだけなんだ。 なのに ]
 

(24) 伽藍堂 2023/12/25(Mon) 09時頃

【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ


 [あの時言われた言葉が何度も頭の中で蘇った。

  今自身が行おうとしている行為が正にそれであり、
  且つ自身も言葉の上で嫌がった行為でもあって。
  だというのに決行しようとしている自身が
  相当に馬鹿らしく、また相手の思惑通りの行動を
  起こしている様に感じられてしまっていた。

  押せば楽になれるのに
  押せば生涯の屈辱を得る事になる

  それが堪らなく不愉快で苦痛で悔しくて仕方なく
  最後の一押しが出来ないまま数分も数十分も
  膠着したままその場で頽れていた。


  そうして。]

 

(25) 伽藍堂 2023/12/25(Mon) 09時頃

【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ



   ……‥っ、う…、…っ ぅあ 

 

(26) 伽藍堂 2023/12/25(Mon) 09時頃

【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ


 [気付いたら涙が止まらなくなっていた。]
 

(27) 伽藍堂 2023/12/25(Mon) 09時頃

【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ



 [最初はボタンを押せない理由に苛立ち、
  また更なる殺意を沸かせもしていたというのに。

  途中から、ぼろぼろと涙が零れ落ちていた。
  呼吸の苦しさからだろうか、それとも
  苛立ちのあまり脳の何らかの機能に支障をきたし
  涙が出るようになってしまったのか。

  理由が一切見いだせないまま
  床に幾つも水滴を生じさせる。


  何がこうさせてしまったんだろう。
  どうしてこんな事になってしまったんだろう。
    何もかもがわからない、わかりたくもない
    それなのに止まらなくて、呼吸が苦しくて
      何度も何度も嗚咽を溢して泣き続けた ]
 

(28) 伽藍堂 2023/12/25(Mon) 09時頃

【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ



             [スイッチから指が離れて ]

 

(29) 伽藍堂 2023/12/25(Mon) 09時頃

【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ





 [また暫くの時間を経過させてしまってから
  ふらふらと立ち上がり

  口元に笑みを作り浮かべた。]
 

(30) 伽藍堂 2023/12/25(Mon) 09時頃

【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ


 [涙はとうに枯れて
  気付けば呼吸も落ち着いていた。
  もしかしたら少し気絶していたのかもしれない。
  頭がまた妙に明朗としていて楽で、
     ・・・・・
  だから最も良い手も浮かべられていた。

  いくつか記憶が抜け落ちてる中
  しっかりと記憶しているそれらを思い出す。]
 

(31) 伽藍堂 2023/12/25(Mon) 09時頃

【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ



  ………あんた、死にたがってたよな?

  俺の手を取るのも拒んで
  何よりも自分を殺したがって
  今の状況より更に深い眠りを欲しがった。

              俺の駒
  はは、随分と潔癖だな。僧侶サマ。


  果てに罪人を裁けた気分はどうだ?


 [一度首をさする。其処には何の痕も無い。
  真っ白な首元があるだけで。
  幻の残り香すら 今や ]
 

(32) 伽藍堂 2023/12/25(Mon) 09時頃

【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ


 [その場で踵を返し、
  思い止まる事も無く部屋を立ち去る。

  外したボタンのカバーはしっかりと戻しておいた。
  追々、その時が来たとしても簡単には外せないよう
  細工すらしに来たかもしれない。


  GM用の部屋へ戻り犬の目を覚まさせる。
  操作をすれば痛みなど無く戻せるのだ。
  それは参加者についても同様で。
  操作をすれば眠る様に仮想空間を離れられる。

  再度死んだ事も自覚できぬまま。
  もし目覚める事があれば、正しくその地点から
  休みも安らぎも与えられぬまま目覚められるように。]
 

(33) 伽藍堂 2023/12/25(Mon) 09時頃

【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ



 [ ああそうだった。
   アレはただの敗者だ。
   願いを叶えてやる義務など発生せず
   最期をどう弄んだところで構いもしない。

   こうして委員会に金額を積めば
   また幾らでも目覚めさせる事も可能で

   いっそ眠りを奪う事すら可能で


      安らかさなど与えてやろうものか   ]

 

(34) 伽藍堂 2023/12/25(Mon) 09時頃

【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ


                 ・・・
     どんな顔するんだろうな、あんた。

 

(35) 伽藍堂 2023/12/25(Mon) 09時頃

【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ



 [ 操作盤へ手を伸ばす

   キーを打ち込むその様は、
   得意の早打ちチェスを愉しむかの様に軽快で

      打ち込み終われば
      痛みも無く其方へ眠りが訪れただろう

      眠りに落ちた感触も無く
      次の目覚めに地続きの地獄が広がる様に
      最後に愛おしげに操作盤を撫でながら
      設けてしまったモニターに向け
      愛でも告げる様に囁いた        ]

 

(36) 伽藍堂 2023/12/25(Mon) 09時頃

【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ



           ・・・
           またな


            **

(37) 伽藍堂 2023/12/25(Mon) 09時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

 
[青年はその場に佇み続け、
 思いを巡らせながら終わりを待ち続け、

 そして終わりは訪れない。

 青年以外の全てが停止してしまったかのように]
 

(38) Siro_neri 2023/12/25(Mon) 14時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

 
[北極基地は静まり返ったまま
 生物の気配はどこにもなく、

 外は極夜に沈んだまま
 時の流れを感じさせない。

 それは青年が終わったことに気づけぬまま
 見続けている夢でもあり

 夢から醒まされたことに気づけぬまま
 再三彷徨い始めた仮想現実でもあった]
 

(39) Siro_neri 2023/12/25(Mon) 14時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

 
[待てども終わりが訪れないからと、
 青年はやがて自ら命を断とうと試みた。

 だが仮想空間での死は終わりではなく、
 徒に苦痛を味わうだけの行為。

 すぐにそれに気づき、
 死のうとすることもなくなった]
 

(40) Siro_neri 2023/12/25(Mon) 14時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

 
[この地獄を誰が齎したか。
 その答えだけは明白だった。

 何が最も青年の苦痛となるか、
 知り尽くしての的確な報復。
 
 青年にはそのように思えて]
 

(41) Siro_neri 2023/12/25(Mon) 14時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

 
[何時間ぶり──いや、何日ぶり? 何週間ぶり?
 何ヶ月ぶり? 何年ぶり?
 いつぶりかもわからなくなった名を呼ぶ。

 永い時の果てに漸く彼の理解を得られた気がして、
 青年の胸中には満たされる思いさえあった。

 果たして青年が呟いた声は誰かに届いたのか、
 それとも誰の耳にも入らず消えたのか]
 

(42) Siro_neri 2023/12/25(Mon) 14時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

 
[彼が手の内に留まってほしいと言うなら留まろう、
 盤の上に収めておきたいというなら
 いつまでも彼の駒であろう。
 
 彼が生きていることは察せられるのに、
 二度と逢うのが叶わないだろうことだけは
 青年に少しばかりの寂しさを抱かせるけれど。
 
 彼は自らの手で殺した相手。
 そう思えば、亡霊に縛られたようなものだった。
 
 
     青年の手には未だ、感触が残り続けている。
     彼との最後の思い出として、
     きっといつまでも残り続けるのだろう  ]
 

(43) Siro_neri 2023/12/25(Mon) 14時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

 
[永遠に続く終わりなき生。
 時にそれが断絶しても気付くことさえ許されない、
 彼に時も命も支配された監獄。
 
 それでも、この空間に他の命がないなら
 ──現実に他の命を害する可能性がないのなら、
 まだ絶望には下があると思えた。

 だから青年はただ過ごす。
 静かで退屈で無意味な時間を]
 

(44) Siro_neri 2023/12/25(Mon) 14時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

 
[読めるもの全てを読み漁り、
 入れる場所全てを隅から隅まで探索し、
 かと思えばただただ風景を眺め続け。
 
 時には枕のひとつを抱き締めて
 客室のベッドに潜り込み、
 多くの時間を微睡みに費やし。

 時には衝動に駆られ何かを破壊し、
 あるいは自らを傷つけ、
 あるいは寒風の中、外へ飛び出し。

 合間合間に一時の眠りに落ち、
 その度に夢を見ては
 目覚めと同時にその記憶を失い。
 
 青年は何度も、何度も繰り返す。
 終わりのない永き生を]
 

(45) Siro_neri 2023/12/25(Mon) 14時頃

 
[囚われた駒は閉ざされた盤の上で
 留まり、彷徨い、佇み、踊る。
 
 終わらないゲームを繰り返し、繰り返し。
 
 いつか盤の主が飽いて捨てるまで]**
 


【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ


 [スイッチを切る。
 
 
  何度も何度も何度も音声のスイッチ切り続ける。
  もう既に作動もさせてなかった筈なのに
  その声が聞こえてしまった気がして
  聞いてしまった気がして
  
  忘れてしまえた筈のあの声を
  忘れてしまえた筈のあの_を
  わすれてしまえたはずのあの_______
  
                        ]

 

(46) 伽藍堂 2023/12/25(Mon) 19時頃

【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ



                     コツ、
 

(47) 伽藍堂 2023/12/25(Mon) 22時頃

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


← ↓ ■ □

フィルタ

生存者
(2人 0促)

ヴィーシャ
27回 注目
ロバート
2回 注目

犠牲者 (1人)

アシモフ
0回 (2d)

処刑者 (1人)

ルーカス
20回 (3d) 注目

突然死 (0人)

舞台に (0人)

村を出た人達

種別

通常
内緒
仲間
死者
舞台
背景

一括

全示
全断
反転

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】
(0.062 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
あっぱれ、うっかりアイコン by 小由流
人狼議事キャラセット by りりんら
管理 sol・laななころび