人狼議事


31 私を■したあなたたちへ

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視点:


煙崎るくあさんを死に至らしめたのは僕、中村です。

彼女が死にたいと言ったので、致死量の毒をお渡ししました。
どうしてそんなもの持っていたのかは個人的な話なので
割愛します。

話す気になったのは、気まぐれです。
僕は逃げも隠れもしませんのでお好きにどうぞ。
しばらくメリーゴーランドからパレードを眺めています。

パレードが終わったらホテルで普通に食事をして寝ます。
どのタイミングでも、よしなに。


ひとつだけ…
言い訳とかではなくてですね。
僕しか知らないことなので。

彼女、毒を渡したら、


  「 ありがとう。
 
    私、今 とっても しあわせ 」


と言っていました。**


【人】 超心理学会 ヒイラギ


 最後が反故された件。
 指摘するほど意地は悪くはないつもり。
 ただ返信が送れたのは容赦願いたい。
 こちらの役割はすべて終わったと思っていたから。

 それが、思いのほか長い眠りから覚めたら、
 まさにパレード真っ最中だった者からの弁論だ。

 
  「 これ自慢判定になるんだ。
    突っ込み待ちだったんだけどな。  」
   

 届いたメッセージを確認して、
 つい吹き出してしまった。

 「くん」付けも「さん」付けも、単に俺達が。
 「先輩」「後輩」にすらなれなかっただけなのに。
 

(249) 2023/11/22(Wed) 18時頃

  

  『 勝負? いいよ。
    何して遊ぼうか。

    うーん。顔だけなのは否定できないからなぁ。 
    もしくは煙崎さんの男の趣味が悪いかの、
    どちらかだね。

    ワくんはどっちがいい? 』
 
 




  『 信じて貰う方法?
    さあ、知らないな。
    俺は煙崎さんではないからね。

    でも、142627回も
    好きを告げてくれるような相手なら。

    俺だったら通報するか。
    仕方ないから諦めるかの、二択かな。 』

 


【人】 超心理学会 ヒイラギ



  『 仕方ないから、信じてあげる。 』


 そう言って、目を細めて。
 愛おしげに、苦笑する顔は。
 俺と煙崎さん。
 確かに似ていたかもしれない。>>88

 それでも、あの別れの日には。>>0:97
 今ならきっと、違う言葉が返せる。
 

(250) 2023/11/22(Wed) 18時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 アポロの中には、中村さんの告白もあった。
 こちらに擦り付ける真似をしたくせに。
 嘘つきめ、と悪態をついてから。>>2:344

 毒を手にした時に浮かべる顔。
 俺と彼女では違うものだろう。
 幾度なく、どうしようもない
 希死念慮に囚われたとしても。>>2:310

 彼女はもういなくて。
 俺はまだ生きているから。
 

(251) 2023/11/22(Wed) 18時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 忙しなく飛びまわる、光と音楽に包まれて
 眼前でナイトパレードが輝いていた。
 夢のような空間。
 それでも、楽しい時間はいつかは終わりを迎える。 
 終わりがあるから美しいともいうが。


  「 それにしても、
    18歳は早すぎたんじゃないか?
  
    …… 煙崎さん。 」


 煙崎るくあとは自分にとってどんな人だっただろう。
 いまだに答えは出ないまま。
 恋人でも、後輩でも、友人でもない。

 ただちょっと、忘れがたい人だった。*
 

(252) 2023/11/22(Wed) 18時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 真相を知るのでもなく
 犯人を断罪するのでもなく。

 ── 煙崎さんの死を悼む。

 俺の目的は、それだった。>>1:69

 …… 果たしたのだから、>>252
 あとはクーラーの聞いたホテルの一室で
 洗いたてのすべすべのシールに包まれて、
 眠っていればいいはずだ。
 

(255) 2023/11/22(Wed) 18時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 どうしよう。
    いやな予感しかしない。

    …… いやだなァ。 」


 阻むように立ちはだかる、
 煙崎おにーさんからのメッセージ。>>230
 裏付けるように自身の傍らに立つのは、
 ファッションリーダーとしての自覚を強くした
 おしゃれモナリザだ。>>2:84

 誠に遺憾ながら、この状況と
 自身のそれなりに旺盛な好奇心からも、
 俺に受け取らない選択肢はなかった。
 

(256) 2023/11/22(Wed) 19時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

  「 ──── は? 」


 案の定、素っ頓狂な声が出た。
 

(257) 2023/11/22(Wed) 19時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 苦虫を噛み砕いたかのような表情は、
 俺がイケメンでなければ許されないレベルだった。

 中学校に入ったらまず学ぶこといえば。
 教室にテロリストが襲撃してくる妄想と、
 インターネットを用いての爆発物の作り方だろう。
 例に漏れず履修済みだった俺は、
 不幸にも、起爆装置と×印の意味を理解して。

 
  「 本気で殺すつもりだったのか ……
    大人って怖いな。

    起爆装置があるなら時限式ではないだろうが。
    …… 念のため急いだ方が良さそうだ。 」
 
 

(258) 2023/11/22(Wed) 19時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 中高帰宅部の体力を舐めないでほしい。
 足をもつれさせることなく
 走り切ったのは、ただの奇跡だ。

 それでも何とか目的のブツを掘り当てて、
 海に放り込むと同時に、起爆装置を押した。

 爆発物が立派な水柱を立てる頃には
 俺はすっかり肩で息をしていた。

 パレードもとっくに終わってしまっただろう。
 憤慨する体力も残っていないが、
 それでも沿岸に面した人口芝に横たわりながら、
 クレームを一つ入れる。
 

(259) 2023/11/22(Wed) 19時頃

 

  『 モナリザから受け取りましたけど。
    不労所得までGETして、
    これ以上モテるのは勘弁なので返しますね。
   
    それより知ってますか。
    粗大ゴミって捨てるのにお金がかかるんですよ。

    今度兎坂庵でほうじ茶と大福奢って下さい。 』

 


【人】 超心理学会 ヒイラギ


 この地が煙崎るくあの墓標であること。
 今の俺には知るよしもないが。
 それでも、自分の手には余るものだと。

 なお、こちらをパシらせてくれた年長者へ
 当然とばかりに主張した権利は。
 やはり叶わなくてもよかったが。>>1:272

 意外と義理堅いこと。>>2:305
 こちらに関しては、今の俺でも知っている。 
 

(260) 2023/11/22(Wed) 19時頃



  『 お招きありがとうございます。
    遊園地楽しかったですよ。 』

 


【人】 超心理学会 ヒイラギ


 最後に、再び招待主へ。
 招待された側からの礼を返したなら。

 終わりを告げるように>>29

       遠くから、微かに
       『月光』が流れてくるのが聞こえた。** 
 

(261) 2023/11/22(Wed) 19時頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/11/22(Wed) 19時頃


(一斉送信)

『お兄さんに聞いたけど、
遺灰の撒かれたこの島が
煙崎るくあの墓標なんだって。

楽しむことが、るくあへの手向けになるなら。
とりあえず僕は、全部のアトラクションを制覇してから
いこうと思う。

後、るくあの眠るこの地を、他の人に
あんまり騒々しく踏み荒らされたくはない。』

 犯人云々のことには敢えて触れず、送信ボタンを押した。


【人】 超心理学会 ヒイラギ


 大の字になりながら、呼吸を整えていれば。
 それこそ月を背負っているような
 卯木に覗き込まれる形となる。>>284


  「 あれは …… そうですね。
    ちょいと8人ばかりの命を救った音です。 」


 冗談めかした顔でへらりと笑う。

 最も、起爆装置が自身に託された時点で。
 あの爆弾が役割を果たすことはなかったんだろう。
 

(285) 2023/11/22(Wed) 22時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 卯木さん、ですよね。
    アポロでお話した以来ですか。 」


 流石に人前でこの体勢を貫くつもりはない。
 身体を起こすと、髪についた草をはらう。

 こうして、ようやく目線があった頃。
 そのままじっと卯木の顔を見つめてから、
 いささか唐突なタイミングで、フフッと笑う。

 記憶というのは不確かなものだと。>>1:59

 零したものの理由を求められるようなら。
 すみません、何でもないです。
 非礼を詫びて、首を横に振ってから。
 

(286) 2023/11/22(Wed) 22時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 よく見たら。
    思ったより、似てなかったなって。

    …… こんなことなら、
    もっと早く兎坂庵に行っておけばよかった。

    男一人だと、敷居高いですか?
    あー、煙崎さんがいてくれたらなぁ。 」


 残念、と。失われた命を嘆く姿は。
 彼女を一途に想うワくん辺りの耳に入れば
 不興を招くものだったかもしれない。
 

(287) 2023/11/22(Wed) 22時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 でも、そのうち伺いますね。
    ほうじ茶と兎型の大福を食べに。 」


 予期せぬマラソンで滲んだ汗。
 服の袖で拭いながら。

 真っ直ぐに言い切るのは、
 自身の帰還を疑わない、晴れやかな顔。**  
 

(288) 2023/11/22(Wed) 22時半頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/11/22(Wed) 22時半頃


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