人狼議事


31 私を■したあなたたちへ

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【人】 超心理学会 ヒイラギ


 今度は個別に返信を送る。

 面識のない相手。
 それが女性であれば、どうしても警戒心が勝る。

 一目惚れされるのは避けたい。
 いらぬ心配とは知らぬまま。>>1:54

 落とし物は随分年季が入っているようだ。
 壊さぬように意識しながら、
 フロントへと運んでいる途中。

 自己紹介写真と若干印象が異なるが、
 十分に華やかな女性が、ぱたぱたと廊下を叩きながら
 前方から駆けて来るのが見えた。*>>119
 

(135) 2023/11/19(Sun) 16時頃

(綺羅さんへ個別送信)

今、どこに居ますか?
気になる乗り物を見つけたので、今日も一緒にどうかなって思って。
良かったら、気が向いた時にメッセージをください。


【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 うっっわっっっ。 」


 こちらを視認した途端。
 ぎゅいん、加速度を増した姿は、
 アクセルを踏み込んだような錯覚を抱く。
 
 煌びやかな影は、予測より数秒早く
 懐まで飛び込んできて。
 …… そのまま通り過ぎ、やがて戻ってきた。

 怒涛の一連に、
 寝ぼけていた意識が完全に覚醒する。
 この様子だと、送ったメッセージは読めていないだろう。
 

(141) 2023/11/19(Sun) 16時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 はい、これ。   
    大切なものなんだろう。

    無くさずにすんでよかった。 」


 煌びやかなラメが縁取る眼差しは、
 一心に、落とし物へと注がれて。
 こちらの顔面事情など眼中になさそうだ。
 それに幾分か安心した心持ちで。

 彼女の呼吸が落ち着いた頃を見計らい。
 爪の先まで整えられた手の平へ、目的の物を手渡す。

 坂里だと認識しているのは。
 アポロには顔写真を掲示している者が多いため、
 消去法だと判断している。*
  

(142) 2023/11/19(Sun) 16時半頃

(煙崎さんへ個別送信)

『 いいえ、犯人捜しの
  情報になればよいのですけど。
 
  雛子さん…、海透さんですね。
  私はお会いできていないんです。
  でも、心に留めておきますね。
 
  プラネタリウム…… に、
  気になるもの………? 何かしら。
  私では見当もつきませんが、
  お二人ともお気をつけて。  』


『 さっきはお伝えしなかったのですけど、
  もうひとつだけ、

  (消去)

  気になることがあって。

  お伝えしたいことも。
  お時間空きましたら、どこでもいいので、
  5分、10分、お会いできませんか。  **』


(一斉送信)

キャンディの落とし物見つかったんだね、良かったーー!!

みんな上を向いて歩けるね👍


(個別送信→雛子ちゃん)

うん?今はカフェでモーニング食べてたよ。
気になる乗り物?いこいこ!

その前にちょっと僕、レンタル衣装屋で自分の服とスマホ回収してから向かうね。中央カフェあたりで待ち合わせでいい?


(綺羅さんへ個別送信)

ありがとうございます。
中央カフェで待ってますね。

私、朝食を食べながら待っているので。
ゆっくり来ていただければ。


【人】 超心理学会 ヒイラギ


 宝物を取り戻し。
 周囲に目を向ける余裕も取り戻したのか。
 ようやく向けられた表情からは、
 どこか歪な印象を受ける。

 メイクの乱れに気付いたわけではない。>>119
 あいにく、顔を飾るための知識は持ちえず、
 そういうものなのだろうと安易に受け入れる側だ。

 ならば原因は、浮かんだ表情の方。


  「 不本意? 」


 首を軽く傾げる。
 自分の運んだ物が、誰の何かを知れば、
 透かした表情を貫くのは難しかっただろうが。>>144
 

(161) 2023/11/19(Sun) 18時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 実際に取られた手段は、別の言葉。>>145


  「 君が煙崎さんを?   
    そうだな。
    とりあえず、殺した理由を聞くかな。
    殺意に結び付く感情の苗床を教えてほしい。

    ちょうど彼女のことを。
    知りたいと思っていたところなんだ。 」


 …… 裏を返せば。>>1:88
 告発も、断罪も。
 下すのは己の役目ではない表明、暗に示した後。 
 

(163) 2023/11/19(Sun) 18時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 ところで。
    俺のことは殺さなくていいの?黒須さん。 」

 

(164) 2023/11/19(Sun) 18時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 根拠はなかった。
 蜜星教諭の時と同様。
 話下手の悪癖が出たに過ぎない。>>1:242

 己の奥底に残る罪悪感と。>>35
 彼女の言った「不本意」を、
 たいそう意地が悪く解釈して。

 最後に、いつしか煙崎るくあが、
 『大切な存在だ』と言っていた名前。>>0:174

 来ていないわけがないと、思考の末に添えたなら。
 まるで化粧の裏の素顔を見通すように
 柔らかく微笑んで見せた。**
 

(165) 2023/11/19(Sun) 18時頃

(密星へ個別送信)

『 地下に続く仕掛けと地下室があった。
  気になること? 

  判った、ここ出たら連絡する。 』
 


【人】 超心理学会 ヒイラギ


 手を振るその人のことを、俺は知らない。
 仮に、彼が何をしたかを知っていても。>>105
 こちらのスタンスに変わりはないだろう。>>163

 相手が目上だという理由で。
 ぺこり。素直に顔を下げて見送るだけ。

 縁もゆかりも因縁もない相手。
 ただ、恐ろしいほど整った人だとは思った。
 

(168) 2023/11/19(Sun) 18時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 自分の顔は、あくまで異性受けが良いに留まる。
 告白されるということは、
 同じ生き物だと認識されていること。

 だが先程の彼の美しすぎる、老若男女を魅了する相貌は、
 時に畏怖すら感じさせるだろう。
 己の容貌ですら、嫌気がさすというのに。

 そんな「天賦」を授けられて。
 果たしてまっとうに生きていられるんだろうか? 
 

(169) 2023/11/19(Sun) 18時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 …… お気の毒に。 」


 向けた言葉はただ一言。

 去り行く背を見送ることはせず。
 そのまま、ふっと睫毛を伏せた。**
  

(170) 2023/11/19(Sun) 18時半頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/11/19(Sun) 18時半頃


(密星さんへ個別送信)

『 初めまして。昨日こちらで紹介させていただいた
  菊水と言います。
  煙崎さんの中学校時代の担任をしていました。

  密星さんは高校時代の養護教諭だったと聞いています。
  だからというわけでもないのですが…

  おそらくあなたが一番良いだろうと。』


『特に急ぎの用事ではありませんので、
 そちらのご都合のつくときで結構です。

 すぐに…10分もかからない話なのですが、
 一つだけ確認したい事があります。

 なるべく公的な場所にお勤めの方に確認したい事ですので…
 お時間ある時で全く構いません。
 ご都合の良い時に連絡をいただければと。』


(煙崎さんへ個別送信)


『 地下室?
  プラネタリウムに……?

  あ、ありがとうございます。
  こちらも、少し用事を済ませていますので
  落ち着いたら、連絡ください。

  というか…地下って、安全なのかしら?
  変なことがあったら、煙崎さんも卯木さんも
  避難してくださいね? 
  (お返事不要です)        』


(菊水さんへ個別送信)

『 菊水さん、ご連絡ありがとうございます。
  中学生時代の先生だったとお聞きしたので
  私も一度お会いしたいと思っていました。

  確認ですか?
  私でお役に立てるとも思えないですけれど
  お話、聞かせてください。
 
  菊水さん、今、どちらにいらっしゃいます? 
  こちらから伺います     』


【人】 超心理学会 ヒイラギ


 つくづく思い知る。
 俺の話は、女性を喜ばせることに向いていない。
 
 目の前で、狂ったような怨嗟が響く。

 …… 正直なところ、めちゃくちゃ怖かった。
 でも声帯を抜けて響く声は、不思議と凪いでいた。

 それは、施された煌びやかなアイメイクが、
 彼女が慟哭する度に、角度を変えて輝くのが。

 狂気ではなく。
 別の色で濡れているように見えたからかもしれない。
 

(205) 2023/11/19(Sun) 22時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 ボクのことを知っている。>>196

 残念ながら、こちらの手札は、
 相手の苗字と対象を称する一文しかない。
 頷くには烏滸がましいくらい、僅かな量。

 ただ、負け犬と。
 続く自嘲を否定するに十分な程度でもある。

 つまらない。
 剥き出しの敵意と共に吐き捨てられれば
 思わず驚いて、視線を向けてしまった。
 

(206) 2023/11/19(Sun) 22時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 更にくすりと、吹き出してしまえば、
 相手の苛立ちを増長させただろうか。


  「 うん。本当にそうなんだよ。
    どうも過分な評価をされがちなんだけど。

    俺はつまらない話しかできないんだ。 」
 

 嘲るつもりはなかった。むしろその逆で。
 向けられたそれが、
 あまりにも正しい評価だったから。>>1:241
 咄嗟に喜色を含んでしまった。

 そんな調子だから、きっとこの先も。
 俺は彼女を怒らせることしかできないだろう。
 それを承知で、言葉を続ける。
 

(207) 2023/11/19(Sun) 22時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 そうだね。君の言う通り。
    俺は薄情な彼氏だから。

    彼女の死に嘆き悲しむことも。
    犯人を憎むこともしなかったよ。 」

 
 煙崎るくあの死、以来。
 初めて他者に託す本音は、
 

(208) 2023/11/19(Sun) 22時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 淡々と響く声が、彼女の鼓膜を
 どんな音で揺らしたかはわからないが。


  「 君は、俺ができないことをしてくれた。 」


 その言葉は、紛れもない称賛だった。

 …… うらやましいと。
 羨望を帯びた瞳が揺れる。
 そのまま、黒須の姿を真っすぐに映すと。
 

(209) 2023/11/19(Sun) 22時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 ありがとう。黒須さん。
    …… そっか。

    煙崎さんは、
    こんなにも愛されていたんだな。 」


 二度、三度、瞬いた後。
 男は花弁を散らすように、美しく笑った。**
  

(210) 2023/11/19(Sun) 22時頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/11/19(Sun) 22時頃


(密星さんへ個別送信)

『よかった、それなら来てもらえますか。
 そんなに大した話ではない…
 いえ、少なくとも煙崎さんを殺したという人を
 探すのには役立たないかもしれないけれど。

 私は今遊覧船に乗ってます。
 一周するくらいならちょうどいい時間になるかも。
 乗船場で待ってますね。』


 (菊水さんへ個別送信)
  
 『遊覧船ですね。わかりました。
  今から急いで向かいますので、お待ちください』


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