18 星間回遊オテル・デカダン
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[アルクビエレが追放されれば、教団はアメーバの巣窟と疑われるだろう。場所によっては、建物ごと焼き払われるかもしれない。
それこそ、かつての焼尽――ビジェの浄化のように。
アルクビエレはそんな事態も想定している。
そうなった時にどう振る舞うべきか。
子株達にはよくよく、言い聞かせてある。]
さて、今夜は誰を襲うかも、
そろそろ考えた方がよろしいですね。
検査先がジェルマンになるのなら、
彼は避けた方がよいと思いますが……
/*
中身的には、体調が心配なギョウブさんもありかと思っています……吊りがそちらにいくかもとは思うのですが。
そうだのう。順当に、PJ殿を護衛しておるロバート殿を襲うというのも、一つの案じゃが。
我らの同法ではないと断定されたサラ殿を襲うのもありやもしれん。
我の望みを通すなら、元海賊殿を喰らいたいところでもあるの。
/*
と言いつつ、投票先はギョウブさんにしてます。やっぱり体調が不安なので。
ロバートは今のところ話題に上がっていないので、隠れ蓑を確保しておくなら、サラはよい選択かもしれません。
が、守られる可能性もないとは言えない。
確実に始末ができるのは、ロバートの方でしょうね。
/*
ですね……!
表の様子を見つつ、今のところこちらも投票は同じです。
そうだのう。確実なのはロバート、今後を考えるならサラといったところか。
ただ、アルクビエレ殿が検査されると正体がバレることを考えると……。難しいのう。
[有事の際は切り捨てると言ったものの、全員で生き残ることへの望みが捨てきれないらしい。未練がましい台詞を吐いた後、やや間をおいて]
ううむ……今日のところは、我はロバートを推すが。サラ殿もPJ殿も、早めに襲っておきたいところじゃな。
わたくしが検査された時のことは……
また明日考えましょう。
[未練の残る言葉に、ふふ、と微かに笑って]
そうですね、では、今夜はロバートにしましょうか。
今後誰を襲うにしろ、障害がなくなるのはよいことです。
……そうじゃの。明日のことは明日考えれば良いわ。
うむ、では今夜はロバート殿の元に参ろう。
おそらく確実に襲えるじゃろうし、今後が楽になるはずじゃ。
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― ロビー ―
[人々が立ち並び議論を続ける場に、医務室の方角から気の強そうな地球人型の娘が現れる。ずかずかずか、と一点をまっすぐに見つめる目は血管が膨らんでいるのか、表面が赤い。見るものが見れば、眠れない時間を過ごしていたことがわかるだろう。]
サラ! 安静にしてなさいって言ったのに、あなたってば……!
[やがて目的の人物に到達するとぎゅっとその身体を抱く。周りの者の目はお構いなしに。しばしの間そうしていて、それから小さく鼻をぐずつかせると、顔を上げた。]
……ミーティングをしてるんだったわね。 遅くなってごめんなさい。私も話を聞きに来たわ。
(131) 2022/05/07(Sat) 23時半頃
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ミームは、要点のまとめ >>71 を見た。沙羅に侵食の疑いがないことに、少し安心したようだった。
2022/05/07(Sat) 23時半頃
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わかってるわよ。 なんにも知らないよりは、知ってる方が良いでしょうし。 私もそう思ったからここに来たの。 別に責めてるわけじゃないわ。
[医務室にその姿がなかったことには狼狽えたが、他でもないこの場に来ていてくれたことは幸いだった。抱き合う時間は >>135そう長くはなく。身体を離すと不器用に微笑んで。]
そんなの、わざわざ私に言うまでもないじゃない。 良いに決まってるわ。……友達よ、私たち。
[作り物めいて整った沙羅の鼻をちょん、とつつく。出会いのときのお返しのようだった。]
(138) 2022/05/08(Sun) 00時頃
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映像記録は見させてもらったわ、マダム。 サラの疑いを晴らしてくださったのもあなたね。 ……ありがとう。
[尊重されたコミュニケーションが一段落すれば、軽い会釈。 >>141 残されていた記録から、大体の流れも把握できたらしい。昨晩撒いたような棘がないのは、見た目にいくらか馴染みがあったからかも知れない。] 私、証拠を出せるような力も知識も、 なんにもないの。 検査されてもやましいことはないのだけれど。
[いくらか歯切れ悪く、言葉を選ぶようにもごもごとさせて。やがて少しの間を置いて、小さく恥ずかしそうに口を開く。]
ただ…… 冷凍されるのは、怖いっていったら、わらう?
[冷凍追放のほうが安全だ、>>122に対しての言葉だ。この船の乗客のほとんどから見れば、技術の遅れた星の出だ。それが既に宇宙に広く確立されているものだとしても、不安を拭えるほどの土壌を持ち合わせてはいなかった。ジェルマン >>108 と同じく、冷凍されるのは、という表明だ]
(160) 2022/05/08(Sun) 03時頃
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紅茶はある? ……やだ、何種類か置いときなさいよね。
[昨日しばらく行動を共にした気安さがあってか、ジェルマンが飲み物を手に取ったのを見ると >>146 横から要求した。それから、紅茶の種類に文句をつけながら、いささか怪訝そうに飲み物を給仕しているデリクソン >>136を見る。]
誰かの召使い?
(161) 2022/05/08(Sun) 03時頃
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[嬉しそうなその笑顔を受けて >>145、すこし困ったように眉を寄せる。] 役に立ちたいって気持ちは立派だけど。 それであなたが狙われたら元も子もないじゃない。 ……狙われたって護ってあげられないのよ。 そんなの、私、嫌だわ……
[閉ざされたままの沙羅の瞼をじっと見つめて。またこみ上げてくるものを堪えるように飲み込んで沙羅の袖を握る。次の明日がないかもしれないことが、ひどく恐ろしかった。]
(164) 2022/05/08(Sun) 04時頃
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なによ。文句ある?長ったらしいは余計だし。 こういう旅先でこそ慣れたものを選びたいじゃない。
[検査を受けながら軽口を叩く余裕のあるらしいジェルマンを軽く睨む。>>162 が、すぐに眉尻を下げて。]
潔白が証明された人なんて、私がアメーバだったらさっさと食べちゃうわ。 ……大丈夫なの? [声を僅かにひそめて問う。]
(165) 2022/05/08(Sun) 04時頃
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あらそう。腕が二本の種族って不利よね。 ……別に良いわ。これで。
[自分もまた、腕が二本の種族なのだが。 勧められた茶 >>166を受け取る。今は茶葉の銘柄より大事なことがある――というような顔をしているが、実際それほど大した知識があるわけではないのだった。]
イザカヤ?……あのなんだか怪しいところ? ふうん……まあ確かに、この船の客がこんな召使いを連れてるはずはないわね。
[上から下までじろじろと見て、失礼にも言い放つ。紅茶は適温だったらしい。それ以上の文句は出なかった。]
(168) 2022/05/08(Sun) 04時頃
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そう、……そうよね。良かった。 変なこと訊いちゃったわ。 ごめんなさい、マダム。
[その反応 >>170が至極真摯に感じられれば、幾分安心したように短い息を吐く。自分とは育ちも文化も違うであろう星の者が"そういう"提案をすれど、全く怖くないわけではない、ということは、他星の価値観に戸惑うことも多いミームにとっていくらか心強かった。連絡先を受け取ると、こちらからも自分のものを渡して。]
ええ。 私からも、出来ることがあればなんでも協力する。 ……彼女、大事なお友達なの。
そしてあなたも大事だわ、マダム。 あなたに何かあったら、私たち……この先きっと困るもの。 どうか、検査中も気をつけて。
[アメーバたちからしてみれば今こうして大々的に検査を請け負うPJは恰好の的ではないかと、ミームには思われた。だが、気をつけて、という以上の何かが出来るわけではないことが心苦しい。部屋へと戻る彼女が何事もなく夜を越せるよう祈るばかりだ。>>171 **]
(175) 2022/05/08(Sun) 05時半頃
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ミームは、うつむいて頷くばかりだった。>>173 沙羅をひどく心配しながらも、自室へと戻った。
2022/05/08(Sun) 05時半頃
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