31 私を■したあなたたちへ
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「 ならコーヒーカップはどうですか? ここでの名称は惑星パーティーらしいですけど。 あれなら動きも緩やかなので、 初心者でも楽しめると思いますよ。 」
案内を見る限り、カップの代わりに、 「すいきんちかもくどってんかい」で有名な彼らが 宇宙を模したフィールドをくるくる回る仕様らしい。
「 なんと、レベルアップにも対応しています。 経験を積んだと判断したら ────、 」
(260) 2023/11/18(Sat) 20時半頃
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「 中央のテーブルを、思いっきり回すんです。 」
(261) 2023/11/18(Sat) 20時半頃
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にこっ。 大多数の女性にとっては、運命を感じさせるような 爽やかな顔で微笑むと。
邪気のない澄んだ瞳で、 蜜星教諭の遊園地ライフを応援した。**
(262) 2023/11/18(Sat) 20時半頃
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[>>247 データの所在を推測する雛子の言葉に頷く。 教える必要のないことを、 しかし犯人探しの一助になるならば、 そんな思考が過ったのかもしれない。]
そうだろうな。 俺も設計には関わっているんだが、 設計図を見るに、どうにも色々不審な点がある。 明日にでもそこら辺は探ってみるつもりだ。
[お嬢も見つけたら教えてくれよ。そう続けて、 生じる少しの間。 彼女の希薄さに気付ける余裕は今の己には、ない。]
(263) 2023/11/18(Sat) 20時半頃
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……そうか。 だったら、嬉しいよ。
[短く応えて、カフェを後にする。]
(264) 2023/11/18(Sat) 20時半頃
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――シューティングゲーム「スペースデブリ墜とし」
[中央カフェから少し歩くと、 幾つか筐体の並ぶゲームスペースがあった。 銀色の流線形の屋根したガラス張りの施設で、 その中のひとつが坂理との勝負のかかった 「スペースデブリ墜とし」だ。>>1:186
グラフィックは凝っているが 単純なゲームであることは見て取れる。]
(265) 2023/11/18(Sat) 20時半頃
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坂理くんとは会ったか? 彼と勝負することになってさ、
俺は……、69点以上取らなきゃならんらしい。
[坂理のメッセージを再読し、スコアを確認すると 操作盤に手を乗せて、照準を定めた。 左のレバーで動かして、右のショットボタンで撃つ。
さて、10代の動体視力に敵うだろうか。 結果は――――0(0..100)x1]
(266) 2023/11/18(Sat) 20時半頃
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(坂理へ個別送信)
『 1位 KAIRA Score100
だとさ。
約束だ、どこかで落ち合うか?
それともこれで教えられる内容か? 』
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……捨てたもんじゃないらしい。
[坂理へとメッセージを送ると、 雛子に場を譲る。]
ほら。次はお嬢の番だ。 このテのゲームはやったことあるか?
[案外、得意かもしれないな。 言いながら、彼女の腕前を見守ろう。**]
(267) 2023/11/18(Sat) 20時半頃
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灰占道士 煙は、メモを貼った。
2023/11/18(Sat) 20時半頃
(坂理へ個別送信)
[さっき見たのは幻覚だ、いいね?]
『 ……一発も当たらないことってあるんだな。
2位 KAIRA Score0
はいよ。
どこかで落ち合うか?
それとも知りたいことがあって、
教えられる内容ならこれで伝えるが 』
灰占道士 煙は、メモを貼った。
2023/11/18(Sat) 20時半頃
灰占道士 煙は、メモを貼った。
2023/11/18(Sat) 20時半頃
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― シューティングゲーム:スペースデブリ墜とし ―
[灰羅さんは遊園地の設計に関わっていて、明日不審点を探るらしい。 見つけたら教えて>>263、というのには、こくりと頷いて、 席を立った。]
[カフェを後にすると、筐体の並ぶスペースがあって>>265。 歩きながら、くるくると視線を動かしていたのだけれど。]
坂理くん?には、会ってないです。 ……69点って、高いのかな?
[平均がどの位なのか分からないので、小さく首を傾げて。]
にーちゃん、がんばれ。
[坂理くんという人は知らないし、勝負というなら当然、灰羅にーちゃんを応援してしまう。 応援の言葉を呟きながら、握っている片手には、少し力がこもっていたのかもしれないけれど。]
(268) 2023/11/18(Sat) 21時頃
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にーちゃん!! …………!!!!
[ガーン、と、効果音が付きそうな顔で、立ち尽くしてしまった。 だって、一つも当たらなくて、0点だったから。 にーちゃん、下手過ぎる。]
[順番を促される>>267と、我に返って、やったことはないとふるふる首を振りつつ、画面の前へ。]
……にーちゃんの仇。
[……ではないのだけれど。 操作盤に手を乗せて、スペースデブリを撃つ。
――……Score19]
(269) 2023/11/18(Sat) 21時頃
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[『2位 HINA Score19』と、ディスプレイに表示される。 灰羅さんよりは当たったけれど、普通に下手くそだった。]
[灰羅さんがアポロを操作しているのを眺め、相手は、勝負をしていた坂理くん?かなって思って。 落ちあったりするのなら、私は席を外した方がいいかな?と、内心に。*]
(270) 2023/11/18(Sat) 21時頃
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いつのタイミングだったか。 アポロが勝負の結果を運んできた。
届いた画像を開けば、期せずして。 心からの気持ちで、同じセリフが並んだ。
「 …… 一発も当たらないことってあるんだな。 」
ここまでくると、お兄さんの方が懺悔室宜しく 告解を希望してるのではと疑うレベルだが。 それでも、こちらは権利を得たわけで。
(271) 2023/11/18(Sat) 21時半頃
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『 場所はクソエイムさ ……
お兄さん次第でいいですよ。
お兄さんのこと。
何かひとつ、俺に教えてください。
煙崎さんともね。
たまにやってたんです、これ。
それじゃ。
思いついたらでいいので連絡ください。 』
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元より成果を期待して 話を持ち掛けたわけでもなかったから。
相手に頼った回答を送れば、 なかなかやるじゃん、と。
ふふんと、どこか誇らしげな顔で、 自身の69点を称えた。**
(272) 2023/11/18(Sat) 21時半頃
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[>>268 雛子の声援を受けて挑んだ結果が 最低の点数(すらない)を叩き出したことに 若干面目ない心地になる。 振り返った時のショックを受けた顔。>>269 更にダメージが追加した気がするが、 震える手でサングラスを抑えて、平静を装った。]
滅茶苦茶難しいぞ、これ……。 お嬢は……頑張った。
[己の後だと、雛子の得点でも よくやったと思ってしまう。]
(273) 2023/11/18(Sat) 22時頃
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『 クソエイムはやめろ。
ナイーブなんだぞ、これでも。
ひとつでいいのか……俺の?
るくあじゃなく?
判った、じゃあそのうちな。 』
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[坂理にメッセージを送り、雛子へ目を向ける。]
でも、応援、ありがとな。 この後はどうする? 兄ちゃんはまだちょっと調べものしようと思う。
……暗くなってきたな。 アトラクションは夜でも利用できるだろうが、 夜はちゃんと寝たほうがいい。
[寝泊りできる場所は幾つかある筈だが、 併設のホテルの場所を示して。
行きたい場所があるならそこまで送るが、 なければここで別れるつもりで、 雛子の反応を待った。*]
(274) 2023/11/18(Sat) 22時頃
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灰占道士 煙は、メモを貼った。
2023/11/18(Sat) 22時頃
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妖精さん…… て。 …それ、前、煙崎さんも言っていたわ。
[文脈的に、るくあの口にしたそれと 坂理くんのそれが同じ意味かは少し首を傾げつつ]
ふふ。ごめんなさい。主語が大きかったかしら。
……不均衡や、不条理ばかりなのは分かっているの。 ……みんな、それぞれ、色々抱えていることも。 だからこそ、最後の最後には 天秤が釣り合っていると思いたいだけなのよ。 [坂理くんは、なかなか誌的な言い回しをする。 気の利いた返答をする語彙が私にはないけれど、ただ]
(275) 2023/11/18(Sat) 22時頃
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……坂理くんは、 本当は沢山考えているのに 一部しか口に出さない、と言う風に見えるわ。 考えすぎてしまうのか、気遣いなのか。熟慮型なのか。 「下手」ではないのじゃないかしら。
[他に何か言い表す単語がある気がする。 ついつい話を先刻の話題に巻き戻させて 彼の応答から受ける印象を伝えてみたりしつつ]
……どうなさったの?
[不自然に止められた言葉。>>257 先を促すよりも前に、掻き消すように首を振るので 私もそれ以上は問わなかった。>>258]
(276) 2023/11/18(Sat) 22時頃
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[妙な質問をしてしまった気がしたのだけど 坂理くんはきちんとお勧めを選んで返してくれる。>>260]
わあ、ありがとう……! コーヒーカップね。カタログや写真で、よく。 あれは、上に乗って、 動きに身を任せていれば良いの?
[形状は分かる。動きも何となく。 こちらで何かすることはあるのかしら、と 真剣な面持ちで坂理くんの説明を聞いた。 惑星パーティ、という名も脳内にメモして。]
(277) 2023/11/18(Sat) 22時半頃
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まわしますのね……… 思いっきり……
[こくりと頷く顔はさらに真剣みを帯びる。 経験を積んだらというのは、時間経過で 慣れたらってことかしら?と、推測する。 唐突にアドバイスを求めてしまったのに、 丁寧に乗り方まで教えてくれて。なんて 良い元生徒……!と感激していたのだ、
―――この時は。
そして、おまけの爽やかスマイルで応援をいただく。 なるほど、これが学内学外問わず 老若男女数多の女性を虜にした坂理スマイル ……と何かに納得しつつ。 確かにつよい。]
(278) 2023/11/18(Sat) 22時半頃
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[通り魔的なそれに、少しだけ邪気を感じたのは気のせい? でも、まぁそこは生徒たちの慧眼通り>>240 わたし、先生なので。 ]
…… どうもありがとう。 時間のある時に、頑張って乗ってきます。
[ぺこり、と手を揃えてお辞儀をして親切への礼を。 そうして、くるりと踵を返して場を辞去した。**]
(279) 2023/11/18(Sat) 22時半頃
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[頑張った>>273と言って貰って、小さく頷いたけれど。 灰羅さんが出した点数(無い)が、一拍置いて今頃、おかしくなってきてしまって。]
……あっはは。 にーちゃん、下手くそ。
……でも、にーちゃんも、よく頑張りました。
[そう言って、少し涙目で笑ってしまった(灰羅さんに更にダメージを与えてしまったかもしれない)後。]
灰羅さんの調べもの、 邪魔でなければ、手伝いたいとも思いますけど。 夜に約束?してたから、行ってきます。
……何か分かったら、連絡しますね。
[送ってくれるというなら、この後調べものをするのを邪魔してはいけないと、遠慮して。]
(280) 2023/11/18(Sat) 22時半頃
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―観覧車―
「友人同士…そう。 高校で、養護教諭なら、そういう事もあるのかしらね。」
中学と高校の違いもあるかもしれないが、生徒とそこまでプライベートに 親しくなることは、私ではあまり考えられない話… とまで考えて、 いや、元教え子と関係のある自分が言える話ではないな、と考えを改めたので、 そこについては特に何も言わなかった。
「ええ、私も知っている限りだけれど… 彼女は、まあ…お兄さん以外に身寄りが少なかったものだから。」
(281) 2023/11/18(Sat) 22時半頃
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少しぼかした言い方になったが、構わないだろう。 後見人やなんやと、細かな話は伏せた。 私自身、今となってはどこまでその辺りの本当の所を理解できていたのか定かでもない。 あの時面談で会ったのは本当に後見人だったのか、などという事にすら自信がなくなりつつあるくらいだ。
「あまりその辺りの深刻な事を語りたがらなかったのは確かね。 少なくとも私に対しては…だけど。 その養護教諭の密星さん…彼女ならもう少し詳しいこと、知っていたりするのかしら。 保護者への連絡が必要な事もあったかもしれないし…」
と呟き、卯木さんの別の疑問>>220に答える。
(282) 2023/11/18(Sat) 22時半頃
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調べものするの、危ないかもしれないので。 気をつけて。
……何かあったら、連絡くださいね。
[小さく手を振って、その場を後にした。]
(283) 2023/11/18(Sat) 22時半頃
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「さあ……?さっきも言ったけれど、 少なくとも私には彼女の死につながりそうな原因について心当たりが何もないから。 もちろん私も… 少なくとも思い当たる限りで関わった覚えはないし。」
別途気になる事もなくはないけれど… ややこしくなる話はやめた。
「いえ…卯木さんはなんだかんだと言っても結局行きつけの店の見知ったお客さん、 くらいのものでしょう。 それは仕方がない… むしろ、彼女の事を良く知っていた方だと思うもの。 私は、そういうのも含めて仕事だったわけだから。」
ゴンドラは少しずつゆっくり上に動いていく。 そろそろ頂上に着くだろうか。 頂上に着いたら、卯木さんが写真を撮るのを見て、私も一枚。 彼の言葉>>223は、多少は私にとっても気休めにはなりそうだった。
(284) 2023/11/18(Sat) 22時半頃
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「…ありがとう。そう言われると少し気分が楽になるわ。 …そうね、別に教師一人で全てなんとかできるわけはないって、 もちろんそんな事はわかってるし、 その手の完璧をして当たり前みたいなのに付き合ってられなくて辞めた仕事だったんだけど。 …そうね。私の中の煙崎さんのイメージも、卯木さんのものに近いかも。」
だとすると、やっぱりホログラムの彼女は何なのだろう。 彼女を殺した犯人はもちろん気になるが… それと同等以上にこの仕掛け人も。 ゴンドラは頂上を過ぎて、下り始めているようだ。 写真はきちんと撮り収めた。 海の方は見渡す限り何もなく、外からの救援をあてにするのは当面難しそうに思えた*
(285) 2023/11/18(Sat) 22時半頃
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