23 あの春の廃校だけが僕らの学校だった。
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はあ?
まだ、ヤりたりねえのか?
つか、お前、そんなナリで、金も持ってるなら、
いくらでも誰でも抱けるだろ。
電話は、
うるせえな。こっちの勝手だろ。
縁が切れないままで、
ここまで来たんだからさ。
………………やっと、会えた。
話をさせてよ。
……長い話になると思うけど。
[取り出した石を放り投げる。黄緑色。]
[投げられたもの、反射的なら受け止める]
くっ。
お前、バカだろ。
勝手にしろ。
[もうとっくに手が覚えている操作で、
一本の電話を掛ける。
それからのことは、カメラの外の、お話。]**
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─ 数年後・とある医科大学 ─
[奏人と野々花とのLINEグループに 花見の計画をぽちっと送信して。
大和からの意味不明LINE爆撃には 🐒🐒🐒スタンプを適当に押す。 婚約したよ、って一文だけ、きちんと付け加えた。
そして、桜舞う学内を、 ゆっくり歩いて学食へ向かう途中。 サラからのLINEがぴこん、と。🐰
眼を上げると、少し先に笑顔の彼女が居た。
桜吹雪の中、微笑んで。]
(422) steel 2023/05/06(Sat) 00時頃
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[──、
一瞬、あの廃校で出会った、 高校二年生の彼女の姿と重なって、 眼を何度か擦った。
彼女が どしたの? といった顔で、駆け寄って来る。]
……なんでもないよ。
あの廃校のことを、ちょっと思い出しただけ。
[そうして、 今はすっかり元気になって、 同じ大学に通う彼女、 いくつかの季節の後には妻になる彼女に向かって。
──両手を拡げて、微笑んだ。]*
(423) steel 2023/05/06(Sat) 00時頃
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[>>419 掛布布団の中まで潜ってしまったサラに くすっと笑って。]
よく寝てたね、おはよ。
……顔、見せて?
[恥ずかしがり屋の彼女は、 布団から出て来てくれるだろうか?
頭を撫でたい。ぎゅーっとしたい。]*
(428) steel 2023/05/06(Sat) 00時頃
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あはっ。 顔見せてくれてよかったー…
[真っ赤な顔を出してきた彼女の頭を撫でて。>>430 ベッドの上に腰かけたまま、 ぎゅーっと、強く強く抱き締めた。]*
(431) steel 2023/05/06(Sat) 00時頃
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