人狼議事


18 星間回遊オテル・デカダン

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【人】 機巧忍軍 ミツボシ

─ 早朝・廊下 ─

[女は、抵抗することなく警備用アンドロイドに連行されていた。
途中、一度だけあてがわれた客室の方を振り返って。]

後のことは、頼んだぞ。

[そう呟いた。
その時ばかりは、一介の星喰いアメーバではなく、”ミツボシ”という部隊長の顔をしていた。]

(2) halmgn 2022/05/15(Sun) 00時頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

[冷凍ポッドに乗せられるときも、恐怖はなかった。ただ、先にいってしまった同胞も同じものを見たのだと思った。
だから、最期まで同じものを見ようと思った。]

[ポッド内の温度が低下していく。指先が音を立てて凍り付き、割れて、肉色の欠片になっていく。寒さと痛みで頭に霧がかかったようにぼんやりする。
そんな中でも、限界まで意識を保とうとした。同胞の苦しみを全て知るために。]

[顔が凍り付き、首が落ちる。目が、耳が、効かなくなる。
胴体がひび割れ、ばさりと落ちる感覚がある。]

(3) halmgn 2022/05/15(Sun) 00時頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

[ああ。未来で待っているだなんて言ったが、結局後から追いかける羽目になりそうだのう。あやつらは、待っててくれるじゃろうか。
意識が途切れる刹那、そんなことを考えた。]

[最後の塊が砕けて、崩れる。]

(4) halmgn 2022/05/15(Sun) 00時頃

──四日目──

[そう、とわかった瞬間、不思議と心は落ち着いていた。
確かにまだやりたいことはあった、終わってない仕事もある、見に行きたい場所もある。だが、それ以上に

よくやった

と、そう思う気持ちが強かった]

[一般的なビジェ人より長く生きて、オレの夢を叶えて、オレの名前を遺してくれた。
オレの作品の評価は……下がるだろうな。なんせオレ自身の実力なんかじゃない、我が侭駄々捏ねて喰わせて手に入れたものだ。
どっちが人でなしかわかったもんじゃない]

[館内放送はバラードにアレンジされた昔の曲を流している。
破天荒に生きたアーティストの曲だ]

[酒とドラッグに溺れて早死にした男が、その生き様すら作品と評価される。
リアリティを追求した末に人を殺そうとした作家の作品が名作として持て囃され、作家の人生が歌劇として昇華される。
そういう事象を俺は見てきた、だから何の根拠もないが大丈夫だと、思っている]


[ガリガリと頭を掻く。
フケは落ちない]

[ピジェ人はそういう生き物だと、代謝の真似事をしたりした。わざわざ生態を調べて擬態を完璧なものにしようとした。
ミツボシには理解できないと言われるだろう。
アルクビエレには呆れられるだろう。
だが、そう思ってそう動くくらいには、俺はオレのことを気に入っていたようだ。
多分……楽しかったのだ、生存だけを考えて生きるのではなく、何かを創り出すという、カクレが決して思いつかないことをするのが。
今までの生き方とは無縁のことをするのが]

[PJに送ったメッセージを思い出す。

『エフと言う名前は共同作家名のようなものだ』

言い出したのは俺だったかオレだったか。
恐らくは俺もオレもそう思っているのだろう。
少なくとも俺はそういう生き方が楽しかったし、オレは自分の願望が満たされたから]


[だから俺はここで降りる。
俺は俺の積み上げてきたものを、全て片付けた。
俺が作った人脈に、俺が作ろうとした、作りかけたものを渡した。
最期の仕事はオレに任せる]

[人並みの才能……いや、人並みより乏しいかもしれない。そんな一人のデザイナーとしてペンを取る。
紙にアイデアを描き殴る、たった一人のために、稚拙と笑われようが描き殴る。
たった一人、すべてを知る人物のために。
オレはペンを滑らせた]


― 4日目・朝 ―

[連行されるアルクビエレは、落ち着いた様子だった。
 抵抗も狼狽もせず、まるでわかっていたかのように淡々と歩き、無表情で示されたポッドを見た。

 声はなかった。]


[何故この船を選んだのかと言えば、以前下見に来たからだ。
 この船の金持ち達ごと取り込んでしまえば、教団の信者も資金も増やせる。こどもたちも、殖やすことができる。

 そもそも、何故、船だったのかと言えば。

 方舟、が欲しかったのかもしれなかった。
 我々が乗ってもいい方舟が。

 そうして最後に乗ることになったのが、この小さなポッドだ。
 アメーバを凍え殺すための、死の舟だ。]


[一瞬、全身がぞくりと泡立つ感覚を覚えた。
 念話を遮断しておいてよかった。
 彼らに死の予感、なんてものを伝えたくはなかった。

 エフは覚悟ができていたようだけれど、まだ若いミツボシは、本来なら守ってやらなければならなかった。血肉を分けたこどもたちでなくとも、同じ本能と衝動を持つ同胞として。

 そうできなかったことは、心残りと言えばそうかもしれなかった。
 頼まれた供養ができなかったことも。

 けれど、後悔には至らない。
 この身に先がないことをわかっているから。]


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