28 僕等(ぼくら)の
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
- * - * - * - * - * - * - * - * - * - * -
私のおかーさん≠ヘおとーさん≠ェ嫌い。 おとーさん≠ヘ何も言わな≠「。
いつからだっただろう。 昔はそんな事、無かったのに。 ………そんな事すらなかった、のかな。
毎日聞こえるおかーさん≠フ悪態≠ェ 毎日訪れる沈黙≠ェ 堪らなく たまらなく
- * - * - * - * - * - * - * - * - * - * -
(0) 2023/08/15(Tue) 01時頃
|
|
- * - * - * - * - * - * - * - * - * - * -
つらかった
- * - * - * - * - * - * - * - * - * - * -
(1) 2023/08/15(Tue) 01時頃
|
|
―― 起床 、 ――
[目が覚めた場所は何処だったろう。 見慣れた天井広がる我が家か、 見知らぬ白い天井か。 きっとその違いは些細で。 変わってくるとしたら寂しいか寂しくないかだけ。
目が覚めるとあたしは泣いていた。 なんで泣いているのだろう。 怖い夢を見たのかな。 単に目にゴミが入って目が覚めたのかな。 違う 単に、]
(2) 2023/08/15(Tue) 01時頃
|
|
[ 『名前を呼ばれただけ』 ]
(3) 2023/08/15(Tue) 01時頃
|
|
[なんの声だったのだろう。
わかってる なんで呼ばれたんだろう。
わかってしまってる お母さんが起こしに来たのかな。 それとも、お父さん? どっちにしたって珍しいな、いつだって あたしが一番に家で目を覚ますんだから。
だから、]
(4) 2023/08/15(Tue) 01時頃
|
|
[何に呼ばれたかはわかってしまったんだ。**]
(5) 2023/08/15(Tue) 01時頃
|
───縁牙ッ!!!戦え!!!
[僕は思わず、パイプ椅子に座って固まっている弟を思いっきり殴りつけた。縁牙は椅子から転げ落ちる。
胸倉を掴んで立たせ、もう一度椅子に座らせた。
椅子の後ろから、弟の手に自分の手を被せる形で握って、耳元で囁く。
───主砲、右肩に撃って来るから上体を下げて。
次、左足に来る。躱して。
遅い!!次、避けたらお腹を狙って撃つ!
[まるで二人羽織りの戦闘だった。ロボットはちゃんと動いて、槍を放つ。
というより縁牙は、避けるのが下手だが、攻撃は百発百中だった。そうでなければ。それでこそ。僕の弟。
だけど、確実に中ててしまうからこそ、自分の腕に怯えるのか。]
殺さなければ殺られるんだ。
考える余地すらない。
[敵ロボットの核が丸見えになった時、あいつは泣いていたけど、
"殺れ!!!"という僕の合図により、
一撃で仕留めた。
そのロボットの核は何故かガラスのように透けていて、
中に独りで居たパイロットが丸見えだったっけ。
仕留めた瞬間、真っ赤に染まって、何も見えなくなったけど。]
[縁牙はその場で吐いて。泣いて。
僕は "………よくやったよ" と声をかけたけど、
弟は何も言わなかった。
その戦闘の後、あいつは直ぐに死んでしまって。
───同じ顔だから。
───ああ、僕の死に顔は、こうなんだ……と
知った。]*
.
|
―― XXX:七尾宅 ――
おはよ、お母さん。 …コーヒー作っといたよ。
[あたしはいつも、お母さんが起きてくる頃を 見計らってコーヒーを作っていた。 お母さんの好みは甘めで、ミルクは普通だけど 砂糖はたっぷり大匙一杯入れる。 小さな頃からの日課で、自分の分も用意しながら いつだって寝起きを迎えてあげている。 お母さんはいつも「ありがとう」って受け取って 家のリビングで眠そうにしながら 朝のテレビ番組を眺めてた。 コーヒーを飲み終わったら朝食を作り始めて、]
(27) 2023/08/15(Tue) 07時頃
|
|
[丁度それくらいのタイミングでおとうさんが起きる。
トイレから出て廊下ですれ違う時、 あたしは「おはよう」って声を掛けた。 お父さんは大きな手であたしの頭を撫でて、 洗面所に向かっていった。
お父さんのコーヒーも、 お母さんが朝食を作る横で用意し始める。 お父さんのは、砂糖少な目でミルクは普通。 前まではお兄ちゃんの分もこの時作ってたな。 そっちはお母さんと同じ感じで、あたしはミルクだけ。
そうしてリビングに入ってきたお父さんに、]
コーヒーできたよ。
(28) 2023/08/15(Tue) 07時頃
|
|
[なんて、こっちを向かせてしまって。
お母さんの溜息が、隣から聞こえてきた。]
(29) 2023/08/15(Tue) 07時頃
|
|
[お父さんはそのままリビングを通り過ぎて 朝の支度をするためにか、寝室に戻っていった。 行き場のないコーヒーは、リビングの端の席に置いて。
完成した朝食をお母さんと二人で食べて。 食べ終わった頃にお父さんが出てきて、 お母さんは台所に行って荒い物なんかをして。
お父さんはぬるくなったコーヒーを一気に飲んで、 そのまま玄関の方へ行って、出ていこうと。
あたしは追いかけて、いってらっしゃいって見送って。 いってきますってお父さんも言ってくれて。 今に帰るとお母さんは普通で。 普通、で。]
(30) 2023/08/15(Tue) 07時頃
|
|
[あたしも出掛ける支度をして玄関に立つ。 いってらっしゃいってお母さんが見送ってくれて。 あたしも]
いってきます。
[て普通に出ていって。
これが、七尾家の朝の日常。]
(31) 2023/08/15(Tue) 07時頃
|
|
[ね?別に、そこまで大した事じゃなく見えるよね。 晩御飯はちゃんと3人分用意してくれるんだ。 お父さんもたまに作るくらいで。 3人で食べる事もある。
会話は、お母さんとあたしでか、 お父さんとあたしとでしか無くて。 時々お父さんが調子いい事言うと、おかあさんは あとでお父さんの悪態をついたりする。 いやだいやだ、なんて、聞こえてしまう。 そこまで広い家じゃないから。 お母さんも、居場所が無いから。 あたしは黙って聞くだけ。 お父さんもきっと、聞こえてるけど ただただ黙ったまま何も言い返しもしなくて。]
(32) 2023/08/15(Tue) 07時頃
|
|
[…………なんで、こうなっちゃったのかな…。
昔は、あたしが小さい頃は、 家族4人で遠出なんかもして。 お弁当も用意して、お父さんの好きな物もあって。 田舎帰りも海も公園での手持ち花火も、 沢山たくさん家族で楽しめたんだ。
あの頃はよかった、なんて
思ってるのはあたしだけ なのかな **]
(33) 2023/08/15(Tue) 07時頃
|
|
―― 日常:天文部の部室 ――
[あの巨大ロボットが現れ、 街で暴れてから5日が経っていた。 夏合宿が夏休み中の出来事ならあたし達は改めて。 夏の終わりであるなら、登校日に合わせてか あたし達は天文部の部室に集まった。
あたしが意識を手放してしまったあの日は、 柊木先輩が運ばれてしまった後にも 事件が起こった。
七星先輩の遺体が加賀先生の目の前に現れた、 というのだ。>>1:557
その時の混乱と、どんな説明があったかは あたしは知らない。だけど先生の前で事が起こって しまったならもう誤魔化す事なんてできなくて。]
(34) 2023/08/15(Tue) 07時頃
|
|
[自然、この天文部の部室には 加賀先生の姿もあった事だろう。 …柊木先輩の救急車に乗っていった顧問Tはいない。 皆で集まって、今後の対策を取ろうって話になった。 この事件に対してのグループLINEも作られたけど、 (名前は適当に、その時は『ハロ』って付いてた) やっぱり顔を合わせて、少し落ち着いてから 話をした方が良いんじゃないかってなったから。 一人一人で抱えるには、 この問題はあまりに大き過ぎて。 そうして話されたのは、 今後どうしていくかという内容と。 ……あたしが呼ばれた、という報告だっただろう。*]
(35) 2023/08/15(Tue) 07時頃
|
|
―― 合宿所からの帰路 ――
[結局気まで失ってしまったあたしは>>0:547 加賀先生の車に乗せられて帰宅を果たした。>>@8
テレビで報道される程の騒ぎの震源地から 意識を失っている娘が帰還した母親の動揺は どれほどのものだっただろう。 部屋で寝かされてから目覚めるまで、 最初の頃は何十分間隔で看病されていたし、 規則正しい呼吸を重ねる娘に安堵したなら 目覚めの時に顔合わせが叶わない程度の、>>2 それでも1時間に一度の頻度の看病に変わった。
あたしが目を覚ました時。 おかあさんはあたしを抱きしめてくれた。 無事でよかったって、心底安心した声を上げて。]
(45) 2023/08/15(Tue) 09時頃
|
|
[あたしはおかあさんが大好き。
毎日ご飯を作ってくれて、 いってらっしゃいって言ってくれて。 犬が好きで、かわいい物が好きで。 手先が器用だから専用の粘土で花を作ったり。 社交的だからパートの職場の人と映画を観たり。 花を育てて、花が咲いたら LINEでその画像を送ってくれたり。 家に帰ってから教えてくれたらいいのに。 嬉しいから、真っ先に伝えてくれたのかな。 海外ドラマなんかも好きでね。 典型的だけど、あたしに優しくて あたしと同じくらいの背のちいちゃなおかあさん。]
(46) 2023/08/15(Tue) 09時頃
|
|
…ごめんなさい。
[そんなお母さんに心配をかけちゃった。 だから、あたしの第一声はそれだった。**]
(47) 2023/08/15(Tue) 09時頃
|
|
―― 日常:天文部の部室 ――
[今日の部室には合宿の当事者だけが集められた。 その他の部員は、たとえ訪れたとしても 部室の門が固く閉ざされていただろう。 もしかしたら瑠璃川先輩もいたかもだけど 事情も知らず、優しい先輩が こんな所に居たら…泣かせてしまいそうで。
口火を切ったのは乾先輩だった。>>61 今この場にいる部員の中では一番、 部に在籍しているからこそだろうなと思う。 先輩は最初はテレビの撮影だと思ってたみたいで。 あたしはその気持ちがわからなくなかった、 だってあんな光景…あまりにも、現実みが無くて。 今は]
(78) 2023/08/15(Tue) 12時半頃
|
|
[でも、今は。 …
集会用のLINEグループである程度の情報共有はあった。
ロボットの中での出来事や、 ロボット内で説明された内容のまとめ。 合宿後の各々の状況、異変あるなしくらい。
柊木先輩が入院中である事。 そして、七星先輩が亡くなったという事。
・ 最期に聞いた、あの言葉。 『人の命の消費』。>>1:@73>>63]
(79) 2023/08/15(Tue) 12時半頃
|
|
[心臓が鳴る。 どくどくと脈を立てて、 あたしに現実を知らしめようとしている。 だけど、実際の所 あたしは随分落ち着いていたと思う。 異常事態の時は慌てていたし、倒れもしたけど いつもは控えめ…大人しい方だって自覚してて。 多分先輩達からの評価も変わらないって思ってて。 だから、それでも、 今のあたしはとても落ち着いて見えたと思う。 落ち着いたままの口調で、]
(80) 2023/08/15(Tue) 12時半頃
|
|
……本当に、死んじゃうんでしょうか。 七星先輩は確かに死んじゃったけど、 本当に、あのロボットを操縦したから 死んじゃった、の、ですか…ね?
実は持病を抱えてたとか。 確かに命を使うけど、単にえっと、 寿命を使ってて、使い過ぎちゃったから 死んじゃった……とか。
操縦しただけで死ぬ、なんて あたし、ちょっと信じられなくって。
(81) 2023/08/15(Tue) 12時半頃
|
|
[淡々と、軽い声音でそこまで声を発した。 言葉の最後にはえへへ、なんて笑ってもみせて、 冗談ですよね?なんて素振りをもってして その結論に抗議した。 本当は理解してる…気がするけど、それでも それを言葉の上でも信じてしまったら あたし は ]
………本当に死んじゃう、んだと、したら そしたら、次は あたし みたいです。
(82) 2023/08/15(Tue) 12時半頃
|
|
[言って、再度笑ってみせた。
けど、今度は口元だけでしか笑えなくて。 体が小さく震え出したのが分かった。
必死で抑えて、声に乗らないようにする。 誰にも気付かれないようにする。]
名前を呼ばれたんです。 あれ、多分あのロボットの…。 次のパイロットはお前だって事かな って。
あたし、死んじゃうんですかね。 えへへ、信じられないや。 ……戦える、かなぁ。
(83) 2023/08/15(Tue) 12時半頃
|
|
[それでもその時が来たらあたしは戦うんだろう。 何もかも理解しながら。 何もかも理解してしまっているからこそ、 放棄するという選択肢を拒んででも。 *]
(84) 2023/08/15(Tue) 12時半頃
|
|
―― いつかの追悼 ――
[それは目覚めてからX日後。 グループLINEで彼の死を知り、 実感も沸かないままにその事実を飲み込んだ、翌日。 七尾千映は合宿所へ赴いた。
規制線が貼られ、何人もの大人がまだ行き交う村。 その隙間を縫ってかの地に向かう。 ようやく辿り着いて、中へ入ろうとして。 ……彼が何処に現れたのかは知らない自分が居た。
合宿所の玄関口に、小さな献花と 無糖の紅茶のペットボトルを供え、 一人静かに手を合わせる。
死は誰だって、悲しいから。**]
(177) 2023/08/15(Tue) 18時半頃
|
1
2
3
4
5
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る