人狼議事


18 星間回遊オテル・デカダン

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【人】 甲板員 デリクソン

[おそらくは最後になるであろう冷凍ポッドを、見送ってから。
 デリクソンは、あちこち走り回っていた。
 当人に直接聞いたり、過去の来店記録を確認したり、スタッフたちからデータを提供してもらったり。]

 ふんふん……。
 そしたら、今ある食材で作れんのは、このへんかな。

[補給港へ到着するまでの、長そうで短い時間の中。
 自分にできることを考えてみた結果が、これだった。
 則ち、皆に料理を振舞うこと。
 勿論それは、到着日までの平凡なもの……大体はスタッフたちが給仕してくれるだろうが、それはそれとして求められたものを提供することでもある。
 しかし、それはそれとして。
 デリクソンのささやかな計画は、寄港前日に催された。]

(29) nordwolf 2022/05/17(Tue) 00時半頃

【人】 甲板員 デリクソン

[寄港前日、日中。


「今夜、大食堂にてささやかなパーティーが催されます。
 皆様どうかぜひご参加くださいませ

 時間は─────」


 そんなメッセージが、全員の端末、そして館内放送にて周知された。]

(30) nordwolf 2022/05/17(Tue) 00時半頃

【人】 甲板員 デリクソン

― 大食堂 ―

 やぁ皆さんいらっしゃい!
 すまないね。わしの勝手な願いでさ、いま船内にある食材で、みんなの好物とか作らせてもらったんだよね。

[どれくらいの者が、呼びかけに応じてくれたろう。
 ハロの気に入ってくれた煮込みは勿論、各々から聞いた好物が、ずらっと並ぶ。普段より三割増しくらい上品に作られた出汁巻玉子は、やや小さめに切り分けられ、出汁醤油を垂らした大根おろしが添えられている。]

 あとよかったらさ、こっちも、食べてやってよ。

[それは、顧客データを確認したり、スタッフたちに聞いたりして調べたもの。
 この船にはもういない者達が、生前、好んでいたもの。
 まぁ……情報があってるかどうかは定かではないが。

 スタッフに頼み、叶うなら、一部は宇宙に流してもらおう。]

(31) nordwolf 2022/05/17(Tue) 00時半頃

【人】 甲板員 デリクソン

 天婦羅と……日本酒も、とっておきを開けたんよ。
 のんでよ、せっかくだから。

[メインは山菜。
 頼まれたらその場で揚げるスタイル。]

 ほか、なんかリクエストあったら言って?
 ここにある食材で作れそうなものなら、わし、頑張るから。

[但し、既知のもの以外は、あんまり味の保証はできないと付け加えておいた。]

(32) nordwolf 2022/05/17(Tue) 00時半頃

【人】 甲板員 デリクソン

[それから、しばらくすると。
 厨房の奥から、甘いバターの香りが漂ってくるだろう。]

 お、焼けたかな。
 菓子なんて滅多に作んねいから、どんなもんか分らんけど。

[パティシエに頼めば、労せず、極上のものが出来たかもしれない。
 しかし、デリクソンは敢えて自分で作った。]

 ピジェさんいるかなー、ピジェさーん!

[焼きたてを携えて、呼ぶ。
 不在なようなら、部屋までお届けする所存。]

(33) nordwolf 2022/05/17(Tue) 00時半頃

【人】 甲板員 デリクソン

 アップルパイ、焼いてみた!
 食べやすいサイズにしてあるからさ、よかったら、食べてよ。

[トレーの上には、番茶とミルク。
 そして、焼きたてのアップルパイが二包み。*]

(34) nordwolf 2022/05/17(Tue) 00時半頃

──四日目──

[そう、とわかった瞬間、不思議と心は落ち着いていた。
確かにまだやりたいことはあった、終わってない仕事もある、見に行きたい場所もある。だが、それ以上に

よくやった

と、そう思う気持ちが強かった]

[一般的なビジェ人より長く生きて、オレの夢を叶えて、オレの名前を遺してくれた。
オレの作品の評価は……下がるだろうな。なんせオレ自身の実力なんかじゃない、我が侭駄々捏ねて喰わせて手に入れたものだ。
どっちが人でなしかわかったもんじゃない]

[館内放送はバラードにアレンジされた昔の曲を流している。
破天荒に生きたアーティストの曲だ]

[酒とドラッグに溺れて早死にした男が、その生き様すら作品と評価される。
リアリティを追求した末に人を殺そうとした作家の作品が名作として持て囃され、作家の人生が歌劇として昇華される。
そういう事象を俺は見てきた、だから何の根拠もないが大丈夫だと、思っている]


[ガリガリと頭を掻く。
フケは落ちない]

[ピジェ人はそういう生き物だと、代謝の真似事をしたりした。わざわざ生態を調べて擬態を完璧なものにしようとした。
ミツボシには理解できないと言われるだろう。
アルクビエレには呆れられるだろう。
だが、そう思ってそう動くくらいには、俺はオレのことを気に入っていたようだ。
多分……楽しかったのだ、生存だけを考えて生きるのではなく、何かを創り出すという、カクレが決して思いつかないことをするのが。
今までの生き方とは無縁のことをするのが]

[PJに送ったメッセージを思い出す。

『エフと言う名前は共同作家名のようなものだ』

言い出したのは俺だったかオレだったか。
恐らくは俺もオレもそう思っているのだろう。
少なくとも俺はそういう生き方が楽しかったし、オレは自分の願望が満たされたから]


[だから俺はここで降りる。
俺は俺の積み上げてきたものを、全て片付けた。
俺が作った人脈に、俺が作ろうとした、作りかけたものを渡した。
最期の仕事はオレに任せる]

[人並みの才能……いや、人並みより乏しいかもしれない。そんな一人のデザイナーとしてペンを取る。
紙にアイデアを描き殴る、たった一人のために、稚拙と笑われようが描き殴る。
たった一人、すべてを知る人物のために。
オレはペンを滑らせた]


【人】 甲板員 デリクソン

[補給港到着後、船内での居酒屋企画は一旦休止の運びとなった。再開は未定だが、いずれ要望があれば、また出店することもあるだろう。

 デリクソンはといえば、本社への報告や、地元番組の取材(概ね拒否)、船内で行っていた新商品開発の続き等々、忙しい日々を送っていた。
 ちなみに、ハロに提案された独立>>58については、しないつもりだと、その場で断りをいれていた。
 大手チェーンだからこそできる企画を、思いついたのだと。]

(62) nordwolf 2022/05/20(Fri) 01時頃

【人】 甲板員 デリクソン

― 居酒屋「ツボイチ」企画室 ―

 ────で、天婦羅メニューなのですが、比較的どこの星域でも入手しやすい魚介や野菜は、今まで通り定番として据えて良いと思います。
 加えて、山菜の天ぷらですが、こちら異星の方々にたいへん評判がよかったので、ぜひ、期間限定メニューに加えるべきかと思います。

[基本、オテル・デカダン出店後には、必ずこのような報告会と企画会議が開かれる。今回は不慮の事態があったため、若干後ろ倒しになったが、だからこそ思いついた企画もあった。]

 次に新商品の提案ですが、こちらの塩麴と醤油麹のつくね串、船内でリサーチを行いましたところ、良い評価を頂けました。
 是非、新商品の企画に挙げていただきたく思います。

 それともう一点。

 他星の店舗を含めての、大型フェアの提案です。

[モニターに、企画概要が大きく映し出される。]

(63) nordwolf 2022/05/20(Fri) 01時頃

【人】 甲板員 デリクソン

 今までわたくしたちの店舗では、基本的に”地球”のメニューを提供してきました。
 しかし、幾度か、オテル・デカダンの居酒屋企画に、料理長として参加させていただき……そして、今回の件で、様々な星の方々と、今まで以上に深い関わりを持つことが出来ました。

[最後まで旅路を共にしたもの、旅半ばで命を散らしてしまったもの。
 ひとりひとりの顔を思い出すように、ゆっくりと、語る。
 そしてモニターには、いくつかの、馴染みの薄い料理が映し出される。]

 こちらは摩羯系の外周惑星『ク』の名物料理です。
 そしてこちら、『フ・アル星団』で好まれている料理と聞きます。
 クモズミ……ビジェ……あとこちらは、時、です。

[ほかにも様々な、出会った皆々の出身地の名物が、順々に映し出される。
 うち何品かは、アシスタントロボが試作品のようなものを持ってくるだろう。]

(64) nordwolf 2022/05/20(Fri) 01時頃

【人】 甲板員 デリクソン

 これらの料理を、ツボイチ風にアレンジし、ぜひ全国のお客様に召し上がっていただきたい。
 社長もよく仰ってたでしょう。

「我々は”宇宙人”だ」

 ならば、地球のメニュー以外にも、様々な文化文明を取り入れてみるというのは、在り方として正しいのではないでしょうか。

 そしてこれは、多数の星系に支店を持つツボイチだからこそできることだと。
 わたくし信じております。

[企画が採用されたかどうかについては。
 きっと、各地の星の人々が知っている**]

(65) nordwolf 2022/05/20(Fri) 01時頃

― 4日目・朝 ―

[連行されるアルクビエレは、落ち着いた様子だった。
 抵抗も狼狽もせず、まるでわかっていたかのように淡々と歩き、無表情で示されたポッドを見た。

 声はなかった。]


[何故この船を選んだのかと言えば、以前下見に来たからだ。
 この船の金持ち達ごと取り込んでしまえば、教団の信者も資金も増やせる。こどもたちも、殖やすことができる。

 そもそも、何故、船だったのかと言えば。

 方舟、が欲しかったのかもしれなかった。
 我々が乗ってもいい方舟が。

 そうして最後に乗ることになったのが、この小さなポッドだ。
 アメーバを凍え殺すための、死の舟だ。]


[一瞬、全身がぞくりと泡立つ感覚を覚えた。
 念話を遮断しておいてよかった。
 彼らに死の予感、なんてものを伝えたくはなかった。

 エフは覚悟ができていたようだけれど、まだ若いミツボシは、本来なら守ってやらなければならなかった。血肉を分けたこどもたちでなくとも、同じ本能と衝動を持つ同胞として。

 そうできなかったことは、心残りと言えばそうかもしれなかった。
 頼まれた供養ができなかったことも。

 けれど、後悔には至らない。
 この身に先がないことをわかっているから。]


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