人狼議事


15 青き星のスペランツァ

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─ 三日目深夜/医療処置室 ─

[ライジと別れ処置室へ戻って来ると、メモとお供えのお菓子を包んだ紙が届いていた。恐らく、ヨーランダからだ。伝えたい事があるのだろうと思ったが、どうしても安置室へ足を運ぶ勇気は出なかった。タプルが眠っている事を確認して、そっと通信機へと手を伸ばす。]

……ヨーちゃん、何があったの?

[端末の表示は確認しているので、あなたに謹慎処分が科された事は知っている。その件だろうか。それとも、他に何か話したい事があるのだろうか。*]


[通信機器から通信を知らせるアラームが鳴り、慌て通信を開始させる。
本来なら謹慎中のヨーランダに通信の権限はなく、通話はすることはできない。だが、秘密の回線はどうやら独立した回線らしく、謹慎中でも使えるようだった]

ひと きいた、はろ さいご きらんでぃ いっしょ いる した。
きらんでぃ げんき ない しんぱい。

[音声ではうまく伝わらないと思ったのか、文章によるメッセージに切り替わった]

『そのことでキランディが焦燥していると聞いたので、話をしたら少しは元気になるかと思って』
『似たような……って言ったら違うかもしれないけど、僕も僕のせいでギロチンを殺してしまったって、そう感じてるから、ハロのことと似てる気がして』
『ごめん。うまく文章化できない』

[以前と違いメッセージが送られてくるスピードは遅い。おそらく何度も文章を書いては消しをしているのだろう。ヨーランダがいうように、感情を文章で表すことができないのかもしれない]


[ハロの件を知っているという事は、墓守の仕事は許されているのだろう。その事実に、安堵の息を吐く。あなたの存在意義に関わる話だから。]

……大丈夫よ。アタシは、大丈夫。
心配掛けちゃって、ごめんなさいね。

[自分に言い聞かせる様に、そう繰り返す。ハロの事だって、これから起きるライジの事だって、大丈夫。“キランディ”なら、耐えられる。]

いいのよ。無理に、言葉にしようとしなくったって。
ギロチンちゃんの事は、ヨーちゃんのせいじゃないわ。
少なくとも、ギロチンちゃんはそう思ってない筈よ。

[ああ、人に言い聞かせるのはこんなにも簡単なのに。どうして、我が身に置き換えるとそうは思えないんだろう。明確に『自分のせいだ』と思える死の記憶が在るからだろうか。それとも。]


『僕も頭ではわかってるんだ。仕事中にそれが原因で死んだわけじゃない、あれは不幸な事故で、僕と仕事を変わらなくてもそうなったかもしれないって。でも、なんだろう心かな、そこでどうしても僕と仕事を替わったせいでそういう運命を引き当ててしまったって、そう思っちゃう』
『親しい船員がいなくなることは何度もあった。自分がその一端になってたこともあるかもしれないかもしれない』
『おかしいよね。なんで今回だけそう思っちゃうんだろう』

[微かに嗚咽のような声が聞こえるかもしれない]

『僕はずっと人に姿が見えない存在だった。人の姿になってからだと思う、人と話せるようになったのは』
『それでも僕は人と話すことなんてなかった、墓守は墓の風景の一部だから。墓という概念がなくなって、僕は行き場のなくなった人達を弔ってきた。それでも僕は風景の一部だった』
『ヨーランダになって初めて僕はいろんな人と話をした。ここの船の人はみんな優しかった、うまく話せなくてもちゃんと話を聞いてくれた。いなくなった人もいる人も僕のことを人として、風景の一部じゃなくて僕を見てくれる』


[人として乗り込み人の名を名乗っているから当たり前のことだ。ヨーランダはそうとわかっている。
しかし、チャーチグリムはそうではなかった。ぼたぼたと涙を流しながら通信端末に文章を打ち込んでいく]

『きっと家族ってこういう感じなんだと思う。心配されるのって大事にされるのってすごくうれしいしずっとそうされたいって思う』
『僕はみんなのことが大好きだから、みんなが大事だから、みんなに迷惑をかけたくないから』

[そうと決めてずっと黙っていようと思っていた。ふらっといなくなる船員だってそう珍しくないから、自分もそうしようと決めていた。もし誰かに言ったとしても決して悲しくないと思った。それなのに、文章を打ち込む端末の画面はなぜか濡れている]

『期間したら僕は船を檻る』

[どうしてAIはちゃんと変換してくれないのだろうと思いながらチャーチグリムはメッセージを送った]


……そうね、不幸な事故よ。
でも、そう思って自分を責めずにいられないのは……アナタにとって、ギロチンちゃんがそれだけ大事な人になってたからじゃないかしら。

[ギロチンの素性を聞いて()、二人だけの秘密を持って()。スペランツァのクルー全員を家族の様に思ってる()としても、ギロチンは一等大事な存在になってたのではないだろうか。]

その気持ち、よくわかるわ。
アタシも、心配されて、大事にしてもらえて……。
ずっと此処に居られたらなって思うもの。
本当の事なんて、誰にも言ってないのにね。

[今、通信を繋いでるあなたにさえ、ライジの件を黙ってるくらいだから。続けられた、上手く変換されてない言葉に、また一つ秘密を抱え込む事になるのだろうなと思う。]

……アンタが降りるなら、オレも降りるよ
約束しただろう?
“自由”で居られる間は付き合う()って。

[ライジに後を託されて()はいるけれど、ヨーランダだって“他のクルー”には違いないだろう? 一人で去らせるなんて出来るものか。不服なら、死ぬのなんてやめちまえ。教えてやらないけど。]


[そう思ったところで、格納庫へ移動する座標()に気付く。]

ごめん、気付かれそうだから一旦切る。
また後で。

[手短に雑な言い訳を告げて、通信を切る。そのまま、医療処置室を後にした。()**]


きる わかる した。
あとで。

[通信が切れたことにヨーランダはなぜか安心していた。
これ以上話していたらきっと決意が揺らいでしまうから]

[キランディはああ言っていたが、ヨーランダは何も言わずに船を降りるつもりだ。巻き込むつもりはない。ずっと一人で生きてきたから、これからも一人で生きていくことに抵抗はない。
……きっとこれ以上この船にいたら、一人で生きていけなくなるだろうと、誰かがいないと寂しくなってしまうだろうと、今ならまだ間に合うから船を降りると決めたのだから]

[降りたくないみんなといたいと心が叫んでいた。
ヨーランダはその声に耳を塞いだ。
チャーチグリムはキランディが生きてる間は死なない、きっと彼が広めてくれる。彼が何をしたかは知らないが、彼が船を降りる必要はない、彼にはここに仕事がある。誰でもできる仕事しかできない自分と違ってこの船には必要な存在だ。
『ヨーランダ』の正体が露呈した今、ここにチャーチグリムの居場所はない]

[船を降りると決めた、誰にも言わずに、独りで。
結局のところ、これは『ヨーランダ』の緩慢な自殺だ。
チャーチグリムはそれを最良と判断しただけだ]


【人】 八元ʃ∫干渉 タプル

― 探索終了日 ―

[今日もまた、仕事が終わる。
 キランディの経過は良好、調査の解析も順調。
 喪ったものを抱えながらも皆次に進もうとしている。]

 私の仕事は終わった、負傷者もこれ以上はでる事もないだろう。私はまた研究所に戻り、皆の成果を糧にしなくてはいけない。
 ……なぁ、そうだろう?

[それに、答える者はいない。
 タプルもまた、それに答えることはない。]

 けれど、もう少しだけキミには働いてもらわなくてはね。

[格納庫には、調査を終えた探査機達が並んでいる。
 タプルはその内のひとつに乗り込むと、その場所を目指す。]

(94) nkmn 2021/11/18(Thu) 03時頃

【人】 八元ʃ∫干渉 タプル

― 探索終了日:海 ―

[行先は決まっていた。
 山を越え、荒れ地を越え…画面ごしにみたあの青い地平。]

 ……海だ。

[肌に沁みるような潮の香り、大きな大気の流れ。
 船内で感じるよりも圧倒的に高く広い空。
 波音はより鮮明に間近に聞こえる。
 こんなにも美しい星は数々の命を奪い、巡ってゆく。
 マーレの毒は悲しみと共に身体を蝕んだ。]

[座標は"WARNING"ここから先は危険区域になるのだろう。]

 ……なぁ、きみ。
 どうしてキミはそんなことをしたんだい。
 後ろめたさ故か、それとも弔いのつもりかい。
 私たちは同じ船に乗るクルーだったはずだろう。

(95) nkmn 2021/11/18(Thu) 03時頃

【人】 八元ʃ∫干渉 タプル

[ライジもまた答えない。
 ここには、統合された意志など何処にもない。
 ただ漠然とした個と、分断と別れがあるだけだ。]

 ……そう簡単には教えてくれないか。
 そうだよな、世界とは実に意地悪に出来ている。
 ここ何十年かで身に沁みたよ。

 私という生命がいくら呼応したとて、もはや誰とも繋がる事はない。私が知り得るのはたったここにあるだけの肉くれのみだ。

[肉の芽が伸びてゆく。それは肉を分かつように。
 その半身を蝕むように、ゆるりとほどけてゆく。]

 生命というのは、実に虚しい生き物だ。
 誰もがいつかくる滅びに向かって歩んでいく。
 だけどね。失いながらも、足掻くように生きるんだ。

(96) nkmn 2021/11/18(Thu) 03時頃

【人】 八元ʃ∫干渉 タプル

[タプルの半身がゆっくりと海へ沈んでゆく。
 その場所は冷たくけれど命を奪うにはあまりにも優しい。
 視界が青く染まってゆく。水面がきらきらと輝く。
 彼はこの景色を見て一体何を思っただろうか。
 その視界はただ、深い空を見つめている。]

 きみはどう生きた? 後悔はなかったかい。
 やり残したことはなかったかい。
 喪われたきみの未来は何処へ続くんだろうね。

[半身が大きく波間に揺られて、
 ぷつんと。……意識が途絶える。もう何も感じない。
 それは深い深い水底へと落ちて、見えなくなった。]

(97) nkmn 2021/11/18(Thu) 03時頃

【人】 八元ʃ∫干渉 タプル

[海の音がごうごうと鳴っている。
 タプルにわかるのはもうそれだけだ。]

 さらば、かつての友よ。
 きみの未来が恵まれたものでありますように。

[青い地平に背を向ける。
 探索機はもうひとつのタプルを乗せて、走りだす。
 もうひとつの我が愛しき星、"スペランツァ"に向かって。**]

(98) nkmn 2021/11/18(Thu) 03時頃

タプルは、ハロの身体がまたバラバラになってしまわないか心配している

nkmn 2021/11/18(Thu) 04時頃


八元ʃ∫干渉 タプルは、メモを貼った。

nkmn 2021/11/19(Fri) 06時半頃


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