18 星間回遊オテル・デカダン
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― 昨夜・パルックの客室 ―
誰にでも救われる権利がある。
"救われたい"という願いさえあれば。
それはあなたも例外ではないのですよ、会長。
[半ばから擬態が解けて肉色の触手と化した長い髪が、会長の体を文字通り絞り上げる。床に滴った赤い液体を、裾から伸びた根のような触手が這い回り、啜る。
アルクビエレは美しい顔を食事で汚すことを好まなかった。]
……命乞いのひとつでもしてくだされば、
楽に死なせて差し上げたのに。
[これは本気でそう思っている。
天敵であろうと誰であろうと、救いを与える用意がある。
何もわからないまま、綺麗なまま、楽に死なせてやるつもりがある。]
ですが、どうやらご不要のようでしたので。
[するすると触手をほどくと、会長だったものがべちゃりと床に落ちた。それから、同胞達に向けて。]
始末はできました。
わたくし一人では食べ切れないので、空腹の方がいらっしゃれば。
──昨夜/パルックの客室──
[餌が事切れるまで人の姿を保ったまま眺めていた個体は、ヒラヒラと手を振った]
いやぁ、俺はいい。
"得られる"ものがなさそうだしな。喰う気が起こんねーわ。
[この場でこの姿でいる意味はエフにしか理解できないだろう。
積み上げようとするものを踏み躙られたことに対する怒り、排除する邪魔者であると理解した上でデザイナーとしての職務を全うしようとしたこの体としての矜持。
あまりにも人間じみた理由だ]
[ここにいるこの個体は星喰いアメーバの本能ではなく、一人のデザイナーとして人を殺した。
犯行動機は私怨、とても人間らしい犯罪だった]
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― 早朝、自室 ―
[PJは寝ていない。 沙羅に許可を得たその後、彼女の検査に取り掛かった。 ロボットから検査に使用したいからと医務室から必要な道具を自室に持ち込んでもらい、そこに加えて、PJの私物も併用する事になった。 補助用に医療ロボットを一体借りられないかとも頼んでおいた。
広い部屋の、普段はあまり散らかることのない大机に、ところ狭しと物が増えている。薬品やガラスの器などの、船が積んでいた当たり前のものから、彼方の母星で作られた検査キットのいくつかや、詳細に細胞を観察するための超高性能の顕微鏡……などなど。
ふと、作業の手をとめる。 アナウンスが聞こえてのことだ。]
星食いアメーバ……
[合成音声の話した言葉のひとつを声でなぞった。 どの危険生物かがはっきりしたので、しなければならない作業が判断できるようになった。なのに、しばしPJの手は止まっていた。茫然としているようだった。]
(15) 2022/05/06(Fri) 12時頃
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[アナウンス曰く、人が死んだそうだ。 食痕が確認されたという。
PJは、パルックが本来肉体に持っていた命の長さを知らないが、短く中断させられた、と捉えた。
それは例えば、金額にして、いくら位になったろう。 仮に数年から数十年だったとして、それが欲しい人もいたのではないか?
そういう、詮無い事も考えた。]
(16) 2022/05/06(Fri) 12時頃
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― 朝・廊下 ―
[使い慣れた客室を出た。
出がけに通報用の端末を確認している。そこで閲覧できた乗客の名と顔を思い浮かべながら、廊下を進む。*]
(17) 2022/05/06(Fri) 12時頃
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服飾商 PJは、メモを貼った。
2022/05/06(Fri) 12時半頃
[時間を戻して昨晩、パルックの客室にて。動かなくなった餌を前にして女は舌なめずりした。]
ふむ、エフ殿はいいのかえ?なら遠慮なくいただくとするかの。
[女の腕が肉色の触手に変化し、床に落ちた肉片を食らい血を啜る。
しばらくそうしていた後、満足げに目を細めて触手を引っ込め]
ふう、さすがの我もこやつ1人は食いきれんわ。
しかしぬしらは面白いの。方や餌にまで情けをかけ、方や殺すだけ殺して食わないなど。
いち早く仕留めて新鮮なうちに食らうのが一番ではないか。
[女には、アルクビエレの慈悲もエフの矜持も理解できない。本能のままに人を食らうだけだ。]
好き嫌いはいけませんよ、エフ。
いかに見た目がまずそうでも、絞ってしまえば同じです。
[多分そういうことではないのだろうが、
アルクビエレにはわからない。
エフにしか理解できないというのは、正しい。
アルクビエレの"情け"が、本人にしかわからない論理であるように。]
ミツボシはよく食べますね。大変よいことです。
生物としての"正しい"在り方には、
きっとあなたが一番近いのでしょうね。
[ミツボシの食事を、たくさんお食べ……というような目で見守った。]
[アルクビエレに言われ()改めて死んだ男を見る]
いや、なんかこいつ食ったら性格悪くなりそうだし……。
[この男から得られるものは何だろうと考える。
強欲さ?自己主張?もしかすると経営能力か?
どれもこの体には不要な情報だ]
[それに、これは一介のデザイナーの男による殺人だ。食人をしてはそれが成り立たなくなる]
年取ると、飯食うのも色々気を遣うんだよ。
[アルクビエレの言葉()には首を傾げ]
そうかの?生き方に正しいも間違いもないと思うが。
最後に生き残っておればそれが正しい道じゃて。
そういう意味では、人の姿でより長く生きてきたぬしらの方こそ"正しい"と思うがの。
[性格悪くなりそう、というエフに言われると()、食べ終えた後の残骸をまじまじと見て口を押える。]
う、そう言われると食欲が失せるのう……。もう粗方食らった後ゆえ手遅れじゃが。
しかし歳をとるとは面倒なことよの。
[女は(正確にはこの個体が女の記憶を遡って)、年老いた上官が食べ物に気を使っていたことを思い出した。]
最後に生き残っていれば……それもそうですね。
生存戦略は多様な方が、種として生き残る確度も高い。
[ミツボシに同意の頷きを返す。]
は、一人喰ったところで今更そう変わらないでしょうに。
[それだけ長く生きているなら、とエフに肩を竦めて。]
しかし、そう言うなら、
二人は誰ならば食べたいと思うのです?
[アルクビエレは食材そのものにあまり拘りがない(絞るため)が。美味しそうだとか、得たいと思う素質というものは何だろうと首を傾げた。]
性格悪いと余計な敵が増えるぜ?敵が増えるとその分、身動きもとりにくくなる。生存率も下がる。
こいつは……精々腹満たすだけにしときな。
[口を押えるミツボシ()を尻目に、パルックの亡骸を踏みつける。
よくも仕事潰しやがったな
口にはしない、そんな私怨からの行動だ。だが、アルクビエレ()の問いに動きを止め]
俺は臆病でな、バレないように、食う相手は厳選して食ってきたんだ。
画家、作曲家、劇作家、……ああ学者も食った、あらゆる文明の情報が欲しい。地下軌道と呼ばれるデザイナーの才能を伸ばせる素質なら、無限に欲しい。
[一つの姿に固執した弊害か、あらゆる命を食いつくす星喰いアメーバにおいて、この個体の思考は人の、それも芸術を追い求める狂人に近いそれになっていた]
[エフと呼ばれる個体は、それを理解されるとも、理解されようとも思っていなのだ]
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― 朝・廊下 ―
[廊下の向こう、人がいる。 目を凝らしてその人影を見たのか、一度足がとまった。 それからすぐに廊下の反対側同士から合流をした。]
ほほほ。あんたの方は、少し男前になったじゃないの。 今ならぼうやの頭を撫でながら眠れるわね。
[エフの方は、昨日よりはこざっぱりして見える。 PJは白い医療用ウェアを羽織ったままだ。 いっそ、目だったほうが良いかと思われて。]
(30) 2022/05/06(Fri) 21時半頃
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人の危機感がそうさせるのかしらね。 残念な事だわ。心から、恐ろしいわね。
[寝ていないせいもあるが、声のトーンは暗い。]
ええ、あたしも星食いアメーバについて、 ぼうやとも、ぼうやだけでなく 話していかなければならないと考えてる。
ところで、総合案内所までお付き合い頂ける?
[言うが早いか、総合案内所に向けて歩き出した。 エフも当然ついてくるものだと思っている。>>29]
(32) 2022/05/06(Fri) 22時頃
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服飾商 PJは、メモを貼った。
2022/05/06(Fri) 22時頃
服飾商 PJは、メモを貼った。
2022/05/06(Fri) 22時頃
うむ……次からは、食べる相手を選ぶとしよう。これ以上敵を増やしたくはないからのう。
しかしおぬし、なかなか面白いこだわりがあるのじゃな。まるで人間ではないか。
[エフの忠告()に頷き、その固執ぶりを面白がるようなそぶりを見せる。
そしてアルクビエレの問いかけ()には首を捻って]
我は……そうじゃのう、考えたこともなかったわ。食えるものなら何でも、といったところか。
強いて言うなら、より強き者を食らいたいの。この肉体は、強さをひとつの指標としておったようじゃから。
それに、やはり生き物として強くありたいからのう。
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― 朝・総合案内所 ―
[歩きがてらエフから質問を聞こうとしている内、総合案内所に到着した。自然と早足になっていたようだ。 受け付けのロボットに話しかける。]
ごめんあそばせ。館内放送をお借りできる? 緊急時ですから、 互いに用がある方もいらっしゃると思って。 もし頼めるようなら……
“ロビーでミーティングをしましょう。 他に優先したい事をされている方や、 来られない方は無理にいらっしゃらなくて大丈夫よ。”
今言ったような事を頼めるかしら。 声は聞きなれている合成音声のほうが 御不快少ないでしょうし、宜しければお願い。
(37) 2022/05/06(Fri) 23時頃
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……それはそれは。
あのデザインは、あなた自身が収集した知識の集積だったのですね。
知識を求めて……という観点では、PJなどよいかもしれませんね。出入星管理にいた者の記憶、なかなか有用そうではないですか。
[エフからの答えになるほどと頷く。
偏執的とも言える拘り方はともかく、参考にはなった。]
ふふ、食べられるものなら何でも、ですか。
わたくしも概ねそんなところです。
強そう、と言うと……ああ、わたくしは見ていませんが、
例の厄介な端末に『元海賊』の情報がありましたよ。
[ミツボシの返答には、獣臭そうな画像でしたけれど、と名前を挙げた。]
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― 朝・ロビー ―
[船の側が放送を受理してくれるようなら、来る人は来るし来ない人は来ないだろうから、あとは一旦此処で待つだけ。 さて、とエフの方を向き直る。]
さて、二人きりのうちに少し話しましょう? ベッドでなくても今はぼうやを甘やかしたい気分よ。
[腕組をしてエフを見上げた。少し普段の威勢には欠けるが、笑みを浮かべることも出来る。]
基本概要は部屋でご覧になったんでしょう?
(39) 2022/05/06(Fri) 23時頃
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服飾商 PJは、メモを貼った。
2022/05/06(Fri) 23時頃
ババァか、ババァは……なんか……違うな。
もっとインスピレーションが沸くような知識がいいんだよ、未知の文明とか……奇跡の行使たる魔術とか……、そういうやつがいい。
[アルクビエレが挙げた名には()首を傾げ、今自分が欲しい知識の分野を挙げる。この男、意外と(食の好みが)細かい]
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― 朝・ロビー ―
このかわいいおばあちゃんの事 あんたがちょっと好きな事くらいお見通しよ。
[デジタル眼鏡をちらりと持ち上げ、ウインクした。]
……その記録は読んだことがあるわね。 ……そう、ぼうやの母星の事だったの。
そうとは知らなかったけれど…… その記録があったからこそ 昨日あたしは、あんたたちに『擬態する危険生物』と 星喰いアメーバを例として話したわ。
本当に出会いたくない宇宙人だと思っていたから 記憶に残っていた、最悪の例の一つとして。
(47) 2022/05/06(Fri) 23時半頃
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……ビジェの出来事は 星喰いアメーバに焼却が効いた例でもあったわね。
……そう…… そちらの言葉ではそんな風に呼んでいたの。 誰が“そう”だか、分からない事は…… こんなにも恐ろしいものね。
[遠い星の出来事でなく、今や実感として。>>45]
ええ。『カクレ』は星と星の距離の中で 星喰いアメーバと名を変えて 凄惨な出来事は遠いあたしたちの星にも伝わった。
(50) 2022/05/07(Sat) 00時頃
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― ロビー ―
[エフの近くの椅子に腰かける。 彼の言葉の最後、質問の形の語尾へPJが頷きを返したところ、朝の挨拶が聞こえた。>>48]
おはよう、アルクビエレ。 放送を聞いてくださったのかしら?
[長身の教祖の顔を見上げた。]
あんたも身近に被害にあわれた方が? 宇宙広しの他人事で、 誰しも居たかったでしょうにね。
あんたは難民キャンプや 苦労されている人の元によく足を運ぶのだろうから 余計にそうなのかもしれないけれど。……
(51) 2022/05/07(Sat) 00時頃
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[ インスピレーションだのと言われても。という顔をした。]
はあ。では、ジェルマンは?
魔術だの奇跡だのを扱っている商人だそうで……
[明らかにめんどくさそうな態度になりつつ、候補を挙げてみるあたり、なんだかんだと律儀なのかもしれなかった。]
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― ロビー ―
ええ。 手始めに何をしたらいいか、迷ったから。 あたしの場合、皆に話したいことや お願いしたい事があるから、あくまで自分の都合ね。
まずは、せめて知らない同士でも 互いがもっと気楽に連絡し合える建前位 欲しくなるでしょう、とも思って。
[「三体はいる」との教祖の声に「そうでしょうね」と相槌をうった。人を集めれば集めるほどに、必然としてロビーに星喰いアメーバが集まってくる事にはなるだろう。>>52
この場で怯えを表面に出すのが得策でないように思われたから、努めて平然としていようと心掛ける。強張らないよう注意しながら息を吐いた。] ……ほら、ぼうやもあたしの事を探していたみたいだし。 今後気楽に客室への通信を使ってくれて構わなくてよ。 夜が寂しいなら、話し相手にもなれるわ。
[こんな時エフへ軽口を話せることは都合がいい。]
(54) 2022/05/07(Sat) 00時半頃
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― ロビー ―
[目立つ集団の一人、青く大きなお団子頭の老婆は、デリクソンの挨拶に気づいた。]
あぁ、イザカヤの子ね。 あんたも、大変な時に働きにきちゃったものね。
[以前、彼らの料理も食べたことがある。PJの舌にはその味わいは少しチープすぎたのか、食事に通うことはなくなっていたが、最初はその文化に興味を示していたはずだ。>>55>>56]
放送でどの程度人が集まるかわからないけれど、 さっきの今だし、まだ待っているところね。 あたしはあなたにも、用があるわ。 まずはお掛けになったら?
[ロビーの豪奢な椅子を勧めた。]
(57) 2022/05/07(Sat) 01時頃
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― ロビー ―
あら……医務室を出て大丈夫? 任意と言ったのは、あなたの事を 想像してのことだったのよ。 直接話しに行こうと思っていたわ。
[沙羅にも腰かけるよう勧めた。遠目に、妙に足が小さく見えたこともあって、立っているのは辛いのではないかと思えたのだ。]
エフとアルクビエレには昨日話したけど…… 危険生物の検査の話。
あたしの私物を併用すれば、 星喰いアメーバか否かの検査自体は出来るわよ。 ……たっぷり朝までかかったけれど。
[椅子にかけたまま、沙羅の顔を見つめた。]
結果は、……今聞く?もし、後で二人でとか 誰か付き添いの方と聞きたければ、その時にするわ。
(60) 2022/05/07(Sat) 01時半頃
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服飾商 PJは、メモを貼った。
2022/05/07(Sat) 01時半頃
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― ロビー ―
あら、二人の時以外はお嫌?
[呼び方を恥ずかしがられたので、そう軽口ついでにデリクソンに聞き返した。しかしジャレている場合でもないので、本題だ。>>61]
なんでもいいから現状を…… それなら、是非あたしのしている検査の話を 聞いていってちょうだい。
時間もかかるし 何より張り付いて一人づつ確かめないと 結果があたし自身信用できない 半端な物になってしまうから 日に一人が限界だとは思うけれど……
それを今朝、実施したのよ。
(64) 2022/05/07(Sat) 02時頃
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[沙羅当人に『今でいい』と許可を貰った。] あたしたちは、もうサラさんが 星喰いアメーバである心配をしなくていい。 あたしにはそう断言できる。
ちなみに、サラさんには説明するのが筋だから 話しておくけれど。 『自分の検査はいいからあなたの検査をしたらどうか』 と仰ったのは、そちらのアルクビエレと、 もう一人、ミツボシさんという方よ。 沙羅さん、心からご協力、ありがとう。
[出来るだけ心を込めて例を言おう。声音にその気持ちがどれだけ乗るかはわからないけれど。]
(65) 2022/05/07(Sat) 02時頃
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[そこに、沙羅への礼をもう一つつけ加える。]
……あたしの疲れの心配についてもね。 どうにも眠くなったら眠るわ。大丈夫よ。
(66) 2022/05/07(Sat) 02時頃
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服飾商 PJは、メモを貼った。
2022/05/07(Sat) 02時半頃
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― ロビー ―
[ほっと息をついて、礼を言う少女に首を横に振った。 その後、居住まいを正した少女の話に]
……、!
[はたとする。 沙羅は、確信めいて 星喰いアメーバは『三匹』だと話した。 今現在近くに生息する数が、分かるという事か?]
……
[昨日彼女が『神様からの声』といった事を話していたことが思い当たる。PJには神のことは理解しにくかったが、異星人の多様さの方は理解できる。
今や、PJにとっては彼女以上に、星喰いアメーバの件について信頼できる言葉を話す人は存在していない。 沙羅に頷きを返しのは、その話をよく聞きたいと思ったから、そして更に話し合うべき事が思いついたからだ。]
それは確かに、皆に伝えた方がいいことね。**
(69) 2022/05/07(Sat) 03時頃
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