人狼議事


14 冷たい校舎村10

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【人】 綿津見教会 マナ

   ありがとう。でも手を借りる必要はないな。

(17) 希 2021/11/15(Mon) 21時頃

【人】 綿津見教会 マナ


[ 冷たい校舎。凍った時が溶ける少し前。
  色々あったの一端を、>>208
  不肖、不知火真梛が担った話をしよう。

  第一声のこらー!
  目を閉じて視界をシャットアウトしていた身には
  ことさらよく響いただろう。

  すまない!
  と、まずは探させてしまった事を謝罪して。
  路子、春満、そして ─── 和歌奈。

  着ぐるみ相手は多少難易度が高かったが。
  君達全員と、きちんと視線が合うのが確認できれば、
  真梛は満足げに、ふふっと口の端をあげて。 ]
 

(18) 希 2021/11/15(Mon) 21時頃

【人】 綿津見教会 マナ


[ 礼の言葉と拒絶はその後のこと。>>17

  あの時と同じく動かない車椅子。
  優しい君達は、当然のように
  私を運んでくれようとしたけれど。>>4:205
  不要な行為だと一言で断じた。

  そのうちこの世界も終わるのだろうから。
  私がこのままここにいても問題はないだろう。
  君達の手を煩わせるまでもない。
  態々運ばずとも私も君達と同じ場所に帰るだろう。

  楽観を自覚しつつ、こんな台詞を並べ主張して。
  私は首を縦には振らない。 ]
 

(19) 希 2021/11/15(Mon) 21時頃

【人】 綿津見教会 マナ


[ 特に君だ。
  そう、そこの愛らしい猫の。

  君の手だけは、そう易々と借りる気はなかったんだ。 ]
 

(20) 希 2021/11/15(Mon) 21時頃

【人】 綿津見教会 マナ


[ ここが現実の世界ではないというのなら。
  この身の自由も不自由も、私の心根一つで。

  君達に迷惑をかける必要なんてなく。
  思い切って足を地面に下ろし、力を込めれば、
  立ち上がる事もできたかもしれない。

  ここに来てから幾度か考えた疑問。
  ただ、結局私はそれを選ばなかった。
  両脚が身体を支える感覚。
  足の裏が床を鳴らす音。

  覚えて帰るつもりはなく。 ]
 

(21) 希 2021/11/15(Mon) 21時頃

【人】 綿津見教会 マナ


[ 脚の事も、母の事も。>>0:19
  知らないからこそ耐えられる事は、
  確かに存在するのだから。 ]
 

(22) 希 2021/11/15(Mon) 21時頃

【人】 綿津見教会 マナ


[ そんな紆余曲折を経て、
  真梛もとうとう、その校舎に別れを告げる。

  楽しかった。
  いい夢をありがとう。

  誰かと自由に文化祭を巡ることも、
  憧れていた屋上に行けた事も。

  まとめてにっこりと笑えば、
  あとは小学生でも承知の通り。 ]
 

(23) 希 2021/11/15(Mon) 21時頃

【人】 綿津見教会 マナ


[ 夢から覚めた後は、現実へと舞い戻る。 ]
 

(24) 希 2021/11/15(Mon) 21時頃

【人】 綿津見教会 マナ

  

   通知がいっぱいきている ……


[ 不知火真梛は、スマホが苦手だ。

  だからこの小さな端末の中に、
  何やらメッセージが溢れているのは理解したが。
  それらを順々に処理するといった
  器用な手段は取れないまま。
  それでも次にすべき事を正確に理解して。

  車椅子を、動かした。
  居間に辿り着けば、仕事に行こうとする父親。
  そのスーツの端をくいと引っ張る。 ]
 

(25) 希 2021/11/15(Mon) 21時頃

【人】 綿津見教会 マナ



   忙しいところすまないが。
   病院に連れて行って欲しいんだ。


[ 求めるのは。
  君と私は交わらないはずなのに。
  私が行きたかった所。
  先に行こうとしてしまった、君の場所。 ]**
  

(26) 希 2021/11/15(Mon) 21時頃

【人】 綿津見教会 マナ


[ 真梛がその頼み事をしたのは。

  大切なクラスメイト。
  その帰還を4文字の言葉で迎えた後の病院か。
  それともその更に後日談、
  時を刻むようになった教室での出来事。

          …… だったかも、しれない。 ]
 

(38) 希 2021/11/16(Tue) 21時頃

【人】 綿津見教会 マナ


[ 不知火真梛はスマホが苦手だ。

  実際これはあまりよろしくない。
  特に身体が不自由なくせに
  危うく二つ名がつく所だった程度にはマイペース。

  猫のように気まぐれに姿をくらましたと思ったら
  ろくにスマホで連絡も取れないのだから。
  娘を思う父親は、胃薬が欠かせない。

  そんな娘に一人で登下校をさせるだと?
  君は正気で言っているのかね?んん? ]
 

(39) 希 2021/11/16(Tue) 21時頃

【人】 綿津見教会 マナ


[ そして真梛自身もこのままでは済まさない。
  とは思っているので。

  なんとか機械音痴を克服すべく、
  今日も画面を覗き、指先を這わせれば、
  高性能な端末は、元気にエラーを吐く。

  そんな努力の甲斐もあって(?)
  真梛にも気付く事は可能だった。
  何とか読み方を叩き込んだグループチャット。
  それ以外の場所でもメッセージを受信している事。 ]
 

(40) 希 2021/11/16(Tue) 21時頃

【人】 綿津見教会 マナ



   というわけで莉希。
   一瞬だが君の名前が表示されたので
   おそらく君からなのだろう。

   しかし読み方がよくわからないので。
   君が読み上げてくれるととても助かる。
 
 

(41) 希 2021/11/16(Tue) 21時頃

【人】 綿津見教会 マナ


[ にっこりと笑って
  自身の端末を手渡そうとすれば、>>38

  眼鏡の奥で君の瞳は、
  どんな色で輝いただろうか?

     ─── そう。そんなレベルで、
          不知火真梛は、スマホが苦手だ。 ]
 

(42) 希 2021/11/16(Tue) 21時頃

【人】 綿津見教会 マナ


[ ─── が、 ]


    莉希。
    せっかく君がいるのだから。
    君の声で、君の顔を見ながら。

    君の言葉を聞きたいんだ。


[ 続けて口にした気持ちも紛れもなく本心で。

  駄目だろうか?
  一歩分、車椅子を動かして。
  圧をかけながら浮かべた笑みの行き先はいかに? ]**
 

(43) 希 2021/11/16(Tue) 21時頃

【人】 綿津見教会 マナ



   二つ名がつくのなら
   もっとかっこいいやつがいいんだが


[ 素直に私を置いはくれない優しい君達へ。
  むぅと困ったように微笑んで。
  君が断言できなかったのをいい事に。
  それに甘えた私は、>>30 ]


   大丈夫だ。
   何処にいても和歌奈の世界なのは
   変わらないんだから。
 

[ 君と同様に根拠などないくせに。
  断じる言葉と共に、にっこりと笑ってみせる。 ]
 

(56) 希 2021/11/16(Tue) 22時半頃

【人】 綿津見教会 マナ



   うん。
   本当に手が必要な時は、ちゃんと呼ぶ。
   約束しよう。


[ ─── 大丈夫。

  いつまでもそう思っているから、
  私は君達を呼べていない。
  本人も気付かないまま、大きく頷いて。 

  続く副委員長の言葉には。
  至極最もで説得力のある忠告の後。>>49
  彼女にしては少々歯切れの悪い主張に対して、>>50
  はて?と首を傾げてから。 ]
 

(57) 希 2021/11/16(Tue) 22時半頃

【人】 綿津見教会 マナ



   私が隣にいないと
   どうして和歌奈が困るのだろう?


[ 疑問を音に乗せれば、
  真っ直ぐに向けた二つの漆黒が。
  逸らすのを許さないとばかりに瞬いた。 ]**
 

(58) 希 2021/11/16(Tue) 22時半頃

【人】 綿津見教会 マナ


[ ─── 重なった。>>83

  そんな風に思ったのも一瞬。
  直ぐに逸らされてしまったのだけど。

  なのに息を吸い込めば。
  空気以外のものでも、胸が満たされた気がした。 ]
 

(115) 希 2021/11/17(Wed) 21時半頃

【人】 綿津見教会 マナ



   和歌奈。


[ 両手を広げれば、どうだろう。
  君が一歩踏み込んでくれたなら。
  君の体温を腕の中で感じる事はできただろうか?

  君と私の距離の話。
  測る術は未だに知らないし。
  平行線は交わらない。

  それでもその線は、
  隣に並び立つことはできるのだと。 ]
 

(116) 希 2021/11/17(Wed) 21時半頃

【人】 綿津見教会 マナ



   私も和歌奈が大好きだ。


[ 言わんばかりの想いを込めたなら。
  ほんのり色付いた頬で、嬉しそうに破顔した。 ]
  

(117) 希 2021/11/17(Wed) 21時半頃

【人】 綿津見教会 マナ



   うん。その風評は心外だな。


[ それから、くるり。視線の向きを変えて、>>77
  誰が体育倉庫大好きっ子だろうか。
  むむっと眦をあげると、
  聞き捨てならないとばかりに否定する。

  着ぐるみ越しだろうが予想できる。
  呆れた、言わんばかりの眼差し。
  面倒くさいとその全身が主張している。
  
  うん。ならば君達はとっとと帰ればいい。
  そう笑顔で見送ろうとしたはずなのに。 ]
 

(118) 希 2021/11/17(Wed) 21時半頃

【人】 綿津見教会 マナ



   ───っ、
   君が何をしたいのかわからない!


[ 思わず叫ぶ。

  私に頼られる事が嫌なくせに。
  自ら面倒事に首を突っ込もうとする姿勢。>>78

  わからない、と言いつつも、本当は知っている。
  …… 君は、優しい人間なのだと。 ]
 

(119) 希 2021/11/17(Wed) 21時半頃

【人】 綿津見教会 マナ



   わかった、一緒に帰ろう。


[ 自身の選択こそ煩わせているのだと察すれば、
  ここでようやく白旗を上げる。

  和歌奈と路子と並んで帰りたくなったからだ。
  …… それもまた本心には違いないのだけど。
  そんな風に自分を納得させて。

  そうと決まれば、女子二人に無理をさせる気はなく。
  ある一点に視点を定めれば、
  知る人は知るよろしく頼むのサイン。
  いつかの様に両手を伸ばす。>>0:195
  ただあの頃より若干素直ではない口は。 ]
 

(120) 希 2021/11/17(Wed) 21時半頃

【人】 綿津見教会 マナ



   だが勘違いしないでほしい!
   私が手を借りるのは、見知らぬ猫さんだ。

   どうもありがとう猫さん!!


[ そんな言葉を吐きながら、
  ぷいとそっぽを向くものだから。
  そのまま放り投げられても
  文句は言えなかったかもしれない。 ]**
 

(121) 希 2021/11/17(Wed) 21時半頃

【人】 綿津見教会 マナ



   ─ 後日/莉希 ─


[ 放課後の教室。
  みんな部活や受験の追い込みで。 
  残っている生徒は君と私だけ。

  換気の為に開けた窓。
  冬の冷たさを孕んだ風が、
  君の声を私に届けにきた。>>105

  しばらく黙って聞いていたが。
  話が終わり、君がメールの消去を求めれば。 ]
 

(145) 希 2021/11/18(Thu) 21時半頃

【人】 綿津見教会 マナ



   私はな、莉希。
   自分は死んだ方がいいと思っているんだ。
 
 

(149) 希 2021/11/18(Thu) 21時半頃

【人】 綿津見教会 マナ


[ やがてぽつり。
  なるべくなんて事のないように。
  張り詰めた空気の中に小さく滑り落としたのは。

  私の複雑な事情≠フ話だ。 ]


   私の身体は維持するだけで、
   人と比べてお金がかかる。
   そして負担は金銭に止まらない。
   生活する為に必要なケアも同様だ。

   それによって苦労を強いられるのは、
   いつだって私以外の人間だった。
 
 

(151) 希 2021/11/18(Thu) 21時半頃

【人】 綿津見教会 マナ



   それでも私という存在が、
   彼らの慰めになるというのなら良かったんだが。

   私の周りの優しい人達は。
   私を見ると、辛そうな顔で笑うんだ。


[ まあ、これまた複雑な事情というやつだ。>>0:189
  そう言って笑う真梛自身も、
  彼らと似た顔をしていたかもしれない。 ]


   私は幸せだし、現状に不満もない。
   だが私がいない世界の方が、
   正しい形だとも思っている。
 
 

(153) 希 2021/11/18(Thu) 21時半頃

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