情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
![]() | 【人】 学園特警 ケイイチーー別離ーー (9) 2023/11/17(Fri) 11時半頃 |
![]() | 【人】 学園特警 ケイイチソファーで微睡む時間は、さっきまでの激しい行為とは打って変わり静かで穏やかだった。 (10) 2023/11/17(Fri) 11時半頃 |
![]() | 【人】 学園特警 ケイイチ意識を失ったあの時のように、僕に抱かれながら息絶えたら彼はーーもっと幸せだったのかもしれないが。 (11) 2023/11/17(Fri) 11時半頃 |
![]() | 【人】 学園特警 ケイイチしかしそれは無粋な輩たちに邪魔をされる。 (12) 2023/11/17(Fri) 11時半頃 |
![]() | 【人】 学園特警 ケイイチーー監禁、交渉、そしてーー (13) 2023/11/17(Fri) 11時半頃 |
![]() | 【人】 学園特警 ケイイチ『ごめんなさい、拘束なんかして。貴方は錯乱していたから。』 (14) 2023/11/17(Fri) 11時半頃 |
![]() | 【人】 学園特警 ケイイチ『貴方には取り調べを受けて貰います。 (15) 2023/11/17(Fri) 11時半頃 |
![]() | 【人】 学園特警 ケイイチ『貴方が犯した罪について。 (16) 2023/11/17(Fri) 11時半頃 |
![]() | 【人】 学園特警 ケイイチ『貴方がパイロットとして闘ってくれるなら、罪は一切問わないわ。 (17) 2023/11/17(Fri) 11時半頃 |
![]() | 【人】 学園特警 ケイイチ僕はまた黙った。僕の今の一番の不満はコウに逢えないことだ。口ぶりでは彼はまだ奇跡的に生きているらしい……逢いたい、彼に。 (18) 2023/11/17(Fri) 11時半頃 |
![]() | 【人】 学園特警 ケイイチしかし今はそれが僕には都合が悪い方に運んでいる……。 (19) 2023/11/17(Fri) 11時半頃 |
![]() | 【人】 学園特警 ケイイチ「違うッ僕は彼をただ傷つけたかったわけじゃないッ」 (20) 2023/11/17(Fri) 11時半頃 |
![]() | 【人】 学園特警 ケイイチ「ガタガタ偉そうに抜かすなこの腐れマンコッ (21) 2023/11/17(Fri) 11時半頃 |
![]() | 【人】 学園特警 ケイイチ僕は自身の右目をシャーペンで突き刺した。激痛が走る。 (22) 2023/11/17(Fri) 11時半頃 |
![]() | 【人】 学園特警 ケイイチそれからは、僕の拘束が解かれる事はなく。 (23) 2023/11/17(Fri) 11時半頃 |
![]() | 【人】 学園特警 ケイイチーー再会/コックピットーー (24) 2023/11/17(Fri) 11時半頃 |
![]() | 【人】 学園特警 ケイイチ加賀先生や他のパイロットたちはただ、康生や僕の変わり果てた様子に固まり、声も出せないでいるようだ。 (25) 2023/11/17(Fri) 11時半頃 |
![]() | 【人】 学園特警 ケイイチ「……愛してる。 (26) 2023/11/17(Fri) 11時半頃 |
![]() | 【人】 学園特警 ケイイチそう思うと自分の無計画に溜め息が出そうになったけど。 (27) 2023/11/17(Fri) 11時半頃 |
──if・瑠璃川珊瑚の戦い──
大和くんの入った壺を抱えながら、私は病院の待合によく置いてある腰掛けに座って戦いに臨んでいた。
大和くんの戦いで、別の世界線?別の地球?が存在してして、そちらで戦うこともあるのだと知っている。
それをアウェイとハロは呼んだ。
七尾ちゃんの時はあちらにとってのアウェイだったから。場所のことなんて気にせずに思い切り勝負を挑んできたんだろう。
大和くんはアウェイでもなるべく被害が出ないようにしてくれたけど──私にあんな戦いかた、出来るだろうか。
でも、早く終わらせられればそれだけ早く大和くんと一緒になれる。
私が死んだら父さんには知らせずに一緒に埋めて欲しいとハロにお願いしていた。
父さんには──遺書を残しておいたから、それで察して欲しい。娘が巻き込まれていると知って、その裏に軍や政府も絡んでいると知って、世界を恨まないで欲しいから。
だからハロにも、私の名前は他で出さないで欲しいとは願ったけど…それは後に残された人々次第かもね。
私は待ち望んだその日を冷静に受け止めた。
一ヶ月近く経ってしまった。でも四十九日には間に合ったから、きっと隣にいけるよね。
私の戦場はアウェイ。
相対したロボットは完全に見た目が遠距離型の、大きな銃が車体に乗っているような見た目をしていたから私は体勢を低くさせながら近づいていく。
早く。早く終わらせたいんだ。
早く終わらせて次に繋いで、私は大和くんと一緒に眠りたいの。
でも、相手は微動だにしなかった。
そろりそろりと肉薄する。
その時──。
「っ!?」
軍のヘリだろうか。それが、私たちに肉薄する。ダダダダダダッ!と射撃音が鳴り響いて、私たちに攻撃されたのは理解できた。
だけど。
「…撃たれてる?」
跳躍して距離を取りよく見れば、相手のロボットも軍に攻撃を受けている。
勿論、これくらいの射撃では双方共にダメージは無いのだけど…。
それでも相手は沈黙している。
相手も敵だと認識されている?
ぐっ、と喉元に迫り上がってくるものがあった。だけど、それはチャンスかもしれない。
私は軍の攻撃網を掻い潜り相手に急接近。
銃と車体を引き剥がし、その合間に隠されていたコアを見つけて──ぐしゃりと踏み潰した。
踏み潰した、けど。
「終わらない…???」
ドッドッドッ、と嫌な心臓の響き方。
死ぬと思ったのに。終わると思ったのに。
ハロ曰く──。
コクピットを壊すだけでは戦闘は終わらない。
パイロットを殺さなければ勝利認定されないんだと伝えられて。
「──パイロット? と言うことは同じ人間?
殺すの? 私の手で?
そもそもどうやって探せば──!?」
ああ、大和くんの元に行くまではまだ遠い。
どうしてパイロットは逃げ出したのか。
軍と敵対していたらしい様子から見るに、世間からもバッシングされていたのかもしれない。
怖い。
ロボットは破壊したのに。
直接手を下さなくちゃいけない?
こわい、こわい。
どれだけの人がいると言うの?
こんなの、砂漠から一粒の砂を探せと言うような──。
怖い、嫌、やだ、助けて──!!!!
「ひぐっ、う、げほ…っ。」
私は椅子から降りて蹲る。
真っ青を通り越して真っ白になりながら、大和くんを抱きしめながらかからないようにだけは注意して、吐いた。
口の中が酸っぱ苦い。私はまだ、生きている。
怖い。いや。たくさんの人の恨みを買うの。
たくさんの命をこの手で摘み取るの。
「…大和くん…。」
めそ、と泣きながら震える手で大和くんを抱きしめる。
ハロは、早くどうにかしないと、とか言ってたかもしれない。けど。
応援の声があったかもしれないけど。
私はしばらく震えて動けないでいた。
コクピットを潰して終わりじゃない。
その戦い方に、畏れを抱いて。**
――IF・死した後に遺せるものはなく――
[大和 命にできたことと言えば薬を渡せるくらいだった。
それでも珊瑚は生き続けてくれて弔ってくれた。
生きて語ることができるならば涙を流しながら感謝を伝えたろうが語る口は既にない。
孤独が心を蝕んでいっても何もしてあげることはできない。
唯一一緒に眠る未来しか希望をあげられないでいる。
それもまた歯がゆく思うこともできない。
助けてという願いも叶えてあげられない。
ただ骨壺が珊瑚の腕の中で冷たく硬い感触を返すばかりだ。
そこに温もりはなく愛の言葉を囁く声もなく。
まるで畏れ慄く心を凍らせてしまうように。
熱くなる思考を、優しい心を今だけは凍てつかせてしまいたいと、生きていればそう願わずには居られなかっただろう。**]
──if・珊瑚の戦い──
千映の次にパイロットに選ばれたのは大和であった。
彼の傍には珊瑚が寄り添っている。二人の仲は明らかだ。
僕と康生と同じように恋人同士なのだ。
僕はただ見守るしかできない。
勇猛果敢に闘う大和の姿は僕の胸を強く打った。
息を引き取る彼を見ながら、僕はSMSで彼が言っていた事を思い出す。
彼は愛する人、つまり珊瑚の為に命を散らしたんだ。
1日でも珊瑚の命を延ばすために。
僕は隣にいる康生の手をギュッと握る。
どうしても闘わねばならない時が来るならば、僕もーー
愛する人の為だけに闘おう。
大和が死んでも闘いはまだ続く。まるでノルマをこなすように次々と、僕らは死出の道を歩く。
ーー敷かれたレールから降りることは出来ない。
珊瑚が指名された時、僕は激しく泣いた。千映、大和を失いもう心が麻痺したかと思ったが、瑠璃川珊瑚という大きな光を失うダメージに堪えられず崩れた。
大和が亡くなった後の珊瑚の落ち込みは酷かったから、彼女が早く彼の元へ逝けるのは良いのかもしれないけど。
でも嫌だ。珊瑚を失いたくない。
僕の数少ない大切な友達を。
千映、大和に続き珊瑚の戦場もアウェイであった。
もう1つの地球の様子、街の光景が僕らの住む地球にそっくりなのに複雑な気持ちになる。
珊瑚は大和の骨壺を手にコックピットに現れる。
その姿に僕はどう声を掛けたらいいかわからない。
康生ならちゃんとアドバイスとか出来るだろうけど僕は……。
戦闘が始まる。珊瑚の椅子は病院でよく見るような腰掛けだ。
千映の時も思ったが、彼女たちは普通の女の子だ。男だってあれだが、女の子がこんな戦場に立たねばならないなんて、残酷過ぎる……
祈るように手を合わせ僕は見守る。応援というものは、僕には出来ない。
彼女は死に向かっているのだから。
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
sol・la
ななころび
下記の場所以外では、人狼議事内キャラチップ
の利用を許諾しておりません。ご了承ください。
議事総合トップ
人狼議事lobby
人狼議事morphe
人狼議事cafe
人狼議事perjury
人狼議事xebec
人狼議事crazy
人狼議事ciel
SoyBean
Sangria
@hello_giji
@7korobi