31 私を■したあなたたちへ
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(個別メッセージ)
灰羅さん、まだ話せてないから時間あれば話しませんか?
今ではなく後でいいです。
というか、僕、今からホテル帰って寝るので。
タイミング合えば、でよろしくです!
『 気に障ったらごめんね。
じゃあ代わりに、俺のことも
柊くんと、下の名前で呼んでくれて構わない。
そうだね。
君のるくあは言わないのかもしれない。
俺の知っている煙崎さんが言っていただけ。
嘘も誇張も憐れみも介入しない。
ただの、事実の話だ。 』
(灰羅へ個別送信)
『るくあの死亡前後のことについて、
お 兄さんに折り入って聞きたいことがあります。
正直、まだるくあが死んだなんて
信じられなくて、戸惑うばかりで。
ご遺族の方の無念と悲嘆を蒸し返すことになり
申し訳ないですが、メールでも会ってでも、
るくあのことを教えて貰えると助かります。」
卯木の勧めに従いメールを打ちながら、随分前に当人から届いた文面が目に入って、落胆が濃くなる。
名前を聞いた程度()。悪くは言われていなかったことにも驚くが、此方の舞い上がりようとあまりにテンションが異なる。ストーカー被害を親族に打ち明けることもなかったのだろうか、多少は勘付いていたはずなのに。
まだ、覚悟は決まりきらないけれど、るくあの兄の顔を見れば固まるだろうか。迷いながら送信ボタンを押す。
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――惑星パーティ
……いや、平気だ……、 身体のほうは。
[養護教諭なだけあって慣れているのだろう、 気遣う声に緩く首を振った。 敢えて口にすることで、余裕があるのだと 細やかな意思表明を。 笑みを浮かべるには至らなかったが、 知り合ったばかりの相手なのだ。 極力、平静に映るように努めて。]
(38) 2023/11/21(Tue) 11時頃
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そっちの話も聞きたいところではあるが。
[>>2:387 何故、急にその疑問を抱いたのか。 他に知り得たこと、――――彼女の事情。 興味をそそられる人物ではある。 恐らく、常ならばもっと。]
最初に言いかけた気になること、もアタリだ。 ……妹じゃ、なかったのにな。
[幾らか会話があったろうか、やがて アトラクション終了のアナウンスが流れた頃。 ここに招いたのは己ではないかという、 彼女の推測を肯定する呟きを落とした。]
(39) 2023/11/21(Tue) 11時頃
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……やり始めたことは 終わらせないとな。
[切り上げ時だというように、 立ち上がり、惑星の外へ足を踏み出す。**]
(40) 2023/11/21(Tue) 11時頃
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灰占道士 煙は、メモを貼った。
2023/11/21(Tue) 11時頃
(坂理へ個別送信)
『いや、そこは「坂里」「黒須」だろ。
何でしれっと名前で呼び合うことになってるんだ。
ボクは絶対キミのこと「坂里」としか呼ばないからな!』
こう言うところがいちいち神経に障るのだ。
しかし、現在戸籍上は母方の旧姓になっているため、厳密にはもう黒須ワでもない。更に母だけは再婚相手と同姓に改姓していて、もうコロコロ変わる苗字なんてどうでもいい気がしてきた。説明するのも億劫で、誠に遺憾ながら、「ワ君」呼ばわりを黙認するしかないようだ。
『るくあの解釈違い乙。
ボクは好きなんて一言も言われたことがないし、
だったらなんでボクはフられたんだ。
るくあのことはどんな些細なことでも知りたいけど、
キミの惚気は聞かない。本当に以上!』
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[>>48 先日休憩所で顔を合わせた、 るくあの中学時代の担任の名を聞いて得心する。 次いで、己が面談の類についぞ呼ばれることが なかったことも、連鎖的に思い出していた。]
アンタ、 問い詰めたり、怒ったりしないんだな。
[こんな孤島に彼女を閉じ込めた張本人を前に、 密星の声音は変わらない。 淡々と、冷静に、他者の優しさを語っていた。]
(68) 2023/11/21(Tue) 15時頃
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……心配、俺を? それはさすがにお人好しが過ぎるな。 俺の方が心配になる。
[己のことを情が深いとの言に苦笑して。 そう”見る”ことが出来るなら、彼女も、 情を解する心を持ち合わせているのだ。
改まった呼称に一対の蘇芳を見つめる。 サングラス越し、ただしくその瞳の色は 識別されないのだが、 静かな眼差しは遮られることもなく。]
(69) 2023/11/21(Tue) 15時頃
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そりゃ、どうも。
[密星の声は淀みない。 己の今までの感情の肯定は、 先刻、卯木からもされていた。>>2:185 どいつもこいつも面と向かって臆面なく。 肩を竦めて素っ気ない返しをしたものの、 不快なわけではない。 本心であることが伝わってくるからだ。]
(70) 2023/11/21(Tue) 15時頃
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嬢ちゃんに慰められることになるとは、 思わなかったなぁ。
[アトラクションを出て、空を仰ぐ。 律儀に、礼をする姿に目をやって。]
(71) 2023/11/21(Tue) 15時頃
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いや、礼を言うのは俺のほうだ。 ありがとうよ。 そうか、妹の顔してたか。 あいつとの時間は……、ああ、あったんだよ。
ホントは謝罪も必要なんだろうが……、
[許してほしいとは思ってるわけではない。 しかし、彼女には不要な気がして、言葉を噤む。]
(72) 2023/11/21(Tue) 15時頃
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じゃあな。
[アトラクションの急な裏切りにより、 予期せぬアクシデントはあったものの これをクリアしたのだから、次は もっと難易度を上げることができるだろう。
そう、次があれば。 ぶらぶらと煙管を揺らして、 密星の元を去るつもり。*]
(73) 2023/11/21(Tue) 15時頃
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(中村へ個別送信)
『 俺もアンタと話したいと思ってたよ。
都合のいい時間と場所教えてくれ。 』
(黒須へ個別送信)
『 黒須くんか。
ああ、そういうのはいい。
空いてる時に連絡してくれ。 』
灰占道士 煙は、メモを貼った。
2023/11/21(Tue) 15時半頃
灰占道士 煙は、メモを貼った。
2023/11/21(Tue) 15時半頃
(灰羅へ個別送信)
『じゃあ、今観覧車の前に居ますけど、
ご一緒しますか?
ボクは何周乗っても、その後でも、構わないので。』
『 そうなんだ。
ちなみに俺と煙崎さんは
「坂理くん」「煙崎さん」って
呼び合う仲だったよ。
まだ俺のこと呼んでくれる予定があるんだ。
ありがとうワくん。 』
『 好きです、なんて言葉。
面と向かって言うのは、なかなか面映ゆいよね。
俺だって幼稚園の頃に先生へ言ったのが最後だよ。
まあ、告白に頷かなかったのなら、
煙崎さんが君に抱いていたのは、
愛情ではないかもしれないけど。
愛は確かに尊いものかもしれない。
それでも。
他の感情がそれに劣ると、
決めつける道理もないはずだ。 』**
(灰羅へ個別送信)─※卯木と話したあとの時間軸─
僕は今からでもいいですけど、まあ、日が暮れる前に?
ちょっと熱中症で具合悪くなっちゃって。熱はないんですけどね。
部屋で休んでいます。都合いい時に呼んでください。
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――観覧車前
[観覧車は離れた場所からも視認できる 密星と別れ観覧車乗り場まで移動すると 目に鮮やか極彩色の人物が待っていた。>>81]
よう。 こうして話すのは初めてだな、黒須くん。 その姿だと女の子にしか見えんな。
[名乗りも確認もせず、声をかけた。 己は彼の素顔を知っている。 化粧に詳しくはないが、仕上げるのに 時間はかかりそうだ。そんな感想を抱いて。]
(84) 2023/11/21(Tue) 16時頃
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んじゃ乗るか。 俺なんかと一緒で悪いね。
[言いながら、受付でアポロを翳す。*]
(85) 2023/11/21(Tue) 16時頃
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灰占道士 煙は、メモを貼った。
2023/11/21(Tue) 16時頃
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――観覧車
[>>86 見た目とそぐわぬ畏まった礼だ。 付き合っていたと聞いて、目を瞠る。 黒須ワ。るくあの中学時代の先輩。 調査報告にあった彼の行動から推測するに、 るくあに好意、あるいは執着のあった青年だ。 何度か、るくあ自身の口からその名が出たことも あった筈だが、印象は薄い。 それ以上のことは把握していなかった。>>2:77
中学と高校。坂理と時期は被っていないが、 大分、違うタイプに思えたし、 交際については知らなかったからだ。 恐らく、短い期間だったのだろう。]
(91) 2023/11/21(Tue) 17時頃
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いや、そのままでいい。暑かったら、外せばいい。 キミの好きなようにな。
[ウィッグとカラーコンタクトについて答えた。 地毛を染めてるわけではないらしい。]
つきあっていたとは知らなかったよ。 遊園地には行かなかったのか、 あいつとはどこへ一緒に?
ああ、答えづらかったら、構わんよ。
[歩きながら話して、カラフルなイラストの描かれた ゴンドラに乗り込んだ。]
(92) 2023/11/21(Tue) 17時頃
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[向かい合わせて座ると、 間もなくゆっくりとゴンドラが動き出す。 まだ景色の見通しはよくないが、 頂上に近づけば見応えのあるものになるだろう。]
確かに不躾だな。
[>>88 死の証拠を示せという青年に、 しかし不快というよりは苦笑を零す。]
(93) 2023/11/21(Tue) 17時頃
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墓ならあるし、 俺は火葬にも立ち会っている。 死んだ時は、離れた場所にいて……、 立ち会うのは翌日になってしまったが、
あれは、確かにるくあだったよ。
[左右色違いの瞳を見つめながら、淡々と答えた。]
(94) 2023/11/21(Tue) 17時頃
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[正直なところ、凶行に走ることはあっても、 ここまで上手に殺害の痕跡を隠蔽することが 出来る人物と見做していなかったが。 判らない。 身近にいた筈の少女の真実にも、 気づかなかったのだ。
――――犯人捜し。 そう、やはり知っておく必要はあった。 彼女の死がどのように齎されたものなのかを。**]
(95) 2023/11/21(Tue) 17時頃
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灰占道士 煙は、メモを貼った。
2023/11/21(Tue) 17時頃
(雛子へ個別送信)─※卯木と話したあとの時間軸─
今日暑いけど、大丈夫? 熱中症とかなってない?
雛子ちゃんと話したい……というか、話を聞いてほしいんだ。
気が向いたらでいいけど。
パレードが始まる頃、また観覧車乗らない?
返事がなくても時間になったら観覧車の前で待ってるね。
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[>>96 ”兄”の手前というのもあるだろうが、 微笑ましい交際内容だ。 そこまで踏み込むつもりはなかったので、>>97 またひとつ苦笑を洩らしつつ。
真っ直ぐ伸びた背筋。 面接官にでもなった気分だ。 派手ななりはあくまでパフォーマンス、 または武装に過ぎず、 化粧の下の素顔を知っているせいもあってか、 真面目な性根が見え隠れしているようだった。]
……墓は、この島だ。
[だからだろう、るくあの所在を 警戒もせず明かしてしまったのは。]
(105) 2023/11/21(Tue) 21時半頃
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遺灰はここに撒いた。 だから弔いなら、 この……遊園地ですればいい。
[果たせなかった遊園地でのデートの代わりに。 そこまで口にする気はなく、一度口を閉ざす。 ゴンドラは緩やかに頂上に向かい、 逆側の弧をえがき降りていく。 彼は己を疑う素振りも恐れる様子もなく、 喩えるなら従順な信徒のようだった。 フィードバックする地下室の手記。 勿論、その対象は言うまでもない。]
(106) 2023/11/21(Tue) 21時半頃
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