人狼議事


32 Zug Zwang

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【人】 三等兵 ロバート



 [穏やかな寝息を立てている。

  …ともすれば首を上げ、大きくひと欠伸。
  クンクンとその場で鼻を嗅いでから
  そろり、と飼い主の膝から降りて
  室内を歩き始めた。


  そうして一通り部屋の中を探索し終えれば
  また飼い主の方へと歩み寄り、足元で丸まって。]*

 

(1) 2023/12/17(Sun) 22時頃

 
[青年は思い返す。
 自らの人生を。
 
 父の手駒として過ごす間、何を思っていたのかを。
 
 全く異なる形の駒扱いを受けた今は、
 ひとつ、思うことがあった。
 
 父への報復を考えた理由は、
 駒扱いが不服だったのではなく──
 
 
 
        愛されたかっただけではないのかと。
        普通の親子のように        ]**
 


 
[あの当時、彼が憎らしかったかと言われれば、
 冷静になって思い返せる今の答えは否であった。

 ではなぜあんなに刺々しかったかを思えば、
 嫌悪の湧くこと、不愉快なことが相次ぎ、
 苛立っていたのが主な理由のように感じた。

 喜ばしい出来事もあったが、
 その一方で青年の心を蝕むものは色濃くなり、
 どこにも救いの道が無い気さえしていた。
 
 そこに不快感が重なれば刺々しくもなるだろう。
 心を閉ざしていたとも言えるのかもしれない]
 


 
[絶望。
 当時も今も青年の心を染め上げる思い。
 
 それが染め替えられでもしない限りは
 再び命を得る気など起きはしないだろうし、
 どんな目標を与えられたとて、
 達するか飽きるかした頃には死を選ぶだろう。
 
 永き眠りを経て一旦の落ち着きを見る感情もあれば、
 色濃く残り、変わりようの無いものもあった。
 
 一度絶えた希望は、もうどこからも
 見つけ出せるものではないのだろうと、
 青年は諦観しながら、思い出の場所を巡る]**
 




  何が気に入られなかったかなんて知らない。
  スクールに興味が無かったからか
  学友に興味が無かったからか
  背が低かったからか。

 




  幼少の頃にチェスに触れてからか
  それ以前からか、外への興味が乏しかった。
  友人と遊ぶよりは画面の向こうのプレイヤーと
  対戦したり、定跡や棋譜を教えられる方が
  余程楽しかった。

  俺に興味を示さなかった親に
  唯一感謝できる事と言えば、
  その環境は与えてくれた事くらいだろう。


  初等教育を受ける頃には一通りの定跡は暗記でき、
  中等に入る頃には周囲の同年代など誰も
  相手にならない程になった。

 




  だからより一層外への興味は失せたし。
  チェス以外で他者と関わる事に
  意味を見出せなかった。

  友人なんていないが、
  一人でチェスに没頭できて
  ありがたいとすら思っていた。


    ………それ以外何もして無いだろ。

       なんで蹴られなきゃいけない。
       なんで殴られなきゃいけない。
       誰も助けようとしない。
       手を差し伸べるフリをして、
       結局最後は報復を恐れて放置する。

 




  人間なんて嫌いだよ。
  自己満足の為に幾らでも他人を犠牲にする。
  幾らでも嘘を吐いて見放す。
  見ないフリをして。
  見ていても無視をして。

            ______________。



  …だから、俺は
  このゲームの設計を引き受けた。

  人間達が互いの醜さで潰れていくのを
  特等席で眺められる権利を手に入れられるのならと。

 





        ……面白いゲームを見たい、
          というのも偽りなく本音ではあるが。

            俺が作るのだから折角なら、な。
 


 
[青年が初めに降りたのは地下。

 そこで出会った人との思い出が
 青年の脳裏に真っ先に浮かんだのは、
 行先として食堂が挙がったせいだろう。

 その人の人柄自体は好ましく思えても、
 ここへ訪れた動機と
 勝利を手にした後に願った内容は
 到底許しがたいもので。
 
 その人へ怒りを覚えたことと同じぐらい、
 怒りを覚えざるをえなかったことに悲しみを覚えた。
 
 結局は人柄などまやかしで、
 行動こそが全てなのだろうかと
 迷える思いが浮かぶ]
 


 
[次いで階段を昇り1階へ。
 今は何も展示されてはいないが、
 そこにいた動物を青年は覚えている。
 
 そしてそこで、和やかに希望の話をした。
 それから始めるのは殺し合いだというのに。
 
 ここで話した相手は、ゲーム開始後、
 青年が手を組んだ犯人役に排除させた。
 青年の誘導がなければ別の対象になっただろう。

 自分が殺した相手だと、青年は今も思っている]
 


 
[記憶に残らない2階を通り過ぎ、
 思い出深い3階へ。
 
 数度、ある者に会うために赴いた場所だ。
 生きて帰ってほしい相手だった。
 
 決着を終えて最後に出会ったとき、彼女は望んだ。
 青年が叶えたかった願いを自分が叶えようか、と。
 人を不幸にする願いだと伝えたにも関わらず。
 
 そのとき青年は優しさと解釈したのだが、
 誰かの幸福のためであっても
 人の不幸を平然と願おうとする者ではあるのだ。
 
 改めて目覚めさえしなければ、
 そんな考え方で思い返すことなどなかったろうに]
 


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