人狼議事


15 青き星のスペランツァ

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アリババは、ハロをむにむにした

mzsn 2021/11/15(Mon) 00時半頃


アリババは、ハロをもにもにしている

mzsn 2021/11/15(Mon) 01時半頃


─ 三日目深夜/医療処置室 ─

[ライジと別れ処置室へ戻って来ると、メモとお供えのお菓子を包んだ紙が届いていた。恐らく、ヨーランダからだ。伝えたい事があるのだろうと思ったが、どうしても安置室へ足を運ぶ勇気は出なかった。タプルが眠っている事を確認して、そっと通信機へと手を伸ばす。]

……ヨーちゃん、何があったの?

[端末の表示は確認しているので、あなたに謹慎処分が科された事は知っている。その件だろうか。それとも、他に何か話したい事があるのだろうか。*]


[通信機器から通信を知らせるアラームが鳴り、慌て通信を開始させる。
本来なら謹慎中のヨーランダに通信の権限はなく、通話はすることはできない。だが、秘密の回線はどうやら独立した回線らしく、謹慎中でも使えるようだった]

ひと きいた、はろ さいご きらんでぃ いっしょ いる した。
きらんでぃ げんき ない しんぱい。

[音声ではうまく伝わらないと思ったのか、文章によるメッセージに切り替わった]

『そのことでキランディが焦燥していると聞いたので、話をしたら少しは元気になるかと思って』
『似たような……って言ったら違うかもしれないけど、僕も僕のせいでギロチンを殺してしまったって、そう感じてるから、ハロのことと似てる気がして』
『ごめん。うまく文章化できない』

[以前と違いメッセージが送られてくるスピードは遅い。おそらく何度も文章を書いては消しをしているのだろう。ヨーランダがいうように、感情を文章で表すことができないのかもしれない]


[ハロの件を知っているという事は、墓守の仕事は許されているのだろう。その事実に、安堵の息を吐く。あなたの存在意義に関わる話だから。]

……大丈夫よ。アタシは、大丈夫。
心配掛けちゃって、ごめんなさいね。

[自分に言い聞かせる様に、そう繰り返す。ハロの事だって、これから起きるライジの事だって、大丈夫。“キランディ”なら、耐えられる。]

いいのよ。無理に、言葉にしようとしなくったって。
ギロチンちゃんの事は、ヨーちゃんのせいじゃないわ。
少なくとも、ギロチンちゃんはそう思ってない筈よ。

[ああ、人に言い聞かせるのはこんなにも簡単なのに。どうして、我が身に置き換えるとそうは思えないんだろう。明確に『自分のせいだ』と思える死の記憶が在るからだろうか。それとも。]


『僕も頭ではわかってるんだ。仕事中にそれが原因で死んだわけじゃない、あれは不幸な事故で、僕と仕事を変わらなくてもそうなったかもしれないって。でも、なんだろう心かな、そこでどうしても僕と仕事を替わったせいでそういう運命を引き当ててしまったって、そう思っちゃう』
『親しい船員がいなくなることは何度もあった。自分がその一端になってたこともあるかもしれないかもしれない』
『おかしいよね。なんで今回だけそう思っちゃうんだろう』

[微かに嗚咽のような声が聞こえるかもしれない]

『僕はずっと人に姿が見えない存在だった。人の姿になってからだと思う、人と話せるようになったのは』
『それでも僕は人と話すことなんてなかった、墓守は墓の風景の一部だから。墓という概念がなくなって、僕は行き場のなくなった人達を弔ってきた。それでも僕は風景の一部だった』
『ヨーランダになって初めて僕はいろんな人と話をした。ここの船の人はみんな優しかった、うまく話せなくてもちゃんと話を聞いてくれた。いなくなった人もいる人も僕のことを人として、風景の一部じゃなくて僕を見てくれる』


[人として乗り込み人の名を名乗っているから当たり前のことだ。ヨーランダはそうとわかっている。
しかし、チャーチグリムはそうではなかった。ぼたぼたと涙を流しながら通信端末に文章を打ち込んでいく]

『きっと家族ってこういう感じなんだと思う。心配されるのって大事にされるのってすごくうれしいしずっとそうされたいって思う』
『僕はみんなのことが大好きだから、みんなが大事だから、みんなに迷惑をかけたくないから』

[そうと決めてずっと黙っていようと思っていた。ふらっといなくなる船員だってそう珍しくないから、自分もそうしようと決めていた。もし誰かに言ったとしても決して悲しくないと思った。それなのに、文章を打ち込む端末の画面はなぜか濡れている]

『期間したら僕は船を檻る』

[どうしてAIはちゃんと変換してくれないのだろうと思いながらチャーチグリムはメッセージを送った]


【人】 黒い取引先 アリババ

 ― スペランツァにて ―

[あの朝スペランツァから出立し、"海"に向かったクルーは2人。

ライジの点を追うかのように、キランディの座標が重なる。
移動スピードから見るに、ライジは探索機、キランディは飛行。では同行等では無く何らかの意図があり上空から見ていた。
そして彼女のみスペランツァに帰還。
…何が起こるか、知って居たのだろうか。

いや、首はつっ込まなくていい。彼は一人で行ったのだから。
ライジ自身も、キランディが付いて来て居た事は知らなかったかもしれない。

まあ最後に分かりやすくライジと連絡を行っていたのは自分だ。
間際と言った方が正しいのだろう。

最後の言葉はアレなのかと、
通信ログを引きずり出し――…、]

(36) mzsn 2021/11/16(Tue) 19時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[通信途絶、帰還不可、消息不明。
クルーからの通信が途絶え、"海"に沈んだと思われる付近。
同時刻、平面マップ上にて消息不明者の行方を追うかような記録が一名確認出来たものの、該当クルーは飛行可能者かつ観測高度座標が異なって居た為、同行の可能性は極めて低い。

該当クルーは現場の目撃可能性は高いものの、機体内部の状況把握が可能、直前まで通信を行っていたのは更に別のクルーである。

最後に消息不明者『ライジ・チリガネ』とコンタクトを取って居たクルーの名は『アリババ』

以下、該当クルーによる報告である。]

(37) mzsn 2021/11/16(Tue) 19時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 これから"海"の付近で調査を行う
 そう言う会話内容だったよ

[データ破損付近の補充報告を行う。

現在残っている音声記録は冒頭互いの軽い挨拶、だけ。
発見報告と思しき物と、それに対する自分の返答部分のみを修復不可能な程にクラッシュさせる。

『マーレ10』との電波障害、通信機と偶然波形が重なり影響を受けた結果、部分的に録音データが飛んだ。そんな内訳でいいだろう。
故意に破損させた可能性を指摘されるかもしれないが、常日頃からそれなりと真面目であった自分の報告ならば、特にお咎め無しで済む筈だ。
こればっかりは、仕事熱心な性分に感謝した。

隠蔽工作をする日なんて来るとは思わなかったが、案外何とかなる物だな。
それよりも自分が罪悪感を抱かなかった事に少し驚いたが、きっとどうでも良い事だったのだと思う。]

(38) mzsn 2021/11/16(Tue) 19時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ


 機体のカメラ…は、スイッチを入れ損ねていたか、
 たまたま当日壊れていたか

 あの機体は古い物だったからね
 彼に限って整備不良などは無いだろうが、
 確立と言う物は常に付きまとう

 故意では無いのでは?

 諸々は後でデータを確認するとして、
 双方の合意の元通信をそこで切り、それが最後だ

 ほら彼、先日沼に嵌ったのを私が引きずり上げただろう
 "海"の淵を歩くのに集中したかったのでは?
 だから一旦通信を切ったのだと思って居たが

 

(39) mzsn 2021/11/16(Tue) 19時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ


 此方が座標の異常に気付き
 再度通信を繋ごうとしたが既に不可能な状態

 彼の名を呼ぶ、私の一方的な通信記録が残っているね


 その後私は、彼が機体ごと"海"に落ちた事、
 そしてそれらが回収不可能であると判断し

 即座に付近"海"一帯を
 自己判断で危険区域、立ち入り禁止に設定した
 他クルーを同じ目に合わせる訳には行かないからな


 …――以上が全てだ

 

(40) mzsn 2021/11/16(Tue) 19時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[彼の犠牲を以てして、我々は"海"の中でも危険な場所を知る事が出来た。
余程が無い限り、皆が近寄らないように。

報告はそれで終わり。
ライジと言うスペランツァクルーの最後の仕事は、これだ。

記録なんて所詮記録、私情のまま自ら"海"に沈んだなんて、その文字だけ読んだ後の者が何を思うか考えたくも無い。
あれは決して事故では無い、だが事故にした。

事件付近関係者として、彼の報告書は自分が関わる事は出来ない。その代わりある程度でっちあげる。
上空を飛んでいた筈のキランディはもしかしたら全てを知って居たかもしれないが、形式ばった報告は此方で処理させて頂こう。]

(41) mzsn 2021/11/16(Tue) 19時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[真実と言う名の様々な噂は、
ずっと流れ、伝わっていくと思って居る。

それでいい。私情を挟まない記録は此方で、彼の真の意図や自由をはらんだ物は其方で。
複数の観測結果が交差するなんてよくある事だ。

そうだろう?ライジ。

事前に複製してあった完全な音声記録は、自身のデータベースにそっと隠した。
私物化ぐらい許してくれよ。>>1:67

だって君と私の、些細な冗談の、続きの話だったじゃないか。>>0:85**]

(42) mzsn 2021/11/16(Tue) 19時半頃

……そうね、不幸な事故よ。
でも、そう思って自分を責めずにいられないのは……アナタにとって、ギロチンちゃんがそれだけ大事な人になってたからじゃないかしら。

[ギロチンの素性を聞いて()、二人だけの秘密を持って()。スペランツァのクルー全員を家族の様に思ってる()としても、ギロチンは一等大事な存在になってたのではないだろうか。]

その気持ち、よくわかるわ。
アタシも、心配されて、大事にしてもらえて……。
ずっと此処に居られたらなって思うもの。
本当の事なんて、誰にも言ってないのにね。

[今、通信を繋いでるあなたにさえ、ライジの件を黙ってるくらいだから。続けられた、上手く変換されてない言葉に、また一つ秘密を抱え込む事になるのだろうなと思う。]

……アンタが降りるなら、オレも降りるよ
約束しただろう?
“自由”で居られる間は付き合う()って。

[ライジに後を託されて()はいるけれど、ヨーランダだって“他のクルー”には違いないだろう? 一人で去らせるなんて出来るものか。不服なら、死ぬのなんてやめちまえ。教えてやらないけど。]


[そう思ったところで、格納庫へ移動する座標()に気付く。]

ごめん、気付かれそうだから一旦切る。
また後で。

[手短に雑な言い訳を告げて、通信を切る。そのまま、医療処置室を後にした。()**]


アリババは、ハロに謹んで賄賂を差し出した。

mzsn 2021/11/16(Tue) 23時頃


【人】 黒い取引先 アリババ

 ― 四日目:スペランツァ ―

[深い深いみなそこ、>>4:197>>4:199
『WARNING』の表示は消え、
代わりに何度も点灯する『MISSING』の文字。

あの時機体と共に薄く笑った彼の顔が、頭から離れない。
>>0:72>>0:73
きっとあの時から、もっとずっとずっと前からこうするつもりだったのだろう。

どんな気持ちで船に乗って、自分達と接していたのか。
死ぬ前の一次的な気まぐれと薄っぺらな付き合いでは無い。ライジは確かに自分達の仲間で、だからライジは仲間達の死を悲しんで、
自分も二度と会えないライジの事を悲しんで――…、

全部承知した上だったんだ。
彼はそれでも行かなくてはならなかった。そうして行ってしまった彼の事を思うと、どうしようもない位に心が壊れそうだった。]

(52) mzsn 2021/11/17(Wed) 00時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[このまま普段通り、クルーの死亡報告書を作るのに慣れ切った自分の手で、全部処理しても構わなかった。
だがそれを躊躇う。
このまま全部、ありのままを書くのは嫌だ。>>4:-140

だから最後の通話記録を引っ張り出し、ソレの一部を偽装する事にした。>>-273>>38
他のクルーにはこれを提出する。後は嘘をつくか、とぼけて居れば良い。>>39>>40

彼が行かなくてはならなかった理由があったのなら、自分はクルーとしてではなく、彼の友としてデータを壊し偽装する。>>41

それで良い。
何故ならば、死んだクルーの、クルーとしての仕事を全うさせる。
自分に出来るのはそれだけだから。]

(53) mzsn 2021/11/17(Wed) 00時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 きみ、きみは――…

[馬鹿、馬鹿だな。ライジ。
残念ながら自分は悪口や罵倒の類を言った事が無い。吐く言葉を失ったまま、静かに音声データを開き数度再生させる。

  『"当たり"を引いた気がするんだ』

クルーでは無く友人としてこれを壊すなら、友人として持って居ても良いよな。
誰にも悟られぬようにデータを複製。壊す前そのままの状態の物を自分の手元に残す。>>42
絶対に誰にも分らない。今も、これからも、その筈だ。

そう言う事が出来てしまう知識だけはあったから、初めて悪い事に使った。]

(54) mzsn 2021/11/17(Wed) 00時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 …もう二度としないからな

[もうこんな事するもんか。
罪悪感からのソレではなく、二度とこんな事をさせてくれるなと、二度と会えない男に毒づきながら。
強制的にノイズを流し込み、データ修復が不可能なよう、万が一も無いよう、念入りに破壊した。

がぼ、ごぼん。
溺れた水中で酸素を求め藻掻き苦しむような、そんな大きな気泡が自身の中で泡立ち、次第に消え、データが壊れてしまう頃にはすっかり静かになって居た。

後に残るのは、
さざ波すら無い、静かな暗いみなも。*]

(55) mzsn 2021/11/17(Wed) 00時半頃

きる わかる した。
あとで。

[通信が切れたことにヨーランダはなぜか安心していた。
これ以上話していたらきっと決意が揺らいでしまうから]

[キランディはああ言っていたが、ヨーランダは何も言わずに船を降りるつもりだ。巻き込むつもりはない。ずっと一人で生きてきたから、これからも一人で生きていくことに抵抗はない。
……きっとこれ以上この船にいたら、一人で生きていけなくなるだろうと、誰かがいないと寂しくなってしまうだろうと、今ならまだ間に合うから船を降りると決めたのだから]

[降りたくないみんなといたいと心が叫んでいた。
ヨーランダはその声に耳を塞いだ。
チャーチグリムはキランディが生きてる間は死なない、きっと彼が広めてくれる。彼が何をしたかは知らないが、彼が船を降りる必要はない、彼にはここに仕事がある。誰でもできる仕事しかできない自分と違ってこの船には必要な存在だ。
『ヨーランダ』の正体が露呈した今、ここにチャーチグリムの居場所はない]

[船を降りると決めた、誰にも言わずに、独りで。
結局のところ、これは『ヨーランダ』の緩慢な自殺だ。
チャーチグリムはそれを最良と判断しただけだ]


【人】 黒い取引先 アリババ

[船内の一画、機関室の何処かに破損が生じた可能性があると警告が入る。
圧縮されたガスが漏れ出して居る、と言った表示が技師や船内管理担当者と言った一部の者に通知が行っただろう。

一部の者と言うのは、全体共有されるとパニックが発生するからだ。
どうしようもなくなったと判断が下れば他クルーにも通知が入るものの、今はまだ早期の段階。早めに対処すれば問題は無いが、肝心の現場に通信が繋がらない。

部品の緩みか、もしくは亀裂か。
エラーを吐く数値はこの状態が続くとどうなるか、結果何が起きるのか、もしもの際の対処法等が複数個同時にポップし、今から誰を派遣し何処を修理するかと複数個冷静なやり取りが入る。

幸いな事に原因は破損ではなく部品の緩みらしい。次いで入った通知にやや場が安堵した。
しかし帰還準備どころでは無い。どうするどうなると内部がやや混乱したものの、通信が繋がらないまま早急にガスの数値は安定。
警告停止、回復、帰還に支障無し。
修理完了、若干の揺れは残るものの、それも直ぐ元に戻るだろう。
しかし応答はない。場に居るのは、保安技師であるナユタであった筈なのだが。]

(79) mzsn 2021/11/17(Wed) 23時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[機関室で騒動があったという事後報告。
現場に居た筈のナユタと通信が不可能な事、生体反応のない機関室。

態々分けて報告しなくとも、答えは一つだろうに。]

 …、
 船に異常は無いん、だよな

[いちいち確認連絡を入れるのは現場の邪魔になるとは分かって居たが、事の顛末ぐらいは把握させてくれ。
報告書を作るから。

今の所船に目立った異常は見られず、念のため再点検を行ったが帰還に支障はないらしい。

機関室が復帰したという事は彼は仕事を全うした上で死んだのだろうなと、暫しディスプレイの表示に視線を落とす。]

(80) mzsn 2021/11/17(Wed) 23時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[駆けつけたクルーの中にはキランディが居たらしい。。>>60
負傷し船に残って居たからだろうが、運の無い人だな、と思った。ライジの件が気のせいでなければ、彼女は三人の死を間近で見た事になる。
彼女にカウンセリングを入れた方が良いのではと、別のクルーに通達しておいた。

遅れて送られてきた写真データには、空っぽの船内服と散乱した工具が映り込み、高圧ガスが噴出したと思しき付近にはペンチが一つ。

作業中の事故であること。
ナユタの体質上遺体は残らず、結果衣服だけが残されて居た事。
ヘルメットの破損具合から、どういった事故であったのか。
現場の安全状態はどうなっていたのか。
船は問題なく動くのか、帰還準備に支障は無いか。

思考はナユタからどんどんと離れていく。
仕方の無い事かもしれないが、仕事熱心すぎるのもどうかと思う。

次の技師を探さなくては。
最終的にそんな考えまで至ってしまい、無性に悲しくなって機材の電源を落とした。]

(81) mzsn 2021/11/17(Wed) 23時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[安置室にナユタとライジの遺体が運び込まれる事は無い。
あれば遺品か。ナユタの場合、真っ先に船内服が拾われるのだろうか。
ライジは、分からない。部屋から何か持ち出されるかもしれないし、持ち出されないかも知れない。
誰も居ない台座に、此処にはこの者が眠って居ると、ささやかなネームプレートが置かれるのかもしれない。

『マーレ10』探索中、もしくは活動中に欠けた名前は、記録上ではたったの5人。
たった5人だが、5人で良かったのか、悪かったのか。
分からない。

いつものように機械に埋もれながら、暗い画面の前で暫し黙り込んでいただろう。*]

(82) mzsn 2021/11/17(Wed) 23時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 ― 探索終了日:いつもの場所 ―

[帰還準備に伴い、各地に設置した機材の回収を行う。
漏れは無いか落し物は無いか、把握できている分は全て拾い、個人的な落し物は各自厳重に注意するよう通達する。

忘れ物しても、気軽に戻れないのでね。

帰還撤退作業には慣れている。スペランツァ以外の探査船に乗って居た事もある為、何処もそう大してやる事に変わりは無いと、機材のリストを埋めていた。

そうして不意に聞こえた足音、自身の名を呼ぶ聞き慣れた声。>>56]

 ん?
 いや?休もうと思えば切り上げられるが、
 どうかしたかな

[やる事はあるが、緊急性は無い。
伺い尋ねる声にそう返しながら、一旦画面をスリープモードにした。

通信では無くこちらに態々顔を出す個人的な用事なんてあったっけ。
特に思いつかなかった為、表情の見えぬ頭部が、小さく首をかしげていただろう。*]

(83) mzsn 2021/11/17(Wed) 23時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 ― 探索終了日:アリババのいつもの場所 ―

[何でもないようにして居たが、
全て誤魔化すことは出来ない。]

 …あー、それは、その

[小さな背を帽子越しに見下ろしながら、言葉を濁す。>>85
何につらくなっているか。そう言われれば様々な事が一気に頭をめぐる。

色々あったし、色々、した。
自分の弔いは遺体に向き合わない代わり、その他生々しい物を見たり分析する事が多い。

自分でも擦り減る物はある。
顔が無いのを逆手に表向きだけ誤魔化しておけば普段通り、
平気に見えるようにして来た。

だから今回も、]

(88) mzsn 2021/11/18(Thu) 00時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 つらくは――…、

[些細な嘘をつこうとして、]

 いや、つらい
 少し疲れた気が、する

[嘘をやめた。今は正直に答える。

クルーの死はよくある事だ。
けれども悲しいものは悲しい、皆きちんと無事に帰ってきて欲しかった。>>0:65

クルーの死はよくある。けれど自分から死に飛び込んで行く者は、少ない。
それが親しい間柄であれば猶更。]

(89) mzsn 2021/11/18(Thu) 00時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 疲れたな、
 うん、疲れたよ、沢山

[不安に思わせてしまった事を申し訳なく思った。
泣かない分自分の感情は分かりにくいから、誤魔化しておけば皆何も触れないだろうと思って居た。
自分の感情の揺れを、自分にも誤魔化せるし。

音が聞きたくなったと言う言葉に、椅子に掛けたまま小さく手を伸ばす。
疲れたから、いつかのように温かさに触れたかった。みっともないとか、恥ずかしいとか、そう言う事はどうでも良かった。]

 心配させてすまない

 心配なら、私の音を聞いて行くと良い
 私も少し休むから

[作業に逃げるのは今はやめる。
大丈夫じゃないから大丈夫だった事にしてきた。
『マーレ10』での出来事全てがそうだが、ライジのあれは特に、全部のツケのような物だと思う。
普段より大きな気泡が幾つか生まれ、ひとつふたつと弾けて消えて行く。*]

(90) mzsn 2021/11/18(Thu) 00時半頃

アリババは、こねこねされたハロを蒸し器に入れた。

mzsn 2021/11/18(Thu) 14時頃


【人】 黒い取引先 アリババ

 ― 探索終了日:アリババのいつもの場所 ―

[>>91>>92長く溜め込んで居た言葉がようやく吐き出される。生きて居る物はいつか死ぬし、生きる限り人生の何処かで死を見送る事はあるだろう。
探査船に乗っていると、その回数が他の人より少し増えるだけ
長く生きて居ると、その回数が他の人より少し増えるだけ。]

 そうかな、
 私は、頑張れていたかな

[子を褒める様な言葉に今は甘えようか。

これでも一応長く生きて居る。
年長者の枠に入るだろうし、選んだ外見年齢も大人だろうから、しっかりしなければいけないとずっと思って居た。
他者より沢山の知識があるなら、それで他者を救える筈。
自分は弱いが、それで皆が助かるなら。そうして役に立てるなら。

なら、取り乱してはいけない。頼られたり、訪ねられたりしたら、真っ先に動かなくては。悲しい結末になってしまったとしても、そこで得た何かで別の者が救えるなら、立ち止まっている暇は無い。

自分のちしきは全部、他のみんなをまもるため。
なぜなら、みんなのことが、たいせつだから。]

(99) mzsn 2021/11/18(Thu) 14時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[小走りで収まった小さな体を抱きしめ、酷く安堵する。
まだここに居てくれてよかった。
相手と同じ事を考えて居るなんて知ることは出来ないのだけれど、いつかのぬくもりがそこにあって本当に良かった。]

 彼も苦しかったのか

[彼は何を苦しんでいたのだろう。
泣かないライジの、本当の気持ち。]

 そうだな、彼、
 何も言わず、行って――…

[いや、自分には言ったか。
>>4:179>>4:195>>4:196>>4:197
苦しさの理由までは知らなかったが、なにも無かった等と言う事は無い。
自分の死に場所を探し見つけ、そうして沈んで消えてしまった。
彼が何を抱えて居たのか終ぞ自分は知ることは無かったが、それが行ってしまった理由なんだと思って居る。
探してはいけない場所だと思ったし、誰にも踏み込んで欲しくなかったから"彼の本当"を隠した。>>-273]

(100) mzsn 2021/11/18(Thu) 14時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 …ライジは、
 ライジは、怒られるのが嫌だったんじゃないよ

[冗談みたいなケトゥートゥの言葉が、酷く心に刺さった。
彼が自分の計画を周囲にばら撒いて、怒って止めて悲しむ皆を振り切って、結局最後に絶対消えてしまう。無論自彼も別れを更に苦しむ事になる。
それなら最初から何も言わない方が良い。]

 怒られるのが最初から分かってたんだ
 もっと悲しませる事になるから

[自分は偶然知ったイレギュラー枠だったが、知って居れば朝早く出て行かせる事は無かったと思うし、なんなら帰還が終わるまで部屋に閉じ込めていたかもしれない。
けれどいくら止めても怒っても、彼の中で恐れが募ったとしても、それでも全部振り切って彼は行ったと思う。]

 私、私は、彼が沈む間際に彼と話したんだ
 いつものように、おはようと、

(101) mzsn 2021/11/18(Thu) 14時半頃

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