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ロバート! 今日がお前の命日だ!
[襲撃の場にはいたが、基本的には手を出さず眺めていた。]
流石の手際です、ミツボシ。
[ロバートの亡骸に近寄り、指で毛皮に少し触れてみる。
生きていた頃は、結局撫でることはなかった。この犬は撫でられることが好きだったようだが。]
おやすみなさい、ロバート。
[祈りの形に指を組み、少しの間瞑目する。
教祖としてのアルクビエレがいつもしていることを、取り繕う必要などないこの場でも、これはする。
エフとは少し違うが、拘りと言えばそうなのかもしれなかった。]
【人】 雲水 ハロ[怪しい者については少し考えて。 (1) 2022/05/08(Sun) 09時頃 |
【人】 雲水 ハロ[なお、冷凍処置を取られた者が復活できず死ぬかもしれない、ということについてはハロは葛藤しない。 (2) 2022/05/08(Sun) 09時頃 |
[アメーバ状だった肉体を、半分だけ人の姿に戻す。]
まあ、ざっとこんなもんじゃて。
[不定形の半身から触手を伸ばし、毛皮を撫でる。
アルクビエレのように労わる動きではなく、可食部を探しての行為であったが。]
ぬしはいい奴であったよ、ロバート殿。
その勇敢な心、我の糧にさせてもらうからの。
──昨晩/襲撃前──
[念を遮断したままだったエフからの念が届く]
すまん、今日の襲撃には参加できない。
どうにもこの体の心因的なダメージがデカくてな……。
[自室でベットに寝そべるエフの視線の先には、人の手には程遠い、肉色の重たい粘液が垂れ下がっている]
うまく擬態できねぇんだわ。
[いつものように瞬時に擬態することができない。まるで体が人の形をとるのを拒否しているようだ。
その一言を残し、エフの念は再び遮断された]
[自分の足で
それには自律してメンテナンスを行う機能はあったが、
自我というものはなかった。
製作者が死に、その体が腐り落ちていく横で、
ただ美しくそこに在り続けた。
そうして、いくらかの月日が経った後。
星喰いアメーバがこの体を見つけて、喰った。
アメーバがこの体から得たものは、
アルクビエレという名と、
観賞用に作り出された美しさだけだ。]
エフ。
あなた少し体から影響を受けすぎなのではないですか?
ビジェでの出来事は確かに、当事者ではないわたくしから見てもひどいものでしたが。
まあ、お大事になさってください。
[なんだかでろでろになっていそうなエフ
いいですよね、すぐに死ねる生き物は。
我々は頑丈であるが故、そうもいかない。
[可食部を探すミツボシ
……冷凍、というのは。
痛いものなのでしょうか。
[誰に問うでもない、独り言のような思念が漏れた。]
[アルクビエレは"慈悲深い"。
誰にでも優しく、誰にでも微笑み、
誰の手も取ろうとする。
平気で人を殺しておきながら、
本心から誰もが救われてほしいと願っている。]
[それは破綻した論理でも、矛盾した思考でもない。
アルクビエレにとって、
死はひとつの救いの形であるからだ。]
[『星喰いアメーバ』には焼却と冷凍が効く。
アルクビエレは焼かれた同胞を見たことがある。
表面から焼け崩れ、再生をしようとしても叶わず、さりとて全てが一瞬で燃え尽きるわけでもない。外側からじわじわと、少しずつ崩れていく。熱と痛みの中で。
――ああ、我々はこんな風に死ぬのか。
――こんな風にしか、死ねないのか。
並外れた再生能力を持つということは、楽には死ねないということだ。
死というものを思うたび、過るのは同胞を包んだ炎だ。
苦痛と絶望と怨嗟に満ちた、長い長い断末魔だ。
故に、一瞬で訪れる死というものは甘美なものに思えた。
ただ、他の生物にとっては別にそうでないということを、
アルクビエレはあまり理解をしていない。
いいですよね、などと。
そんな言葉が出てくることが、何よりの証明だ。]
[エフからの連絡
エフ殿はほんに難儀な体をしておるのう。
無理はするでないぞ。今はまだ良いが、人前で擬態が解ければ大変なことになる。
[そう話す間にも女の触手はしきりに動き、なるべく毛皮を汚さぬよう、内側の血肉をすする。]
死に、良いも悪いもないと思うがの。すぐに死ねるからと言って、楽とは限らんよ。
[脳裏によぎるのは、軍人としての記憶だ。女は、多くの死を見届けてきた。傷病で長い間苦しみ抜いた者。一瞬で命を奪われた者。そのどれもが、辛い記憶として残っている。
……星喰いアメーバのいち個体としては、おおよそ理解できないが。女としての記憶は、全ての死を「辛いもの」としてインプットしているらしかった]
[返ってきたミツボシの言葉
そういうものですかねえ……
苦しみは短い方がいいと思うのですが、確かに、死ぬこと自体には良いも悪いもありませんね。
[納得したのか単に思考を切り替えただけか、顔を上げて。]
そう、あの元海賊ですが。
我々の仲間だった、と言ってしまうかどうか、ですね。
サラは恐らく「減っていない」と言うのでしょうが。
どちらにしろ、次はきっとわたくしが検査をされるでしょう。
まあ確かに、肉体的な苦しみは短い方が良いかもしれぬがの。精神的な苦痛は変わらんと我は思うぞ。
ともあれ、この世界には色々な価値観の者がおる。我が正しいとは限らんよ。気にせんでおくれ。
[肉色の塊だった胴体から手を生やし、ひらひらと振る。]
うむ。今日のところは検査を免れたが、明日は受けることになるじゃろうな。
せめて少しでも信頼を買うべく、サラ殿と意見を合わせるべきかもしれん……と我は思うが。
しかし、あやつも喰ってみたかったのう……みすみす逃がすとは、惜しいことをした。
【人】 雲水 ハロ[ロビーを通りがかると、話し合いは昨日よりやや遅い時間に行おうという提案がスクリーンに浮かんでいた。] (26) 2022/05/08(Sun) 17時半頃 |
いえ、ずっとひとりでこういうことを考えてきたもので。
他の意見が聞けて、非常に参考になりました。
[手だけ人型になったミツボシ
そうですね、今日のところは合わせておいてもよいかもしれません。正しさの証明……とやらになればよいのですが。
[それから、しばらくして食堂のエフのところへ。]
擬態を保てる程度には回復したようですね。何よりです。
[流れ落ちているギョウブの写真を見て、]
……ミツボシ、あなたが目をつけていた彼。
結構不摂生だったようですよ。
[これは食べなくてよかったかもしれませんよ。などと言った。]
[アルクビエレの意外な言葉(
なんと、まあ。そりゃあ確かに、元海賊というぐらいじゃしのう……
[良い暮らしをしていたのなら、裏社会に身を投じる必要はないだろう。自分のように軍人にでもなっていたかもしれない。]
獣くさいうえに酒くさい肉は、ちと……喰らう気がおきぬかもしれぬ。
【人】 雲水 ハロ―廊下― (63) 2022/05/09(Mon) 00時半頃 |
【人】 雲水 ハロ[デリクソンが食堂にそのまま向かったか否かはわからないが、ハロは食堂には用事はない。水遊び前に食事をしたばかりだ。 (67) 2022/05/09(Mon) 01時頃 |
【人】 雲水 ハロ[集まるまでにまだ時間があると判断したハロは、その辺を散歩するようにぐるっと遠回りしていた。 (85) 2022/05/09(Mon) 10時頃 |
【人】 雲水 ハロふむ、そうか…… (93) 2022/05/09(Mon) 13時半頃 |
【人】 雲水 ハロ話がそれた…… (94) 2022/05/09(Mon) 13時半頃 |
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