人狼議事


32 Zug Zwang

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[この仮初めの命が終わりを迎えれば、
 青年はまた永き眠りに落ちる。
 
 その間には夢を見ることもあるだろう。
 現実と見紛うようなリアルな夢も、
 明らかに夢とわかるような夢らしい夢も、
 到底実現しないような不可思議な夢も。
 
 そして目覚めることの無い永久の眠りは
 どんな夢も幻と掻き消し、
 我に返る時間を与えてはくれない]
 


 
 
  チェス?
  ぼくは駒の動かし方ぐらいしか知りませんよ、
  あなたの相手になるとは思えませんが……。
  
  
[そう言って気の進まぬ様子を見せながら
 彼とチェスに興じ、数戦繰り返して、
 負け続けながらも上達を讃えられた夢は、
 
 もう見た後か、それともこれから見る夢だったか。
 
 そんな風に彼の信頼を得ることなど
 ありえないと嘆く隙間は与えられず、
 青年の記憶に留まることもなく流れて消える、幻]**
 



 [実際の所勝敗なんて関係なかった。
  負けるのは確かに悔しいが、研究しがいがある。
  此処でこの手を打てば、それならばこう打ってと
  再度盤を眺めて議論をするのも楽しいから。

  それだって、あんたなら付き合ってくれるだろう?
  嫌々かもしれないが。


  流石に飽きさせるのは得では無いから
  俺だってたまに手も抜いたかもしれない。
  偶然の勝利に、あんたはどんな顔するんだろうな。
  必然

     そう、ただ
     あんたとそうして遊んでみたかったんだよ。]
 
 


【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ

― 現実 ―



 [フラフラとした足取りで暗い廊下を歩く。
  施設内に他に人は居なかった。
  それ自体も願ったからだ。

  何があろうと邪魔が入るのも、
  知らない人間に知られる事も、
  ……そもそもに、人と遭う事が憚られた。

  運営とのやり取りは全て画面上であったし、
  あのふざけた監視役の本当の顔も俺は知らない。


  人間の顔に興味も無いし、見たくもない。]
 

(6) 伽藍堂 2023/12/24(Sun) 11時半頃

【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ


 [保管庫であるからか季節がそうであるからか、
  廊下であろうと底冷えする程冷たく。
  それでも上着も羽織らずそのままの格好で
  目指すべき場所へと身体を引き摺り向かう。
  
  目指したくなどない
   近寄りたくもない
    思い出したくも


            口元を抑える
            元から無くもあったが
            既に全てを吐き出した後なれば

    もう一度
      ただ喉を焼くだけで済んで
               済まされて ]
 

(7) 伽藍堂 2023/12/24(Sun) 11時半頃

【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ


     [操作盤でその部屋の扉を開ける。]
 

(8) 伽藍堂 2023/12/24(Sun) 11時半頃

【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ




 [幾つものカプセルが並ぶ室内を牛歩する。
  視たくもない面持ちの顔を中に浮かべるそれは
  静かに稼働し、中で眠る人間に
  確かな永遠を齎している。

  ________
  ______
  _


  気狂いだ 呆れる  いっそ   全部    ]


 

(9) 伽藍堂 2023/12/24(Sun) 11時半頃

【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ


 [目的地点に着き、足を止める。
  其処にあるのは一つのカプセル。
  見下ろせば中では        ]
 

(10) 伽藍堂 2023/12/24(Sun) 11時半頃

【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ


 [中身の廃棄を円滑に行う為に、
  カプセルの全電力を落とすスイッチは
  カプセルの外壁に設置されていた。

  うっかり誤作動させない為に
  透明なカバーで守られてはいるそれは、
  然してそれさえ外してしまえば容易に押せる
  物となっており。

  個人的な恨みが発生すれば
  容易に死人を出せてしまう状態であり。
  そんな状況下に大切な参加者を置くこの運営は
  やはり狂気と悪意に満ちていると言えるのだろう。]
 

(11) 伽藍堂 2023/12/24(Sun) 11時半頃

【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ


 [だから簡単だ。殺すのは ]
 

(12) 伽藍堂 2023/12/24(Sun) 11時半頃

【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ


 […徐々にまた呼吸が荒くなるのを感じる。
  その最中に思い出すのは、してしまったのは




              問題無い。
              あと1回、
              千日手には余裕がある。]*
 

(13) 伽藍堂 2023/12/24(Sun) 11時半頃

 
[いつかの幻と消えた夢で
 あるいはこれから見る泡沫で──

 青年が彼とチェスで遊ぶことがあって
 もし勝ちかけていることに目前で気付けば
 手を抜いたのではないかと彼を責めるだろう。 
 そして不機嫌さを露にやり直しを要求するだろう。
 
 青年にとって、負け続きは飽きに繋がりはしない。
 どうすれば勝ち得たか、対局を振り返って
 語り合うことにはなったろうが。
 
 奇しくも彼と同じ楽しみ方だと知ってしまえば、
 似た者同士という言葉が過って
 複雑そうに表情を歪めもしただろう。

 丁寧な反省を踏まえて次の試合を始めれば
 青年の腕前も目に見えて向上していくだろう]
 


 
[夢の中の出来事であるがゆえ、
 青年が抱く彼への嫌悪も軽蔑心も鳴りを潜めて、
 何度も対局とその後の反省会を繰り返すうちに
 旧くからの友人のような気さえし始めていく。
 
 合間に飲み物や軽食を共に楽しむことも
 あったのかもしれない。
 
        だが、夢は夢。

            脈絡なく終わりを迎え、
            あるいは歪み、狂い、
            別の夢へと切り替わる。
            
            そして霧のように消え去り
            青年の記憶には残らない。
            
  もし同じ夢を見ていたなら、彼の記憶には?  ]
 




  俺の手がわかる様になったのか?
  成長したな、ルーカス。

 



 [弱い手を見抜かれたならそう言って、
  責め立てられているというのに笑うのだろう。
  
  幾度も盤を重ね合って
  幾度も互いの手を研究し合って
  いつか本当に勝たれる日が来たかもしれない。

  その時だって笑うんだろう。
  今度こそあんたの実力だって散々褒めて。
  不貞腐れた顔でもされたら、それも揶揄って。]
 



         [ そんな夢をもう
           見る事すら無いのだろう。]
 


【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ


      [     ボタンのカバーは既に外した。
          後はもうボタンを押すだけで良い。
        流石に触れたくらいでは押せないので、

                もう後は押すだけで ]
 

(22) 伽藍堂 2023/12/25(Mon) 09時頃

【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ



  ………っは、ぁ、……は…、っ…―――

 

(23) 伽藍堂 2023/12/25(Mon) 09時頃

【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ


 [幾度目かの過呼吸状態となっていた。
  ボタンを押す為でもあるがその場に座り込み
  全身が震え出しているのをただ指先だけは抑えて。
  それでも殺しきれない振動がボタンの表層を
  カタカタと揺らしている。

  いっそ、押してしまった方が何もかもが楽だった。

  指先が支点を得られる。
  そもそもに震えを抑える必要が無くなる。
  過呼吸の原因であるストレス対象を排除できる。

  部屋の冷たさのお陰か思考は妙に冷静で
  状況の把握も最適手もその後の展開すら描き、
  対処と封殺の手筈迄全て考え尽くせていた。

  だから押すだけなんだ。 なのに ]
 

(24) 伽藍堂 2023/12/25(Mon) 09時頃

【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ


 [あの時言われた言葉が何度も頭の中で蘇った。

  今自身が行おうとしている行為が正にそれであり、
  且つ自身も言葉の上で嫌がった行為でもあって。
  だというのに決行しようとしている自身が
  相当に馬鹿らしく、また相手の思惑通りの行動を
  起こしている様に感じられてしまっていた。

  押せば楽になれるのに
  押せば生涯の屈辱を得る事になる

  それが堪らなく不愉快で苦痛で悔しくて仕方なく
  最後の一押しが出来ないまま数分も数十分も
  膠着したままその場で頽れていた。


  そうして。]

 

(25) 伽藍堂 2023/12/25(Mon) 09時頃

【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ



   ……‥っ、う…、…っ ぅあ 

 

(26) 伽藍堂 2023/12/25(Mon) 09時頃

【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ


 [気付いたら涙が止まらなくなっていた。]
 

(27) 伽藍堂 2023/12/25(Mon) 09時頃

【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ



 [最初はボタンを押せない理由に苛立ち、
  また更なる殺意を沸かせもしていたというのに。

  途中から、ぼろぼろと涙が零れ落ちていた。
  呼吸の苦しさからだろうか、それとも
  苛立ちのあまり脳の何らかの機能に支障をきたし
  涙が出るようになってしまったのか。

  理由が一切見いだせないまま
  床に幾つも水滴を生じさせる。


  何がこうさせてしまったんだろう。
  どうしてこんな事になってしまったんだろう。
    何もかもがわからない、わかりたくもない
    それなのに止まらなくて、呼吸が苦しくて
      何度も何度も嗚咽を溢して泣き続けた ]
 

(28) 伽藍堂 2023/12/25(Mon) 09時頃

【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ



             [スイッチから指が離れて ]

 

(29) 伽藍堂 2023/12/25(Mon) 09時頃

【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ





 [また暫くの時間を経過させてしまってから
  ふらふらと立ち上がり

  口元に笑みを作り浮かべた。]
 

(30) 伽藍堂 2023/12/25(Mon) 09時頃

【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ


 [涙はとうに枯れて
  気付けば呼吸も落ち着いていた。
  もしかしたら少し気絶していたのかもしれない。
  頭がまた妙に明朗としていて楽で、
     ・・・・・
  だから最も良い手も浮かべられていた。

  いくつか記憶が抜け落ちてる中
  しっかりと記憶しているそれらを思い出す。]
 

(31) 伽藍堂 2023/12/25(Mon) 09時頃

【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ



  ………あんた、死にたがってたよな?

  俺の手を取るのも拒んで
  何よりも自分を殺したがって
  今の状況より更に深い眠りを欲しがった。

              俺の駒
  はは、随分と潔癖だな。僧侶サマ。


  果てに罪人を裁けた気分はどうだ?


 [一度首をさする。其処には何の痕も無い。
  真っ白な首元があるだけで。
  幻の残り香すら 今や ]
 

(32) 伽藍堂 2023/12/25(Mon) 09時頃

【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ


 [その場で踵を返し、
  思い止まる事も無く部屋を立ち去る。

  外したボタンのカバーはしっかりと戻しておいた。
  追々、その時が来たとしても簡単には外せないよう
  細工すらしに来たかもしれない。


  GM用の部屋へ戻り犬の目を覚まさせる。
  操作をすれば痛みなど無く戻せるのだ。
  それは参加者についても同様で。
  操作をすれば眠る様に仮想空間を離れられる。

  再度死んだ事も自覚できぬまま。
  もし目覚める事があれば、正しくその地点から
  休みも安らぎも与えられぬまま目覚められるように。]
 

(33) 伽藍堂 2023/12/25(Mon) 09時頃

【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ



 [ ああそうだった。
   アレはただの敗者だ。
   願いを叶えてやる義務など発生せず
   最期をどう弄んだところで構いもしない。

   こうして委員会に金額を積めば
   また幾らでも目覚めさせる事も可能で

   いっそ眠りを奪う事すら可能で


      安らかさなど与えてやろうものか   ]

 

(34) 伽藍堂 2023/12/25(Mon) 09時頃

【人】 犬ゾリ遣い ヴィーシャ


                 ・・・
     どんな顔するんだろうな、あんた。

 

(35) 伽藍堂 2023/12/25(Mon) 09時頃

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