10 冷たい校舎村9
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/* ユキの落ちロル、全力で「慎一もユキのこと好きだよ!!」ってしたくなる。顔のないマネキンがふたつになったのも、タイミング神がかってるなあって、柊鳩羽コンビ好きなので思ってました。
そして村建て発言、なんせもう一人「完璧」がキーワードの人いるからちょっと悩んだんだけどね。 短いとこに入れこもうとするとこんな感じに。 毎度つたないですがご容赦ください。
(-0) 2021/06/14(Mon) 00時頃
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── 現在・病院 ──
……綿見、キチク。 でも、撮れたら俺にも教えて。
[ 綿見の発言にちょっと引いたあと、>>4:+89 同じ口で便乗するようなことを言ったけど、 別にゆすりのネタにしようってんじゃない。
あの校舎に行って、帰って、 慎一のつくりには何も変化がないからして、 炭蔵がどっかで泣いていたとして、 目の前でもなきゃ気づかないだろうしさ。]
(+0) 2021/06/14(Mon) 00時半頃
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[ 騒がしくて散らかった慎一の視界。 測ってみても思ったより狭い手の届く範囲。 誰かみたいに手を伸ばす真似事を夢見るとして、 それとは別に誰かの目を借りるってのもアリだろう。 ……たぶん、女子に無視されても炭蔵は泣かないけど。]
(+1) 2021/06/14(Mon) 00時半頃
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[ くすくす笑いに黙殺された問い。 そのことはあまり気にしないでおこう。 「変な感じ」に黙ってうなずきながら。>>4:+90
「懐かしい」と称された出来事。>>4:+91 確かにずいぶんと前のことに思えるけど、 でも、慎一の心にはずっと残っていた。]
……なんでわかったの? とか聞くと、また藪蛇になりそうだなあ。
[ 泣き顔が見たかった? こわぁ。でもごめんね。 慎一が浮かべているのは苦笑みたいなものだ。]
(+2) 2021/06/14(Mon) 00時半頃
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[ 実のところ、吹っ切れたわけじゃない。
諦めがついたわけでもなく、 でも、気づかないふりもできなくなって、 だから、慎一の「むなしい」は現在進行形。
でも、死なない理由探しもしちゃったから。 付き合いきれない自分に折り合いをつけて、 息苦しくても呼吸をしていくしかないのだ。
至った結論は結局のところ、 あまり変わってはいないのだけれど、 ひとりになるのはさみしいからね。 どうせ生きるなら、夢くらい見たいじゃないか。]
(+3) 2021/06/14(Mon) 00時半頃
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[ まあ、つまり──、現在進行形な慎一が、 その文脈で時制に引っかかるのは必然。
図星としかいいようのない言葉を重ねられ、>>4:+92 悲しいやら恥ずかしいやら情けないやら、 喉元ばかり触っていた慎一だけれど、 ふと、顔を上げてつぶやいてみようか。]
……過去形なんだね。 「虚しくてだった」……、
[ 言葉尻を捕らえるようなことしてごめんね。 ただの言葉の綾じゃあなければいいんだけど。
だって慎一は、もうそれをいいように捉えた。 捉えて、「よかったなあ」って顔をしている。]
(+4) 2021/06/14(Mon) 00時半頃
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……だとしたら、よかったね。
[ 「ごめーんね」って間延びした調子。 到底謝罪には聞こえていないんだけれど、 いいよ。ここは慎一も笑ってあげよう。]
事実だしね。アレは怖かったけど。 認めたのも認めたけど──、 頑張るのはやめない。あと少しくらいは。
[ にへら、と浮かべた笑みは、 疲れてないと言っちゃあ嘘だけど、 大丈夫。急に刃物を手に取り乱したりはしない。]
(+5) 2021/06/14(Mon) 00時半頃
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……できればそう、 豹変せずに、次はそっと教えてほしい。
[ 最後にそんなリクエストだけ添えようか。 慎一はいつものほうの綿見のが好きだよ。
……淡々と言葉を重ねる姿は、 なんだかどちらも綯い交ぜになっても見えるけど。
そして話題は移り──、>>4:+93 不思議なことに、慎一は礼を言われている。
和らいだ視線は怖くないけど、 その感覚は慎一にはないものだった。 それについてもいずれ「なんで?」って言えるかな。 こういう話を、現実世界でも続けていれば。]
(+6) 2021/06/14(Mon) 01時頃
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[ ぐいっと顔をこちらに向けた番代に、>>4:+95 慎一は一瞬、「うおっ」って驚いて──、
……ほらね。ビビりなところも変わってない。 それから、ふふんと自慢げに笑って見せた。]
あ〜〜番代は早々に帰ってたからな〜! うまかったなあ。夜に食べるパンケーキ。
[ 冗談めかしてそんなことを言うとき、 慎一の手はもう首元をなぞってはいない。 目を細め、羨ましそうな視線に付け足そう。]
(+7) 2021/06/14(Mon) 01時頃
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今のうちに綿見に頼んでおけば? 「これから」だってあるんだし。
で、カフェオレと、コーラね。 ……寒いのに番代、すげえな。
[ ふたりぶんのリクエストを復唱。 復唱は大事って販売係で学んだからね。
余計な一言を付け足しはしたけれど、 「おまけ」だから……お代はいいよ。
慎一だってきっと、今の気持ちの感じなら、 そのくらいの気は回せるはずだ。 無償のナントカにはまだほど遠いけれど。**]
(+8) 2021/06/14(Mon) 01時頃
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/* 地上見て、黒沢の黒塗りそうきたかあ! となったり、 暮石〜〜〜〜! ってなりながら、わりとふざけたロル落としてごめん。
(-11) 2021/06/14(Mon) 01時頃
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/* 暮石もユーガもめちゃ頼りになるというか、最終日組つよいよねって思っています。墓下から旗を振る。 慎一でフォーチュン低め引いて安堵していた身なので……
(-16) 2021/06/14(Mon) 01時頃
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/* いよいよご対面だね! 説得フェーズの気配にドキドキしています。
あと、地上で炭蔵の正直度合いより慎一のビビり度合いが信用されてるの見てごめんねって思ってます
(-41) 2021/06/14(Mon) 19時頃
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── 現在・病院前 ──
[ いつもみたいにおどけてみたって、 目の前に横たわる笑えない現実は変わらない。
子どもみたいに「ずるい」と言って、 変なところで胸を張った番代に、>>+10 慎一は笑っていられたんだけど。
場を離れてひとり、 冷え込む空気に晒されながら、 自販機を見上げるころにはなんだか、 もう、全然。ちっとも笑えなかった。]
(+62) 2021/06/14(Mon) 20時半頃
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[ 暗がりにぼんやり光る箱の前。 自販機のラインナップを上から眺めて、 財布の中の小銭の合計を数えて──、
……そう。たとえば、なんだけど。 校舎に迷い込んで間もないころ、 「慣れちゃった」と言った黒沢に、 もし慎一が「そっか」以外を言えてたら。
……あったか〜いカフェオレ。 缶入りのそれを見つけてボタンを押す。 がこんって音がして缶が落下してくる。]
(+63) 2021/06/14(Mon) 20時半頃
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[ 落第生の反省部屋。 そういう言い方ができるのは、 慎一にその自覚があるからだ。
これからはもっとちゃんとやる。 もう少しがんばってみたいと思う。 表向きは前向きな言葉を並べてみても、
今、この瞬間、胸の内側にあるのは、 「むなしい」だか「くやしい」だか、 あのとき視界に確かに存在したものに、 慎一は手を伸ばさなかった、という自覚。
……仕方ないと思っていたんだけどなあ。 慎一は自分のことで手一杯なんだから。 人の助けになれればどんなにいいかと夢見ても、 慎一の腕はいつもふさがってる。だから仕方ない。]
(+64) 2021/06/14(Mon) 20時半頃
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[ 他人の面倒を見るなんて、 慎一にはまだまだ早かったみたい。
でも、ほら。 少しずつ自分との付き合い方を学んだみたいに、 いつかはそれもできるようになるかもしれない。
今はまだ早かっただけ。 みんなより少し歩みはゆっくりでも、 ちゃんと前には進んでるからえらい。 そのうちきっとできるようになるから。
そう言い聞かせるようにしてきたんだけど、 正しくて、前向きな考えのつもりなんだけど、 慎一は今、どうしようもなく悲しい。
……つめた〜いコーラ。片隅に追いやられてた。 またボタンをひとつ押す。ガコンと音がする。]
(+65) 2021/06/14(Mon) 20時半頃
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[ ……いつか、じゃダメだった。 慎一はもうあの校舎には戻れない。 せっかく慎一のことも招いてくれたのに。]
(+66) 2021/06/14(Mon) 20時半頃
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[ ……あったか〜いミルクティー。 缶じゃなくてペットボトルのやつ。
慎一は缶飲料のあの飲み口の感触がどうも苦手で、 だから、缶が多いコーヒーよりダンゼン紅茶派。 今もそれを探してボタンを押す。これでみっつめ。
取り出し口はぎゅうぎゅうだろうなあって、 しゃがみ込んで、手を突っ込んで、まさぐって。
……ああ、取り出しにくいったらない。 全然引っ張り出せなくて、泣けてくるくらい。
「くそ」ってひとりごちながら、 一つひとつ順番にパズルみたいに取り出してく。 もどかしくって、涙が出てくる。ばかみたいだ。]
(+67) 2021/06/14(Mon) 20時半頃
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[ できることなら慎一は、 今すぐあの校舎まで飛んで帰って、 なにか、なにか言いたい。分不相応でも。 あの手首を、全然痛まない程度に握って、 一緒に帰ろうってここまで引っ張ってきちゃいたい。]
(+68) 2021/06/14(Mon) 20時半頃
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[ ……気づくのも遅いんだよなあ。慎一ってば。 手の届く小さな範囲に抱くくやしさも、>>2:272 「言えよ!」って叫びたくなる気持ちも。>>3:561
どれも遅すぎたので、雑の飲み物を取り出しながら、 ただひたすら、もう一度目の前に立ってほしいと思う。 慎一の視界にも入るとこに。両手を広げて届く距離に。]
(+69) 2021/06/14(Mon) 20時半頃
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[ ……ごめん、綿見。 もう少し頭を冷やしてから戻るね。 カフェオレ、ちょっと冷めるかもしれない。 番代は──、コーラが爆発したらごめん。
そんなことを考えながら、 ぼうっとひとりで自販機の前に突っ立ってた。 たぶん、少しの間。両手に飲み物を抱えて。]
(+70) 2021/06/14(Mon) 20時半頃
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[ ひとりでいるのはさみしい。 ラクなはずなのに、楽しくない。 そのうえ時にはひどく気が滅入る。]
(+71) 2021/06/14(Mon) 20時半頃
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[ ──なので、 そのとき声をかけてくれてよかった。>>+61
いつだって慎一はそう思ってる。 馬鹿げた量の買い出しのときも、 非日常めいた校舎の中、日常ぶってみたときも、 それから今、ひたすら自販機の灯りを眺めてたときも。]
(+72) 2021/06/14(Mon) 20時半頃
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── 現在・病院外 ──
……えっ、うわ、わっ、
[ ほとんど意識が内側に向いてたものだから、 慎一は唐突にかけられた声に驚いて、>>+61 落としそうになった飲み物のバランスを取ったとこ。
一瞬、ぽかんみたいな顔をして、 まじまじと10秒くらいは見慣れたその顔を見つめた。
いつもと変わらない顔。いつかみたいな笑顔。 混線しかけた脳内がゆっくりと整理されて、 帰ってきたのか、というところにやっと行き着く。]
(+73) 2021/06/14(Mon) 20時半頃
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──レン?
[ その瞬間、あの世界がどうなったとか、 いろんなこといったん全部さておいて、 慎一もつられたように笑う。いつもみたいに。
なんていうか──、 君の笑顔にはそうさせる何かがあるよね。 とは、慎一は口に出しては言わなかったが、]
……レン、おかえり。帰ってきたんだな。
[ 顔が見れて安心した。 ……ってのは隠しきれやしないだろう。]
(+74) 2021/06/14(Mon) 20時半頃
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で、その傷……、 またチャイム、鳴ったんだ。
[ 顔についてる真新しい傷のこと。 うすうす原因に想像はつくんだけれど、 そういうことだろうなと思いつつ聞いたりして。
中にほかのメンバーも来ていること、 それから、黒沢の母親がそこにいることも、 タイミングをみて伝えられるといい。*]
(+75) 2021/06/14(Mon) 20時半頃
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/* ちょうどソロル書き終わって落とすかー! くらいのタイミングだったので、書き足してこんな形に……
(-43) 2021/06/14(Mon) 21時頃
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── 現在・病院外 ──
[ 傍から見た自分の姿など、 意識してもいなかったけれど、 確かによくばりさんのソレだった。
別に悪くもない相手に謝られながら、>>+76 こぼれおちそうなコーラ缶をキャッチ。
ただ慎一がぼーっとしてただけだった。 確かに、誰かに声をかけられた慎一は、 おおよその場合慌てているんだけれど。]
(+94) 2021/06/14(Mon) 22時頃
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[ 「ただいま」って鳩羽が笑う。>>+77 病院の目の前にはちょっと不相応な笑顔で。]
……なんだよ、 そんなニコニコして。
いなくなった奴は帰ったんだって、 なんとなく予想はついてたろ。
[ つられて笑ってしまったくせして、 あんまり屈託なく笑われると、 慎一はなんだか少し変な気分。
先に帰って待つ立場ならともかく、 あの世界の主──黒沢が帰ってきたならともかく。]
(+95) 2021/06/14(Mon) 22時頃
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[ ……あ、いや。ヤなわけじゃなく。 ただ少し不思議なだけだった。
だから今も、思い出したように痛がる姿に、 ささやかな日常を感じて笑っていた。>>+78]
……頼んだらバンソーコーとか、 消毒液くらい貸してもらえんじゃね? なんせここ、病院だし。
何があったんだか知らないけど、 男前が台無し……、
[ 保健室じゃないんだからって、 怒られてしまう可能性もあるけれど。]
(+96) 2021/06/14(Mon) 22時頃
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[ 当たり前のように始まる、 なんでもないような会話が、 慎一にはいつだって心地よかった。
あのあと、あの場所では何があったの? 何か進展はあった? そう聞くより先に、 冗談交じりの言葉を投げながら、 不本意な疑問には否定の言葉を返す。>>+79]
……自発的にだよ。 パシリじゃねーし。
[ ね。ここだけ切り取れば、 文化祭の会話といってもわかんないね。]
(+97) 2021/06/14(Mon) 22時頃
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[ 「ユキも」そう言われて、>>+80 慎一は「そっか」って短く返した。
言われなくても、頭の中で数えてる。 誰が残っているのか。あと何人なのか。 チャイムが何かの合図だとすれば、 あとどれだけの時間が残されているのか。
ようやく非日常に、 言い換えればこの非情な現実に、 慎一の思考も戻ってきたところだった。]
ン、まだ戻んなくていいかな。 なんか、女子で話してたっぽいし。
[ ちらりと病院のほうを見て、ふいと歩き出す。]
(+98) 2021/06/14(Mon) 22時頃
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[ カイロ代わりにもなるふたつと、 ちっとも恩恵のない冷たいひとつ。 どちらを渡すのが正解なんだろう。
「別にいいよ」って言いかけたけど、 やっぱり両手が塞がってちゃ不便だった。
どっちもどっちな選択肢に一瞬迷って、 慎一はあったか〜いを差し出した。>>+83]
ン、サンキュー。 ポケットにでも入れといて。 そっちは振っても問題ナシ。
[ 自販機前、占領してちゃ悪いからさ。 少しだけ離れながら、慎一は笑った。]
(+99) 2021/06/14(Mon) 22時頃
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……なンなんだよ、その二択。
[ 差し向けられた、ふつーorまじめ。 握りしめるには冷たいコーラを、 両手で交互に弄びながらその顔を見た。
いつもどおりみたいでそうじゃない、 ほんの少し弱々しい笑顔。>>+84 きっとこれも正面から見なきゃわからなかった。]
(+100) 2021/06/14(Mon) 22時頃
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……どっちがしたいんだよ、おまえはさ。
[ 思わず、少し笑って聞き返してた。 少し性格の悪い答え方になっちゃうけど、 慎一はまだどう踏み込めばいいのかわからない。 今までそんなことしてこなかったからさ。]
(+101) 2021/06/14(Mon) 22時頃
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[ でも、そうだなあ。 何も話したいことがないわけじゃないんだ。 だから慎一は一瞬おいて、ゆっくり口を開く。]
……俺はなー、 レンってすごいやつだったんだなーって、 まさに今。そういうこと考えてたとこ。
[ これはふつーの話だと思う? それともまじめな話? どう思う?
行く当てもないから、ゆっくり歩いて、 いつもより少しゆっくりと言葉を吐き出す。]
(+102) 2021/06/14(Mon) 22時頃
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[ ふつーでもまじめでも、どっちでもよくて、 ただその顔見てたら、口に出したくなっただけ。
どうだろう。慎一は静かに笑ってる。 「もう少し話す」のに相応しい話題だっただろうか。*]
(+103) 2021/06/14(Mon) 22時頃
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/* ユーガの説得の切り込み方すごい好き。
番代ちゃんのふとしたときのリアクションが好きすぎて、 今さりげなくどのくらいコーラ振れるかチャレンジしてます
(-46) 2021/06/14(Mon) 22時半頃
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/* 柊くんがめっっっちゃ現実的な方向に動いてくれてるの、 頼もしすぎてすごいな〜〜〜って思ってみてます みんな友達思いでやさしくてかしこくて素敵
(-48) 2021/06/14(Mon) 22時半頃
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[ じっと、その深い色の目を見てた。>>+86]
(+123) 2021/06/14(Mon) 23時半頃
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── 少し前・病院内 ──
[ ……なんか楽しそう。って、 うっかり言ったりはしなかった。
ただ、短く返された言葉を拾って、 「そう見えた」……そっかあ。
「人のことよく見てるんだね」とは、 そのとき、綿見には言わなかった。
同族嫌悪という言葉が浮かぶことは、 慎一の中ではついぞなかったが、 それでも、慎一も考えたわけだ。]
(+124) 2021/06/14(Mon) 23時半頃
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[ たとえば。腹の奥底に飼うむなしさの話。 慎一に深く根付いて吐き出せないそれを、 あるいは似たものを内側に抱えてるなら、 やっぱり、慎一は「よかったね」と思う。]
……あはは、 じゃあ、似たようなもんだなあ。 少しだけでも、綿見が、 身軽になれたんならよかった。
[ それともたまには、あのときみたく、 「むなしいね」って言い合ってみる? ……そんな日が来ないのが一番だけどさ。]
(+125) 2021/06/14(Mon) 23時半頃
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破裂する前によろしく。 ……やさしく、な?
[ そんなこと言われたって怖いものは怖い。>>+88
いくら似たものを抱えていたって、 きっと慎一と君じゃあ怖いものは違う。
結局のところ互いに何を飼っていたのか、 その形そのものは知らないまんま、 慎一は綿見と番代に手を振って立ち去った。
お礼≠ニついで≠買うために。*]
(+126) 2021/06/14(Mon) 23時半頃
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[ それで今、缶飲料を抱えて、 12月の冷えた空気の中にいる。]
(+127) 2021/06/15(Tue) 00時頃
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── 現在・病院外 ──
……うれしいんだ、へえー。
[ わいわいと騒がしく言うやつがあったから、 慎一はわざとらしくよろめいて笑った。>>+116
いつものおふざけみたいなノリに、 慎一も同じように笑っていたけれど、
半信半疑であったなら仕方がない。 世界と同化する説なんてちっとも知らず、 悪い気分じゃないから慎一は笑ってる。]
(+128) 2021/06/15(Tue) 00時頃
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……男前だよ、 その傷がなけりゃな。
[ すっかりあいた片手で、 デコピンのひとつでもしてやろうか。 もちろん、傷のとこは避けるからさ。
別にあながち冗談ってわけでもないから、 鳩羽憐に春が訪れない理由を論ずる会なら、 後日別途開催してもいい。喜んで参加する。
返ってきたどっちつかずの返答に、>>+119 慎一はへらりと笑って言っただろう。]
(+129) 2021/06/15(Tue) 00時頃
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おまえがどうしたいか、 聞いてみたいと思ったのに。
[ やっと思ったんだけどな。 冗談みたいに軽い口調でね。
去ったあとでの校舎の出来事。 当たり前なんだけど、慎一は知らない。 なんかうれしそうだなあって、>>+119 不思議にさえ思いながら、また一歩歩いて。 コーラを右手に左手に持ち替えたりして。
だから、いつものどおりならさ、 適当にじゃれあうような話、 このままずうっとしててもよかった。 それでも慎一はきっと楽しい。]
(+130) 2021/06/15(Tue) 00時頃
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[ でも、ほら。せっかくの機会だ。 勢いがいいなあって思ったし、>>+120 慎一は一瞬驚いたけど、聞くなら答えるよ。]
いっつも笑ってるとこ。 こっちがつられて笑っちゃうくらいに。
人前で機嫌よく振舞えるとこ。 ヤな顔もせず人に手ぇ貸せるとこ。
相手の「してほしいこと」ばっかり、 うんうん考えて、しまいに叫びだすとこ。 ……そいつの顔もわかんねえのに。
[ 「まだいる?」って慎一は笑った。まだあるよ。 いっこも嘘じゃない。こっちもそんな顔してる。]
(+131) 2021/06/15(Tue) 00時頃
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……どっちがすごいとか、 どっちのががんばってるとか、 言い合ったって、不毛だって。 素直に褒められとけって。
[ 本心だったのかもしれない。 あるいは励ましだったのかも。>>+121
だけど今だけは、 その屈託のない笑顔が刺さるなあ。
「すごく頑張ってる」って、 何を指して言ってるんだろう。]
(+132) 2021/06/15(Tue) 00時半頃
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……がんばってるよ、俺も。 みんな何かしらがんばってんだろ。
[ ぶりかえしたように、喉元が痛痒くて、 あいているほうの手でセーターの襟元、 なんとなくいじってみたりもするけれど。
「苦しい?」投げかけられた問いに、 慎一は一瞬たじろいで──、人形かな。それとも? なんでそれを聞かれたか、考えたりもする。
おもしろがるんでもない、 ただまっすぐな目が、こっちを見てる。>>+122]
(+133) 2021/06/15(Tue) 00時半頃
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……苦しかったよ。
今は──、少しマシ。 今は夜で、ここは静かで、 目の前におまえしかいないから。
なあ、それ。俺の人形見たから聞いてる?
[ 「俺、そんなにひどかった?」って、 慎一は苦笑してもうひとつ質問を挟んだ。
嫌とか怒ってるとか、そうじゃなくて、 ただ、これでも慎一は隠してたつもりだったから。 ことごとくバレてるなあって自分に呆れただけ。]
(+134) 2021/06/15(Tue) 00時半頃
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[ だからちょっと諦めたみたいに、 慎一は笑いながらその話をしている。 自分の話。うまく説明もできないから、 他人にする気のなかった話の断片。]
……心配してくれてんなら、 マジで、あんまり気にしないで。 なんていうか──、そういうもんだから。 たぶん、ちょっと脆いんだよね。俺って。 別に、悪者がいるような話でもないし。
どっちかっていうと、そんな傷作ってくる、 おまえがどうしたんだって聞きたいくらい。
[ 後半部分は大まじめにね。前半もまじめだけど。 笑みを引っ込めて心配そうな目を向けていた。**]
(+135) 2021/06/15(Tue) 00時半頃
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── 現在・病院外 ── ダメとは言ってねーだろ。 俺もうれしかったよ。……うん。 ただ、ちょっと驚いた。うん。 [ 自分で言いながら納得するように、 慎一はうんうんうなずいていた。>>+136 たぶん、慎一もわかりやすい方だろうけど、 鳩羽の背後にはたまにしっぽが見える。 びゅんびゅん振れてるそれを見て、 驚いたとしても、ヤなはずがなかった。]
(+144) 2021/06/15(Tue) 11時半頃
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[ だから本当に、女子ってわからない。 本当にみんな残らず帰ってきて、 気兼ねなくうれしがれる時がきたら、 男子みんなで顔を寄せ合って話し合おうか。 女の子は秘密のお菓子パーティーをしたという。 男の子にもなにかがあってもいいだろう。 ……それで対抗できるのか? わからないけど。 しかし困った。 あいにく当方、春は在庫切れだなあ……。]
(+145) 2021/06/15(Tue) 11時半頃
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[ こんな話はまた今度でもいいね。
「知らなかった」と鳩羽は言う。>>+139 知らせようとしなかったのは慎一だ。] ……知ってもらう気なかったからね。 だってさ、変に気遣われると、 俺、変な奴みたいじゃん……そうなんだけど。 [ ちょっと言いづらそうな何かとか、 間のあいた相槌とか、そういうの全部、 なんだか少しもどかしかった。 モヤモヤさせたいんじゃないんだけど。 人との向き合い方がへたくそでごめんね。]
(+146) 2021/06/15(Tue) 11時半頃
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[ 教室に辿り着けなかった慎一は、 そのことを指摘されて笑う。>>+139] ああ、遠かったなあ……、 集まろうって言うくせにさ、 時間の決め方、すんげー雑で、 なんなんだよって思ってたの。 うれしいって、おまえ、 マジで人がいいというか……、 [ おかしなことを言うなあって思ってた。 なんていうか、再会の「うれしい」も、 今の「うれしい」もピンとこなくて、 慎一はただ、いいやつだなあって思って。]
(+147) 2021/06/15(Tue) 11時半頃
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[ ……思ってた。 「心配したい」と言われて、>>+141 人が良すぎるって思い始めるくらいには。] そーいうとこだよ。 すごいなっつってんの。 あれもこれも人のこと心配して、 全部知っても、疲れるじゃんか。 [ 少なくとも慎一にはできないソレ。 確かに、そういうことかもしれない。 みんなに優しい男はモテないって聞いた。]
(+148) 2021/06/15(Tue) 11時半頃
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[ そう。そういうふうに考えてて。 やたらと「うれしい」とか、 妙なやつだなあって思ったりもしたけど。 なんだか話の雲行きが妙だった。 というか、慎一からすると不思議だった。 「自分でやったの?」と眉をひそめて、 まじまじとその傷を見つめたりしながら、 鳩羽が息苦しさを語るのを聞いていた。>>+142 慎一の周りの人たちは思い切りがよくて困る。 黒沢も、炭蔵も、鳩羽もみんなそう。]
(+149) 2021/06/15(Tue) 11時半頃
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[ 礼を言われて、慎一は不思議だった。>>+143 「息が吸えた」と言われて、 「シンといたときは」と言われて。 慎一は一瞬、意味がわからなくて──、 それで、ぽかんとしていたんだけど、 だんだんと込み上げてくるのはなんだろう。 「うれしい」で合ってるかな。 たぶん、そのときやっと気づいたのだ。 友だち甲斐のないやつでごめんね。]
(+150) 2021/06/15(Tue) 11時半頃
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[ 「みんな」の中のひとりじゃなく、 たくさんいる中の友だちAでもなく、 どうやら鳩羽は慎一に言っているらしい。]
(+151) 2021/06/15(Tue) 11時半頃
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[ いつだって誰かの背を追いかけている気でいた。 みんなより遅れて、先をいく背中ばかり眺めて。 ひとりはさみしい。 慎一の視界からみんなが消えたらさみしい。 そう考えることはあっても、 前を向いて先を行く他人の視界に、 自分がなにかの意味を以て存在するなんて、 慎一はたぶん、想像したことがなかった。]
(+152) 2021/06/15(Tue) 11時半頃
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[ だから、あの世界に呼ばれてうれしかった。 少なくとも誰かの中に存在したんだと思えて。 「俺だったらどうする?」って聞かれて、>>2:364 同じように聞き返す気だって起きなかった。 慎一が消えて泣いたやつがいたなんて知ったら、 そりゃあもう、抱きしめちゃうだろうね。力一杯。]
(+153) 2021/06/15(Tue) 11時半頃
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……そっか。そっかあ。 [ へへ、みたいな笑いを堪えきれずに、 慎一はちょっと視線を泳がせていた。 少しだけでも、誰かにとって、 お荷物なだけじゃないなにかになれてたら、 慎一はうれしいよ。とてもうれしい。 「ありがと」と言われたら、 「どういたしまして」がお決まりだろうに、 どうも言うタイミングを逃してしまった。 代わりに、笑みを浮かべたまま口を開く。]
(+154) 2021/06/15(Tue) 11時半頃
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レンが他の奴にするみたいに、 当たり前みたいに接してくれて、 俺はさ、楽しかったよ。うれしかった。 人付き合い、苦手なのに、 そういうの憧れだったから。 息をするのが少しくらい大変でも、 俺、おまえとバカ騒ぎしてたかった。 でもさ、どっかで思ってたんだ。 俺にとっては特別なことでも、 レンからすれば当たり前なんだろうって。
(+155) 2021/06/15(Tue) 11時半頃
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……だから、なんかさ、 ああやってバカ話してるだけの日常が、 レンにとっても意味があったんなら、 なんか……よかった、……ありがと。 [ へらりと笑ってみたりするけれど、 これは何も上っ面の笑顔ってんじゃなく、 ただ、なんか力が抜けちゃっただけ。 これくらいはちゃんと立ち止まって言おう。 なぜか大事に抱えちゃってたコーラは、 たぶん、もうちょっと、いやだいぶぬるい。 だってこの寒い中、慎一は結構あたたかい。]
(+156) 2021/06/15(Tue) 11時半頃
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……なあ、また、 一緒にアイス食ったり、 昼飯食ったり……食ってばっかだな。 そういうふつーのこと、してくれる? レンがそうしたいときだけでいいよ。 深呼吸に疲れたときだけでもいい。 ……俺も疲れちゃったときは、 今日はパス! って言うかもしれないし。 [ 願わくばどちらか一方の望みとしてじゃなく、 そういうふうに続いていけたらいいって、 そんな大それた祈りを込めて、慎一は笑った。**]
(+157) 2021/06/15(Tue) 11時半頃
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── 現在・病院外 ── [ どうしてなかなかすれ違っちゃうね。 「言えよー」って叫んでるの見ても、>>3:561 「言わなきゃ伝わらない」と教わっても、>>3:326 自分の内側に持ってる当たり前の感覚は、>>+164 どうやら根深すぎてなかなか見せ合えない。 慎一だって、考えてたわけじゃなかった。 わざわざ思ったり考えて出した結論じゃない。 ただ、いつの間にか存在していた。 その形を意識することさえなく。 だから────、]
(+178) 2021/06/15(Tue) 16時半頃
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……そっかぁ。 [ なんだか気の抜けるような声に、>>+167 慎一もとぼけた声でそう言おう。 俺の人形見て泣いた人、はーい。 なんて、口が裂けても言うわけなかった。 いると思ってないんだから当然だな。 だから、校舎での出来事を振り返って、 そんな大騒ぎをするのは、>>+168 またいつか機会があったらにしよう。]
(+179) 2021/06/15(Tue) 16時半頃
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……うれしいし、助かるよ。 ペットボトル持ってくれるのも、 日常の、ほんのしょうもないことで、 一緒にゲラゲラ笑ってくれるのも。 レンには「こんなこと」でも、 俺にとってはそうじゃないから。 [ いつものままの鳩羽憐に、 実は救われていた人、はーい! ……ってされたら、 はーい! って素直に手を挙げたってよかった。 けど君はそれをしないだろうから、 少なくとも慎一にとっての「なにか」だったよ。 それはここにだけ書き記しておくね。>>+171]
(+180) 2021/06/15(Tue) 16時半頃
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[ いざアレもコレもと挙げだすと、 きっとキリがない愉快な日常。>>+173 けれど、かけがえのなかったそれが、 この先にもずっと続いていけばいい。 些細なこと、しょうもないことだとしても、 慎一はそれを大切に持っていくから。 食ったり、食ったり、食ったり。>>+174 ふざけた口調で言った鳩羽につられて笑う。 手始めに、そうだなあ。 バレンタインチョコ対決もいいけど、 お互い補欠になるんじゃ切なくない?]
(+181) 2021/06/15(Tue) 16時半頃
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いいじゃん。食って食って食って。 今度さ、あのアタリ棒交換しにいこう。 冬にアイスも、たまにはいいだろ。 ……アタリくらいまた引いてやるし、 それにたぶん、そんな棒っきれより、 俺とつるんでるほうが、ご利益あるよ。
(+182) 2021/06/15(Tue) 16時半頃
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[ ふふん、と強気に笑ってみたけれど、 正直ちょっと照れ隠しも入ってた。 「わかった」と笑ってうなずけば、 それは祈りというより約束だった。>>+175 この寒い12月の夜から、朝に、昼に、 そしてまた次の季節へと、この先ずっと、 それが続いていけばいいと夜空に祈って。 ……祈るんじゃなくて叶えるんだっけ? もう少しと言わずがんばらなきゃなあ。 大丈夫、息はしやすいよ。今は。 疲れたときはまた言うからさ、 ちょっとだけ立ち止まって待っててほしい。 慎一もちゃんと目を見て耳を傾けて、 ペットボトルだって代わりに持つ準備はしとくから。]
(+183) 2021/06/15(Tue) 16時半頃
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……あ! そろそろ飲み物届けてくる。 カフェオレ冷めちゃった? [ それで──目の前の話。 思い出したように慎一は言う。 なんなら右に左に持ち替えてた、 ぬるめのコーラの方が気がかりだが、 まあ……オマケだし。お代はいいから。]
(+184) 2021/06/15(Tue) 16時半頃
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[ 鳩羽からそれを受け取れば、 再び院内へと戻ってそれを手渡そう。 あ、お使いしてくれるならそれでもいい。 たぶんそのほうがはやいだろうしね。 慎一も相手を告げて渡すだろう。 誰かと話し込んでいるなら、 またあとにするけど──、さてはて。**]
(+185) 2021/06/15(Tue) 16時半頃
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/* 地上クライマックス感あってどきどきしてます。どきどき。 炭蔵はどこまでも炭蔵というか、 純粋にPLがすごいなあって思っています。 いつだって対等な関係にあるんだ。とても好き。 あと前も言ったけど前髪似合う? のくだりがとても好き。
(-65) 2021/06/15(Tue) 18時頃
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/* レンは本当に太陽。光。まぶしい。 慎一はこんな友達に恵まれてとても幸運でハッピーです。
余談。慎一、バスケ部レギュラーだったの? 補欠だったの?→1 ふつうに苦手なジャンルだと思うんだよね。どんくさそう。 中学時代あんまり自分の得手不得手わかってないまま飛び込んだんだろうな。 部活ではガキっぽくてわりと空気読めないお調子者ポジだったんだと思ってる。
(-66) 2021/06/15(Tue) 18時頃
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/* あら〜……えらくがんばったのね。と、のんきな独り言を埋めます。
(-67) 2021/06/15(Tue) 18時頃
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── 現在・病院内へ ──
俺、番代のこと探してくんね。 治療室のほう戻ったかなあ……
[ ぬる〜いカフェオレを鳩羽に託し、>>+190 慎一は再び病院の中を歩いていく。
待合室に綿見と柊がいるのを見かければ、 そちらにひらりと手を振っておこう。 帰ってきたってさっき聞いたからね。 それではまた後ほどって具合に。]
(+195) 2021/06/15(Tue) 20時頃
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[ それで──、 集中治療室の前に番代を見つけたら、>>+188 「ほら」って微妙な温度のコーラを放る。 ……炭酸を雑に扱うなって? やだな今さら。]
レンとユキも来てたよ。 もう会ったかもしんないけど。
あと、ユーガと暮石と……、 …………黒沢、遅いね。
[ 帰ってきてほしいなあって願望を、 帰ってくるはずみたいな言い方に混ぜ込んで。]
(+196) 2021/06/15(Tue) 20時頃
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[ さっき話してたとおりみたいに、 炭蔵がちっとも帰ってこないから、 慎一もいつの間にか思ってる。ユーガなら。
それから、自分でも慎一でもないと言った、 暮石のあの声色。表情。そんなのを思い出して。
ちょっと考え込んでしまったけど──、 今渡したコーラ、五分五分ってとこだから、
お代は当然受け取る気はないし、 なんなら忠告すべきか逃げるべきか、 はたまた差し出すハンカチでも探すべきか。]
(+197) 2021/06/15(Tue) 20時頃
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[ どちらにせよ、ここは少し居づらい。 慎一は黒沢の親の顔をさっきから見れない。 どんなに辛かろう、悲しかろうと思うから。
だから、あまり長居はしないつもりで。*]
(+198) 2021/06/15(Tue) 20時頃
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/* あとレンには、アイスの棒の件についても蹴るなりなんなり好きに処理してねの気持ち PLはそれがどんなものであれ「そんなもの」呼ばわりするんじゃないとも思っています
(-73) 2021/06/15(Tue) 20時頃
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/* というかこれについては割と反省していて PC的にも自分が言われたらそれ一番嫌なくせ……って、 もうちょっと言い方考えるべきだったなと思っているところ
(-75) 2021/06/15(Tue) 20時半頃
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/* あと地上に関してはすごくドキドキしています。 校舎村、全生還のイメージ強いとは思うんですが、 「必ずだれかが死ぬ」設定の番外とかb-2ルール採用時じゃなく、 ふつうに説得しきれずホストが亡くなった回もあるので。
もちろんそれも選択肢のひとつなので、 どちらもがんばれでも帰ってきてほしいのスタンスですが、 実際に説得できなかった元最終日組としては胃にクるものがある。
(-77) 2021/06/15(Tue) 20時半頃
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/* 炭蔵の動きにユーガ〜〜となっています。
(-80) 2021/06/15(Tue) 21時頃
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/* ば、番代〜〜番代、めちゃかわいいし、動き助かる
(-81) 2021/06/15(Tue) 21時頃
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── 現在・集中治療室前 ──
[ 番代がこちらに歩いてきたので、>>+199 治療室前が気まずい慎一は少し助かる。
だから、抗議の声にも少しだけ笑って、 「ごめん」って素直に謝っておこう。
コントロールは悪くなかったろ。 ……そういう問題じゃない? 知ってる。
さっき会った面々について告げれば、 落第生による引き算の時間だ。>>+200]
(+204) 2021/06/15(Tue) 21時半頃
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[ 「頑張ってるんだ」って言葉に、 慎一は「うん」ってうなずいた。
何も知らない人からすれば不審な会話でも、 この距離なら黒沢の母親には届かないだろう。]
……がんばってるよ。 黒沢もだし、ユーガも、暮石も。
[ あんな世界を作り上げたのだ。 まだがんばってるって、慎一は信じる。]
(+205) 2021/06/15(Tue) 21時半頃
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[ 確かに。飲むのはせめて待合室だった。
ポケットにしまわれたコーラに、 慎一は内心でほっと安堵の息を漏らす。
あまり状態のよくないコーラのお代は、 もちろん、丁重に受け取りを断って、>>+201 ふいに揺れた番代の視線を追っていた。>>+202]
(+206) 2021/06/15(Tue) 21時半頃
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[ ……そこには女がひとりいる。 黒沢の母親だって慎一は疑わなかった。 娘の帰りを今か今かと待ってるんだろうと。
かわいそう。と慎一は思って、 だから番代のささやきは不意打ちだった。>>+203
びくりと一歩あとずさりしそうになって、 それでも、流し込まれた言葉の意味を咀嚼する。]
……あ、
[ ひとり≠ナ待っているんだなって。 今の今まで慎一が気がつかなかった事実。]
(+207) 2021/06/15(Tue) 21時半頃
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……忙しい、のかな。
[ その人のほうへ張り付きそうだった視線を、 無理やり引っぺがして、かろうじて慎一は言う。
忙しいのかもしれない。家をあけていたのかも。 黒沢の家族について、聞いたことはあったっけ。
いくらか頭の中で理由を並べ立てたけど、 たぶん、自分でも不思議なほど声は強張っていた。]
(+208) 2021/06/15(Tue) 21時半頃
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[ ……もし、これが慎一だったら。 きっとこの場所はもっと騒がしい。
どんなに大事な仕事が入ってたって、 父も母も全部放り出してここに駆け付ける。
どこか別の場所にいたんだとしても──、 なあ、黒沢が搬送されてどのくらい経つっけ。
そんなこと聞けやせずに、 慎一はじっと番代のことを見下ろしていた。
人の家族について憶測で何か言いはしないけどさ、 たぶん、慎一の目はひどく動揺に泳いで、 似たものを感じ取ったことを番代に知らせるだろう。]
(+209) 2021/06/15(Tue) 21時半頃
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……俺、やっぱり向こう行ってる。
[ 他人がいても気まずいだろうとか、 そんな殊勝で冷静な心掛けじゃあなく、 たぶんその瞬間、そこにいたくなかっただけ。
鏡もないんじゃ見えやしないが、 きっと、慎一は顔をひどくゆがめてそこを立ち去る。*]
(+210) 2021/06/15(Tue) 21時半頃
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/* 黒沢の発言にほっとしつつ!ワガママくらい聞くよ〜 そして、樫樹くんの方は大丈夫かしら。快方に向かってるとのことでしたが少し心配。ご無理なさらず、でもお話しできたらうれしいです。
(-90) 2021/06/15(Tue) 22時半頃
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── 現在・病院外 ──
[ 「忙しいだけなら」って、 番代の言葉がやけに頭に残った。>>+216
そうやって少ない言葉を交わして、 その場を離れた慎一は、 待合室にいる人と混ざる気分でもなくて、 結局、またなんとなく外にいる。
たぶん、寒いくらいのほうが、 頭の中がぐちゃぐちゃになったり、 あるいは手に汗を握りそうなとき、 少し落ち着ける気がしてよかった。]
(+222) 2021/06/15(Tue) 23時頃
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[ そう。可能性はいくらでもある。
いろんな家族の形があることも、 慎一は知らないわけじゃない。 そう頭では理解しているはずなのに、 今は、無性に落ち着かないから。
病院の外、入り口から少し離れて、 邪魔にならないようなところに立ち、 時折冷めたミルクティーを口にしながら、 ペットボトルの蓋のぎざぎざを、 短い爪でじっじっとこすってた。
誰かが似たことしてるとも知らず、>>+217 ただ、自分を落ち着けるために。]
(+223) 2021/06/15(Tue) 23時頃
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[ 慎一がここでそうしている間にも、 病院の中がわあっと明るくなりますように。 どうか、また会えますようにと祈りながら。*]
(+224) 2021/06/15(Tue) 23時頃
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/* 毎回、よかったなあって気持ちでこのメモを貼っています
(-93) 2021/06/15(Tue) 23時頃
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/* よかった……ってしながら落ち着かなくてめっちゃソワソワしています。 村建て発言落としますが、改めて皆様ご参加ありがとうございます。 地上のお三方も、墓下の皆さんもお疲れ様でした! 最後までよろしくお願いいたします。
(-107) 2021/06/16(Wed) 00時頃
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