32 Zug Zwang
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[青年は思い返す。 自らの人生を。 父の手駒として過ごす間、何を思っていたのかを。 全く異なる形の駒扱いを受けた今は、 ひとつ、思うことがあった。 父への報復を考えた理由は、 駒扱いが不服だったのではなく── 愛されたかっただけではないのかと。 普通の親子のように ]**
(=0) 2023/12/18(Mon) 14時半頃
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[あの当時、彼が憎らしかったかと言われれば、 冷静になって思い返せる今の答えは否であった。
ではなぜあんなに刺々しかったかを思えば、 嫌悪の湧くこと、不愉快なことが相次ぎ、 苛立っていたのが主な理由のように感じた。
喜ばしい出来事もあったが、 その一方で青年の心を蝕むものは色濃くなり、 どこにも救いの道が無い気さえしていた。 そこに不快感が重なれば刺々しくもなるだろう。 心を閉ざしていたとも言えるのかもしれない]
(=1) 2023/12/19(Tue) 09時半頃
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[絶望。 当時も今も青年の心を染め上げる思い。 それが染め替えられでもしない限りは 再び命を得る気など起きはしないだろうし、 どんな目標を与えられたとて、 達するか飽きるかした頃には死を選ぶだろう。 永き眠りを経て一旦の落ち着きを見る感情もあれば、 色濃く残り、変わりようの無いものもあった。 一度絶えた希望は、もうどこからも 見つけ出せるものではないのだろうと、 青年は諦観しながら、思い出の場所を巡る]**
(=2) 2023/12/19(Tue) 09時半頃
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何が気に入られなかったかなんて知らない。 スクールに興味が無かったからか 学友に興味が無かったからか 背が低かったからか。
(=3) 2023/12/19(Tue) 19時半頃
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幼少の頃にチェスに触れてからか それ以前からか、外への興味が乏しかった。 友人と遊ぶよりは画面の向こうのプレイヤーと 対戦したり、定跡や棋譜を教えられる方が 余程楽しかった。
俺に興味を示さなかった親に 唯一感謝できる事と言えば、 その環境は与えてくれた事くらいだろう。
初等教育を受ける頃には一通りの定跡は暗記でき、 中等に入る頃には周囲の同年代など誰も 相手にならない程になった。
(=4) 2023/12/19(Tue) 19時半頃
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だからより一層外への興味は失せたし。 チェス以外で他者と関わる事に 意味を見出せなかった。
友人なんていないが、 一人でチェスに没頭できて ありがたいとすら思っていた。
………それ以外何もして無いだろ。
なんで蹴られなきゃいけない。 なんで殴られなきゃいけない。 誰も助けようとしない。 手を差し伸べるフリをして、 結局最後は報復を恐れて放置する。
(=5) 2023/12/19(Tue) 19時半頃
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人間なんて嫌いだよ。 自己満足の為に幾らでも他人を犠牲にする。 幾らでも嘘を吐いて見放す。 見ないフリをして。 見ていても無視をして。
______________。
…だから、俺は このゲームの設計を引き受けた。
人間達が互いの醜さで潰れていくのを 特等席で眺められる権利を手に入れられるのならと。
(=6) 2023/12/19(Tue) 19時半頃
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……面白いゲームを見たい、 というのも偽りなく本音ではあるが。
俺が作るのだから折角なら、な。
(=7) 2023/12/19(Tue) 19時半頃
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[青年が初めに降りたのは地下。
そこで出会った人との思い出が 青年の脳裏に真っ先に浮かんだのは、 行先として食堂が挙がったせいだろう。
その人の人柄自体は好ましく思えても、 ここへ訪れた動機と 勝利を手にした後に願った内容は 到底許しがたいもので。 その人へ怒りを覚えたことと同じぐらい、 怒りを覚えざるをえなかったことに悲しみを覚えた。 結局は人柄などまやかしで、 行動こそが全てなのだろうかと 迷える思いが浮かぶ]
(=8) 2023/12/19(Tue) 20時半頃
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[次いで階段を昇り1階へ。 今は何も展示されてはいないが、 そこにいた動物を青年は覚えている。 そしてそこで、和やかに希望の話をした。 それから始めるのは殺し合いだというのに。 ここで話した相手は、ゲーム開始後、 青年が手を組んだ犯人役に排除させた。 青年の誘導がなければ別の対象になっただろう。
自分が殺した相手だと、青年は今も思っている]
(=9) 2023/12/19(Tue) 20時半頃
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[記憶に残らない2階を通り過ぎ、 思い出深い3階へ。 数度、ある者に会うために赴いた場所だ。 生きて帰ってほしい相手だった。 決着を終えて最後に出会ったとき、彼女は望んだ。 青年が叶えたかった願いを自分が叶えようか、と。 人を不幸にする願いだと伝えたにも関わらず。 そのとき青年は優しさと解釈したのだが、 誰かの幸福のためであっても 人の不幸を平然と願おうとする者ではあるのだ。 改めて目覚めさえしなければ、 そんな考え方で思い返すことなどなかったろうに]
(=10) 2023/12/19(Tue) 20時半頃
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[結局このゲームに集う者など みんなそんなものなのかもしれない。 青年自身がご多分に漏れないように。 そういう思考に支配されかけながら、 全員がそうではないはずと 青年は必死に自分に言い聞かせた。 それでも引きずられるものを感じて、 昏い沼の底へと目を向ける。 もし青年が勝利を収めていたなら、 とうに底の底まで沈んでいただろう絶望の沼地。 今は、これ以下がまだあると思えるぐらいには 浅いところのはずだった。 それでも独りで這い上がれないぐらいには 深みにはまっているのだけれど]
(=11) 2023/12/19(Tue) 20時半頃
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