27 【crush appleU〜誰の林檎が砕けたの?】
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――美術館1F/ミュージアムショップ――
[オレはとりあえず、人が居そうなところを考え 販売コーナーに向かって長い廊下を進む。 展示室にも、あれだけ魅了された 天井や照明のデザインにも目もくれず。
積まれたパンフレット。 作品モチーフのキーホルダーとポストカード。 ペットボトルの冷蔵庫はちゃんと冷えている。 レジも置いてあるのに、居るべき場所に 店員の姿はない。]
(136) 2023/07/27(Thu) 16時半頃
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[いや、ここに来るまで誰一人としてすれ違わなかった。 いくらなんでも、これはおかしいよなあ!?]
……どういうことだ。
[のろのろと、もう一度LINE画面を見る。 そして、黒い翼の男の言葉を反芻して。
ラグでもあったのかな。 タバたん先輩とトサカ先輩の入口での一幕は、 オレが売り場へと向かった後なのだろう、 すれ違うことはなかった。**]
(137) 2023/07/27(Thu) 16時半頃
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── 美術館一階・窓辺 ──
[自分自身も気になるところなので少しスマホを見ることにした。 先程は田端からの通知に返すのみで、全体はろくに目を通しもしていなかったのだ。
自分達先輩を労い他者を気遣う福原>>94 大藤らしい簡潔ながら必要情報があるメッセージ>>98 多分それは朗報なのだが、予定されていたカフェの使い方と大きく変わったことに内心苦笑いした。>>110 新たに確認された名前。日常の雰囲気と非常時の内容が入り混じる文章。>>135
状況は敷地内のあちこちで動き続けている。 此方からの報告は窓の確認を終えてからでもいいだろう。 恐らく全て同じ状態となり、入り口も開くのではないかと思っているが。]
(138) 2023/07/27(Thu) 17時頃
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[開いたところで、外に出れたところで──ねぇ。 何も変わりやしないだろう。
まるでここは鏡に映されたこの世ではない世界なのだから。 あの紳士も自分達に攻撃を仕掛けてきているわけでもない。
逃走に意味があるとは到底思えずにいる成海は、だからこそ皮肉にもいつもの役割をこなしている。>>128
兄は成海と違い感情の起伏が激しく、父に強く反抗していた。 しかし文武両道で優秀という一面があった。 劣った後継スペアは、恥を晒さない立ち振舞の裏で淡々とあるがままを受容することだけは得意だった。 それでもこの非現実的状況には衝撃が長引いていたけれど。*]
(139) 2023/07/27(Thu) 17時頃
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/* ヘータ女子のことしか考えてない(鼻の下) >>90 ひっぱたいてもらえませんか? サイコー >>122 "怖い"と思った人はみんな綺麗に笑うのだろう。 めちゃ好き >>129 ぐー ぱー カワイイ >>125 生き残るのは童貞と処女だものね。 Ω ΩΩ< な、なんだってー!! ドッ、ドドドドDTちゃうわ! 処女だけd(聞いてない)
(-36) 2023/07/27(Thu) 17時頃
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/* 頭ではわかってるけどじっとしてらんない田端でした。
(-37) 2023/07/27(Thu) 17時頃
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/* ネタ的に、ひっぱたいてって頼まれてみたかったけど、 手が痛いからヤダって遠回しに 女子に手を上げるのは避けるオレだから シロマちゃんの人選は正解。
シロマが嫌ならシロマユちゃんて呼べばよかったか(悪化) 女子を下の名前だけで呼ぶのは、恋人だけ(拘り)
(-38) 2023/07/27(Thu) 17時頃
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/* ノッ君の表記が揺らぐのは ♂に対してはてけとーだからです(雑)
いや、この緩んだ扱いこそ愛、だよ? ノッ君、ノっ君、のっ君。 一応、肩書やチップ名にある文字で呼ぼうとは 心掛けていて、ラギ君がハル君にならなかったのは そういう理由。ノリ君でもハラノ君でも良かったんだけど。 フラペチーノと似てる食べたい。 タバたんとノッ君が今回の食事枠か……。
(-39) 2023/07/27(Thu) 17時頃
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それなら俺も死ぬな。
[もしもこの場に猟奇的な殺人鬼がいるのなら 真っ先に殺されてしまいそうな二人であるのは確かだった。>>125 自分は大学四年にまでなって貞操を守り続けているような男ではないし 好奇心と恐怖心においては、ある意味で最悪なほどにぴったりのペアだ。 しかしながら当の殺人鬼がまだ出てこないのは、幸か不幸か。]
会った。 ジタバタする気は自分にはないが。
[『自分か、あるいは田端が死んでいるのかもしれないな。』 その言葉を紡ぐことこそしなかったのは 田端の眉がしっかりと皺を刻んだのを見て取ったからだ。>>126]
(140) 2023/07/27(Thu) 17時半頃
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[目の前の彼女は自分と似て、一人で居ることが多い。 しかしこうやって他者を思えるという部分に天と地ほどの差がある。 田端は人を見ているし、優しいなというのが自分の印象だ。]
ロータリーにいた。 確かに、喉は乾いたな
[そしてまた端的に居た場所を返すも、何故そこに居たかは伝えることなく。 水分補給をと言われれば、今まで感じてもいなかった 喉の渇きを感じてきてしまうのだから人間とは不思議なものだ。>>127
ふと田端が近付いていく先に、いつの間にか自転車が存在している。 先程なかったそれを確認する田端の姿を後ろから見やり。]
(141) 2023/07/27(Thu) 17時半頃
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[ほんの少し前まで、人がいた美術館。 見渡すと、自分一人しかいない。 あれ、目線が低い。 まだ立ち上がっていないことに気付いた。
明晰夢をよく見るほうだから、 これは夢かな現実かなって夢の中で考える。 でも夢の時って、体の感覚が今ほどリアルじゃない。
スマホが震える。>>67 そういえばそんなものがあったな、なんて。 現実味のない話に、現実の通信機器を忘れていたようだ。
頭より体の方が現実を重く受け止めているのか 足は立ち上がろうとしてくれなくて ぺたっと座り込んだまま画面を見た。]
(142) 2023/07/27(Thu) 17時半頃
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わかった。
[確認をしに行くという田端には頷きを返す。>>128 気遣える男ならば、荷物も置き去りにして姫を守る騎士の如く その身を守りについていくのだろうが。 そうでないことは数年を過ごす中でお互いが認識していただろう。
自分は思考が過ぎて止まることもよくある。 物静かで冷静で、無感情。 それが故にできることもあるし、 田端は好奇心が強く独りで動きたがり だからこそ発見できることもある。 それを調整する高祈の采配──
ならばまずは高祈に事情を伝えに行くべきか。 情報伝達は一番の不得意分野だが。]
(143) 2023/07/27(Thu) 17時半頃
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無事、なんスかねぇ・・・
[西門教授からのラインに考え込む。 これが本当だと仮定するなら、誰かが死んだのだ。 でも、それ以外は大事にもなっておらず 今ここでは、みんなが無事のはずだ。]
難しいスね
[なんて返すのが正解なんだろう、と 無事だと言えばいいだけのラインに暫く悩むうちに 色んな情報が入ってくる。 最終的に、「意識あります」>>135にヒントを得て
「仁科 起きました」
と返した**]
(144) 2023/07/27(Thu) 17時半頃
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殺人鬼がいないとは限らない。 人でない可能性だってある。
気をつけろよ。
[思いつく限り穏やかな言葉を選んだつもりで田端に言葉を投げた。**]
(145) 2023/07/27(Thu) 17時半頃
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ねー。死ぬわねえ。
[当たり前のように頷いて見せました。>>140 童貞だったら逆に驚いていたと思います。 彼もそれなりにモテていた筈ですから。 ただ、ジタバタする気はないと言われると小さくため息をつきます。]
結果は変わらないと思うわよ、私だって。 でもどうせならどこまで行けるのか確認しておきたいじゃない。 それに、この先に誰かいるかもしれないでしょう。 私たちはグループラインで連絡が取れてるけど、グループラインで連絡が取れる相手だけが残ってるとは限らないじゃない。
(146) 2023/07/27(Thu) 17時半頃
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[結果が変わらなくても、田端は動きたかったのです。 何もできないにしてもそれを自分の手で自覚してからではないと納得できないのです。 理解は出来ても、心が騒めいてしまうのですから。 それに、研究室のメンバーだけとも限りません。 研究室のメンバーでも助かった子がいるかもしれません。 またスマホが震えます。見ると、やり取りの最中に来ていたのか気づかなかった骨谷のもの>>135と仁科のもの>>144。]
『夢から?それとも、どこかに倒れてた?』
[そう、咄嗟に仁科にグループラインで尋ねます。 眉間の皺が深くなったのは、後輩の女子からメッセージがあったからです。 同輩だから、年上だから、男子だから良いとは思いません。 けれど、年下の女子は特に居てほしくないと思えました。 思ったところで巻き込まれてしまったのは仕方がありません。]
(147) 2023/07/27(Thu) 17時半頃
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一先ずどこまで行けるのか。 誰かいないのかも含めてみてくる。
……もし連絡つかなくなったらよろしくね。
[だから、殺人鬼や未確認生物がいる可能性がゼロではないかもしれないことには肩を竦めて>>145その労いの言葉を受け取りました。 自転車に乗り込み颯爽と吊り橋やトンネルに向けて漕ぎ出します。
田端には、外の風がヒンヤリとして感じられました。 美術館の中よりも、ずっと。]**
(148) 2023/07/27(Thu) 17時半頃
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水商売 タバサは、メモを貼った。
2023/07/27(Thu) 17時半頃
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[そういえば、幸せそうな男女の絵があったな。>>0:301 なんてふと思い出したのは、少し前まで存在した平凡な日常の断片だからだろうか。 この後に起きることなど、何も知らずに呑気に観覧していた。
薔薇の生け垣を背にする様は和風の庭に馴染む成海には、描かれた二人の人種がどうであろうと異国的に思えて まるで王子様とお姫様のようにも、感じられた。]
(149) 2023/07/27(Thu) 18時頃
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[現代人が初めて目にするノブレス・オブリージュとは 御伽噺のラストの王子様とお姫様の結婚ではないだろうか。
勿論二人には運命的な出会いや障害を乗り越えた特別な関係性もあっただろうが、後に両国の利益となることは間違いない。
あの子が兄と婚約することになったのも、 一代で財を築き惜しみ無く金をばら撒いて数多のパイプを繋ぎ後ろ暗いバックもついている高祈、古くから市に根差し地元の名士で権力者の老人連中の支持を集めていた市議会議員の天原 地元で権力を二分し開発事業を巡り対立していた両家の諍いの解決の末のことだった。
だが兄はそれからすぐにバイク事故で死亡し、 年下の成海の婚約者となった彼女、真那も数年後に後を追うかのように天原家付きの運転手と共に転落死した。
──どちらも雷鳴轟く大雨の日 此方に進学する前の成海が校舎で迎えを待っている時間に起きた悲劇。]
(150) 2023/07/27(Thu) 18時頃
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[胸を満たした感情が 彼らへの愛と悲しみならば高祈成海は美しい物語の一員になれたのに。
死者との別れの場、 一度目は兄、二度目は婚約者を喪った哀れな令息。 黒を纏い母の傍らで俯いたさも弱々しく見える微笑。
その裏にあったものは、 よく知った誰かが死んでいるかもしれないと受け止めて思ったことは、
──なんて悍ましいと、本人すら思わずにはいられない。*]
(151) 2023/07/27(Thu) 18時頃
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/* 無感情系の予定だったけど被りまくるからクズの面を強調しよっかなと思います
(-40) 2023/07/27(Thu) 18時頃
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[>>131>>132>>133 銀の"お願い"に 高祈が思案する様子を見せたのは僅かな時間。 控え目な前置きのあと、青年の平手が飛んでくる。]
………い……っ、つ……!
[当然の痛みに、声をあげる。 全力でないことは音の割によろめきもしない 打撃の程度で知れたが、やはり痛いものは痛い。 そっと頬を擦った。]
ありがとうございます。 ……夢じゃなさそうですね。
[頼む相手に間違いはなかったらしい。 軽く一礼をして。]
(152) 2023/07/27(Thu) 18時頃
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天使さま……って、さっきの黒づくめの? 高祈先輩も会ったんですね。 お知り合いなんですか?
[控え目にいっても天使には見えなかった。 高祈の知り合いの可能性を考慮して、 ひとまず否定的な言葉を口にするのを避ける。
だとしたら、この企てに目の前の青年も加担して いるのだろうか。オーバーラップする黒色。 少し不審に思いながらも。]
(153) 2023/07/27(Thu) 18時頃
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あ、スマホ確認してませんでした。 そうか、夢じゃないから使えるんだわ。
[美術館内ではマナーモード。 かつ、バイブレーション機能もオフにしていた。 正直スマホの存在すら忘れていた。 マナーモードを解除して通知欄を開くと 幾人かの無事が確認できる。 しかし、次々増えていく情報を追っていっても 状況はいまひとつ伝わってこない。]
『銀 鼻血のみです』
[ひとまず、安否確認をとメッセージを送る。 鼻の粘膜が切れやすい体質だ。 叩かれた衝動でつ――と鼻血が流れ落ちていた。 バッグからハンカチを出して押さえるように拭き取る。]
(154) 2023/07/27(Thu) 18時頃
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それで……帰れないっていうのは、 さっきのあの人の、 言葉通りだからってことでしょうか。 高祈先輩も、本当に何も知らない?
[彼が口にした天使様という呼称と、 高祈がどこぞの御曹司で何某かの権力を持つ―― そんな余分な先入観の合わせ技で、 どうしても問う声には疑念が宿った。**]
(155) 2023/07/27(Thu) 18時頃
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――美術館1F/ミュージアムショップ――
[タバたん先輩の『夢の中に居ます』 ニトちゃんの『起きました』
――自分が、起きているのか、夢みているのか、 分からなくなっていたから、『意識はある』なんて 変な言い回しになってしまったのだ。
案の定、タバたん先輩がツッコミ>>147を入れていたので オレは心中で失笑するに留める。 つまり、みんな混乱しているのだ。 黒スーツの翼男はメグココちゃんにも見えていた。 あのワケワカラン説明を聞かされたのも、 オレだけではないってことで。]
(156) 2023/07/27(Thu) 18時頃
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さすがに夢の中だとしても、 万引きは心苦しいな。
[オレは冷蔵庫の中で冷え切ったコーラを取り出す。 蓋を回した時のプシッと軽快な音も、 喉を擽る炭酸も、夢というにはリアル過ぎる。]
『1階奥のミュージアムショップに、 ペットボトル飲料幾つかあります。
全部は無理だけど カフェに持って行きますね。 もっと必要であれば随時。』
[黒のザックに紅茶やらオレンジジュースやら 5本くらい詰め込んで。 レジ前のカルトン(※お釣用トレイ)に 千円札を二枚置いておいた。]
(157) 2023/07/27(Thu) 18時頃
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[ついでに思いついて、 店のカウンター裏にお約束の 警報装置のボタンを押してみたけど、 ウンともスンとも、そっちは無反応だった。
残念。**]
――→B1/カフェへ向かう――
(158) 2023/07/27(Thu) 18時頃
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/* これで全員エンカできたね(鼻血を拭く
初エンカで平手打ちお願いされた高祈先輩には まじすまん&ありがとう
(-41) 2023/07/27(Thu) 18時頃
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/* 気づいてもらえた。嬉しい。 ありがとうございます でも発言はまだ無理orz
(-42) 2023/07/27(Thu) 18時半頃
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