10 冷たい校舎村9
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……この校舎は、私ときみの世界じゃない。 そうだよね?
『うん。そうだよ。』
[ぼたんが私に抱きついてくる。 どうやらもう考える時間は残ってないみたい。 崩れ落ちたぼたんの顔は忘れようとした私の罪。 それを受け止めるように、抱き締め返す。]
(640) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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……ねえ、ぼたん。 きみに背負わせた痛みを、全部、私に返して?
[私を抱きしめたまま、ぼたんはこくんと頷いた。 彼女の幼い両腕に込められる力が伝わってくる。]
(641) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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[そして。 瞬く間に稲妻のような激痛が走り、私の意識も遠ざかっていった。]
(642) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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ねえ、この校舎を作り出したメールの主さん。 きみも私のように、他の人にその痛みを背負わせられたなら、 自分自身に引導を渡してしまうほど思い悩むことはなかったのかな?
それとも、私たちが少しでも背負ってあげられたのかな。 私たちが、きみの「ぼたん」になれたのかな。 私たちが、きみの残機になれたのかな。
(643) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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わからないな。わからないまま私は帰るよ。
できれば次は、閉じ込められていない開けた場所で、 コーラでも飲みながら話をしたいね。
今をただ楽しむ方法には、ちょっとだけ詳しいんだよ。 カッターナイフなんて全部捨ててさ、 痛みじゃなくて、楽しさで埋められればさ……
(644) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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— 8:50 —
[その時刻、再びチャイムが鳴る。
1Fの職員室近くの、教材倉庫。 その重い扉は固く閉ざされているけど、 保健室から倉庫へ続く道にあるカッターナイフは片付けておいたので、 できれば誰か気付いて欲しい。
扉を開けて、窓の無い部屋の灯りをつければ、 倉庫の奥、教材の棚の前で仰向けに倒れているマネキンを見つけられるだろう。]
(645) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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[そのマネキンは、 何かに強い力で握り潰された……いや、「抱き締められた」かのように、 腹部が潰れていて、そこから大量の血が流れ出ている。 床に血溜まりを作っており、教材の棚にまで飛び散っていただろう。
そしてその血溜まりの脇に、 まるで幼い子供が踏み荒らしたかのような、裸足の血の足跡が残っている。 足跡は倉庫の奥の壁のほうへ続いており、 壁に吸い込まれたようにそこで途切れている。]
(646) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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[マネキンの背格好は間違いなく番代ひとみのものであり、 胸の上で握られている右手の拳からは、紺色のハンカチがはみ出て見えるだろう。
ずっとお守りとして持っていた薄青のボタンの代わりに、 痛みに耐えるため、友達の力を借りようとしたかのように。**]
(647) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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/* 思ったよりも早く投下が終わってしまった! まあ、樫樹くんいつでもいいよの姿勢なので良しとしよう。
番代ひとみ、イメージBGMはずっとうみねことペルソナでした。 ファンタジーになってしまった悩みにお付き合いいただいた方はありがとう。 それでは後は見守ってるね!
(-90) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2021/06/09(Wed) 23時半頃
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