10 冷たい校舎村9
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[ 初めてのことに対する反応は可愛い? クレープを作るのは初めてだけど、どうなるやら。
芽衣は、袖を捲らない私に何も言わない。>>427 私も芽衣が何も言わないのをいいことに、何も言わない。 その時だけ、私は沈黙にちょっとだけ居心地の悪さを 感じたかもしれない。 後ろめたさと安堵で。
でも、何しろお料理経験が薄い2人のクレープ作り。 作業が始まれば、どたばたで、 居心地の悪さなんてどこかに飛んでいったと思う。 小麦粉をふるおうとして ちょっと周りが白っぽくなったり、 うっかり牛乳をちょっと入れすぎたり、 生地が焼けたと思ったら、 ひっくり返そうとして破れちゃうなんてお約束。 クレープの出来栄えは……59(0..100)x1点くらい? ]
(467) 2021/06/13(Sun) 22時半頃
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[ おなかに入れば一緒だよね! ]
(468) 2021/06/13(Sun) 22時半頃
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[ 好きな果物を聞かれたから、苺って答えた。>>430 私ね、洋菓子も好きだけど、和菓子も好きなの。 我が家のおやつは母の手作りばかりだったから、 洋菓子のことが多かったけど、 たまーに和菓子のこともあった。 私、母の作ってくれたお菓子の中で、 苺大福が一番好きだったんだ きっと母はそんなことも知らないんだろうけど。 でもね、生クリームと苺の組み合わせも好き ]
生クリームたっぷりの限界? ……生地の耐久性によるかな?
[ 私はそう言って、 芽衣の限界への挑戦を見守った* ]
(469) 2021/06/13(Sun) 22時半頃
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―― 柊君とお話 ――
[ 一般論としてのリスカの話。 私、できるだけ私情は交えず、あくまでも一般論として 淡々と話したと思う ]
煙草とかアルコールの中毒と似たような感じだとしたら、 そんな感じなのかもね。 想像しかできないけど。 柊君はまたやりたいって思わなかったみたいだから なによりだよ。
[ 想像しかできないっていうのは、嘘ついてないよ。 だって私、煙草もアルコールも知らないから、 似たような感じかなんてわからないもの ]
(470) 2021/06/13(Sun) 23時頃
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……そうだね。アルコールに溺れたり、 煙草がやめられないのだって、 そういうお医者さんがいるくらいだもの。 同じような感じだとしたら、 自分だけの力でやめるのは難しいのかもね。
この世界の主……もう限界でした、だったっけ。 追い詰められていた感じは、するね。
[ 眼鏡一枚分でも隔たってるの、 なんだか今の私には心強かった ]
(471) 2021/06/13(Sun) 23時頃
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[ 本当はね、わかってる。 ひた隠しにしなきゃいけないようなものを 体に持ってる状態は、まともじゃないって。 左手首を握る癖は、何度も指摘されたことがある。 きっと薄々気づいてる人だっていると思う。 嘘につき合わせて、騙されたふりをしてもらいながら、 それでもやめられない私は正常とは言えない。
わかってる。でもどうしようもない。 私は、リスカをしないと、 まともな人間のふりすらできない ]
(472) 2021/06/13(Sun) 23時頃
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[ 柊君は、それ以上は聞かなかった。 私はそのことにほっとして、 綿見さん代わりのマネキンにお布団をかけた後、 調理室前で柊君にお礼を言って、別れた* ]
(473) 2021/06/13(Sun) 23時頃
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/* うわーん!鳩羽君、やはり圧倒的光属性……!
(-101) 2021/06/13(Sun) 23時頃
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―― 夜の食堂 ――
[ きっと芽衣は気づいてる。 さすがに気づかれてないんじゃないかなんて、 そんな生クリームより甘い可能性がないことくらい、 私にだってわかってた。>>501
複数人から指摘された私の癖に、 芽衣が気づいてないわけがない。 袖を濡らしながら、それでも頑なに捲らない私に、 何も言わないことこそが、気づいてるってことだろう。 私の嘘に一番付き合わされたのは、 きっと芽衣なんじゃないかな。 それでも私、素知らぬ顔をするの ]
(522) 2021/06/14(Mon) 00時頃
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[ 牛乳を入れすぎたせいで粉を足したら、>>502 当然焼き上がる生地はその分増えるよね。 夜食にしては多すぎる量を食べて、 芽衣の空腹が満たされても、 食べきることはできなくて、明日に回される>>504 ]
うん。 責任を持って食べようね。
[ 食べ物を粗末にしてはいけません ]
(523) 2021/06/14(Mon) 00時頃
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[ 母の話をぽつぽつとした。>>502 苺大福を昔作ってくれたことや、 夜食を作ってくれることなんかを話した。
私の好きな食べ物も知らない母。 完璧な主婦であろうとする母。 しつけに厳しい母。 でも、本当は私、薄々気づいてた。 母もまた、父に支配されてるってこと。 父に求められて、完璧な妻、完璧な母、 完璧な主婦であろうとせざるを得ないこと ]
……うん。立派なお母さんなの。
[ いいお母さんだね。 芽衣の言葉を、私は否定しなかった。 小さく小さく頷いた ]
(524) 2021/06/14(Mon) 00時頃
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[ お料理初心者によるクレープ大会は、 深夜にまで及んだ。>>503 片づけるまでがお料理です。 白い粉で薄化粧された台は、きちんと綺麗にします ]
大丈夫。
[ 何気ない調子で、芽衣が寒くない?って聞く。 それが本当は、冷たくない?って意味だって、 もちろん私は気づいてる。 何気ない調子で芽衣が聞くから、 私も何気ない調子でさらっと答えた。 これくらい、なんでもない。ほんとだよ。 むしろ腕まくりをして芽衣に手首を見られたら。 そんな想像をした時の方が背筋が凍るの ]
(525) 2021/06/14(Mon) 00時頃
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[ 後片付けを何とか終えて、 保健室に帰ってきたら既に芽衣は眠そうだった。>>505 おやすみを言い合って、ベッドに入ったら、 きっと芽衣の方が先に眠ってしまう。 隣のベッドから寝息が聞こえるようになったら、 私、小さな声で呟いた ]
また明日ね、芽衣。
[ きっと、私にも芽衣にも明日が来るって、 何の根拠もないのに、私、なんとなくわかってたの* ]
(526) 2021/06/14(Mon) 00時頃
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/* 世界の主にメッセージ残してくれるの、嬉しいよね。 また後で、できるかな(ほだされやすいのでできそう
いや!私は!戦うからな!
(-106) 2021/06/14(Mon) 00時頃
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