27 【crush appleU〜誰の林檎が砕けたの?】
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/* そう言えば大人数を避けてるPLのせいもあるけど、一人になりたがってるのは"君たちを守れるほどの余裕がない"表れなんだよね。 頼られても困るから。 頼って断られるのは辛いから。 手を伸ばして振り払われるのが、田端には一番堪えるのです。
(-6) 2023/07/29(Sat) 10時頃
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― カフェ/回想・骨谷と ―
[零れた怨嗟が聞こえたらしい。 骨谷が噴き出す。>>35]
ちょ、笑わないでよー。 あたしマジなんだから。
[むう…と少し膨れた顔を見せた後 けれど彼が褒めてくれてるのだろうと言うことは伝わって、 なんだか毒気が抜けてこちらも笑ってしまった。
苦笑する骨谷に促されて手を見れば、 確かに小刻みに震えていて。>>36]
(50) 2023/07/29(Sat) 10時頃
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……そっか。そーだよね。 骨谷くんだって怖いよね。
[表面上平気に見えていても、内心までそうとも限らない。 出て行った田端だって、隠した弱音までは悟れない。>>1:361>>1:362 けれど皆当然、色々思うところがあるのだろう。]
……でも、何てゆーか、 強がれるのも強さのうちかなって、思う。 あたしまず思考停止して、次に逃げたいって考えちゃうからさ。 咄嗟に動けるのが素直にすごいと思う。
[悔いを残さないように何かする。 そういう風に考えて実際に行動できることが あたしの目には眩しく映るから、それは素直な賛辞。
改めて手元のスケッチブックを覗き込めば 先程も少しだけ見えた花が描かれていただろうか。]
(51) 2023/07/29(Sat) 10時頃
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……みんなをイメージしたカップ、だっけ。 完成品、見たいな。それ。 骨谷くんがみんなの事どんなふうに見てるのか、興味ある。
骨谷くんなら……… 素敵な作品作ってくれると思うもん。絶対。
[別に茄子の花だって構わないよ。37 こんなしょーもないあたしのことも、 一つの作品として気持ちを込めて 世界に留め置いてくれるなら。 それはすごく、嬉しいなと思った。*]
(52) 2023/07/29(Sat) 10時頃
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[そうしてとりとめなく皆と話をしながら カフェで過ごしていたさなかだった。 唐突に声が聞こえたのは。>>0]
(53) 2023/07/29(Sat) 10時半頃
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………は、
[出て行った西門教授はこの世界から消えたらしい。 なるほど。死亡フラグではと思ったものは この世界では逆に生存フラグだったわけだ。
呆気にとられたままぽかんとしていると、 彼が続けざまに名前を告げて、また唐突に別れを告げる。>>2]
(54) 2023/07/29(Sat) 10時半頃
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[理解するのに数秒の間を要した。 銀と骨谷は死んでいない。一足先にこの世界から還る。 宣告を聞いて、じわじわと湧いて出たのは。]
………え、良かったじゃん。
[心から、素直にそう思った。]
(55) 2023/07/29(Sat) 10時半頃
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[銀の様子はどうだったろう。 せっかく生き返れると言うのに 当の骨谷はどこか面食らったような、 気まずそうにも見える顔をしている。>>42>>43]
ね、良かったよねえ。 なにさその顔。もっと喜びなよ〜。 カップ、ちゃんと作れるって確定したわけだし。
[いつの間にかカフェにやって来た仁科が 良かったと口にするので>>49便乗しながら。 からからと笑って見せたのだ。]
(56) 2023/07/29(Sat) 10時半頃
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[羨ましいとか、ずるいとか そんな気持ちは微塵も湧かなかったのは。 まだまだ残っている人の方が多くて、 置いて行かれる実感が薄いのもあるし―――
単純にあたしが同期の二人のことを、 友人だと思っているから。
早々に生存確認できたのが二人で良かった、 ――そう思った。**]
(57) 2023/07/29(Sat) 10時半頃
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[心優しい二人なら。 もしここであたしが死んでいたとして、 きっとあたしの死を哀しんでくれるだろう。
この先の人生、美術館に来るたび 出来上がったカップを見るたび あたしがいたことを時々思い出して 追憶に浸ってくれるだろう。
だから、生きていてくれて良かった。**]
(-7) 2023/07/29(Sat) 10時半頃
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/* 投票デフォルトで骨谷くんセットになってた
大藤先輩は昨日から姿見えないけど大丈夫かな…… 失踪とかじゃないといいんだけども
(-8) 2023/07/29(Sat) 11時頃
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>>26>>27
投影。もしくは思い込み。 昇り階段は辛いものと思っていると、 同じ段数でも辛く感じる。
「眸は真黒。 信仰心のあるような仕草で。 彼の生い立ちを少し思い、一度瞬きをした]
なるほど、キミはそもそもの天使という存在を疑ってはいないということか。 でも、そこまで博学であるならば、天使には堕落したものもいるということを知っているだろうがね。
まぁいい。 とりあえず、天使様ではなく、アリババと呼んでもらおう。
[さきほど、モルジアナにもそう告げたから]
(58) 2023/07/29(Sat) 11時頃
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>>28>>29
ほう、素晴らしいと。 キミはキミの年齢らしくない答えをするのだね。
[老成といえば聞こえはいいが、 同時に、何もない子供のようにも見える]
とりあえず、キミが階段を昇る時は少し身体が軽くなるようにしておこう。 動きやすいと、余計なものも見れてよい。 ハールーンもそうだった。
[そんな言葉を残し、そのまま消えた]**
(59) 2023/07/29(Sat) 11時頃
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/* やったー、こころ先輩と話せそう 大藤先輩もカフェにいるよね?
全員と会話は無理かなと思ってたけど頑張りたい
(-9) 2023/07/29(Sat) 11時頃
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──二階特別展──
[やはり福原先輩にも聞こえたようだ。>>34 生還する事が決まった二名にお祝いを言いに行くのは、本気度50%くらいのつもりだったけど、福原先輩から促されると、そうしたい気持ちの方がアップした、気がする]
う〜ん…それじゃあ、やっぱり一度カフェに行こうかな あそこなら、誰かしら居そうですしね
特別展回りたいって気持ちもあるけど、また後で… あ、先輩、俺が行っちゃうと寂しいっスか? なんちて
[悪戯っぽく軽口を叩いたけど止められはしないだろう。 エレベーターがある方へ向かう]
それじゃ、先輩また後でね ……って変かな。会うならお互い、 元の世界でが理想ですけどね…
[こんな風にいうと、この場に居ない誰かが犠牲者になるという事だから、この状況では常に言葉を発する度に、あらゆる感情が混ざる。難しいなと感じる。]
(60) 2023/07/29(Sat) 11時半頃
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ま、とりあえず、 次に会う時は肉じゃが、お願いしますねっ
[それだけ明るく伝えると、ペコリと頭を軽く下げて。 ボタンを押せば、俺が乗ってきたままでその場に留まっていたのか、すぐにドアが開いた。 中に入ると振り返る。 扉が閉まる前に、もう一度先輩に向けて頭を下げた。*]
(61) 2023/07/29(Sat) 11時半頃
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水商売 タバサは、メモを貼った。
2023/07/29(Sat) 12時半頃
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―― 特別展 ――
ああ、骨谷先輩も銀先輩も 移動してなきゃ、たぶんカフェにいると思う。
ははー、まあ寂しいけど、 兄ちゃんだから弟が独り立ちするのは 笑顔で見送るもんだぜ。 なんつって。
[ 冗談交じりに笑いながら、 エレベーターに向かう柊くんには手を振って、>>60 ]
まあ、理想はそうだけど。 お互いにここにいても、きっとまた話そうな。
[ 柊くんの内心は分からないけど、 彼はこの世界にいることに拒絶反応はなさそうだと 俺は思っていたから。 どこにいても再会したいという意味を込めながら。 ]
(62) 2023/07/29(Sat) 12時半頃
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了解。肉じゃが楽しみにしてろよー。
[ 何度も頭を下げる柊くんに>>61 律儀だなあなんて苦笑を零しつつも、 俺は頭を下げられるたびに、 手を振るのだった。 ]*
(63) 2023/07/29(Sat) 12時半頃
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―― 現在:2階・薔薇のエリア ――
[ 柊くんと別れた後、俺は特別展を出たのだけど、 ]
は? なんだ、ここ……。
[ たしか特別展の隣のエリアは、 改装中の看板が立っていた気がしたのだけれど、 その看板が取り除かれて、入れるようになっていた。 俺は特に深く考えずに そのエリアに足を踏み入れたのだけど。
まず目に入ったのは、床一面に散らばった薔薇。 1本、2本、3本…… もしかしたら、999本あるかもしれない。>>26
それから目を移すと、 エリアの奥に1枚だけ絵画が飾られているのが見えた。
よく目を凝らして見ると、その絵は――― ]
(64) 2023/07/29(Sat) 12時半頃
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嘘、だろ……。
[ それは、あのとき思わず逃げ出した 薔薇の絵に似ている。>>0:301 似てはいるのだけれど、 その中で女と寄り添っている男の顔は―― ]
父さん……。
[ 俺とそっくりな――多分他の人が見ると、 俺を20歳くらい老けさせたような――顔が 幸せそうに微笑んでいる。 ]
なんで……。
[ 俺はそう呟くのが精いっぱいで、 無意識のうちに手を伸ばしていた。 父さんはこちらに見向きもしない。 ]
(65) 2023/07/29(Sat) 12時半頃
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[ ――なんで、俺は手を伸ばしたんだろう。 あんなに身勝手だって怒ってたはずなのに。>>1:378 ]
(66) 2023/07/29(Sat) 12時半頃
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い、つっ!
[ けれど、伸ばしていた手に突如として痛みが走る。 床に散らばっていた薔薇の何本かが巨大化して、 その棘だらけの茎が俺の手首に絡みついていた。
巨大な薔薇は俺の腕や足、 胴回りや首筋にも絡みついて、 強い力で俺の体は壁際に押し付けられた。
棘に圧迫された皮膚から血が伝う。 脳内が酸素を求めて、口を開くけれど、 首を絞めつけられて、呼吸がままならない。
こんなに痛くて苦しいのに、 父さんは俺のことは一切見ずに、 ただ女と寄り添って微笑んでいるだけ。 ]
(67) 2023/07/29(Sat) 12時半頃
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[ ああ、結局あの人は何度生まれ変わったって―― ]
(68) 2023/07/29(Sat) 12時半頃
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[ 閉じた瞳から一筋の涙が零れ落ちて。
視界が真っ暗になる直前、 俺にまとわりついていた巨大な薔薇は 拘束を緩めた気がしたけれど、
俺はそのまま意識を手放したのだった。 ]**
(69) 2023/07/29(Sat) 12時半頃
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/* にーちゃんが俺と別れた後で大変なコトに…!
(-10) 2023/07/29(Sat) 13時頃
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……私は老人ではありませんよ?
[話が通じていないかのように、首を傾げた。>>58
嘯きの裏、心中には話題の場所ではなく別のものが浮かぶ。 その投影は階段以外でも適用される法則なのだろうか、と。]
正しく在りたい者は 聖なる存在を疑うことなく信じ、教えに従うべきです
それが貴方の御意志ならば。アリババ様
[翼と衣の色になど、初めて目にした時から気づいている。 その上で天使と定義することを選んでいた。 ──そうあってくれるほうが、都合が良いからだ。
だけど言葉遊びに付き合ってほしいのなら構わない。 神託を受けた聖者の如く、従順に頷こう。]
(70) 2023/07/29(Sat) 13時頃
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年齢のらしさなど、人間の中の常識では? 神の使徒たる貴方の目は、 もっと広い視野で我々の本質を映してるのではないですか
[微笑みが宿す敬虔の装いが、僅かに剥がれる。 ついに反する言葉を掛けてしまった。
アリババの声はどこか物言いたげに響く。>>59 それはある種、普段の成海が他者に向けられることを恐れているものに近しい匂いを放っていると感じられたのだ。]
……、は
[天使の肩書きを固辞する男に見合わぬ気遣い。 息が詰まる感覚、口にするべき礼が喉につかえた。 実在しながら千夜一夜物語に登場した男の名前、その人生。 目視できない傷跡を、優しく這った指に開かれたような心地だ。
──一体何処まで知っている。 深く頭を下げ隠れた表情に、笑みはなく。]
(71) 2023/07/29(Sat) 13時頃
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……巻き込まないでほしいなぁ
[一人取り残された空間で、そんな声を落とした。 まあ、誰かさんと彼のように己と名前を紐付けられたわけではないのだけれど。
成海は神の救いを待つ名もなき人間でいたかった。 舞台に躍り出れば、自然その人となりに光が当たるのだから。*]
(72) 2023/07/29(Sat) 13時頃
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── →2F・薔薇のエリア ──
[そして漸く特別展へ向かう筈だった。
けれどどうしてだろう。 阻まれているように次々異変ばかり起きてしまう。
取り除かれた改装中の看板は記憶違いではない。>>64 この隣のエリアを観覧するのを楽しみにしていた成海だ。 階下ならばともかく、この階のことはよく記憶している。
見回りという名目で単独行動をしている身だ。 確認しないわけには、いかなかった。]
(73) 2023/07/29(Sat) 13時半頃
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[芸術とは時に突拍子もなく映るもの。 床に散らばる薔薇に退廃的美しさが皆無とは言えない。
故に最初は異変か元からなのか、判断がついていなかったのだが──それから直ぐ、目を見開き信じられないものを見つめた。
──福原だった。
明らかな異形と言える巨大な薔薇。>>67 標本と呼ぶには対象を酷な扱いをしすぎている雁字搦め。 ……緩まっていたのかもしれないが、今発見した第三者には人間が拘束されているだけでそのように見える。
壁に絵が掛かっているのは見えていたが、>>65 それがどんなものなのか認識する為に使用する脳の容量が今は無い。]
(74) 2023/07/29(Sat) 13時半頃
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