27 【crush appleU〜誰の林檎が砕けたの?】
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七日間くらいあるのかな。
["慈悲"であり猶予のはずのこの世界。 覚める前にとりとめもなく考える。 ジイさんの葬式の時、坊さんが掻い摘んで 話てくれた、死後の話を。
七日経てば、三途の川に着く頃合い。 それから七日毎に七度の裁判を経て、 四十九日後、次の世界へと旅立つのだと。]
――ごめん。
[誰に対して謝っているのか、分からない。 この階段の先が、奈落でも川でもなく、 現世の病院だと、オレは識らされていた。]
(352) 2023/07/30(Sun) 23時頃
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[いつしか階段は、踊り場で折り返すことなく、 螺旋を描いて下方へと続いている。
まるで轆轤のようにくるくると、 永劫回り続けているように錯覚する。
のべられる、幾多の亡者の手を歯牙にもかけず、 ただ一歩ずつ、目醒めに向かって。
遠くで、雷の落ちる音が聞こえた気がして、 一瞬身を竦ませた。
階段の最後の段には、まだ辿り着かない。 オレの心が、澱み迷い続ける限り。*]
(353) 2023/07/30(Sun) 23時頃
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夢から醒めたら、どれくらいのことを 覚えてられるのかな、って。
[未だ現世への階段を下り始める前のこと。>>358 美術館の地下階に一片残された黒は、みるみる内に膨らみ 翼へと変じていた。
颯爽と現れた黒いスーツの彼の前で、 手にしたスケッチブックを捲る。]
さすがにこれを、持って行くことはできない?
[即断>>362 ああやはりと、落胆も露に。]
……え、視れる?
[オレは豆鉄砲を食らった鳩のように、呆然としていた。 それは想定していなかったな。]
(364) 2023/07/30(Sun) 23時半頃
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……こちらの世界を視て、 現実の世界でスケッチブックに 描くことは可能、なのかな?
[それにはまず、腕を負傷していないという大前提があるけれど。 いずれも彼の語る詳細も、いずれ目覚めれば分かること、であろう。]
もう僅かしかここに居ないオレのために、 わざわざありがとう。 そうか、持って帰れないのなら、 誰かにあげても良かったな。
[ニトちゃんには新品を提供できたから、 使い古したこのスケッチブックにもう用はない。 黒衣の男に、彼の姿に見合うだけの丁寧な一礼をして、去るのを見届けた。*]
(367) 2023/07/30(Sun) 23時半頃
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……しまった、肉じゃが食べ損ねたな。
[深く深く、底の見えぬ闇の奥へと歩みながら。 最後に思い出したのは、そんな詮無いことで。 くぅ、と寂しげに鳴る腹に、自分でも可笑しくなった。]
ノっ君が生きていたら、ご馳走して貰おう。
[八人目の彼女の手が差し出してくるトリュフチョコを 丁重に断って、オレは淡々と単調に階段を下る。
現実の意識が戻るまで、もう振り返らない。*]
(369) 2023/07/31(Mon) 00時頃
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うん、なんか起きてもこっちのこと、 視えたりするらしいから。
ニトちゃんの描きたいもの、オレも見れたら見るね。
[最後のLINE**]
(-85) 2023/07/31(Mon) 00時頃
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