33 桜森高校同窓会
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[焼き上がったシュー生地は粗熱を取り アルミをかけて一旦寝ていてもらうことにして。 用意したカスタード、チョコクリームを冷蔵庫に入れる。 それらとは別に未着手のチョコレートもそっと保存。 予め旅館に届くように頼んでおいたものは 食事時に引き取りに行けば良いかな――と そんなことを考えていたところで、着信あり。>>244]
『 遅くなってしまってごめんね! 沙羅とニジノとの用事は一区切りつきました。 食堂は体育館ですっけ、 急いで行くわね 🐈)))三三 3』
[冷蔵庫よし、戸棚よし、残りの材料よし。 片付けよし―――と、家庭科室の見回りの後外へ。 駆けつけたときはじっくりと見る余裕がなかった ニジノの手書きの貼り紙を改めて眺めて、 かわいい、と呟いた。]
(258) 2024/02/16(Fri) 23時頃
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―― 家庭科室→食堂 ――
[テーブルについていた奏人くんを見つけ急ぎ足で近づく。 沢山の料理たちについ視線を奪われてしまったけれど 彼の居場所はすぐ判る。]
奏人くん、おまたせ。 桐野先輩と一緒だったのね。 大和くんとも、沢山話せた?
……なんだかとっても豪華なビュッフェで びっくりしちゃったわ。 ローストビーフに、カニに、ふわふわグラタン……
[向かいの席に腰掛け、一息。*]
(259) 2024/02/16(Fri) 23時頃
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―― 食堂 ――
[用事は済んだ?の問いかけには、 一瞬、どう答えたものかと迷ってしまった。 彼のことだからバレンタインの行事のことは 覚えているのではないかしらと思うのだけど]
ええ。一旦はおしまいかな?
[たとえそうでも、彼なら そ知らぬふりをしてくれているのだろうとも思って。 くす、と笑み零した。]
いきましょうか。 ビュッフェって、どこでもわくわくしちゃうわ。
(267) 2024/02/16(Fri) 23時半頃
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奏人くんは洋食からにする?それとも和?
[トレーにお皿とカトラリーをセットし、訊ねた。 わたしは、気になったグラタンを少量、お皿に乗せる*]
(268) 2024/02/16(Fri) 23時半頃
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和なら和、洋なら洋…って、決めなくても 好きなものを選べるのがビュッフェの良い所だけど テーブルに着くときにはなんとなく偏っちゃったりね。
お寿司、いいわね。 炙りサーモン美味しそう。わたしも食べよう…! 奏人くんもよかったら、 グラタン、その端に入れましょうか?
[エビチリをよそいながら奏人くんのチョイスに惹かれる。 彼の選んだ春菊に蓮根、海老の天麩羅は わたしの好みのど真ん中でもあって、 うう、と困った声で鳴いた。 早くも和洋中混ぜこぜになりそうな予感]
(278) 2024/02/17(Sat) 00時頃
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あ、ありがとう。 飲み物は……そうね、 冷たい烏龍茶があったら、お願いします。 でも、もし奏人くんが呑みたいならわたしも同じものを。 お食事に合うワイン、少しくらいなら、 そんなに酔うこともないかもしれないし。
[強い方ではないので、自宅での食事でも 外食でも沢山呑むことはなくほどほどだった。 今日はどちらでも、こだわりもなかったから ソフトドリンクでもお酒でも彼の気分に合わせるつもりで。*]
(279) 2024/02/17(Sat) 00時頃
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ノッカは、待っている間に、賑やかな声が増えた。集っている4人の方にひらひら手を振る*
2024/02/17(Sat) 00時半頃
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