人狼議事


10 冷たい校舎村9

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【人】 夜笑国 メイ

— AM8:50までの間 —

[それからわたしはひとつひとつ教室を覗いて、
 見覚えのあるケースに10円玉を1枚ずつ放り込んだ。

 中身がどれだけ入っているかなんて気にしない。
 だってわたし、そこまで覚えてないから。
 空っぽだったとしても、
 たぶんわたしは同じことをしたと思う。

 なんだかお参りみたい。
 そんなこと思ったら、さすがに神様に叱られちゃうかな。

 わたしのお財布は少しずつ軽くなっていく。]

(62) 2021/06/10(Thu) 04時頃

【人】 夜笑国 メイ

— AM8:50:渡り廊下 —

[小銭を貯め込む趣味はなかったから、
 数件回っただけでわたしの10円玉は枯渇した。

 わたしの目的を達成するには少しだけ足りなくて、
 解決策といえば両替。つまりは購買。
 レジを開けられる保証はどこにもないけど。

 わたしは残り1枚になった10円と一緒に、
 購買のある1階、そこから道を逸れて本家へ向かう。]

  ……こんなはずじゃなかったんだけど。

[柊くんへクリームパン代を返すためのお財布は
 やや小回りが効きにくくなってしまった。

 わたしはできるだけカッターを傷つけないように
 しながら、上靴の厚みを信じて前へ進む。]

(63) 2021/06/10(Thu) 04時頃

【人】 夜笑国 メイ

[自慢じゃないけど、わたし、球技の経験がほとんどない。
 突き指なんてしない方がいいもんね。

 だからわたしのコントロールが壊滅的なのは、
 わたしの経験値によるものだから。
 練習すればきっと上手くなるから。
 あるいはこの場所は、身体が竦む気がするせいだから。

 他より外に近い屋台へ放り投げたつもりの10円玉は、
 なぜか渡り廊下の柱に跳ね返って床を転がる。

 カッターの縁に当たって、当たって、
 替え刃で軌道が変わって、]

  あれ……?

[こんな小さな銀色の破片>>2、さっきまであったっけ?]

(64) 2021/06/10(Thu) 04時頃

【人】 夜笑国 メイ


[三度目のチャイムが鳴る>>#1。]
 

(65) 2021/06/10(Thu) 04時頃

【人】 夜笑国 メイ

[わたしはしゃがみこんで、慎重に10円玉を摘み上げた。
 指先に怪我はない。]

  ……。

[すぐに立ち上がる気にはならなかった。
 わたしの耳には、チャイムの余韻が残っている。]**

(66) 2021/06/10(Thu) 04時頃

【独】 夜笑国 メイ

/*
ひとみちゃんには絶対会いにいく……!
可能なら抱きしめる……!

初手で行かなかったのは乃絵ちゃんが作ってくれた世界で10円参り(?)がしたかったのと、綿見さんと乃絵ちゃんの折角の二人きりは大切にしたかったのでした。

そしてクレープも……!
いっそわたしが作るのもありでは。
ガラスの靴レシピを解禁する時では。こちらは仮案。

(-7) 2021/06/10(Thu) 04時頃

夜笑国 メイは、メモを貼った。

2021/06/10(Thu) 04時頃


夜笑国 メイは、メモを貼った。

2021/06/10(Thu) 04時半頃


【独】 夜笑国 メイ

/*
樫樹くん
>>1:317
>>2:478

(-8) 2021/06/10(Thu) 05時頃

【人】 夜笑国 メイ

— 夜:3-9教室 —

[例えばわたしのことを噂する女の子がいたとして、
 その言い方に少し棘があったとして、
 その原因を作ったのはきっとわたし>>0:525だ。
 だから、その子は何も悪くないんだよ。



          ……どこの誰だか知らないけど。]

(125) 2021/06/10(Thu) 14時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[今を過去に変えたわたしの言葉に鳩羽くんは黙って、
 わたしも鳩羽くん>>68が手を握ったことで
 爪をつつけなかった。
 ぐーになった手はそのまま鳩羽くんの頬にくっつくから、
 わたしは近づいた鳩羽くんの顔より
 影に隠れて見えなくなった鳩羽くんの指先を見てる。

 「人形」の血。鳩羽くんはそう言う。
 わたしは九重さんの死体は見たけれど、
 首がぱっくり空いた「人形」は言葉でしか知らない。

 だからわたしの中では最初から
 その二つがイコールで繋がっていた。]

  ……。

[見えない指を追いながら、鳩羽くんは違うのかなと思う。
 だってさっきまであちこち探し回ってたみたいだもんね。
 声は、ひとみちゃんと歩いた3階まで届いていた。]

(126) 2021/06/10(Thu) 14時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  ……あとで洗っておいでよ。

[鳩羽くんのぐーは、わたし>>5と似た匂いがしたから
 わたしは鳩羽くんのおしまいに乗った。

 雪夜の闇は深くて、
 鳩羽くんの顔の影に隠れた指先はもう見えそうにない。
 わたしは「九重さん」の血を確かめるのを諦めて、
 鳩羽くんの顔を見る。

 ……近いな。別にいいけど。
 わたしはようやく気づいて肩を跳ねさせた後、
 特に気にした様子もなく距離に馴染んでいった。]*

(127) 2021/06/10(Thu) 14時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[それから話題が流れて、寂しさのお話。
 最初の疑問は鳩羽くん>>69の語る続きに否定される。

 空模様みたいだなって思った。
 晴れ間もあれば、雲が多い日もある。
 本当の空みたいに風で吹き飛んでくれればいいけれど、
 むしろ空に浮かぶ方であれば良かったんだけど、
 そこにあるのは空じゃなくて鳩羽くんの心だ。

 下に潜った気がしたんだよ>>0:556
 きっと、鳩羽くんの寂しさは心に根づいている。

 ……のかな。全部、わたしの想像。
 人間らしいなって思う。ムラがあって、波があって。
 どうでもいいこと、少なそう。わたしは目を細めた。

 わたしも、そうありたかったなぁ。
 楽しいことばかりじゃないことを知ってても、
 やっぱりいいなぁって思う。
 どこかで口にした羨望>>0:628に似た響きを抱えた。]

(128) 2021/06/10(Thu) 14時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[分かってる。
 結局わたしは、わたし以外にはなれない。
 わたしはわたしを手放せない。

 こんなに我が強いのに、死んだつもりだったんだって。
 ちょっと、笑えちゃうね。]

(129) 2021/06/10(Thu) 14時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[だからわたし、そんな鳩羽くんが他人のために
 怒ったり悲しんだりするとこ、すきだよ。
 心が濃いところ。うん、すきだと思う。

 そう思ってわたしが口にした軽い音に、
 鳩羽くん>>70からツッコミが返ってきた。
 ちょうどいいと思ったんだけどなあ。わたしのすき。

 心に穴が空いていて、スペース自体が多くない。
 だからどうでもいいことも多いけど、
 わたしにだって大切にしたいものはある。

 たとえば、わたしのお父さんとお母さんとか、
 たとえば、わたしの少ないお友達とか、
 これは最近……というか今日、新しく増えたんだけど。
 たとえば、目の前の人間くさい男の子の心とか。

 怪我したところに瘡蓋ができるみたいに、
 わたしはの真ん中に大きな穴が空いた心には
 少しずつ一番じゃないものが増えていく。]

(130) 2021/06/10(Thu) 14時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  えぇ……じゃあ、別に……すきじゃない……。

[しぶしぶ。それはもうしぶしぶ。
 お礼を言える男だった鳩羽くん>>72からの忠告に
 わたしは納得していない感マシマシで返事をした。

 だっていいとか悪いとか、そういうのどっちでもいい。
 わたしの基準はわたしが興味があるかないかでしかない。
 優しくしたければ優しくするし、
 そのために嘘が必要なら別にいいと思う。
 わたしのものさしは正しさじゃないから。]

(131) 2021/06/10(Thu) 14時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  え……鳩羽くんが鳩羽くんであることじゃないの?

[少しだけ話を遡るんだけど、
 鳩羽くんの呟き>>71にはそんな風に答えた。
 当然、みたいに。それ以外にある?

 わたしはわたし。鳩羽くんは鳩羽くん。
 わたしたちの心に必要なものに役割があっても、
 別に自ら役割を担う必要はないんじゃないかって。
 存在自体が、意味なんじゃないかって。

 わたし、こういうところがダメなんだよね。
 分かったつもりにはなれても寄り添えない。
 共感もできない。それは音楽の役割だったから。

 だから鳩羽くん>>73が頭を撫でてくれた時、
 わたしの言葉でも意味を持てたのかなって思った。
 わたしの頭を撫でるのはお母さん>>0:1060で、
 頭を撫でてくれるのは褒めてくれる時だったから。

(132) 2021/06/10(Thu) 14時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[わたしは頭に乗った手を払うこともなく
 懐かしむように目を閉じて、
 さっきの役割の話だけど……って告げる。]

  ……少なくとも、今は何かになれてたよ。
  ありがと。

[元気出ないのに、鳩羽くん>>73はまた笑ってる。
 だからわたしが代わりに笑ってあげよう。
 これは鳩羽くんがわたしに今くれたものだ。

 へらっへらで、ぺらっぺらで、中身が薄くても、
 無理やりな人より上手に笑える気がするから。
 この瞬間、瞳の諦念は形を潜めていた。]

(133) 2021/06/10(Thu) 14時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[だから精神世界のことを教えてもらって、
 鳩羽くん>>74が空元気みたいな声を出しても
 わたしは意地悪なこと>>48、言わなかった。

 泣きそうな顔に見えたから、
 「そうだねぇ」って優しい音だけを返す。
 困ったねぇ。わたしにはどうしたら鳩羽くんが
 笑えるのか、分かんないや。

 だからわたしはまた笑った。
 へらりと笑った。]*

(134) 2021/06/10(Thu) 14時半頃

【独】 夜笑国 メイ

/*
鳩羽くんが何でも返してくれるからって甘えすぎではないですか。
3+1人家族の話も触れたかったのですが、さすがに盛りすぎだと思って控えました。素敵ですねぇ。

樫樹くんのお話も寂しさがあって良かったなぁ。
元気になーれがやっぱり一番なのですが、樫樹くんのお話もっと見たいなあもずっと持ってしまう。

(-20) 2021/06/10(Thu) 14時半頃

【独】 夜笑国 メイ

/*
ひとみちゃんの落ちロールも最高……とにかく最高……。
絶対会いにいく気持ちを固めてしまうくらいに最高……。
だいすき。感想の語彙が消えました。

昨晩も触れましたが、乃絵ちゃんの校舎メイクもすごい好きなんですよね。屋台増えるのは予想してなかった。すき。
芽衣の共感面に不安があるのでまっすぐな説得は炭蔵くんにおまかせして、芽衣は我の強さで挑めたらなみたいな気持ち。悪者なので。いえい。

(-21) 2021/06/10(Thu) 14時半頃

【独】 夜笑国 メイ

/*
茉奈ちゃんの乃絵ちゃんへのロールに、わたしはこれが見たかったんだ……! みたいな顔をしてしまう。立ち位置が謎すぎるんですよ。
がんばれーがんばれー。二人とも最高だよー(うちわ)

(-22) 2021/06/10(Thu) 14時半頃

【人】 夜笑国 メイ

— 夜:3-9教室 —

[乃絵ちゃん>>100が選んだのは購買だった。
 だからわたしたちは一緒に夜の廊下を歩く。
 わたしはすらりと背の高い乃絵ちゃんの顔を見上げた。]

  実はわたしも詳しくはないんだけどねぇ。
  乃絵ちゃん、お菓子あんまり食べないの?

[お昼はいつもお弁当の乃絵ちゃん。
 購買に行くのはいつもわたしだけだった。
 でも帰りとか生徒会の仕事で残っている時とか、
 ちょっと摘んだりしないのかな。
 わたしはわたしが絶対知らない、
 放課後の乃絵ちゃんについて尋ねる。]

  ……。

[乃絵ちゃんからはどんな返事があっただろう。
 わたしはその間、乃絵ちゃんのことを見ている。]

(148) 2021/06/10(Thu) 16時頃

【人】 夜笑国 メイ

[少なくとも食欲はあるみたい>>95
 わたしは乃絵ちゃんの思惑には気づかないまま、
 頭に引っかかった可能性>>11を振り払おうとする。

 ため息が聞こえる。それだけじゃない。
 そもそもこれが聞こえてるのはわたしだけかも。
 校舎の情報は共有しても、カッターは見ても、
 わたしは誰とも聞こえる音をしていなかった。]

  雪、やまないね。

[それに、カッターと乃絵ちゃんは何も関係ない>>56
 わたしは不意に窓の外を見た。

 左手首を握る乃絵ちゃん>>97を、忘れようとした。]

(149) 2021/06/10(Thu) 16時頃

【人】 夜笑国 メイ


[焼けたくないって言った乃絵ちゃん>>0:850を、
 わたしはどれだけ信じていたんだろう。]
 

(150) 2021/06/10(Thu) 16時頃

【人】 夜笑国 メイ

[頑なに貫く長袖、左手首を掴む癖。
 ずっと一緒にいなくとも、名前を呼び合う頃には
 さすがのわたしでもそれくらいは気づけたと思う。

 でもわたしは死人のフリをしてた悪者で、
 乃絵ちゃんは名前を呼ぶから友達だけど、
 わたしの行動の選択肢は乃絵ちゃんが喜ぶかだった。

 もし”そう”だったとして、悪いことなのかな。
 辛いことではあるのかな。
 でもわたしに何ができるんだろう。できたんだろう。

 そう思ったら、何も言わないことが一番に思えた。
 一番、乃絵ちゃんにとっていいこと。

 乃絵ちゃんが望む時に話を聞いて、
 時々お母さんの真似をして頭を撫でて。
 
 わたしは友達として、
 乃絵ちゃんにいっぱい優しくしたつもりだ。]

(151) 2021/06/10(Thu) 16時頃

【人】 夜笑国 メイ

[こんなことを考える時点で疑問は生まれてるんだけど、
 じゃあ今更なんて言えばいいんだろう。
 わたしは窓から乃絵ちゃんの方に視線を戻した。

 「乃絵ちゃんがここを作ったの?」
  ——乃絵ちゃんはきっとピンと来ない。

 一緒に鳩羽くんの話を聞いたなら>>96
 乃絵ちゃんの表情は見られたかな。
 その時の乃絵ちゃん、動揺したりしてなかった気がする。
 ちょっと表情が暗かった気がするけれど。
 思い出さないよ>>97。気のせいだよ。だって、

 「乃絵ちゃん、死んじゃったの?」
  ——なんて、それこそ聞けない。]

(152) 2021/06/10(Thu) 16時頃

【人】 夜笑国 メイ

[炭蔵くんと仮定の話をした時、
 わたし>>1:529は悔しいのかなって思ってた。

 でも今、その手前みたいな場所で、
 わたしは怖くて立ち止まっている気がする。

 もし、予想が本当だったら。
 もし、乃絵ちゃんが本当に、]

  ……。

[九重さんの濃密な死が、わたしを臆病にしたんだ。
 そう、思い込むことにした。]

(153) 2021/06/10(Thu) 16時頃

【人】 夜笑国 メイ

[わたしは言わない。乃絵ちゃんに言わない。
 何の確証もない以上、言っていいことじゃない。
 わたしは慣れない善悪で口を塞ぐ。

 乃絵ちゃんだけじゃなくて……そうだよ。
 こんなこと、誰にも言っちゃいけない。]*

(154) 2021/06/10(Thu) 16時頃

【人】 夜笑国 メイ

— 購買 —

[レジの上にはいくつかの小銭の纏まりがあって、
 昼間に柊くんと来た時とあまり変わらないように見えた。
 わたしは乃絵ちゃんをお菓子コーナーに案内する。]

  ひとみちゃんと綿見さんにお裾分けするとしても、
  1人1つくらいかなぁ。
  夜だし……無闇に食べすぎないようにはしないとね。

[乃絵ちゃんと綿見さんの間に壁があることは、
 わたし>>0:361、気づいてないことになっている。
 多いなぁ、こういうこと。
 ここに来て強く実感するようになった。

 ちょっと薄暗い棚の中を物色してふと目についた袋を
 わたしは手に取った。乃絵ちゃんに声をかける。]

(155) 2021/06/10(Thu) 16時頃

【人】 夜笑国 メイ


  こういうのは?

[丸いフォルム。記事はプレーンとチョコの二種類。
 砂糖がたっぷりまぶされて、一口サイズの個包装。
 真ん中にはぽっかり穴が空いている。

 さっき鳩羽くんと話した時に似たような形>>130
 想像したせいだろうか。
 わたしの手はとびきり甘いミニドーナツを選んだ。]

(156) 2021/06/10(Thu) 16時頃

【人】 夜笑国 メイ


  昔、ドーナツの穴覗いてみたことなかった?
  何が見えるんだろうって。
  見えるもの、同じなんだけどね。

[もし理由を聞かれたらって焦ったのかも。
 わたしは乃絵ちゃんの反応を待つ前に話を付け加える。

 わたしは袋を右目の辺りに持ち上げた。
 今は穴なんてないから、何も見えないんだけど。

 どう? ってお菓子のチョイスを尋ねたつもりで、
 わたしは乃絵ちゃんに尋ねた。]*

(157) 2021/06/10(Thu) 16時頃

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