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「やだ…。」
いつものお坊様が眉を顰めながらも読経を続けてくれているのに。
「いや、やだ、大和君、大和君…!!! 燃やしちゃ嫌、ダメ、死んじゃやだ、 私の隣にいてよ、ずっとずっと──!!!」
私の慟哭は叶うことはない。 泣き崩れる私を横に、死者の弔いが続けられる。 父さんは私の肩を抱きしめようとしてくれたけど振り払ってしまった。 一人になりたくないけれど、誰でも良いわけじゃない。 大和君じゃないと嫌。 大和君じゃないとダメ。
──泣く事で大切な人が生き返るのならば、どれだけの人が生き返れるのだろう。 母さんの時にもそれが叶わない事を知っているのに、私はそれでも涙を止められなかった。
(=22) 2023/11/19(Sun) 16時半頃
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『大丈夫だよ。毎日ちゃんと食べてるもん。 大和君も美味しいって。』
>>=14柊木くんの心配するメッセージに、私はそんなメッセージと共に写真を送る。 大和くんの前にご飯を並べたもので、それが答えだ。 ご飯を一人分しか作らないくらいの理性はあった。あったけど、そうでもしないとご飯を食べられなかった。生きていけなかった。 大和くんの願いを叶えられなかった。 でも、最後の優しさが手元にあるから何とかやっていけたんだ。 誰かに会う気はあまり無かった。 ハロは敵。だから、情報収集するつもりもなかった。
ただ私の望みは。 誰かの選択肢を狭めない。 大和くんの願いをなるべく叶えて、最期は一緒に眠る。それだけだったから。
嗚呼、でも──。 >>=11そう、こんな闘いにどうやって勝利する?
(=23) 2023/11/19(Sun) 16時半頃
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生憎、私は頭が悪い。成績が悪い。でも、──何故だか人一倍察しが良い瞬間がある。 だから嘔吐した。 そう、私は瞬間的に察してしまった。 >>=16どうせこの世界を終わらせるのなら、この世界の人間全て根絶やしにして仕舞えば良いんだって。 恵一くんが戸惑う気持ちも分かるよ。だって、対人で戦闘で勝利なら、相手が戦わないなら不戦勝にしてくれても良いのにね? でも、そうはならないらしい。 相手のパイロットを絶命させるまでそれは続く。 差し出されたハンカチに手を伸ばしかけたけど──伸ばした手をグッと握り込んだ。 これは、私が使うべきじゃない。 恵一くんか、恵一くんが大切な人が使うべきだ。 私が汚したらダメになっちゃう…。
(=24) 2023/11/19(Sun) 16時半頃
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「ハロ、吐瀉物を除去だけして。 それくらいできるでしょ?」
私の中でハロは敵だから冷たく言い放つ。 雑菌だらけだろうそれを、柊木くんもいる空間で放置していたらその方が危ないだろうから。 だって彼らは、まだ生きてる。私よりも長く。
「恵一くん、ありがと…大丈夫。」
ウソ、全然大丈夫じゃない。 だけど私は、そう言って大和くんを抱き直して座り直す。 >>=16柊木くんのコメントにも冷静に頷いた。 そう。私はそれに気づいてしまったから。 そんな事、私には耐えられない。怖い。そう思えたけど──。
(=25) 2023/11/19(Sun) 16時半頃
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「…あは。そんなの、ダメだよ…。」
>>=17私は柊木くんに乾いた笑いを返す。 だって、それは一番の悪手だ。
「そんな事したら、私が1番嫌だった事を 誰かに押し付けることになるんだよ。 私が嫌なのは、誰かの選択肢を狭めない事。 だから、最後のパイロットになるまで そのバトンを繋げる為に私は戦うの。 そこから逃げたら。
…コイツらと同じになってしまう。 また別の人を巻き込む可能性がある。」
ジロリとハロを睨みつけてから私は前を見つめた。 目を一度閉じてからスウ、ハア、と深呼吸を幾度か繰り返す。
(=26) 2023/11/19(Sun) 16時半頃
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どうしてこの地球のパイロットは逃げ出したのかな? たぶん説明はあるはず。このままだと負けてしまう。48時間以内。もしかして、戦う事を放棄して──此方にも勝たせないようにするのは何かの意趣返し?何だろうか。 それとも、もしかして意識不明の重体で戦えない──いや、それならコクピットの中で死んでるはずだよね。たぶんだけど。 考えても考えても仕方がない。 だから私はゆっくりと目を開けた。
(=27) 2023/11/19(Sun) 16時半頃
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「──殲滅戦、始めるよ。 見たくなければ見なくて良いから。
こんな事、私一人で…十分だもの。」**
(=28) 2023/11/19(Sun) 16時半頃
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──数年後の私たち──
そう言えばちょっと忙しくはなるけど、お互いの式には参列することになる。 お色直しとは違うけど、タキシードもドレスも脱いで正装をお借りして臨むんだ! 私はピンクのドレスで、内側は袖なしの肩が露出したワンピース、でも透ける生地とレースを沢山使った上着をつけて式に参列させてもらったの。 こういうのも楽しいね! また披露宴の時は一度ウエディングドレスに戻るんだろうけど、一緒にワイワイ、こんなのも楽しくて良いなあって思うんだ。 幸せになる人が一人でも多い方が素敵だもの!
(118) 2023/11/19(Sun) 18時頃
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順番からドレスをどのタイミングで脱いでとか着続けるとかはあるけれど、とにかく私の式では私たちが主役。 私も普段しない格好の命くんに見惚れて。
「私も…愛しています。」
>>116お互いの囁きはみんなに聞こえなくて良いの。 私たちだけに聞こえていればそれで。 いつも私の隣にいてくれる命くん。 写真をとられているのも気づかないくらいあなたに夢中で、であった頃よりもずっとずっと好きになってる。 ずっとあなたに恋をしている。 今は激しい思いではないけれど、温かなそれは平和になった今常に隣り合っていたいもの。 このあたたかな感情をこれからも大切に生きていたい。 決して後悔しないように、あなたと二人で。
(119) 2023/11/19(Sun) 18時頃
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長いキスを終えて、私も小さく吐息を溢した。 ほんのり頬を染めて、これでみんなの前で愛を誓い合ったんだと改めて幸せを噛み締めてしまう。
「うん、…これからずっと、ね♡」
彼の手を取り歩き出す。腕を組んで、祝福のライスシャワーと祝福の言葉を浴びながら。 ブーケトスを受け取ってくれたのはだれかな?真弓ちゃんかな、七尾ちゃんかな? それとも他の誰かかもしれないね。 青空にブーケが舞う。 華やかな声と、華やかな雰囲気に私は満面の笑みを浮かべながらまた命くんにキスをして。
「幸せ、お裾分けしてもしても溢れてるね。」
そんな事を囁いてウインクしてみせた。 だってこんなにも幸せな日々、夢見てた日が来るだなんて嬉しくて。
(120) 2023/11/19(Sun) 18時頃
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披露宴は最初はウエディングドレスだったけど、合同なら高砂席が二組、私たちと柊木くん恵一くんの分。 お色直しでは私たちは着物の予定! あ、カラードレスじゃなくて色打掛にしたのは…命くんの和装が見たかったから! 着物で登場したけど、指定の場所に行くと白いエプロンをつけてスタンバイ。 招待客の皆様に自由に具を選んでもらって、〆に新郎新婦で出汁をかけたお茶漬けを食べてもらうんだ! 奥さんとか女将さんぽくて似合ってる…と良いな? だって披露宴のお料理は美味しいけどみんなにお腹を美味しく休ませて欲しかったし、キャンドルサービスよりは性に合うし、個々人ともお話の時間を取れるかなって…。 手紙より、こういう和気藹々としたのに時間をとりたかったもの。式場側からもお勧めされたしね。
(121) 2023/11/19(Sun) 18時頃
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でも、命くんは私の旦那様だし、私は命くんの奥さんだよ〜! キラキラした目で命くんを見る子もいたけど、結婚式への憧れって事で無かったことにしてあげるからね?まったく!**
(122) 2023/11/19(Sun) 18時頃
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ドクドクッ!と、私の中に熱い胤が注がれる感覚。私はそれを果てながらも受け止めて、そう言えば洗ったばかりだった…なんてぼんやりと考えてしまっていた。 イッて、と言われて、果てる事をイクというのかと薄ぼんやり会得する。
「イ、いっちゃ…うううううっ♡♡♡♡♡」
ガクガクと体が痙攣し、媚肉は熱杭に絡み付いて吸い付いて。 特別強い快楽の波の後は体の力が緩んで、抱き寄せられるままに命くんの体に体を倒した。また肉杭の角度が変わって甘く呻いてしまうけど、肌を撫でられるとまた肌がざわついて。
(-23) 2023/11/19(Sun) 19時頃
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「あっ♡ 今ダメ…っ、ん、ちゅ…はぅ…っ♡ また気持ちよくなっちゃうよぉ…♡♡♡」
達したばかりで全身が敏感で、撫でられてもキスをされても甘い声が出てしまう。 もう少し待って、とお願いしたけど──私の内側は早くも次を求めるように蠢動していたから、ぴくん、ぴくんと体を跳ねさせる体に誘っているようにも見えたかもしれない。 お風呂に入ったとしても甘いキスを繰り返して。 次第に湯船を揺らして波音を立てて、──そんな激しい運動を湯船でしたなら。
(-24) 2023/11/19(Sun) 19時頃
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「はふぅ…。」
私は完全にのぼせて、お風呂上がり後に冷たい麦茶を堪能することになった。 くて…、と倒れてしまってたけど、少ししたら回復するだろうから。
美味しいご飯、作ってあげるね♡**
(-25) 2023/11/19(Sun) 19時頃
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──それが、私たちの初めての日とその翌朝の話。 幸い身籠もっていなかったから今この結婚式まで身軽にたどり着けたけど、あれからも何度も数え切れないくらい身体を重ねてきた。 勿論、それからはちゃんと避妊してね。
披露宴も終わった後、そのすぐ側のホテルに私たちは宿泊する。 ドレスも装飾品も返却したけど、ヘアメイクはそのまま。
「えへへ、楽しかった〜🎵」
式場の図らいでチェックインもせずに私たちはそのまま部屋に案内される。 扉を閉めた後はそう言って命くんに抱きついてまたキスをした。 いつも何度もキスをしてるけど、いつだって幸せな気持ちになれるの、素敵だね。
(-26) 2023/11/19(Sun) 19時頃
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「…あのね、ちょっとだけ待っててくれる?」
そして、私は命くんに待っててもらう。 今は普段着に着替えていたけど、それを脱いで──出来れば目を逸らしておいて欲しかったけど、見てたなら「えっち♡」なんて言いながらガサゴソ着替えする。 普段着の下はブライダルインナーそのままで、ガードル付きのストッキングに下着。しっかりとした作りだけど、レースをたくさん使ったちょっとゴージャスに見えるもの。 これはレンタルじゃなくて購入したんだ。だって、この後のことにちょっと使いたかったから。 そして、運ばれていた荷物から取り出したのは式でレンタルしたものよりは格段に安いけど──やっぱりマーメイドタイプのウエディングドレス。 背中のチャックだけ、お願いしようかな?
(-27) 2023/11/19(Sun) 19時頃
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「…改めて、命くんのお嫁さんとして これからよろしくお願いします。 でね、ウエディングドレスが白いのって あなたの色に染めてください、って意味が あるんだって聞いたから…。」
ヴェールとティアラも、式でつけたものとは違うけど身につけて。 命くんの手を取り頬に添えておねだりする。
「命くん色に染めてほしいです…♡」
こんなこと、今日くらいしか言えないからね。 頬に添えた掌にちゅ、とキスをして上目遣い。
掌へのキスの意味は"懇願" そのまま滑らせた手首へのキスは"欲望" …こんな花嫁さん、好きですか?**
(-28) 2023/11/19(Sun) 19時頃
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「ふふふ、実はこの時のために お手頃価格なの買っちゃったの。 だって、自分で選んだとは言っても モニターだったからお金払わなかったし それなら…なんて。」
似合うと言われて嬉しくなっちゃう。 そう、貴方色に染めて、と言うエピソードを聞いた時に思いついたの。 途中でレンタルドレスは返さなければならないけれど、その心意気と姿で初夜を迎えたいって。 私はとっくに命くん色に染まってるんだけどね。 手頃な価格のものは私でも十分手の届くお値段だったからできたこと。 そして人前では唇を重ねるだけだったけど、今度こそ私からも両手を伸ばして深く深く口づけを交わしていく。 唇を味わい、舌先を絡めさせて。抱きしめられるのも好き。背中の開いたドレスだから、背筋を指先で辿られるとそれだけでゾクゾクと心地よさが這い上がってきちゃう。 ちゅ、くちゅ…とたっぷりと濃厚なキスを交わしたところで──思いがけない言葉に私は目を丸くする。
(-34) 2023/11/19(Sun) 22時頃
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「えっと、…うん、そう言うのもあるけど…。 そう言うのもやりたかった?」
今ここでなら良いけど、人前だとちょっと…とは思ってしまう。普段着で脚を晒すのは平気だけど、ドレスとか裾の長いものを託しあげて見せてしまうのはなんか違う恥ずかしさがあるもの。 小首を傾げながらも、ちょっと悩みながらドレスをたくしあげていく。 マーメイドタイプのドレスだから、足の付け根より少し下のヒラヒラ広がった部分をまとめて。 白いストッキングとガーターベルトは、レースもたくさん使われた花嫁仕様。 私もガーターベルトは初めて装着したんだけど。
(-35) 2023/11/19(Sun) 22時頃
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「その、左側のガーターリングを外すらしいよ? ほら、このふわふわの部分…。」
ここ、と指で示したのは、ストッキングの上部、太ももの中程に巻かれたリボンレース部分。 ちょっと恥ずかしい。これを受け取った人は次の花婿になるとか言うけど…やりたかったならやらせてあげても良かったかも? でも、ちょっと恥ずかしいから今ここでやるのでちょうど良いのかも。 今だって恥ずかしくて、きゅ、と太ももを閉じ合わせてしまっているしね。 ちょっと、これは今となっては新鮮なドキドキだけど…。
(-36) 2023/11/19(Sun) 22時頃
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「…たぶん、紐を外さなくても 下ろせると…思います…。」
ストッキングはガーターリングだけじゃなくて、ガーターの紐、つまりサスペンダー部分でも支えてた。 その上にショーツを履いて、咄嗟にでもトイレに行けるような状態になってるんだけど…結局トイレは途中ではいかないで着替えの時に行ったから、この状態にしなくても良かったかもしれないけどね。 でも、ドレスの状態でトイレだと慌ただしいしシワにしたくないしで、念のためにこの状態で望んでたんだった。 今は、ショーツまでは見えないけど…もう少しあげたら、見えちゃう。 ちょっと消え入りそうな声で紐のことに言及して、命くんを見下ろしながらまつ毛の先を震わせた。**
(-37) 2023/11/19(Sun) 22時頃
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「それは…そうだけど。 でも、披露宴の時は命くんかっこよくて みんなにカッコ良さ知られちゃったな。 みんなのカッコ良いのは知られたいけど 私だけの命くんだから、ちょっと妬いちゃう…。」
確実に何人かは、命くんのことが気になっていたと思う。流石に人の旦那様にそう言う事をしそうな人は誘って無いけど、ほんのちょっと妬いてしまったのは事実だ。 だからギュッと寄り添いアピールする事と余裕の笑みを浮かべる事で奥さんアピールしたつもり。 良いところはたくさん知ってほしいけど、特別なところはお互いだけが知ってても良いと思うし私だけのだよって気持ちもあるから、ちょっとだけジレンマ。 でも私は命くんの。命くんは私のなんだけどね!
でもそれにしても、自分でスカートを上げて下から見上げられるのはどうにも恥ずかしい…。
(-45) 2023/11/20(Mon) 07時半頃
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今までこう言う事をした事あったっけ? 制服姿とか、使わなくなったスクール水着とか、裸エプロンとか…たまにそんな、コスプレめいた状態でお誘いしたりそれをお願いされた事はあったけど。 ウエディングドレスは勿論初めて。汚したりシワになったりしても良いつもりで購入したのだけど、特別な装いにまたドキドキしてしまう。 太ももに触れる手が熱く感じて、それだけでぎくんと内腿を強張らせた。
「あ、パンツはベルトの上から穿いてるけど… あっ、引っ張らないで? その、落ちちゃったら…。」
むしろ今から脱がされるとは思うのだけど、ショーツの横側がほぼ紐だから不安に駆られてついそんな事を口にした。 花嫁さんの下着…とは聞いてるけど、それにしては攻めたデザインしてるんだよね。でも他のもこう言う感じだった。 サスペンダーを引かれて下着が浮くとちょっと脱げてしまいそうで腰を引く。 でも、そのままだとガーターベルトも外せないと言う言葉はそうだからと膝を割ったけど。
(-46) 2023/11/20(Mon) 07時半頃
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「んうっ…♡あ、もう、そこ違う…♡ あっ、擽ったい…ん、くぅ…♡ も、悪戯だめだよぅ…?」
思わず脚を閉じかけて膝が揺れる。だって、内股へのキスなんて甘い声が漏れちゃうじゃない。そうでなくても際どい所に頭があって、チクチクと髪の毛が触れる感覚がくすぐったいのに。 必死にショーツが見えないようにスカートをまくりながらも抑えるようにして、でもそれでもぴくんっ♡と手が震えた時は見えてしまったかもね。 真っ白な花嫁のショーツが。
でもそんな努力虚しく、漸く命くんの唇がガーターリングを捉えて外していく時は脚を上げなくちゃいけなくて。 不安定な姿勢で少しだけ膝を上げたけど、どうしたって上にスカートが上がるでしょう? 見えた。と言うかみた気がする!にんまりした顔は見えないけど、こう…察した感じがする! なんであんなに肌を晒していてもこう言うのは恥ずかしいのかな…? 顔を赤くして背けながら、リングが外されていく感覚を待つ。ふらついては命くんの肩も借りながら体勢を保って、やっと抜けた時にはホッとしたけど…。 抜き去られたのはベルトじゃなくてリング、だよね?若しくはストッキングかな。
(-47) 2023/11/20(Mon) 07時半頃
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どちらにしても。
「あっ!ちょ、そんな所に…んもう。」
流石に一日中ヒールを履いた後の脚先は恥ずかしくてちょっとむくれてしまう。 だって絶対蒸れてると思うし…でも、甘やかしのうちだって分かるから、恥ずかしがりながらそんなに文句は言わない。 むう、と口先は少し尖らせるけど。 脹脛に、膝小僧に、そのままもっと上に来るかと思っていたキスはそこで止まって。
「うん、命くんが持ってて。 もう片方のリングは赤ちゃんが産まれたら ヘアバンドにしてあげる風習があるんだって。 そうしたら、二人の子供は幸せに暮らせるだとか。 …ふふ、双子とかならどうするんだろ?」
その場合は命くんのを借りるか、改めて別のを作ってあげるか。兄弟だったなら歴代赤ちゃんのヘアバンドになるのかもね。
(-48) 2023/11/20(Mon) 07時半頃
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そんな話をしてから、こほんと咳払い。 今度は私からドレスの裾をそっとたくしあげる。
「だから、汚さないようにそっちも外して…。 私を命くんの色に染めて。
このまま、赤ちゃん、…ほしいな?」
ドレスは着たままでも、脱いでも良い。 花嫁さんとして改めて染められていきたくて着てるからね。雰囲気雰囲気。 でも私から直接的なお誘いはあまりしないからちょっと緊張する。 積極的にお誘いしたのはあのロボットの被害が大きかった頃。特に避難所から突き飛ばされて危うく──なんてなって、でも避難所で命くんを求めることができなくて、家に帰ってから怖い事を忘れたくて命くんに溺れて。 もう、あんな怖い事は起きない。起きないと思いたい。 でも今日はそんな怖いことから逃避するためのお誘いじゃなくって、前向きな将来に関するお誘い。
(-49) 2023/11/20(Mon) 07時半頃
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「…まだ学生だけど。もう入籍してるし 結婚式もあげたんだから…ね♡」
お金のことはなんとかしよう。何とかなると思うし、赤ちゃんだってすぐ授かるとも限らないもの。 すぐ授かりそうな気もするけど。 まあでも、もしまだもう少し待とうって言うなら待つよ。だからちゃんとゴムも用意してる。 でもね。
今度はショーツがギリギリ見えしまう位置まで裾を上げる。 三角の頂点がチラリと見えて、ぴったりとしたそれが布越しにも私の谷間の形を隠しきれないでいた。**
(-50) 2023/11/20(Mon) 07時半頃
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/* >>142珊瑚が生きてその場にいたら、 ばか!柊木くんだよ、わかんないの!? とビンタシーンだよなwwwww
そのビンタで正気に返ってくれたら良いけど、この恵一くんは は?こんなのコウじゃない。何言ってるんだよ珊瑚、狂ったか!? って逆に殴りかかってきそう。もしくは敵認定されて攻撃されそう。
(-51) 2023/11/20(Mon) 13時頃
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