27 【crush appleU〜誰の林檎が砕けたの?】
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それにしても、やりたいことか やらなくちゃいけないこと、じゃ無いんだよね
難しいな……
[本心からの嘆息が零れる。
そんなもの本心では今まで一度しか考えたことがない。 度重なる悲劇で注目の集まる状況に耐えかね、高祈から逃れられる望まれない大学を選んだつもりで、結局全て無意味と分からされた。 ああ、でも。]
……頑張って考えるから、気を長くして待っていてね これからも福原君といられるなら いつか、思いつくと思うんだ
[この青年の成長を見ていたいと思ったのは、まだ誰にも希望を折られていない本物の気持ちだ。*]
(+51) 2023/08/05(Sat) 00時半頃
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[本当に心から思っているのだろうと 感じられるような笑顔だった。>>+52
ただの一つも快い記憶が無いわけではなかったと、夢の中のスイートポテトのお陰で思い出すことが出来たけれど 自分が家族について語りそんな顔をする日は、来るとは思えない。
思えないからこそ、可愛い後輩は祖母と仲直りが出来て良かった。 そう思い向けた言葉や仕草に違和感など無いだろう。 きっと、これからも。]
(+55) 2023/08/05(Sat) 02時頃
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……それは、うん。そうかもしれないね 夢の中で何回か感じたよ
[戯ける場面ではなかったかもしれないな。 相手の返しに思い至るものがあるからこそ、同調しつつ少し反省した。>>+53
例えば未だ本人は望めていない生に意味をくれた後輩の言葉だったり。 はたまた以前から何かを知っていたように触れる同期の言葉だったり。
すぐに目に見えて一人の人間を変えたわけではなくとも、 確かに力を持って自分にだけ渡されたものがあった。
互いに目を伏せた時は、具体的な内容は違えども同じ少女を思い描いただろうと考えていたけれど 受け取った言葉は自分だけのものだから、そうして得た感覚は共有出来ないのかもしれない。]
(+56) 2023/08/05(Sat) 02時頃
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ずっとか…… そんなこと、また言われる日が来るなんて思わなかった
[頷いてくれた福原の言葉は>>+54 成海が口にしたそれとよく似ているが違う。 何一つ重なるものが無い筈の、黒く丸い瞳を想う。
彼の話と家の為の結婚は、大きな隔たりがある別物だけど。 そんな未来があったらいいなと、思えたのは同じだった。]
俺はね。君が思っているよりずっとずっと酷い人間だ 誰にもバレないように本当の自分を隠していた嘘つきだ
……でも、いつか福原君には聞いてほしいな 君のことを知りたい分だけ、知られるべきだと思っている
[それがあの時福原が語る手段に本当になるかはともかく さよならをする気がないのだと、よく分かった。 だから、知られるという最も恐怖していた筈の道を、 今でも全く躊躇いが無いとは言い難いそれを選ぶべきだと思っている。**]
(+57) 2023/08/05(Sat) 02時頃
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/* >>+69 !!??
(-91) 2023/08/05(Sat) 11時半頃
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/* 福原君のずっとは真那と話したずっととは違うよねというロルだったんですが 福原君凄いこと書いてないこれ???あれ?俺が汚れてんのかな?
(-92) 2023/08/05(Sat) 11時半頃
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/* 恋愛感情を知らないからこそこんなにさらりとしてんのかな そうだな、成海も知らないもんな。ただ中身が驚いただけです
(-94) 2023/08/05(Sat) 11時半頃
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/* 結婚したら断る友達以上はなんかこう すみません 先輩の中身が汚れているだけです 駄目だ、個人的な衝撃から地上に脳を切り替えないと
(-95) 2023/08/05(Sat) 11時半頃
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[可愛い可愛いと今まで言ってきた、放っておけないと思っていた相手 その言葉はまるで誓いを立ててくれたようで。>>+69 ほんの少し年下なだけの大人の男性だなと、当たり前のことを今思わされた。]
格好良いね、福原君は
[揶揄の無い声色で呟けば、眩しいものを見るみたいに目を細めて見つめた。 ──まるで、死地から還ってきた自分を迎えた太陽のようだ。
高祈成海の行く先には未だ霧が掛かって、側にいる彼との先輩後輩でなくなった後の関係性の名前すら定められていないけど。 その言葉通りの未来で、彼に誠実でいられたらいいと思う。
そう在れたら、どんな形になったってきっと幸せな気がした。]
(+74) 2023/08/05(Sat) 12時頃
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そうか。似ていたから君を見つけられたのなら 酷い奴だった意味もあるのかも……なんて
──うん。沢山お互いの話をしよう 俺達には、時間があるんだから
[とてもそんな風には思えないと否定するのは簡単。>>+70 でもしなかったのは建前の言葉だからじゃなく、 福原がそう言う理由を、知らない一面を、受け止めたかったから。
彼の様子は、全て打ち明けても関係は変わらないのかもしれないと思わせてくれるようなもの。 けれどもう少し待ってもらおう。 覚悟が決まるまで、喪失の憂いに浸る時間が終わるまで。]
(+75) 2023/08/05(Sat) 12時頃
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……沢山話して疲れちゃった 休ませてもらっても、いいかな?
[不意に一度重たく瞼を閉ざした後、そう告げた。 何しろ未だ覚醒めたばかりの包帯塗れなもので。
彼がもし出て行くなら見送ってから、起こしていた身体を横たえることになるだろう。*]
(+76) 2023/08/05(Sat) 12時頃
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/* どっから夢に入るか迷うから進むの待とうかしら……?
(-100) 2023/08/05(Sat) 12時頃
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── 夢の中 ──
[元より福原と確かめ合った事実を疑うわけもないが。 宣告は声だけが届いたので、こうしてあの世界に後戻りしたように景色すら変わると驚いてしまう。
少しの間視線が巡り、最後に一点へと固定された。 ここはエントランスホール。 取り入れられた自然、日常ならば美しくも心地良さげな木陰。 ──樹の下の林檎が、無情な真実と重なる。>>36]
……何を言えというのやら
[その形式はなんであれ、伝わったメッセージ。>>*1 乾いた笑いを落とさずにいられなかった。
生き残ってしまってごめん?絶対に選ばない最悪の発言だ。 君のことを忘れない?未だそこにいる相手を過去にしているようだ。 理解し合うこともなく世界を分かたれた身では、適切なものが浮かばない。
或いは未だに回谷の側にいて、彼女と心が近い者ならば──浮かんだ顔に、唐突にあの時の少女の異変の意味が分かった気がした。**]
(+77) 2023/08/05(Sat) 12時半頃
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/* 夢にだけ入っといて何かいいタイミングで地上組を見に行こうかな
(-104) 2023/08/05(Sat) 12時半頃
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/* 俺のロルが見返すと確かにそういう意味にも取れるので実際そういう意味だったのかもしれない
(-111) 2023/08/05(Sat) 17時半頃
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[三人はどこにいるのだろうと思った時、景色が変わった。
他と比べると豪奢な印象がある内装や調度品。 恐らくは重役の為の一室。 音信不通だったらしい田端が無事に、そして側には回谷。 一方は微笑み、もう一方は見違えた花嫁姿で>>145>>146
きっと、最後の一人を待っている。
いつどこで何故、それは二人しか知り及ばないことだろうが 浮かんだばかりの仮説が実証された。
──幽婚、或いは冥婚。
変わらない運命の中、思いを寄せる相手と成されるのならば 親しい同性に綺麗に見目を整えてもらえるのならば それこそ慈悲というように、素晴らしいことなのだろう。
自分で相手を選べず、結局その者とも結ばれなかった女性もいるのだから。*]
(+85) 2023/08/05(Sat) 18時頃
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/* 新郎親族席に座ったほうがいい?(血縁無し)(戸籍関係無し)(コイントス双子)
(-113) 2023/08/05(Sat) 18時頃
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[そんなことを考えていた時だ。 扉の向こうから男性の声とノック音。>>148 夢の中に残る三人が揃った。
大藤はドレスアップした花嫁の姿を眺め、 彼らしい褒め言葉に加え、穏やかな視線を向けている。>>149
なるほど、やはり両想いのようだ。
相変わらず言葉が少ないが、この状況で「やる」ことは一つしか無いのだろう。 成海はただ、見届けるばかりだ。**]
(+86) 2023/08/05(Sat) 18時頃
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/* 半分以上おふざけの双子(双子ではない)縁故が巡り巡って両方結ばれるはずだった女性に先立たれるという因果に
(-115) 2023/08/05(Sat) 18時頃
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/* これは残存が男二人じゃ出来なかったことなので良かったね回谷さん
(-116) 2023/08/05(Sat) 18時頃
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[やっぱり女性にとって結婚とは大切なことなのだろうなと。 他人事のように田端の変貌を眺めていた。>>150
これは彼女が残って正解なのだろう。 成海にはドレスアップの手伝いは出来ないし、自由な大藤の軌道修正も果たしてどうだったか。
フロックコート姿の大藤に、ブートニアが成されたならば>>151>>153>>159 「双子の兄」の晴れ姿を、微笑んで眺めた。
……彼がどのようなつもりで、河に分かたれた女性と結婚式を挙げようとしているのか深い思考は知る由も無い。 けれどきっと、軽い想いなどでは無い筈だ。]
(+87) 2023/08/05(Sat) 20時頃
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[アリババの言うことも確かに分かる気がした。>>154 やがて別の世界へ行く恋人達、ただ涙に濡れて抱き合っていたっておかしくないのだから。
──それにしても この二人はどうしてか、親しげな気がする。>>155>>156>>161 死のことしか見えてなかった成海の、アリババへの接し方が異常だっただけかもしれないが。
成海は男だが父母と共に畏まった場所には何度も出向いた。 女性側の礼服としての黒留袖の意味を知っている。 適するのは新郎新婦の既婚女性親族と、もう一つ。*]
(+88) 2023/08/05(Sat) 20時頃
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/* やっぱ良いねこの二人 こういう女性には飄々として中々掴まれないような年上の男性ですよ
(-128) 2023/08/05(Sat) 20時半頃
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/* ヒィ……仁科ちゃんとまた被らないように髪型考えないと お前髪長いんだよ成海
(-134) 2023/08/05(Sat) 22時頃
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[見知った女性達の声が耳に届く。>>+89>>+95>>+96>>+97 それから、スマホも手に取らないで思いに耽る成海に会いに来てくれた、誰かさんの提案も。>>+93
参列と祝電は、決して両立しないわけじゃない。]
そっか…… 俺達にも未だ回谷さんに出来ることが、あったんだね
[生と死の隔たりのことは今は関係無い。 ただ、祝福する者となればいい。]
(+100) 2023/08/05(Sat) 22時半頃
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[その瞬間、相応しいと思う姿が成形される。
サイドに少し髪を流し、前髪を分けたポニーテール。 整髪剤を使用しているようで、 フォーマルな場所の男性の長髪への不潔な印象は多少抑えられた筈。
光沢の無い黒のブラックスーツ姿で、 白いシャツにシルバーグレーのネクタイを締め、 ベストは着用していない。 ジャケットとパンツはシングルでスマートなラインだ。
シルクのポケットチーフは三つ折りにされており、 袖口にはカフスボタンがあしらわれていた。 黒い革靴はストレートチップのデザイン。
──新郎はある時、黒を纏い続ける成海に言及し その言葉に心の内が動くのを確かに感じたが この黒は祝福の為なのだから、構わないだろう。]
(+101) 2023/08/05(Sat) 22時半頃
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[青色と落ち着いた色のワンピースにそれぞれ身を包んだ銀と仁科へ、似合っていると言うように一時微笑みと目を向けた。 それから福原の姿も、骨谷や柊のことも探したけれど、目にすることは出来たかどうか。
けれど誰にも声は掛けないで、すぐに主役達へと視線を戻す。 既に空間は閉ざされた一室ではなくなっている。
厳かなチャペルの色合いと、品のある彩りとなった白と緑>>166 雨が過ぎ去った後の晴天の下にいるように、成海には思えた。]
(+102) 2023/08/05(Sat) 22時半頃
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[真っ直ぐに背筋を伸ばし、 静かに保たれる、けれど張り付いたものではない微笑みで
式を見届けんと、全てを見ている。>>168*]
(+103) 2023/08/05(Sat) 22時半頃
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/* 黒のブラックスーツ!日本語崩壊! 光沢の無い生地のブラックスーツと書くべきでした
(-142) 2023/08/05(Sat) 22時半頃
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/* 男のロン毛の参考資料パンクすぎる。結婚式となるとろくなものが無い。ハーフアップって無難だったんだな。 ダサかろうが男の主役は大藤なのでいいでしょう。
(-143) 2023/08/05(Sat) 22時半頃
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