15 青き星のスペランツァ
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/* そういや3日目に助けられておいて4日目に自死するの、もしかしてアリババにはかなり悪いことをしたか?とおもっているところです いやっまさかあんなに情熱的に助けに来てくれるとはおもってなくて うんその ごめんて
(-41) 2021/11/13(Sat) 17時頃
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― 三日目・処置室へ ―
右腕が折れてる。 なるべく動かさないようには気をつけた。 あとは、頭にも少し傷がある。こっちはそんなに深い傷じゃあないが……
[タプルからの質問>>42に答えつつ、通信で伝えられる処置は、可能な限り行う。]
……怪我人は他にはいない。
[短く答えて、少しの間。 わかってる、タプルが聞きたいのはそういうことじゃない。告げなければならない。望まれた答えでなくとも。]
ハロは、 ……間に合わなかった。 アリババが連れて帰ってくれてる。とにかく今は、キランディを頼む。
[後で会いに行ってやってくれ。とは、言えなかった。 迎えの担架がやってくれば、そちらにキランディを託して、タラップに置いてきた探査機をとりに戻るだろう。*]
(44) 2021/11/13(Sat) 17時半頃
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─ 三日目・日没後 船内通路 ─
[怒ってない、と言われれば、やっと視線を相手の顔に向けた。なんだかしょぼくれた大型犬のような目をしている。]
おれも、帰ってきたら色々言われると思ってたんだが。
[気まずそうに頭を掻く、その手はグローブをしていない。 "海"での作業で色々な付着物があったので外したのだ。もしかしたら何かの解析に必要で、どこかで調べられているかもしれないが、ともかく、手元にはない。 冷たい金属の義手が剥き出しになっている。]
……ん。 外の方がいいか?
[提案には素直に頷く。 二人だけがいいのだろうことは流石に察した。 タラップの近くか、それとももう少し船から離れたところか。]
いいぜ。おまえの好きな場所で。*
(45) 2021/11/13(Sat) 17時半頃
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/* ケトゥートゥとデートうれしいなっ(ライジはそれどころではないしまだ怒られるとおもっているが
(-42) 2021/11/13(Sat) 18時頃
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[『キジン』はかつて、金の砂漠が広がる美しい星だった。
そこに住む人々は皆若く、無垢で、金色の瞳をしていた。 歳をとらず、飲食を必要とせず、疑いも争いも知らず、ただ穏やかに時を過ごす種族だった。 命が尽きる時、その体は細かい金の砂粒に変わり、砂漠の一部となる。 それが『キジン』の民の"死"だった。
辺境に位置していたため誰にも知られることなく、ひっそりと存在していた『キジン』に、ある時小さな宇宙船が流れ着いた。
地球を離れて様々な星に散らばり、もはや故郷も忘れ果てた移民達。その中にあって秩序に馴染むことができず放浪していた、略奪者達を乗せた船が。]
(53) 2021/11/13(Sat) 20時頃
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[船から降りた人々は、広がる金の砂漠に価値を見出した。 この星は金になる。 彼等は星の場所を隠し、『キジン』の砂を売り始めた。
悪意というものを知らぬ『キジン』の民は、代表者を出して略奪者達の元を訪れた。 "砂は先祖の骸であり、我々の一部であるから、持っていかないで欲しい。" そう懇願したものの言葉も理屈も通じるはずもなく。 交渉に向かった数人が戻ることはなかった。
そして、略奪者達は"『キジン』の現地種族は金になる"という事実を知った。]
(54) 2021/11/13(Sat) 20時頃
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[それから数世代。 砂漠の金砂は掘り尽くされ、『キジン』の地は大きく様相を変えた。
流れ着いた移民を祖とする人々は"採掘"として現地種族狩りを平然と行い、天敵がいなかったため身を守る術を持たない『キジン』の民はあっという間に数を減らした。
もう獲物がいないと判断された土地は放棄された。 人々は小さなキャラバンのような集団に分かれ、僅かな砂金を巡って争うようになった。
ライジ・チリガネはそんな集団のひとつで生まれた、略奪者達の末裔だ。*]
(56) 2021/11/13(Sat) 20時頃
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― 三日目・日没後 船外 ―
[長靴を引きずるように、小さな背中を追う。 あんまり思い出して欲しくないなあ>>49、なんて思いながら。
タラップを降りて外に出ると、辺りはもうすっかり暗い。『スペランツァ』以外に人工の明かりはなく、星がよく見えた。 ケトゥートゥの隣に座る。横目で表情を窺うが、暗くてはっきりとはわからなかった。]
……。
[泣かない理由。 古株だからとか、年長者だからとか、適当な理由を挙げることもできるが。なんとなくバレる気がした。]
(57) 2021/11/13(Sat) 20時頃
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泣くってのは、悲しい気持ちを外に出すことだ。 多分、そうしたら少しだけ楽になる。
[大声で泣くこと>>1:12も。涙を零すこと>>1:23も。背負い切れない悲しみを外に出して、時には誰かと共有して、少し荷を軽くすることだと男は思う。]
……おれは自分のことを、楽になっちゃいけない人間だと思ってる。 昔の仲間を置き去りにして、逃げたことがある。"助けてくれ"って声を無視して、ひとりで逃げちまった。 ひどいやつだろ。
[星を見上げたまま。だから泣かない、そんな資格はないのだと、そう答える。]
別に悲しんでないわけじゃないぜ。
[付け足した言葉も、ケトゥートゥにはきっとわかっていると思う。そうでなければこんな場所に呼び出して、こんな問いかけはしてこないだろう。 それでもつい口にしてしまったのは、表立って悲しさを表せないことに、どこか罪悪感を覚えているからかもしれない。*]
(58) 2021/11/13(Sat) 20時頃
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/* そろそろ色々出していかねえとなという気持ちとおれの顔が並んでいてイヤという気持ちがせめぎ合う夜だぜ
(-47) 2021/11/13(Sat) 20時頃
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/* 『キジン』の民のビジュアルは明後日チップのペサハをイメージしています ペサハすきだけどなかなか自分で使うのがむずかしいやつ
(-48) 2021/11/13(Sat) 20時頃
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/* アリババのダメージが深刻でおれは心配だぜ……>>48
(-49) 2021/11/13(Sat) 20時頃
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/* 最後の生き残り……ヴ……
(-50) 2021/11/13(Sat) 21時頃
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/* ケトゥーーーーーーーー(嗚咽
キラとタプルのやりとりもめ〜〜ちゃくちゃいいね……キラとも後でお話がしたいですね……
(-52) 2021/11/13(Sat) 22時半頃
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― 三日目・日没後 船外 ―
[わかる気がする、という言葉に、僅かに目を見開いて弟分を見る。]
……そうだな、そう言ってくれる気持ちはありがたいが。 そうなっちまうな。
[もしもそう言われたとして、それは自分を気遣う言葉であることはきっと、間違いないから。 けれど、素直に受け取って、自分を許せるかどうかは別の問題だ。だから、ケトゥートゥの問いかけ>>64は正しい。
誰にそう言われても、きっと許せる日は来ない。 あの時見捨てた仲間も、故郷も、もうない。 取り返しは二度とつかない。]
(74) 2021/11/13(Sat) 23時半頃
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……そっか。
[ハロの身に起きたことはもう知っているはずなのに、あの大きな泣き声は聞こえてこなかった。今も、ケトゥートゥは泣いてはいない。彼の、いつもの弔い方ではない。 そこにどんな後悔があってそうしているのかは、わからないけれど。]
それなら、おれの分まで、あいつの元気な姿を覚えておいてくれ。
[自分はもう、無惨な最期を見て、触れてしまった。 ハロが無邪気にくるくる回る姿を思い浮かべても、どうしても、あの光景が、感触が、ちらついてしまう。 だから代わりに、覚えておいてくれればと思う。>>65]
(75) 2021/11/13(Sat) 23時半頃
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[つらい。苦しい。 それを言葉にすることは、今までしてこなかった。それも、無意識に許されないことだと思っていたのだろう。そんなことを零す資格もないと。]
ケトゥートゥ、
[言葉が詰まる。喉の奥が圧されるような感覚がある。 きっと、ずっと誰かにそう言って欲しくて。>>66 そう、言ってしまいたかった。]
……ああ、 そうだな、……くるしい、な。
[呟いた声は、掠れてほとんど息のようで。 ケトゥートゥの頭に手を伸ばす。普段の気遣いの足りない雑さではなく、余裕のない、どこか縋るような手つきで、その髪を撫でた。*]
(76) 2021/11/13(Sat) 23時半頃
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/* あのね もうね 誰も死んでない世界線で全員でわちゃわちゃしたくなってきた(人が死ぬ村を建てておいてこれ
もう全方位エーーーーーーーーーーンってずっとゆってる
(-57) 2021/11/13(Sat) 23時半頃
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/* やっぱこのライジって男メンタルが弱いな……
(-58) 2021/11/13(Sat) 23時半頃
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/* ほんとにねえ 過去の発言とか拾いにプロロとか1日目とか見返すたびになんでこんなことにってなっているんですよ どうして(人が死ぬ村を建てたからだよ
(-59) 2021/11/14(Sun) 00時頃
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/* でも楽になっちゃいけないなら自死を選んでもいけないのでは〜?そこんとこどう考えてんだライジよお〜〜って背後はちょっとおもっています(死は救い派閥の者
(-60) 2021/11/14(Sun) 00時頃
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/* ギーーーーーッ ケトゥの人まーじで心情描写がうまいんだよな だいたい中身の見当はついているんですが(違ったら恥ずかしいが
(-61) 2021/11/14(Sun) 00時半頃
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/* ああーーーーっイワノフ ありがとうイワノフ……おれはこの文体がすき……すきです……
(-70) 2021/11/14(Sun) 01時頃
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/* そうなんですよキラは絶滅しそうになってる種族の人でライジは絶滅させた側の人なんだよな(ニコ……
(-71) 2021/11/14(Sun) 01時半頃
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[『キジン』でのライジの仕事は、持ち込まれた砂金を選別し、量り、袋に詰め、輸出用の船に積み込むことだった。 オレンジ色の二足歩行機も、その頃はまだ開発されたばかりの新型運搬機だった。
仕事に疑問は持たなかった。 運ばれてくる砂金の山――時には手足や顔のような輪郭の残った状態のそれらを、ただそういうものだと思って処理していた。
きっとそれが、そもそもの間違いだったのだ。]
(83) 2021/11/14(Sun) 01時半頃
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[『キジン』の民の最後の一人が死んだ時、ライジもその場にいた。 生きている姿を見たのは初めてだった。 金の瞳、金の唇。 それは美しい女のかたちをしていた。
捕らえられた女の頭に、スコップが振り下ろされて。
人の形がさらさらと崩れて、眩むような輝きの粒になる。 見慣れた金色の砂に変わりながら、その唇がかすかに動いた。]
" "
[何を言ったのか、その場にいた誰一人としてわからなかったが。 その響き、表情には。 それまで『キジン』の民が持たなかった怨嗟があった。]
(85) 2021/11/14(Sun) 01時半頃
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[『キジン』の民は滅びる前に、故郷を荒らし、全てを奪い尽くした者達に呪いを遺した。 自分達と同じような体となる呪い。 歳をとらず、死ねば体が砂金となる呪い。
呪いは瞬く間に星中を覆い尽くした。 あちこちで殺し合いが起きた。
『キジン』において、もはや人は人ではなくなった。]
(86) 2021/11/14(Sun) 01時半頃
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[手先が器用なクレステフも、陽気なデリクソンも、皆の弟分だったサイラスも。 別に善人じゃあなかったが、それなりに気の合う奴らだった。
そんな仲間が殴られ、倒れ、恐怖の表情のまま砂金に変わって崩れるのを見ながら。 まだ人の形が残るそれに群がる人々を見ながら。
おれは、あいつらを見捨てて逃げた。]
(-72) 2021/11/14(Sun) 01時半頃
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[ライジはひとりで逃げ出した。 オレンジ色の二足歩行機に飛び乗って。 助けを求める仲間を置いて。 左腕をなくしたのはその時だ。撃たれてちぎれ落ちた腕は、仲間と同じように崩れた。
そこからどうやって脱出したのか、よく覚えていない。 ただ、もはや追ってくる者はいなかった。 誰もが"最後の一人"になろうとしていた。
そして、全員が崩れて砂金になった。
調査船『スペランツァ』に拾われたのは、その後のこと。]
(87) 2021/11/14(Sun) 01時半頃
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/* これキラに怒られない??? ライジの出身一族はマジで害悪人間だぜ
(-73) 2021/11/14(Sun) 01時半頃
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