27 【crush appleU〜誰の林檎が砕けたの?】
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[姉に髪を結われるのが好きだった。 子供の頃は。 すごく可愛くしてもらえたと無邪気に喜んだ。
成長するにつけ、周囲は勝手にも女性の評価基準に美醜を取り入れ始める。 別段そこまで自分を醜いとは思っていなかったが、美しすぎる姉のそばにいると、親戚も学校でも、必ず見た目の評価が口に出されるようになった。
男子は無遠慮に「仁科のハズレの方」など言っていた。 言霊とでも言うのか、だんだんと自分のようなものが着飾るのは恥ずかしいことのように思えた。
中学生くらいの頃から、姉が髪を触ることを時折断るようになった。 かわいくないから、と。
私は一方的に拗ねていたのだ。]
(284) 2023/07/30(Sun) 17時頃
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[ひたり、と鏡に手を添える。 姉はにっこり笑った。
ひとりでに髪が結われていく光景を、田端先輩は不気味に思うだろうか。]
でも、 姉も そう言っていましたね
[寂しそうに見つめる。 水道からはずっと出しっぱなしの水音がして ジャージは水流に叩かれるまま、赤を生み出している。]
(285) 2023/07/30(Sun) 17時頃
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[高校になると、少し状況が変わる。
美醜の評価(主に親戚の)は変わらずだったが、男子が姉目当てでわたしに近づいてくるようになった。 人気の姉を追い落とすために、弱点探しをする女子も出てきた。 悪意にも触れた。 好意が信用できなくなって苦しんだ。 中には、本当の好意もあったのかもしれないけれど、わからなくなっていた。
だんだんと言葉の裏を読み疲れた私は、ある時それらの全てを放棄することにした。 元々得意ではないのだ。 人の心は複雑で、考えたって間違うなら、考えなければいい。 良い言葉も悪い言葉も受け流した。 とんでもなく心が楽になった。 今の仁科の基となる選択だった。
やがてわたしは高3、姉は大学生になる。]
(286) 2023/07/30(Sun) 17時頃
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[姉が卒業して学校が変わったことによって、少し平穏な学生生活をしていた頃、姉は大学のミスコンで優勝したらしい。 わたしはおめでとうと言ったけれど、その頃には思春期の燻りを解消できぬまま育ってしまい、ますます甘えられなくなっていった。
ミスコンについては両親はおめでとうと言ったものの、祝いよりも姉を心配していた。 自分にはいまいちその感覚はわからなかった。 評価をされて、喜ばしいではないかと
髪を結いたいと言った姉に、 もう触らないでほしいと言った日の午後 姉が刺されるまで**]
(287) 2023/07/30(Sun) 17時頃
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/* 泣きそう 田端先輩のあれこれもなんとか触れたい リミットが;
(-71) 2023/07/30(Sun) 17時半頃
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[「一緒に可愛く」と田端先輩が言えば>>293>>294、わたしは困惑して鏡と田端先輩を見つめるけれど、姉は応じるように・・・と言うか、嬉しそうに笑ったから。
ちくり、と胸が痛む。 パッとしない妹を飾ることにそんなに嬉しそうにされると、拒絶した朝が本当に。 バカみたいじゃないか。
他人を軸にした評価など意味がない。 だから自分は他人を他の要素で図ることはしないのに。 自分は他者の暴言に囚えられたまま。 否、他者の言葉を気にすることはさして問題ではなかったのかもしれない。 問題は、 姉の気持ちを信じなかったことだ。
後悔と比例するように、じわじわ広がる赤は本来吸収した量をとっくに超えている。
キュッ と 水道を止める音がした。]
(310) 2023/07/30(Sun) 20時半頃
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せん、パイの それ 魔法、みたいスね
[絞り出した声でそんなことを。 だって田端先輩のバスケットの中身は本当に魔法のようだった。 どうしてこんなものを持ち歩いているんだろうと思ったけれど、ふと骨谷先輩がそうしたように、これも夢の力がなせる技なのだろうかとも思う。
メイク道具に少し困惑しつつ高校生の春に、姉がメイクまでしようとしたから慌てて断ったことを思い出す。 高校生だったしわたしが全力否定したものだから、以後その申し出はなかったけれど。
緊張する。 2年生で初メイクとか。
戸惑うわたしをよそに、髪型とメイクが進んでいく。 なにこれ恥ずかしい。 恥ずかしいのに、なんだか楽しそうだ。動けない。 いや、きっと、少し 自分も嬉しいのかもしれない。
素材がよくなくても、誰かより綺麗になる必要はない。]
(311) 2023/07/30(Sun) 20時半頃
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[水は血の色で澱んでいるけれど、 水が止まれば不思議とさらには浮かんでこなかった。 正しくつけ置きされている状態・・・かな。
少しばかり情けない顔で、動くとなんだかじっとしていろと言わんばかりに髪を引かれる。]
・・・田端先輩は、 き、きょうだいとか いないんスか
[メイクの合間に、ふとこぼした。 羨ましいって。言っていたから。 家族構成とか知らないけど、一人っ子なんだろうか。
可愛すぎるシュシュ>>295には気後れするけど、どうせ今までオシャレしてこなかった身だから。 オシャレな姉とオシャレな田端先輩に委ねるまま。]
(312) 2023/07/30(Sun) 20時半頃
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/* ドホラーからすごく可愛いシーンになって 自分で書いてても、恥ずかしい
仁科がんばれ 僕もがんばれ
田端先輩が来なかったら、この子救われてないな はあ 先輩好き
(-76) 2023/07/30(Sun) 20時半頃
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[どこかでシャッター音がした>>262。 世界を切り取る、音。
姉の顔を見て、ああこの顔を残したいなと思った。
「とーかちゃん、次は何を描くの?」 「わたしとかどうー?」
描いてと言われるたびに断っていた。 ただでさえ姉の美貌に気後れしていたから無理だと思って避けていた。
あんなに可愛がってくれたのに、どうして描いてあげなかったんだろう。
今更だけど 描きたいなあと そろそろ鏡を直視できずに目を伏せた**]
(313) 2023/07/30(Sun) 20時半頃
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[空を飛ぶのは怖い>>319と聞けば苦笑して、]
うまく飛べる夢ならいいんスけどね。 夢にもルールがあるから難しいス。
[経験者はかく語りきであるが、その経験こそが仁科の魔法を難しくしている。 兄弟について、亡くなったと言われればそれ以上を問うことはできない。悪口ってことは、仲が悪かったんだろうかとか。 石を投げられた、とはラインの悪夢>>1:325か。
・・・思春期を拗らせた、本当は仲の良い姉妹たる仁科には、関係性の想像もつかないけれど。]
(363) 2023/07/30(Sun) 23時半頃
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[顔をあげてみない?と言われて、少し躊躇う。 深呼吸して、視線を上げる。 自分の顔を見る前に、少し逸らしてみるとやり切った顔の姉が映っている。
つ、と視線を正面に向けると、ダレデスカと言いたくなるようなメイクと髪型。 自分でも、ハッとした。 「印象が変わった」と言われると、事実なので素直にうなづけた。]
そう、ですね
[慣れないので落ち着かないけど、田端先輩は嫌そうでもバカにした素振りももちろんなくて]
ありがとう ございます
[か細い声で礼を]
(365) 2023/07/30(Sun) 23時半頃
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[どこからか子供のすすり泣く声に、田端先輩が反応して。
姉にもシュシュをくれた。 田端先輩の差し出した手から、少ししてシュシュは消えただろう。
鏡の中に渡ったシュシュを見て、田端先輩を見た。]
ありがとうございます 姉にまで・・・“魔法”を使ってくれて。
[泣いてる子供を放って置けない田端先輩に、まるで自身も泣いてる子供だったなあと思いながら。 可愛い、と言われたら、今度は否定せず。 言葉にはできないけど、こくこくとうなづいて、頭を下げた**]
(366) 2023/07/30(Sun) 23時半頃
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[ふと、届いた通知にスマホを開くと、骨谷先輩からのメッセージ>>316。 骨、と聞くとはてと思ったけれど、陶器の知識なら牛骨を使うボーンチャイナは知っている。 でも人骨を使うことがあるとは知らなかったから、咄嗟に結びつけることができずにそこにはYESもNOも書かなかったけど。 きっと知っていれば、逆に喜んでって言ったかもしれない。
目覚めの兆しが近いなら、これがこの世界で最後のラインかもしれないな、と思って。] 「スケッチブック、もらえてよかった。」 「ここを出る前に描きたいものができました。」
[死んで出るのか、生きて出るのかは、さて。 夢の絵が持ち出せる気はしないけど、生きているならまた描けばいい。 それこそ何枚でも。]
「カップ、すごい楽しみですけど 自分のことはよくわからないんで、先輩に任せます。」 「もしも迷ったら、おにぎりか絵筆でも。」
[そんな簡単にオシャレ女子にはなれないのだ。 送信してから、絵筆より先におにぎりと書いてしまったけれど、それはそれ**]
(368) 2023/07/31(Mon) 00時頃
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/* 先輩の〆より後になってしまった! さいごまでおにぎりですいません
姉にも深くお詫びします()
(-84) 2023/07/31(Mon) 00時頃
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