16 魔界のミッドウィンター祭【R18】
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[天使はしばらくかまどの前にいたが、離れたようだ。 居間に移動した後は、なにかしている気配がする。
家の中を物色しているとか、外へ出ようと画策しているとか、そういう物音はしなかった。 どうやら、体を動かしているだけらしい。
何をしているのか興味はあったが、行くのはやめておいた。 居間に近づけば光で気付かれるだろうし、見られていると気付けば止めてしまうだろう。 慣れるまでは、放置しておくのがいい。 時間を掛けてゆっくり近づいていくのが良いのだと思う。]
(-30) nekomichi 2021/12/24(Fri) 11時半頃
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[知覚の一部を天使の上に残し、意識のレベルを下げていく。
微睡みに近い状態になって、今夜はもう休むことにした。*]
(-31) nekomichi 2021/12/24(Fri) 11時半頃
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[ 己れを剋するように鍛錬を続ける。 無心にはなれたかもしれないが、心が晴れてゆく感じはしなかった。
乾いて、ひび割れて、虚ろだ。 自分は何処まで来てしまったのだろう。
奥の部屋から漏れてくる光が天使を呼ぶ。
覗けば、獣人の頭は枕の上にあった。]
(-32) enju2 2021/12/24(Fri) 20時頃
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[ 自分から天を奪った魔性に、好き勝手させてやるものかと思う。
扉の鍵は、彼が持っていると言っていた。 力を蓄えて、ここから出て行ってやる。 鍵を手に入れなくては。 回復して── 、 温かな…
消耗した思考が天使を導く。
気が付くと天使は獣人の足元にいて、二、三度、獣人の体に掌を這わすと、光を抱え込むように片翼をかざして臥した。*]
(-33) enju2 2021/12/24(Fri) 21時頃
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[微睡みは完全な眠りではなく、天使が近づいてくるのは知覚していた。 何をするのだろうかと意識の欠片で追いかけていれば、毛皮を幾度か撫でられる。 そわそわした感触で覚醒したけれども、そのまま動かずにいたら、足元に顔を伏せた。
天使は眠るのだろうか。 それともうつ伏せているだけだろうか。 毛布でもかけてやりたくなったが、触ると起きるかもしれない。
光る毛を伸ばして天使の周囲に絡ませ、光の天蓋を作るに留めておいた。]
(-34) nekomichi 2021/12/25(Sat) 17時頃
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[すっかり目が覚めてしまったが、動くに動けない状態だ。 天使がいなくなるか、夜が明けるまでは横になっていようと思う。
足元の温もりは、なんだか心地良かった。*]
(-35) nekomichi 2021/12/25(Sat) 17時頃
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[ 温かな光が染み込んでくる。 寂しいながらも、どこか安らいだ気持ちで天使は顔を起こした。
すぐ傍らに獣人が横になっているのを見つける。
蜂蜜色に光っているその体毛を、自分の指が掴んでいるの気づいて、瞬間、息を呑んだ。
自分は何故、彼の寝台に乗っかっているのか。 何かされたか。 いや、記憶にない。
獣人が動き出す前に、離れておこうと、そっと後退る。*]
(-36) enju2 2021/12/25(Sat) 17時半頃
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[天使が顔を上げる。 離れていく温かさが惜しくて、一緒に上体を起こした。]
目が覚めたのか? やはり寒かったかね。
[そのまま体を半回転させ、寝台から足を下ろす。]
どれ。火を入れておこうか。 少しは温まるだろう。
[立ち上がり、厨房へと歩き出した。*]
(-37) nekomichi 2021/12/25(Sat) 18時半頃
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[ 天使が動くとすぐ、獣人も起き上がった。 その動きは、天使のそれと違って戸惑いがなく、この瞬間まで待機していたことを推察させる。
いくらか後ろめたいような、恥ずかしいような気持ちがした。
獣人の問いかけには答えず、ただじっと見据える。
獣人の方も、それ以上、天使を構うことなく厨房へ向かう。 その振る舞いはとても自然で、邪な気配は感じられなかった。
それでも、天使はすぐ後を追うことはせず、ベッドに残った彼の体温を指先で探る。
当然ながら、鍵は見つからなかったけど、落胆はしていない。 時間稼ぎにすぎないことを自覚している。]
(-38) enju2 2021/12/25(Sat) 19時半頃
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[ 手を動かしていると、背中が少し張っているのがわかった。 砕けた翼の生え際あたりだ。 再生が始まっているのかもしれない。
それは、ここ来て初めてのいい知らせだ。 鏡を見る習慣がないから、現状、どうなっているかわからないけれど、天使は指を組んで祈りを捧げる。
獣人が宿している光で回復したのは認めざるを得まい。
自分を捕獲したのが、彼以外の、もっと堕落した魔性であったら、どうなっていたことか。
それで贖罪になるわけではないが── 、と天使は唇を引き結び、心の壁を確かめておく。 魔性に油断は禁物だ。 翼の健全な再生のためにも、孤高を保って鍛錬を続けようと自分に言い聞かせる。*]
(-39) enju2 2021/12/25(Sat) 19時半頃
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[かまどの前に立ち、埋めて置いた火を目覚めさせる。 鮮やかな赤に光る燠に新たな炭を添えてやれば、火は再び息を吹き返した。 ぬくもりが穏やかに広がっていく。
天使がまだ寝室にいるのを知覚しながら、自分の毛を幾度か梳いた。 指に絡んで抜けた長い毛を、指で編んでいく。]
ケラヴノス。 こちらに来なさい。
[かまどの前にもうひとつ椅子を用意して呼んでみる。*]
(-40) nekomichi 2021/12/26(Sun) 00時頃
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[ 厨房から獣人の声がする。
ああ、あれは彼が選んだ呼称だ。 まだ馴染みが薄くて、日々、繰り返されないと忘れてしまいそうだと思う。
来なさいと言っているが── 命令のつもりなのだろうか。 それにしては、提案しているような響きに聞こえた。
何か食べないかという誘いなら、不要だけれど、 再生し始めている翼を見たら、彼から何か反応があるだろうか。 ただし、勝手に触ろうとしたら、それこそ戦うつもりだ。
そんな思索を巡らせながら、焦らすような手管はないままに、素直に厨房に足を向ける。*]
(-41) enju2 2021/12/26(Sun) 00時頃
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[思ったよりも素直にやってきた天使に椅子を勧める。 それとは別に、求めるように掌を出した。]
夜の間、ずいぶん消耗していただろう。 少し、手を見せてごらん。
[手を見せるよう催促し、手首を素早く掴んで自分の毛で編んだ糸をくるりと巻き付けた。]
この毛はしばらく光っている。 君は光を糧に生きる天使のようだからね。 少しは君の足しになるだろう。
(-42) nekomichi 2021/12/26(Sun) 01時半頃
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[掴んだ手を離さないままで告げ、不意にその手を強く引く。]
本当はこうするのが一番だ。 君が望むなら、いつでもしよう。
[腕の中に天使を捕まえて、抱きしめる。 全身が明るく温かく輝いた。*]
(-43) nekomichi 2021/12/26(Sun) 01時半頃
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[ かまどには火が入っていた。
勧められた椅子を無視して、かまどの近くまで行く。 獣人がどうやって火をつけるのか見ておけばよかった。
獣人は天使の体調を案じる様子を見せ、手を見せてほしいと求める。
手を見たところで何がわかるものでもあるまいと従わなかったけれど、素早く掴まれて、手首に毛で作った紐を巻かれる。
光る紐はふわりと軽く、温かだった。
補給の足しになれば、との説明から、彼の宿す光が天使の回復に役立っているのは獣人も把握しているらしい。]
(-44) enju2 2021/12/26(Sun) 09時半頃
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[ 弱らせたくないなら、魔界などに留めて置かないでほしい。 獣人が何をしたくて天使を手元で養おうなどと無謀なことをしているのか、理解できなかった。
光る紐を与えたのみならず、獣人は天使を引き寄せて抱擁する。 包み込むようなその光が、体の中まで差してくるようだった。
一瞬、体の力が抜ける。
彼の逞しい胸板が目の前だった。 手首に巻かれた編み紐と同じ色。
己の一部を与えるなど、いっそ献身的な申し出なのだろう。
けれど、拘束されていたり、動けないほど衰弱しているならばともかく、抵抗できる状態の天使に手出しして許されるなどと思わないことだ。
天使は気を取り直すと、すぐさま暴れて、獣人の腕を振り解こうとする。*]
(-45) enju2 2021/12/26(Sun) 09時半頃
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[毛で編んだミサンガは天使に受け入れられたらしい。 外せという様子は無い。 抱きしめた最初の一瞬も大人しかったが、すぐに抵抗された。
そのまま抱きしめておくのに困難はなかったが、与えたミサンガの効果を試したくて天使の手首を撫でる。 編まれた毛の一部がするりと伸びてもう一方の手首に巻き付き、簡単な手鎖となって天使を拘束した。]
暴れるのは構わないけれど、危ないからね。 しばらくそのままでいなさい。
[拘束したついでに翼の傷を診る。 砕けた付け根が少し盛り上がっているのを掌で撫でた。 このまま再生するだろうか。 片翼の天使も良いが、飛ぶ姿も見てみたいと思う。]
(-46) nekomichi 2021/12/26(Sun) 12時半頃
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[ 手首に巻かれた組紐が変容して、手鎖になった。
やはり魔性は油断がならない !
この先、何も受け取ったりするものかと決意を新たにして、縛られた手首を獣人に叩きつけて反撃する。 暴れるのは構わないなどと、余裕を見せて翼の痕跡に触れてくるのも腹立たしい。
温かな掌に包まれると、再生途中の翼は伸び上がろうと応えるかのようだった。 けれど、魔性の力を借りて再生などしたら、きっと濁った色がついてしまう。
思い切り身を捩り、嫌がってやる。*]
(-47) enju2 2021/12/26(Sun) 14時半頃
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[拘束してやったら抵抗はより激しい物になったが、それでもまだ可愛いものだ。 叩きつけられる手を捕らえて、縛られた腕の輪の中に頭を突っ込んでみる。 そうして立ち上がれば、天使の足は宙に浮く高さだ。]
君は天界に帰りたいと思っているかもしれないが、 もう諦めた方が良い。 君は既に私のもので、天のものではない。
[腕の中に天使を捕らえたまま、その金の髪を撫でる。 単に撫でるというよりは、指を差し入れて梳く動きだ。]
(-48) nekomichi 2021/12/26(Sun) 15時頃
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このあたりは私の領域で、他の魔物は寄りつかない。 一人は静かでいいが、時には他の生き物が恋しくもなる。
私に見いだされたのが運命と思って、ここで暮らすといい。
[語りかけるような穏やかな口調だが、天使を抱きしめる腕が緩むことはなかった。*]
(-49) nekomichi 2021/12/26(Sun) 15時頃
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[ 腕さえ用いずに体を宙に持ち上げられ、諭す口調で獣人の理屈を告げられる。 天使は歯軋りしそうなほどに唇をきつく噛み締めた。
第一に、魔界に連れてこられた時点で、天に帰る道が閉ざされているのは承知している。 第二に、彼の所有物だなどという認識はおこがましい。
それを聞かされて、天使が新たな使命を見出すとでも思っているのか。]
(-50) enju2 2021/12/26(Sun) 22時頃
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[ 他の生き物が恋しいのは、群れで行動する天使にも、よくわかる感覚だ。 だが、その矛先が異種に向くのは理解しがたい。 同族と連帯すべきだろう。
それとも── 彼は、彼の種族の最後の生き残りなのだろうか。
…いや、だが、そうだとしても、天使を拉致してきて、一緒に暮らせとは自分勝手にもほどがある。
後悔させてやるぞ。
あがくような膝蹴りを繰り出しながら、天使は、獣の体温に擦り寄りそうな自分を戒めた。*]
(-51) enju2 2021/12/26(Sun) 22時頃
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[宙吊りでの蹴りなど、少々煩わしい程度のもの。 じゃれつかれているのと大差ない、と思えば愛しさも覚える。
首に天使の腕を掛けたまま、獣人から獣へと姿を変えた。 そのまま天使を床に押し倒し、のしかかる。]
君には印をつけておこう。 誰が見ても、私のものだとわかるように。 君が私の側を離れても、すぐに探せるように。
[牙の並ぶ口を開き、天使の首を咥える。 浅く肌を破る牙と、喉笛を舐める舌。 どちらも火のように熱く感じるだろう。]
(-52) nekomichi 2021/12/26(Sun) 23時半頃
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[口を離せば、天使の喉に文様が刻まれている。 まるで首輪のようなそれこそが支配の印だった。*]
(-53) nekomichi 2021/12/26(Sun) 23時半頃
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[ 足にあたる感触が変わった── と思ったら、彼の姿が変わっていた。 より毛深く雄々しい角を生やした獣がのしかかってくる。
脳裏に響いてくるような深い”声”は、天使に、これから起こることを告げた。
むろん、全力で抗うが、両手を戒められ、床に押し倒された状態から逃れることができない。
首筋に牙の烙印が刻まれる。 彼の命そのもののような熱を感じた。
天使は体を硬直させ、小さく呻く。
いつか、その牙を叩き折ってやると心に誓う。
挫けはしないとばかりに、何度も蹴りにいった。*]
(-54) enju2 2021/12/27(Mon) 00時頃
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[床に押し倒されても、なおも天使は蹴りつけてくる。 それは抵抗のためというよりも、意地のように思えた。
天使の上に腹ばいになり、体全体で乗る。 間近になった首筋や顔に舌を伸ばして舐めた。]
君に言葉が通じているか分からないから、 つい無理矢理になってしまうな。 君が喜ぶことをしてやりたいのだが。
いや。君の望みが聞けたとしても、 私はそれを聞き届けることはできないだろう。 君を手放すことも、光に返すこともしたくはない。
せめて快適に過ごさせてやりたいが、 どうもうまくいかないようだね。
(-55) nekomichi 2021/12/27(Mon) 02時半頃
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[体毛の一筋を伸ばして扉の鍵に触れる。 解錠の音と共に、外へ続く扉が開いた。]
気晴らしに、外へでも行ってくるといい。 私の側にいると、君も気疲れするのだろう。
私の領域内に、他の者はほとんど入ってこない。 危険があっても、刻印を通じて君を守れる。
君が出かけている間に、会話の手段を考えておこう。 文字が読めるなら、――いや。絵の方が良いか。
[考えを言葉にしつつ、天使の拘束を全て解いて、体の上からも退いた。*]
(-56) nekomichi 2021/12/27(Mon) 02時半頃
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[ 言葉が通じていないかもしれないと獣人は考えているようだ。 そんなに自分は彼の語りかけと無関係な行動をとっていたろうか ? 伝わらないものだなと思う。
天使は偽りを語らない。 彼が適切な問いかけをすれば答えるのはやぶさかではないが、魔性の言葉に耳を傾けるべきではないというのが天使の基本スタンスだから、会話は成立しないだろう。
言葉が通じても互いの望むところが異なれば、議論の余地しかなく、妥協なき共和は叶わないというのは、彼が直後に主張したとおりだ。]
(-57) enju2 2021/12/27(Mon) 12時半頃
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[ 獣人は外への扉を開けてくれたが、天使を逃すつもりはないらしい。 天使の気晴らしのためだと言った。
気疲れ ? 否、魔性に気を遣ってなどいない。
彼の重みが離れるや、天使は扉の外を目指した。
彼の姿を一顧だにしてやるものかという気持ちは、彼の言葉を理解していないという偽装ではなく、単なる意地である。
彼が何を与えるつもりでいても、天使が天界にいた頃より満たされることがあろうか ?
天使の知る世界が狭いのは認めるが、自分が今、幸せを感じているかについて迷いはない。]
(-58) enju2 2021/12/27(Mon) 12時半頃
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[ 獣のねぐらの外は豊かな草原だったが、やはり空は澱んで暗い。 回復も浄化もおぼつかなかった。
けれど、これだけの植物があるからは水脈があるだろうと、天使は水気を探す。
足で地表を歩くのは慣れていない。 片翼では浮力が足りなかったが、それでも懸命にバランスをとりながら、飛び跳ねてゆく。
やがて天使は岩の根本に小さな泉を見つけ、首周りの熱にふりかけた。 時間をかけて全身を洗い流す。*]
(-59) enju2 2021/12/27(Mon) 12時半頃
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