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「言った…言ったけどぉ…ん、んんんぅ…っ、 あっあっ、だってぇ…♡」
くぷ♡くぽ♡と、入り口の浅いところを行き来する感覚はある。 だから奥が早く来てとせがんでいるのに来てもらえず、さっきからお腹が切なくなって仕方がない。 そんな所で胸の先端を口に含まれたからよりお腹の奥が熱くなるし、そこだって気持ち良いは気持ち良いから甘い声を上げて胸を押し付けるようにしてしまった。 腰は相変わらず揺れてしまうし、なのにまだ届かない。 それがお仕置きってわかってるけど、「あっ♡あっ♡」とまた高まってきておしっこしたいような感覚にも襲われていた。 ここはそう言うスイッチが近いのかな…?
(-3) 2023/11/17(Fri) 06時半頃
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「んんっ♡みことくんっ、果てちゃう…っ♡ このままだとほんとにっ♡ ここだけで果てちゃ…んあああああっ!?」
胸も前側も、入り口近いとは言え中も全部刺激されてそこが全部気持ちの良い場所だから、私は焦らされつつも高まってしまってそんなことを口にしたのに。 不意に奥まで満たされる。ずりゅりゅりゅっ♡と、待ち侘びた全てを刺激されながら腰を叩きつけられると、内側に溜まっていた蜜が押し出されて辺りに飛び散った。ビクビクビクッと歓びに打ち震えながら私の視界がチカチカと明滅する。そのままゴツゴツと奥を叩かれれば、一気に果てた状態が継続してしまって。
(-4) 2023/11/17(Fri) 06時半頃
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「んにゃあっ♡あっ♡んんっ♡ んぐっ♡ふうっ♡あああんっ♡♡♡♡♡」
多分完全に目はハートを映し出してる。 果てたまま更にそれを続けられて、私の体は果てたままだ。果て続ける──って言葉が正しいのかわからないけど。
腰を固定されて揺らすことはできないから、その分脚先がピンと反ってお尻にきゅっと力が籠る。 手の行き場を見失って両手で胸を寄せながら、私は何度も何とも連続で小さな高みを迎えていた。 しかもその波は、少しずつ少しずつ高まっていて、痙攣の強さや声の高さは、更に激しくなっていった。**
(-5) 2023/11/17(Fri) 06時半頃
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──if・瑠璃川珊瑚の戦い──
大和くんの入った壺を抱えながら、私は病院の待合によく置いてある腰掛けに座って戦いに臨んでいた。 大和くんの戦いで、別の世界線?別の地球?が存在してして、そちらで戦うこともあるのだと知っている。 それをアウェイとハロは呼んだ。 七尾ちゃんの時はあちらにとってのアウェイだったから。場所のことなんて気にせずに思い切り勝負を挑んできたんだろう。 大和くんはアウェイでもなるべく被害が出ないようにしてくれたけど──私にあんな戦いかた、出来るだろうか。 でも、早く終わらせられればそれだけ早く大和くんと一緒になれる。 私が死んだら父さんには知らせずに一緒に埋めて欲しいとハロにお願いしていた。 父さんには──遺書を残しておいたから、それで察して欲しい。娘が巻き込まれていると知って、その裏に軍や政府も絡んでいると知って、世界を恨まないで欲しいから。 だからハロにも、私の名前は他で出さないで欲しいとは願ったけど…それは後に残された人々次第かもね。 私は待ち望んだその日を冷静に受け止めた。 一ヶ月近く経ってしまった。でも四十九日には間に合ったから、きっと隣にいけるよね。
(=0) 2023/11/17(Fri) 13時半頃
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私の戦場はアウェイ。 相対したロボットは完全に見た目が遠距離型の、大きな銃が車体に乗っているような見た目をしていたから私は体勢を低くさせながら近づいていく。 早く。早く終わらせたいんだ。 早く終わらせて次に繋いで、私は大和くんと一緒に眠りたいの。 でも、相手は微動だにしなかった。 そろりそろりと肉薄する。 その時──。
「っ!?」
軍のヘリだろうか。それが、私たちに肉薄する。ダダダダダダッ!と射撃音が鳴り響いて、私たちに攻撃されたのは理解できた。 だけど。
(=1) 2023/11/17(Fri) 13時半頃
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「…撃たれてる?」
跳躍して距離を取りよく見れば、相手のロボットも軍に攻撃を受けている。 勿論、これくらいの射撃では双方共にダメージは無いのだけど…。 それでも相手は沈黙している。 相手も敵だと認識されている? ぐっ、と喉元に迫り上がってくるものがあった。だけど、それはチャンスかもしれない。 私は軍の攻撃網を掻い潜り相手に急接近。 銃と車体を引き剥がし、その合間に隠されていたコアを見つけて──ぐしゃりと踏み潰した。 踏み潰した、けど。
(=2) 2023/11/17(Fri) 13時半頃
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「終わらない…???」
ドッドッドッ、と嫌な心臓の響き方。 死ぬと思ったのに。終わると思ったのに。
ハロ曰く──。
コクピットを壊すだけでは戦闘は終わらない。 パイロットを殺さなければ勝利認定されないんだと伝えられて。
(=3) 2023/11/17(Fri) 13時半頃
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「──パイロット? と言うことは同じ人間? 殺すの? 私の手で? そもそもどうやって探せば──!?」
ああ、大和くんの元に行くまではまだ遠い。 どうしてパイロットは逃げ出したのか。 軍と敵対していたらしい様子から見るに、世間からもバッシングされていたのかもしれない。 怖い。 ロボットは破壊したのに。 直接手を下さなくちゃいけない? こわい、こわい。 どれだけの人がいると言うの? こんなの、砂漠から一粒の砂を探せと言うような──。
怖い、嫌、やだ、助けて──!!!!
(=4) 2023/11/17(Fri) 13時半頃
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「ひぐっ、う、げほ…っ。」
私は椅子から降りて蹲る。 真っ青を通り越して真っ白になりながら、大和くんを抱きしめながらかからないようにだけは注意して、吐いた。 口の中が酸っぱ苦い。私はまだ、生きている。 怖い。いや。たくさんの人の恨みを買うの。 たくさんの命をこの手で摘み取るの。
「…大和くん…。」
めそ、と泣きながら震える手で大和くんを抱きしめる。 ハロは、早くどうにかしないと、とか言ってたかもしれない。けど。 応援の声があったかもしれないけど。
私はしばらく震えて動けないでいた。 コクピットを潰して終わりじゃない。 その戦い方に、畏れを抱いて。**
(=5) 2023/11/17(Fri) 13時半頃
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──数年後の私たち──
私は高校卒業後、理容師と美容師の資格を両方取るために専門学校に進学した。 でもその前に二人とも18になると入籍した。それは、早く早くと望んでいたことだったから。 >>0でも、命くんが大和姓に対する想いだとかご両親に対する懸念だとかあったなら、婿養子?と言う形を取ってもいたかもしれない。その辺りは命くんの判断にお任せだね。 ご両親には命くんをこの世に生み出してくれた感謝はあるけど、それだけだもの。大変な生活をしていたことは知っていたから、今から仲良くなれるとも思わなかったしね。
(28) 2023/11/17(Fri) 22時頃
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でも──そんな中、結婚はしていても式は挙げてなかったのは、自分たちの力で式をあげたかったからなんだけど。 まさかのお父さんからNOが出た。 まさかのゴーサインの方向で。 曰く『だってお前たち入籍もしていると言うことは子作りだって視野にあるだろう?それはNOと言うつもりはないが、娘の花嫁姿を見せたい!マタニティウエディングを否定するわけではないが出来れば妊娠する前の姿で見たい!』…だって。 確かに、若いからそれなりに頻度は高いと思うし…ピルを使うつもりはないけど、ゴムも100%で避妊出来るわけじゃない。 だから資金は出すからと父さんに言われたんだよね。 だから、資金は借りると言う形で結婚式を考え始めたんだけど。
(29) 2023/11/17(Fri) 22時頃
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ある新しい式場でモニターとして参加することになった。 写真とかはパンフとかに使われるらしいけど、その分いろんな費用が抑えられるの。 ぜひ、と誘われて、命くんが良ければそうさせてもらうつもり。 あと、そこでは同性婚も応援してるらしくてそのモニターの話もあったから、恵一くんと柊木くんたちにもその話を振っておいたよ。 写真の都合上、結婚式は時間をずらすけど、披露宴は同時にできるんじゃないかな?
なんてお誘いをかけてみたけどどうだったかな。 まあ披露宴は元々大人数ではしないつもりだけどね。**
(30) 2023/11/17(Fri) 22時頃
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「あ、あ、あ…嗚呼ああっ!? ひ、ぃん…っ♡ふぅ、んんっ…ああんっ♡♡♡」
体の奥側で果ててしまうと、もう何処もかしこも気持ちよくなり過ぎてしまう気がした。 胸の先を吸われてもお腹が疼いて、太く逞しいものを痙攣しながら締め付けてしまう。 お腹の奥底から突き上がってくる怖いくらいの心地よさに、自分の体が自分のものでなくなってしまったみたい。 制御できず、悦びに震えるばかり。 押し入られると吸い付き、引き抜かれるときは縋り付くように肉襞が絡まって、わずかな隙間も勿体無いとばかりにみっちりとしがみついていた。
(-9) 2023/11/17(Fri) 22時半頃
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「んんんっ♡奥、奥好きぃ…っ♡ ああっ??? あ、命くん…♡」
抱き上げられると命くんの腰を跨ぐような姿勢になった。 ちゅっちゅ、とキスを交わしながらしがみついて、奥をぐりぐり掻き回され肉壁を押しやられるとまた違った刺激が生まれて、止まらない。
「んん…、ちゅ、ぷぁっ、ァ、あんっ♡」
命くんが前後に動きにくいのは分かったから、私は私で命くんの肩に手を置いてなんとか上下に腰を揺する。 胸も揺れて、胸の先が胸板に掠めるとちょっと気持ちいい。あそこは…とっても気持ちよくて、はあっ、はあっ、と呼吸を荒くしながらも私の方からも攻めてみる。
(-10) 2023/11/17(Fri) 22時半頃
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「き、気持ち良い…?んんっ、ああんっ♡ 大好きぃ、大好き…もっと私で気持ちよく…あんっ♡」
でもどうしても私の方が出来上がってる気がしてしまう。 だって私のお腹の中にある命くんのが、私をいぢめ続けてるんだもの。 甘く甘く、熱く熱く。内側を攻められ続けたら、──どうしたって気持ち良いんだもの。**
(-11) 2023/11/17(Fri) 22時半頃
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──数年後の私たち──
「うん、私もマーメイドの素敵だなって…。 命くんもそう思ってくれたなら嬉しい!」
>>46実際、そう考えてたところで意見が一致したから破顔してしまう。 身体のラインがはっきり出てしまうのは少し恥ずかしいけど、それでも足の付け根の少し下からふわあっと広がるレースが少し透けて、本当に綺麗だったんだもの! 少しドレスの裾が長いけど、お母さんのヴェールもすごい長いからきっと合うと思うの。 それはぜひつけて欲しいって父さんにも言われていたからね。
でも、誰を誘うかについては少し考え所だった。
(64) 2023/11/18(Sat) 13時頃
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「命くんがお友達誘いたかったら良いのよ? 私も命くんが誘うなら何人か誘うし…。」
勿論、天文部のメンバーは誘う予定だし、専門学校の友人はどちらかと言えばプロの技を見たい人が多い。あと圧倒的に女子が多い。 ただ、恵一くんと柊木くんと一緒にやるから同性婚に否定的な人は誘わないけどね。 >>47さまざまな決め事の中で、勿論大和くんに友人がいないとは思わないけど、ほら、飲み会とかもお互いあまり参加しない気がして。 私は誘われても家事があるし、参加した時も早めに帰っちゃうから…だって早く帰って命くんに会いたい。命くんのご飯作らなきゃって。 飲み会に参加した時はお迎えに来てもらったり、お迎えに行ったりもしたかもね? まあ何が言いたいかと言えば、私のために友人関係狭くなってたりしないよね?ってこと。 もしまだ私が誰にも会えてないなら、これからもよろしくお願いします、とかもしたいもん。 あっ、私は無理してないよ!楽しんで学生生活してます!
(65) 2023/11/18(Sat) 13時頃
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そうして、迎えた晴れの日。 私はブループルメリアを使った白と青を基調としたブーケを手に、マーメイドラインのドレスを身に纏う。 髪の毛をアップにしてキラキラした宝飾品もつけて。けどいつも身につけていた黒檀の婚約指輪も今は外して、お母さんの長いヴェールを被る。 そうして父さんと並んでヴァージンロードへ。
父さん、もう涙ぐんでる。 私はドキドキしながら、父さんの腕に手を添えて長いその道を歩いていく。
大好きな、唯一の人のところへ。**
(66) 2023/11/18(Sat) 13時頃
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抱きしめあって、キスし合って。 この体勢は動きこそ激しくないけど、求め合っている感じがしてとても心が満たされる。 私からもキスできるし、全身が触れ合っていて…わたし、これ好きかも、なんて思っちゃう。 実際、私はこれが好きだった。 繋がりは少し浅くなる気もしたけど、夢中で命くんとキスを繰り返す。 舌先が絡まってはしたない音がするけれど、トロンと蕩け切った理性の前ではそんなこと関係なかった。 耳朶を喰まれて、また違った快感が淡く生まれて来る。 もう、どこもかしこも気持ちよくて──特に耳や首筋は、なんでこんなところが?と思うのに身体の芯に響いて来るの。
でも、命くんの言うことすごいわかる。 お互いだから気持ちいい。たぶん、命くん相手じゃなかったらこんなに気持ちよくない。想像もしたくないけど、命くんじゃなかったらこんなに乱れたりしないと思う。
(-16) 2023/11/19(Sun) 09時半頃
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「んんぅっ♡だって、奥の方が 沢山命くんを感じられるからぁ…っ♡」
浅いところも気持ち良いけど、たくさんたくさん命くんを感じられるのが大好き♡ それに子宮をノックされる感覚が、本当に奥底まで愛されてるって感じがして…事実気持ちも良いし、そんな所まで命くんに可愛がってもらえて精神的にも本当に満たされるんだもの。 抱きしめ合っているとその気持ちも強くなる。 だけど、今度はその体が離れていった。きょと…、と呼吸を整えながら見ていると、命くんは寝てしまって。その上に跨る私は自重でより深くまで貫かれる感覚に小さく体を振るわせる。
(-17) 2023/11/19(Sun) 09時半頃
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「んっ♡深い…すごく深いけど…ええっ!? あっ!? や、やあんっ!? ふあっ♡ やっ、きゃううっ♡♡♡」
ただその深さに身を震わせてる場合ではなかった。 言われて見下ろしてみると、ぎちぃっと太い物を咥え込んだ自分のあそこが垣間見えて、急に恥ずかしくなってしまったもの。 あっ、と両手で胸とそこを隠そうとしたのを見越されたのか恋人繋ぎになった手は離れなくて、下から突き上げられると淫猥な光景が広がっていく。 突き上げられて腰が浮かされ、命くんが腰を引いた瞬間に現れる黒光する熱杭が見えて、打ち込まれるとその度に蜜が散る。 子宮を直接揺さぶられて私はまだ緩やかなロデオなのにたまらず繋いだ手に力を込めた。 胸もぷるんぷるんと揺さぶられて、私はお尻に力を込めながら左右の腕で胸を寄せる姿勢になった。 だって、どこかに力を込めてないとあっという間に──。
(-18) 2023/11/19(Sun) 10時頃
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「んあうっ♡だめ、奥まできてりゅ…んんんっ♡♡♡ あっ♡あああああっ!!! んんんっ、ふああっ♡♡♡ も、ダメ……っ〜〜〜〜〜〜〜♡♡♡♡♡」
見られてると自覚した恥ずかしさも相待って、私はまた果ててしまう。 背筋をそらして何度も痙攣してしまうけど、もしかしたら命くんはまだ果ててなかったかもしれない。 焦らされた分、抑えが効かなくなってるのもあるけれど、──今のは羞恥も手伝っていたかも。
「ひうっ、んんっ…♡」
私、今以上にバカになったらどうしよ…♡ そんな事を思いながらも、全身性感帯みたいになってしまった私は甘い声を止められない。**
(-19) 2023/11/19(Sun) 10時頃
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──数年後の私たち──
『私はマーメイドラインのにしたよ! 私も綺麗だと思ったし 命くんも似合ってるって言ってくれたしね。
あ、もし康生くんがドレス着るなら プリンセスラインかAラインが似合うかなあって。 どうかなあ? それとも、タキシードドレス?とかにするの?』
>>70式の前、恵一くんから送られてきたメッセージにはそう答えた。 一緒に、ドレスを選んでいた時に命くんに撮ってもらったドレス写真も送る。 マーメイドドレスで身体のラインがよく出てるそれは、レースもたくさんでとても綺麗。 髪型とかはいつもの私だけど、ちょっとお澄まし顔で写ってた。 康生くんはどんなの切るんだろうなあ。 なんとなく、恵一くんがドレスじゃない気はしてるんだけど。
(110) 2023/11/19(Sun) 12時頃
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結婚式当日は、式の前にお互いに顔を合わせる機会があったから、その時に嬉し恥ずかし──だってとっても命くんカッコいいもん。 だから褒められたなら、私も命くんカッコいいよ、と小さくも素直に伝えていた。
ヴァージンロードを歩く。 父さんと一緒に、きっと母さんもそばにいる。 義理のお母さんはもう家族席にいて──知ってる人も知らない人も沢山チャペルに座っていた。 モニターだから、写真を撮るプロの人たちも多い。 ちょっと恥ずかしいけれど、一緒にヴァージンロードを歩いて、命くんのところにたどり着くと両親に守られていた私はそこで終わり。 私は、涙涙の倒産から手を離して微笑みを返し、そうしてから命くんの隣に向かっていく。
ステンドグラスからキラキラと光がこぼれ落ちる中、私たちの誓いが始まった。
(111) 2023/11/19(Sun) 12時頃
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「はい、誓います。」
>>74司祭の言葉に私も誓いを返す。 少し緊張するけれど微笑みを浮かべて。 互いに向かい合い、命くんがまず私の手を取って指輪をはめてくれた。 選んだ結婚指輪は星座や星をモチーフにした指輪ブランドのものが気に入って、その中でも南十字星をテーマにしたと言う指輪にした。 四角のダイヤをレールの様に並べたデザインは普段使いがしやすいらしいし、引っ掛かりがないからこれからの生活にも支障がなさそう。 それに人生の航海を迷わず進める様見守る南十字星というテーマに惹かれてしまった。 そんな指輪を左薬指にはめてもらい、今度は私の番。 命くんの手を取り、指輪を手にする。 ゆっくりと彼の左手薬指に嵌めて──少し視界がぼやけたのは、本当に嬉しかったから。
誓いのキスを。そう言われて、命くんを見つめる姿勢からそっと俯いて軽く膝を曲げる。 彼がヴェールをあげれば、普段とは違ってしっかりとメイクされた私の顔があって。
(112) 2023/11/19(Sun) 12時頃
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姿勢を正すと、私は命くんに微笑みかけてから瞼を下ろす。 少し顎を上げて、誓いの瞬間を待った。**
(113) 2023/11/19(Sun) 12時頃
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私の場所。それは、もし大和くんと結ばれた後だったら変わったに違いない。 自宅のソファ。若しくは、リビングのテーブルと椅子──なら椅子の方になるのかな? 大和くんと結ばれる前に選ばれたその腰掛けは、家でも使っているものだった。
それは、父さんの仕事を見にいった時に座る椅子だった。 それは、母さんの安否を心配しながら座っていた椅子だった。 それは、コトコト鍋を火にかけながら様子を見て、父さんを待つ椅子だった。
母さんが、座ってた椅子だった。 今でもこの椅子は、私の家のキッチンにある。 それを知るのは私の家に来た人だけ。
(=18) 2023/11/19(Sun) 16時半頃
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──if・瑠璃川珊瑚の戦い──
>>=8私が指名されたと伝えた時、恵一くんは泣いてくれたね。 でも、私は最後じゃなくてよかったと思ってたんだ。 だって。私は、最後に選ばれたら絶対に楽な道を選ぶから。 たぶん、戦いが始まる前に命を断つだろう。 ハロに手をかけないのは絶対に私と大和くんを同じ場所に眠らせてくれると思っているからで、それ以上でもそれ以下でもなかった。 いつまで経っても、私の中ではハロは私を巻き込んだ側──敵のままだったから。
「泣いてくれてありがとう。 でもね。 私、やっと大和くんと一緒にいられると思うと ちょっとホッとしてるんだ。
──今の私は大和くんが 1日でも長く生きてほしいと願ってくれたから それだけで、生きてるから…。」
(=19) 2023/11/19(Sun) 16時半頃
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そして、次の人にバトンを繋げるためだけに戦うのだ。 私がその選択肢を狭めてはいけないと考えている。 …だって私と違って、生きたいと願う人はいるでしょう? 私たちと同じ状況になってもなお。 だから、私は巻き込まれたみんなのためだけに戦うのだ。 生きて幸せに暮らしましたとさ、となる誰かさんの為には戦えなかった。
>>=14お葬式のことを思い出す。 誰かを呼んだわけではないけど、拒みもしなかったからパイロットメンバーは来ていたかもしれない。 ああ、でも、ハロには出てこないでとお願いしていた。 あくまでハロは私の敵。巻き込んで大和君を死に追いやり私やみんなの命も奪ってしまう側だから。 お葬式の間、私は泣き腫らした目で大和君の1番近くにいた。 数珠を握りしめて、涙はこぼさなかった。もう沢山たくさん涙を溢して、でも大和君は生き返るわけはなかったから。 祭壇に飾られたお花は少なくて──それでも、来てくれたみんなにお花を入れてもらう。 菊よりこっちが好きだと、白い百合を沢山用意してもらっていたから、大和君は白い百合に覆われていった。
(=20) 2023/11/19(Sun) 16時半頃
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白い百合に覆われた大和君の額に手を添える。 冷たくて、命を感じられなくて。その時、私は枯れ果てたと思っていたのにまた涙を流してしまった。 離れたくない。このままでいてほしい。それでも火葬を選んだのは、より長い時間を共にいようとしたなら肉体の保全が難しいと判断したからだった。 腐らせてしまうよりは、きちんとした手続きをして共に在りたい。本来なら親御さんに連絡をするところだろうけれど、さまざまな混乱の中でそれがうまくいかないらしい事は分かったから、父さんに頼んだのは完全な私のわがままだけど。 冷たい唇にキスをする。 そして納棺を見守って──。
「みんな、来てくれてありがとう。 ──大和君もきっと喜んでる。」
そうみんなに頭を下げて、私は火葬場へと父さんと二人で向かった。 二人でよかったと思う。何なら一人きりがよかった。 棺が運ばれてしまう。あれを何と呼ぶのかわからないままだけど、棺が、大和君が、向こう側に行ってしまって…。
(=21) 2023/11/19(Sun) 16時半頃
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