【見】 生徒会黒書 サガラ

― 1F・玄関前 ―

立見さん、ですね。
俺が検査とかでいない時は多分、こいつがいるんで、言ってください。

[言いつつ、示すのは傍らの弟。
院内に戻るのを見送ると、そっと猫を日陰に降ろして頭を撫でる]

もう、中に入ってくんなよ？
お前が保健所案件になったら、泣く人多いからな。

[言い聞かせる様にこう言うと、院内へ。
途中トイレに寄って手洗いと消毒を済ませ、部屋に戻った時には、麦茶はすっかり温くなっていた]

おう……冷やしなおすか。

[呟いて、冷蔵庫へ放り込み。
遅かったことを案ずる母には、ついでに猫構ってきた、と軽く告げて、ベッドに横になる。
さほど疲れているわけではないが、ふわり、と眠気が舞い込んできて、意識はそのまま、夢の世界へ。*]

(@80) tukineko 2024/07/20(Sat) 21時半頃