人狼議事

23 あの春の廃校だけが僕らの学校だった。


【独】 ラプター ニジノ

[恩師に、周囲に、口を揃えて言われていたことだ。
 「演技が真面目過ぎて、華やかさに欠ける」
 「恋の一つもすれば、情感たっぷりに滑れるようになる」
 恋にかまけて練習をサボれば、あっという間に技術は衰えるのに、芸術性のために恋をしろ、とは大いに矛盾している。
 フィギュアスケーターは、アスリートであると同時にアーティストで、アクターでもある。
 恋愛は芸の肥やし。演技幅が広がるとか、表現力が増すとか、仕種に艶が出るとか。
 足りない部分は別の何かで補えば良いと思うのに、そんなにも恋は人を、演技を変えるものだろうか?]

 ……これで、私の演技は
  変わる――良くなるのかな?

[確かめてみたい、と思う。
 この身体は無垢なまま、情交の痕の一つもなければ、"女"でもない。
 けれど心には、全て刻まれている、恋も悦びも知ってしまっている。

 『La Traviata』は恋を知る前の、
 愛を信じられないヴィオレッタの歌。
 なら次に滑るのは、『È strano Sempre libera』。
 恋を知ったヴィオレッタを、今なら演じられるだろうから。]

(-334) 2023/04/29(Sat) 20時半頃

← ↓ ■ □

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】
(0.093 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
あっぱれ、うっかりアイコン by 小由流
人狼議事キャラセット by りりんら
管理 sol・laななころび