[ 炭蔵の眸は前髪で隠されているが、 綿見の黒い双眸は貫くように向けられる。 でも、そうだなあ、 自己肯定感の高さは否定しないが 弱さを知っているかどうかは別だろう。 自分では気付けないことも多い。 でも、炭蔵は綿見が思うよりもずっと、 弱い自分を隠そうとしていると思う。 ……いや、そもそも、綿見が なぜぐちゃぐちゃにしたがるのか、 炭蔵はその心が読めてたのなら、 さぞかし疑問を抱くだろうが。 ]
(604) 2021/06/11(Fri) 22時半頃