─ラウンジから、救急車に─
普段通り、飲んでます……。
……免疫抑制剤、って言えば、大体察してくれる…から。
……はい。ありがとう、ございます。
[加賀先生の質問>>@86には、簡潔明瞭な答えを。宥めるような言葉に、康生は少し笑ってみせた。]
ああ。サンキュ。 ……命も、無理すんなよ。
[同級生の気遣いの言葉>>539には、そう返す。それから、バッグを持って来てくれた親友>>541>>542>>543に包みを託した。]
……バーカ。戻らないわけ、ないだろ。
俺は……こんくらい、慣れてるんだから、さ。
[そうしている内に、サイレンの音が近付いて来るだろう。救急隊員は、手際良く康生をストレッチャーへと移す。責任者でもある顧問が付き添ってくれる事になり、結果的に加賀先生が後を任される事となった。]
そんじゃ、またな。
[そのまま、ガラガラと康生は搬送されて行った。走り出した瞬間は五月蠅い程だった救急車の音も、いずれ皆の耳には届かなくなるのだろう。]
(548) 2023/08/14(Mon) 23時半頃