[先輩を見送った後、ぽつんと廊下に立っていた。カフェに行こうかな、とおもったところで着信。救護室らしいノリくんからだ。] もしもーし 仁科です[必死で忘れていたが、とても心細かったのを思い出したので、同級生の声に電話でも少しホッとする。] 救急箱探してくれてありがとう。 ・・・いらないみたいスから、うん 大丈夫[誰の怪我か尋ねられれば先輩の名を答えただろう。] あ、そうそう おにぎり 残しといてほしい[カフェ向かうね、と伝えて、2、3言葉を交わすなりしただろうか。持ってきてって言えばきっと優しいノリくんはきてくれたんだろうけど、私一人で使う用事もないのであった。すん。]
(415) 2023/07/28(Fri) 23時半頃