―展望台への道>>390>>391>>392―
[大和君は、話を聞くほどにどうしてそこまで、と思ってしまうほど自己評価が低く思えた。
私も人の事は言えないし自分を低く見積もりがちという自覚はあるけれど、
それでも得意分野だけなら自分がどこまでできるかという程を理解はしていると思う。
彼には、そういうものはあるのかな。私には、ほんの少しの会話では
そこまで大和君の内面に深くは入り込めなかったのだろう。当たり前の事かもしれない]
わかるよ。…それはね。
自分の居場所じゃない方がいい場所って言うのは…わからないけれど。
寂しいかもしれないけど…無くなったら無くなったで新しい場所が見つかるかもしれないし。
どこにも一か所も自分の場所がないなんてことは、きっと、さすがにないと思うな。
…そう思いたいよね。
[哲学的というにはちょっと他愛もない話だったかもしれないけれど。
そういう話をできる相手というのも意外といないもの。
そういう話をちょっとできただけでもよかったのかもしれない。私はそう思う*]
(414) 2023/08/12(Sat) 23時半頃