――柊木が搬送された日のこと――
[大和 命は電話があんまり好きではない。
掛かってくる電話は配達所からか借金の取り立ての奴らからだけだったからだ。
掛かってきても恣意的に無視することもあった。
>>103柊木が搬送された日、大和にとっては合宿所から乾の家の車に乗って帰った日の夜。
ハロにいろいろ尋ねて蕎麦を御馳走したかしてないかあんまり覚えてないままにいつものサイクルで寝る時間に眠くなって横になっていた時間だ。
そう、フリーという意味では20時までが限界だった。
大体その時間には大和は寝ていたからだ。
電話がかかってきたときも寝かけていたからガラケーが鳴るとのそのそと手を伸ばして端末を開いた]
…………ふぁい。
[あまりにも眠そうな声で、電話に出た。
あまりにも夢見心地で応答したことは半ば夢の中だったのだが**]
(395) 2023/08/16(Wed) 04時半頃