人狼議事

31 私を■したあなたたちへ


【人】 銀河ギャル キャンディ

「冗談でなく、ボクの世界の中心はるくあなんです。
彼女が死んでいたなら、ボクが生きている意味もない。

もしも本当にるくあが望んだら、犯人探しだって始末だって
ボクは喜んでやり遂げますよ。

ただ、あのホログラムは贋者だと思うから、そうしないだけで。」

 常人が聞けば狂人と、或いは恋の奴隷と捕らえられるのだろうか。淡々と告げる言葉に一片も嘘はない。卯木の顔色を窺い、舌で渇いた唇を湿して続ける。

「卯木さんは、彼女の……
  るくあのことをどれくらいご存知ですか?

ボクはそもそも、誰かが敵意や害意を持って、
るくあを『殺す』ことなんてできるのか、

それだって疑わしいと思っています。」

 ただ、その仮説が正しいなら、るくあの死は不本意や無念でなく、彼女が受け入れたことになってしまう。だからずっと、ぐるぐると思考の迷路を彷徨い続けていた。
 卯木がその推察の根拠を求めるなら、中学時代の思い出を掻い摘んで聞かせることになる。

(381) 2023/11/20(Mon) 22時頃

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