人狼議事

28 僕等(ぼくら)の


【人】 超心理学会 ヒイラギ

[転送されて来た康生の服装は、薄いブルーの入院着。左腕には点滴が刺さっており、その先に繋がった点滴台の支柱を掴んでいる。輸液ポンプもセットされてるタイプだから、少々物々しく見えるかも知れない。足元だけが、不自然にスニーカーだ。靴を除けば、明らかに「入院先からそのまま来ました」と言った風体に見えるだろう。それが、五日ぶりに皆の前に現れた康生の姿だった。]

もーちょい、元気ですって格好でみんなに会いたかったんだけどな〜。
点滴抜かないと着替えらんなくて。
……ま、俺だけのんびり寝てるってのも変な話だし、来ないって選択肢は無かったんだけどな。

[康生はぐるりと並ぶ六脚の椅子(と言っていいのかわからないが)を見渡し、点滴の入ってない右手を胸に当てた。眉を寄せ、何とも言えない表情を見せる。困惑、怪訝、不審──そう言ったものが、読み取れたかも知れない。そして、何処にでも在りそうな病院のベッドを指差し、口を開いた。]

……念の為に聞くけどさ。俺以外にこれだって人、居る?*

(348) 2023/08/16(Wed) 00時頃

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