人狼議事

28 僕等(ぼくら)の


【人】 超心理学会 ヒイラギ

─ベンチにて、恵一と─

[花火の光、風に流されてくる歓声。彼方側が青春の光であるとするなら、此方側には青春の闇が横たわっていた。康生は、今度は相槌を挟まずに話を聞き終えた。身体の関係を持ってしまった>>345と聞いた瞬間は息を呑んだが、それ以外に大きな反応は無かった。]

…………、……。

[……いや。無反応だった訳ではない。緊張か混乱か、それとも動揺か。常よりも鼓動が少しだけ強く早くなってはいた。まるでそれを宥めるか様に、胸元へ手が伸びる。いつもの、考え事をする時に近い仕草。 ……そうだ。想定していたよりは、酷い話じゃなかった。大人でも、回答に苦慮する様な内容ではあるけれども。合意の上での事ならば、罪に問われはしない。問われないが故の罪悪感はあるだろうが。]

[鼓動が少し治まると、康生は涙を流す彼へ、力強い瞳を向けた。胸から手を下ろし、同じ様にしっかりと掴む為の両腕が、彼の両肩へと伸びる。]

──確かに、断るべきだったかもしれない。
でも、さ。好きだったんだろ?
無いって思ってた可能性が、1%でもあるなら掴みたいって思うくらい、好きだったんだろ?
そんだけ人を好きになれるのって、凄いことだよ。

(348) 2023/08/12(Sat) 19時頃

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