─コックピットにて─
[康生は先程、間抜けな疑問を放った>>258訳だが。それは、ある意味尤も平常に近い反応だったと言えるだろう。昨夜の騒動では落ち着きを保っていた女子さえも、案内人の少年に対し声を荒げた後、疑念をぶつけている>>282>>283>>284。昨夜動揺していた後輩は、悲鳴に近い声を上げた>>302。親友は不信感を露わにし、過激な発言をしている>>313>>314>>315。へたり込んでいた少年が持ち直した様子>>298>>303>>304>>305>>319>>320なのが、まだ救いと言えるか。]
ちょ、ちょっとみんな落ち着こうぜ! な?
なんで、そんな険悪な感じなんだよ。
確かに心配したし、わけわかんないこといっぱいだけどさ。
ココペリが無事で、怪我もしてなくてよかったじゃん。だろ?
別に、俺らをここから帰さないーとか、そんなこと言ってないじゃん。
怒るとか疑うとかはさ、もうちょっと話聞いてからでもよくね?
叩き潰すなんて可哀想だろ。
こいつだって、俺らに危害加えるつもりは……ない、よな?
[康生の言い分は、良く言えば穏やかで、悪く言えば楽観的過ぎた。場の混乱を収める程の説得力は持たないだろう。例え、康生の疑問を謎の生き物が肯定したとしても。*]
(325) 2023/08/14(Mon) 09時頃