人狼議事

28 僕等(ぼくら)の


【人】 地道居士 エニシ

──余談>>@88──

[目が覚めるともう夕暮れも過ぎるくらいの時間になっていた。家で会う事もたびたびあるけど、やたら寝落ちてしまう。いや、これは夏水がよく寝るせいだ。と責任転嫁して、まだ眠っている、🐹みたいな柔らかそうな頬をつんつん突いた。
起きたなら、そろそろ帰る時間だよ、と伝えて。

外に出ると、紫色の、夕闇のような空にぽつぽつと星が瞬き始めていた。
すっかり星に詳しくなってしまったので、金星だね、とか、そろそろ獅子座が見えるな、とか雑談しつつ。薄いコートのポケットの中で繋ぐ手。

駅前近くに来て、別れが惜しくなるのか二人共だんだん足取りが遅くなっていく。
僕は立ち止まって、握った手の力を強めた。夏水がこちらを振り向く。後ろ髪を撫でながら、そのまま引き寄せて、触れるか触れないかくらいで唇を重ねた。すぐに離れるけど、至近距離で呟く。]

 ……好きだよ、夏水。

[照れずに言えるようになるまでは結構時間がかかったけど。生きていれば人は、こんな風に変わっていくのだなと身を持って知る。
そうして、また明日ね。と頭を撫でると、歩き始めて駅に向かった。]**

(323) steel 2023/08/30(Wed) 23時半頃

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