─教授をはげます会─
[それを思い至ったのは、回谷の葬儀の後でした。
西門教授の姿は絶対にあると思っていたのになかったのです。>>#3
どうしたのかしら、と不思議に思いながら教授と顔を合わせた時に思わず言葉に詰まりました。
あれは事故でしょう。しかも、地震という名の、予測し難い出来事と重なってのもの。
教授に非があるとは思えず、本当に不幸な出来事だった、誰も悪くなかったと言えるはずなのです。
それなのに"参列を断られてしまった"と言う教授は疲れ切っていました。
だからお参りの時には私もお供しますよ、と教授を励まし実際にお参りの時にはお供させてもらうでしょう。
死者が出たということで何だかんだと言う者は確かに居て>>#4それでも教授は胸を痛めていたようでした。
けれど、言葉を詰まらせたのはそれだけではありません。]
(290) nasca 2023/08/08(Tue) 16時頃