[7人のうちの一人。
元は、10人のうちの一人か。
でも、そう思うからきっと、生に対してネガティブになってしまうのだ。]
これが最後かもしれないって思ったら
描かなきゃ 後悔しそうスからね
[これから死ぬ人間が決まるのではなく、“もう決まっていること”だ。
誰かが帰るから誰かが死ぬのではない。
そう認識をすれば、誰が帰っても帰らなくても、その運命は変わらない。
骨谷先輩が帰るから、誰かが死ぬわけではない。
だから、仁科は笑ってよかったと言えるのだろう。]
本当に、ありがとうございます。
[深く、礼をしてスケッチブックを抱きしめる。
自分が運命の一人であったときのために、用意された夢を利用する。
そう、先に死んだ時のこと考えてしまったがために、仁科の想定にはまだ自分が帰れるときのことが足りていない。
先輩の生還宣告の際の戸惑いが、まだ想像できないかもしれない**]
(261) 2023/07/30(Sun) 15時頃