─最終日の朝 食堂─
[普段は朝から割とテンションの高い康生だが、この日は少しだけ大人しく思えた…かも知れない。疲れが溜まっていたり、眠れなかったりした学生も多いだろうから、大して目立ちはしないか、或いは、相対的に元気に思われていた可能性もある。]
結局、ココペリとは連絡取れてないのか……。
無事だといいんだけど。
[康生は昨夜席を外していたから、案内役の少年からは既読しか付かないだとか、小屋が無くなっていた等の情報の殆どは、このミーティングで得たものだ。]
既読は付いてるなら、スマホの故障でもなさそうだよな……。
[──外から大きな音>>#1がしたのは、そんな事を呟いたタイミングだったろうか。]
わっ!? 地震……じゃないな!?
何だよ、あれ……!
[窓の外に、巨大な何者かの脚だけが見えた。これだけでは、何が何だか判らない。判らないが…………現実離れした光景に、レヴァンゲリオンの1シーンを思い出していた。夢でも見ているのだろうか? ある意味ずっと、夢の中に居るのかも知れないが。]
(256) 2023/08/14(Mon) 02時頃