─花火─
[視線>>211に気付いたのだろう。上げた視界には大和命の姿があった。]
あ、命! ちょうどよかった〜!
これどこに火ぃ点けたらいいか、教えてくんねぇ?
去年確かに見たんだけどさ、上がった瞬間の凄さしか思い出せなくって。
凄かったんだぜ、ヒューってなって飛んでくの!
[確か連絡先を聞こうとしていたのだが、合宿で見掛ける度にこんな感じでその場の用件を優先させてしまう為、最終日なのに実は未だに聞き出せていない。正確に言えば、入部したての頃に一度聞いている筈>>148なのだが。全然繋がらない物だから、もう既に変わったものと康生は考えている。]
[恐らくは、二人とも花火に詳しくない為に、暫くそうしていたのだろう。更にもう一人近付いて来た>>212。]
あ、天道はわかるか!? これの点火するとこ!
確かにイケそうかも! 天道って天才?
よし、じゃあ早速やってみようぜ!
[何と言う事だろうか。この場の誰一人として、どうしてロケット花火に導火線があるのかを理解してないらしい。三人寄れば文殊の知恵と言ったのは誰だったか。三人寄っても、無知は無知のままだった。このままでは、とんでもない事になってしまうのではないか?*]
(213) 2023/08/12(Sat) 01時半頃