─花火開始─
[スポドリ片手に注意を聞いていたら、名前が挙がって>>169視線がそちらへと向いた。自然、足はそちらへと向かう。]
も〜、なんで名指ししちゃうんだよ〜!
いや俺だって、俺の事だって分かってたけどさぁ!
七尾とか、部員以外は知らないんだから黙っててくれたっていいんじゃんケイ〜!
俺がアホな事したって、下級生にも語り継がれちゃうやつじゃんこのパターン!
カガセン、なんも言ってなかったのにぃ〜……自業自得だしいいけどさぁ。
[本気の抗議ではなく、冗談の類だ。その証拠に、嘆き方はやけに大げさだ。場の雰囲気を和ませる為でもあり、自らが反面教師になる事で二の轍を踏む者が出ない様にという気遣いも、僅かにあるのかも知れない。早々出ないだろうが。]
[ともあれ、傍に居ようと思ったのは康生の方もだろう。踵を返したなら、懐いた犬の様に後をついて行った。*]
(174) 2023/08/11(Fri) 23時頃